ウワサを検証!ひな人形をしまうのが遅いと、晩婚になるってホント?

ウワサを検証!ひな人形をしまうのが遅いと、晩婚になるってホント?

3月3日はひなまつり。美しい雛人形や桃の花を飾るなど、女性ならときめくイベントですよね。

さて、みなさんは「雛人形をしまうのが遅いと婚期が遅くなる」という言い伝えを聞いたことがありますか?

実は私が結婚した年齢は35歳。毎年雛人形をしまうのが4月半ば頃と遅かったので、「この言い伝えが原因で晩婚だったのでは?」と怪しんでいるうちの1人です。

そんなわけでこのウワサを検証すべく、30歳以上の女性330名を対象に雛人形についてのアンケートを実施しました。

婚姻歴あり・なしで、雛人形を片付ける時期に若干の違いはある

婚姻歴がある女性と、ない女性では、雛人形を片付ける時期に違いがあったのでしょうか。そのアンケート結果がこちらです。

「いつ頃ひな人形をしまいましたか?」のアンケート結果

  • 早くしまった人の割合=婚姻歴あり女性の方が、婚姻歴なし女性より約8%高い
  • 遅くしまった人の割合=婚姻歴なし女性の方が、婚姻歴あり女性より約1.25%多い

8%や1.25%というのは、誤差とも言える範囲の数値ですが、言い伝え通りの結果となりました。これは興味深いですね。やはり言い伝えは本当なのでしょうか。

さらに検証してみました。

「婚期」の言い伝えはポピュラーで、大人も子供も気にしている

この言い伝えを知る人が少なければ、そもそもこの検証には何の意味もありません。

そこで、まずは言い伝えの知名度を調べてみました。結果はこちらです。

「ひな人形を片付けるのが遅いとお嫁に行くのが遅れるという言い伝えを知っていますか?」のアンケート結果

なんと、97%以上の女性がこの言い伝えを知っていました。

やはり日本人には馴染みの深い言い伝えなのですね、認知度の高い言い伝えですが、知るきっかけは何だったのでしょうか。

「言い伝えを周りの大人から聞かされていましたか?」というアンケート結果

言い伝えを知るきっかけについては、87%以上の女性が「周りの大人から聞かされていた」と回答しました。

さらにこんな質問も投げかけてみました。

「言い伝えに従っていましたか?」というアンケート結果

結果、「言い伝えを聞いて従っていた」人は約61%。つまり半数以上の女性が言い伝えに従っていたということです。愛娘の将来を案ずる親ならば、つい口うるさく言って、言い伝えを守らせた方も多かったでしょう。

ウワサや迷信だろうと思いつつも「婚期」に関する内容だけに無視できない。そういった親と娘の心情が読み取れますね。

言われた側の娘たちも約6割の人が言い伝えに従っていたということなので、やはり少なからず将来の婚期を気にしていたのかも知れません。

それでは、言い伝えを伝えられていた「娘たち」が実際に大人になってからは、一体どう感じているのでしょうか。

言い伝えは迷信だと分かっていながら、否定しきれない女性も多い

次は「言い伝えを信じるか」について尋ねてみました。

「ひな人形を片付けるのが遅いとお嫁に行き遅れるという言い伝えは本当だと思いますか?」というアンケート結果

「なんとも言えない」と答えた人が約46%で、「いいえ」とほぼ同率でした。これはちょっと驚きですね。

もう1つ、35歳以上で結婚経験のない女性へのアンケート結果もみてみましょう。

「自分が晩婚なのはひな人形をしまうのが遅かったせいだと心のどこかで思っていますか?」というアンケート結果

「いいえ」が約78%で、「なんとも言えない」が約15%です。

「はい」と肯定した人こそ約7%と少ないですが、およそ5人に1人が「はい」または「なんとも言えない」と回答し、言い伝えを否定しきれないと考えていることが分かります。

言い伝え通りになっている現状を考えると、否定することもできないといった心情なのでしょう。私自身も同じ状況でしたのでよく分かります。

それにしてもなぜ、このように言い伝えられるようになったのでしょうか?

「雛人形をしまうのが遅いと晩婚になる」という言い伝えの背景には3つの説がある

「雛人形を遅くしまうと晩婚になる」という言い伝えの背景

この言い伝えの背景には主として、次の3つの説があるようです。

背景1:しつけ説

「行事が終わった後も出しっ放しで片付けもできないようでは、立派な女性になれない。またそんな女性は、お嫁に行けなくなりますよ。」という教育的視点が通説になったものです。

一般に1番よく知られているのが、このしつけ説。きちんとしつけられた女性になり、早く「片付く」(結婚できる)ように、との意味もあるようです。

背景2:厄払い説

現在でも地域によっては、一風変わった雛祭りの風習を行なっているところがあります。その風習とは、藁や紙でできた雛人形で子どもの身体をなでて厄や災いを移し、それを海や川に流して清め厄払いするというものです。

これは、雛人形が子どもの厄を引き受けてくれるという考えがもとになっています。

せっかく厄を雛人形に移しても、身近に置いていては子供に戻ってきてしまいます。”早くしまって厄を遠ざけなければ厄が戻ってしまう=結婚できない”ということから言い伝えられるようになったというのが厄払い説です。

背景3:結婚象徴説

雛人形はお内裏様とお雛様の婚礼をあらわしています。そこから、雛人形を飾る時期を女の子の結婚時期になぞらえられたようです。

早くから出せば「早く嫁に出す」、早く片付ければ「早く片付く(嫁に行く)」ということですね。

言い伝えの背景には、科学的根拠や裏付けは一切ない!

今回言い伝えについて調べてみて、「雛人形を遅くしまう=婚期が遅くなる」といった点においては、何ら科学的・統計的根拠はないということがわかりました。

つまりこの言い伝えは迷信である可能性が高く、雛人形をしまう時期が遅れたところで必ずしも晩婚になるとは限らないということです。

「婚期が遅くなる」は迷信!だけどそうとも言い切れない部分もある

「ひな人形をしまうのが遅いと婚期が遅くなる」は迷信!だけどそう言い切れない!?

「雛人形をしまうのが遅いと婚期が遅くなる」は迷信である。

これは紛れもない事実でしょう。ですから子ども時代に雛人形を片付けるのが遅かった女性も、いたずらに不安になることはありません。

一方で、微差ながらも言い伝え通りのアンケート結果が出たことも無視はできません。晩婚を避けたい女性は、雛人形を早めにしまった方が気持ちもすっきりするのではないでしょうか。

ただの迷信でもこれだけ広く知られており、言い伝えに従う人も多いというのは、私のような実例も多くあり、一定の真実が含まれているからだと考えられます。それがアンケート結果に現れたのかもしれません。

この言い伝えが説く、「きちんと片付けのできる女性」「厄を引き受けてくれる人形への感謝を表せる女性」「当たり前のことがきちんとできる女性」は誰の目から見ても魅力的です。

これらは恋活や婚活の上でもアピールしやすい魅力なので、ぜひ身近なひなまつりから実践していきたいですね。

ひなまつりは、女の子の健やかな成長と幸せを願う素敵なイベントです。楽しみながら女子力アップを図れたら嬉しいですよね。

【アンケート調査概要】

有効回答数:計330名
調査方法:インターネットアンケート
アンケート母数:計330名
実施日または時期:2020年02月21日~2020年02月25日
調査会社:株式会社ネクストレベル