大磯町の”映え”スポットを巡る!歴史と自然を満喫するデート|神奈川県

相模湾や高麗山など豊かな自然に恵まれた大磯町は、映えるスポットがたくさん!歴史を感じる史跡も多数あるので、粋で知的な大人のデートが楽しめるでしょう。また、美しい海景を楽しめるカフェやレストランなど、グルメスポットも多数あり、お腹も心も満たされる時間が過ごせます。

今回は大磯町のおすすめデートプランを、周辺のグルメも押さえつつ作成しました。ぜひ参考にしてくださいね。

自然と歴史的文化の魅力に触れられるまち、大磯町

明治記念大磯邸園

人口31,000人ほどの大磯町は、自然や歴史・文化といった様々な要素が豊富に盛り込まれたまちです。首都圏からのアクセスも良好なので、行楽シーズンの春秋には町歩きやハイキングの訪問客で賑わいを見せてます。

主要駅から徒歩10分の近距離に海水浴場や漁港があり、海岸線からは富士山を始めとした眺望が楽しめるのが特徴。夏になると多くの海水浴客が訪れます。

大磯の海水浴場の様子
▲大磯の夏の風物詩、海水浴には大勢の人たちが訪れる

大磯町北側には「湘南平」の名称で有名な丘陵があります。湘南平の磯町から頂上へと登るルートは、低山登山のハイキングコースとして人気です。

また大磯町は、歴史や文化を感じさせる史跡が多数あるのも魅力。奈良時代には高麗人の渡来、鎌倉時代には曽我物語の舞台となったほか、江戸時代は宿場町として栄えました。明治以降は伊藤博文を始め8人の首相が居を構えた地として邸園・邸宅が残っています。大磯町は、時代をこえて歴史や文化が受け継がれているまち、というわけです。

そんな大磯町の魅力を堪能できるデートプランをさっそくご紹介しましょう!

大磯町の映えスポット巡りおすすめルート

今回は、大磯の史跡をじっくり見学するルートと、湘南平を目指すハイキングルートの2種類をご紹介します。

2種類ともJR大磯駅を起点に徒歩で巡るプランです。ルートは観光案内所で説明してもらえるので、車を持っていない方でも楽しめます。爽やかな海風を浴びながら、大磯の魅力をじっくり堪能できますよ。

どちらのルートも大磯の映えスポット、結蛸(むすびだこ)とデザイン灯台を訪れ、最後にカフェ「OISO CONNECT(おおいそ こねくと)」で締めくくります。

大磯の史跡をじっくり見学するルート

史跡をじっくり見学するルートは歩行のみで1時間30分弱、見学を含めると最低4時間かかります。

こちらのマップでは、大磯城山公園〜結蛸まで太平洋岸自転車道(小磯幼稚園入口を右折)経由となっていますが、国道1号線経由でも行くことが可能です。(照ヶ崎海岸入口交差点を右折)

JR大磯駅に到着したら、まずは大磯駅前の観光案内所で「願イフダ」を買い、旧島崎藤村邸を目指しましょう。町屋園とも呼ばれる旧島崎藤村邸は素朴な平屋作りですが、隅々までこだわりが感じられる、心温まる邸宅です。

旧島崎藤村邸を後にしたら、明治記念大磯邸園へ。敷地内では明治大正時代の政治家たちの別荘や日本庭園が見学できます。

昼食は、明治記念大磯邸園の国道上り車線側にある「そば処松濤庵(しょうとうあん)」がおすすめです。松並木を眺めながら美味しいおそばを堪能してください。

お腹が満たされたら、大磯城山公園へ向かいます。大磯城山公園内には、戦後に内閣総理大臣を務めた吉田茂が暮らした邸宅「旧吉田茂邸」があるので、建物と美しい庭園を見ながら散策しましょう。園内では日本情緒豊かな茶室やサンフランシスコの方角へと顔を向けた吉田茂像も見学できます。

また、大磯城山公園には展望台があり、関東富士見百景にも剪定された、富士山の美しい眺望が楽しめるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

デートの締めくくりは、結蛸のモニュメントへ。観光案内所で購入した願イフダにふたりの願い事を書き、モニュメントに結び付けたら記念写真を撮りましょう。その後は大磯のランドマーク的存在、デザイン灯台までぶらりと散策するといいと思います。

大磯港賑わい交流施設「OISO CONNECT」2Fのカフェへ移動して、大磯の海を眺めながらお店自慢のパンケーキを食べ、この日の思い出話に花を咲かせるのもおすすめです。

湘南平を目指すハイキングルート

湘南平を目指すハイキングルートは5時間が目安です。ルートは大磯駅前の観光案内所で聞くと詳しく教えてもらえるので、「願イフダ」を購入しつつ、ルートを伺ってみてください。

そして、「願イフダ」を購入したら高来神社を目指します。社殿にお参りしたら、晴れやかな気分になれるはず。

その後は湘南平(高麗山)まで自然豊かな参道をハイキング気分で登り、海と山の雄大な展望を楽しみましょう。湘南平には「愛の南京錠」発祥の地ともいわれ、展望スペースには南京錠をつけるモニュメント「ainowa(あいのわ)」があります。

続いては、楊谷寺谷戸横穴群へ。古墳時代後期に構築されたとされる横穴古墳で、歴史好きの人には最高のスポットです。

ランチは、大磯駅近くの大磯迎賓舘がおすすめですよ。大磯迎賓舘は日本最古のツーバイフォー建築で建てられた建物で、現在はイタリアン料理のレストランとして営業しています。

お昼を食べたら、映えスポットの結蛸やデザイン灯台に立ち寄って散策、締めくくりに大磯港賑わい交流施設「OISO CONNECT」2Fのカフェで、パンケーキをいただきましょう。

おすすめ“映え”スポット「Love&Bond(愛と絆)のモニュメント~結蛸~」

大磯町の映えスポット「結蛸」の写真

大磯でのデートで訪れたい映えスポットが、令和5年11月に設置されたモニュメント「結蛸」。正式名称は「Love&Bond(愛と絆)のモニュメント~結蛸~」です。大磯の漁師が海中から光を放っているタコを見つけて引き上げると、タコは千手観音像に変身した、という伝説をヒントに東京藝術大学の学生がデザインしました。

大磯町の映えスポットを巡るルートの地図

蛸の吸盤はくっついたら離れないことから、「恋人や家族との愛や絆を結ぶ」という意味で「結蛸」と名付けられたこのモニュメントは、色は神社の鳥居を彷彿とさせる朱色です。

また、蛸の吸盤に見立てた木札「願イフダ」(大磯町観光案内所にて販売 500円)に、願いや想いを書いてモニュメントに結びつけることができるのも人気の秘密。カップルはふたりの願いや想いを書いて、モニュメントに残して記念撮影をしてみましょう。

願イフダの写真
▲願イフダに願いや思いを記して、モニュメントに結ぶと一生の思い出に

願イフダが結びつけられた結蛸の写真
▲願イフダが結びつけられることで、モニュメントが完成するのも面白い

願イフダは、環境に配慮して大磯の間伐材を使用して作られています。結びつけられた願イフダは、大磯の伝統行事「大磯の左義長」でお焚き上げをされるそう。結蛸のプロジェクトはテレビでも特集されるほど、大磯を代表するスポットです。

大磯の伝統行事「大磯の左義長」のお焚き上げの写真
▲「大磯の左義長」のお焚き上げで恋人たちの願いは天へと昇っていく

男性スタッフのアイコン
竹内さん

季節や時間帯によってモニュメントの影がハート型になる時間があります。想いを伝えたい相手と一緒に見ると何かご縁があるかもしれません。秋は午前8時から10時頃がチャンスです。

結蛸のモニュメントの影がハートの形になっている写真

結蛸周辺の観光スポット

結蛸周辺を中心に大磯を散策したい!という場合は、以下の観光スポットも候補に入れてみてください。

こゆるぎ海岸は絶景が魅力

美しいこゆるぎ海岸の写真

結蛸の近くにある照ヶ崎海岸へと続く階段を進むと、目の前に広がるのが照ヶ崎の岩場とこゆるぎ海岸。晴れた日には富士山や箱根連山、伊豆半島、伊豆大島などの絶景を楽しめます。こゆるぎ海岸をのんびり二人で歩くのもおすすめです。

OISO CONNECTではグルメと買い物が楽しめる

OISO CONNECTの外観の写真

大磯港の「みなとオアシス」エリアにあるのが、令和3年に開業した大磯港賑わい交流施設「OISO CONNECT」。1Fでは地場産品の買い物、2Fはカフェが楽しめます。カフェからは、照ヶ崎海岸平塚、茅ヶ崎の海岸線や江ノ島、三浦半島、房総半島を一望できますよ。

公式サイト:OISO CONNECT 

Love&Bond(愛と絆)のモニュメント~結蛸~の基本情報

住所 〒255-0003
神奈川県中郡大磯町大磯1398
電話番号 大磯町役場 0463-61-4100(内線:334)
願イフダ販売所:大磯町観光案内所 0463-61-3300
最寄り駅
アクセス
JR東海道線大磯駅より徒歩10分
営業時間 願イフダ販売所:大磯町観光案内所(JR東海道線:大磯駅近く)
営業時間 9:00~17:00 
定休日 12/29~1/3
公式サイト https://www.town.oiso.kanagawa.jp/isotabi/meguru/pagedate/19820.html

食べる“映え”スポット1「そば処松濤庵」

松濤庵の外観の写真
▲歴史を感じさせる松濤庵の外観

映えスポットに続いて、大磯町自慢のグルメスポットを紹介します。

東海道松並木にあるそばの老舗「そば処松濤庵(しょうとうあん)」は、北海道産の蕎麦の実をそのまま挽いた蕎麦と、更科の手打ち蕎麦が味わえるお店です。座る席によっては松並木の風景を見ながら食事を楽しむことができますよ。

店内には多くの著名人のサインが飾られているので、それらをじっくり眺めるのもおすすめです。

さくさくの天ぷらとのハーモニーが楽しめる「天ざるせいろ」がイチ押し

松濤庵の天ざるせいろの写真
▲四角に着られた海苔が特徴的な松濤庵のお蕎麦

お店の人気メニューは「天ざるせいろ」。さくさくの天ぷらとのどごしの良いお蕎麦のハーモニーが最高の一品です。

松濤庵の天丼せいろの写真
▲ボリューミーな天丼せいろも人気

がっつり食べたい人には、天丼せいろがおすすめですよ。美味しいお蕎麦と天丼で、お腹も心も大満足です。

松濤庵の基本情報

住所 〒255-0004
神奈川県中郡大磯町東小磯305-7
電話番号 0463-61-4740
最寄り駅
アクセス
JR東海道線大磯駅より徒歩15分
営業時間 11:00~20:00
定休日  木曜日・第3水曜日

食べる“映え”スポット2「大磯迎賓舘」

大磯迎賓舘の外観写真
▲日本最古のツーバイフォー建築、大磯迎賓舘

洋風ランチを楽しみたい方は、「大磯迎賓舘」に足を運んでみてはいかがでしょうか。大磯迎賓舘は、1912年に貿易商の別荘として建築された洋館で、国登録有形文化財にも登録されています。

大磯迎賓舘は本格イタリアンとピッツァを楽しめるレストランですが、大切なゲストを招いて過ごす「迎賓舘ウェディング」の会場としても広く利用されています。

海に面した左右対称の三角屋根は、ヨーロッパの趣を感じられますね。

ブライダル会場として使用されている大磯迎賓舘の内観
▲歴史ある建物はブライダル会場としても人気

メインを魚料理・豚肉料理から選べる「スペシャルランチ」がおすすめ

大磯迎賓館のスペシャルランチの写真
▲旬の野菜が楽しめるスペシャルランチが人気(写真はイメージです)

大磯迎賓舘でおすすめなのが、メインを魚料理・豚肉料理から選べる「スペシャルランチ」。前菜では、自家製ハムや新鮮野菜のサラダが楽しめます。スペシャルランチはデザートとカフェもセットになっている、充実のセットメニューです。

そのほかにも、ピッツァランチやパスタランチがあります。

大磯迎賓舘の基本情報

住所 〒255-0003
神奈川県中郡大磯町大磯1007
電話番号 050-3385-0013
最寄り駅
アクセス
JR東海道線大磯駅徒歩1分
営業時間 Lunch : 11:30~14:00(L.O)
Dinner : 17:30~20:00(L.O)
定休日 水曜日
公式サイト https://www.oisogeihinkan.com/

食べる“映え”スポット3「大磯港賑わい交流施設『OISO CONNECT CAFE』」

OISO CONNECT CAFEのウッドデッキ席
▲海を眺めながらカフェが楽しめるウッドデッキ席は開放感抜群!

大磯の自然を感じながらランチやカフェが楽しみたいなら、大磯港賑わい交流施設2Fにある「OISO CONNECT CAFE」がおすすめ!席は、海を見渡すことができる店内席とウッドデッキ席の2種類です。潮風が心地よい晴れた日は、どこで撮影してもSNS映えします。パスタ、ステーキ、カレー、ハンバーガーなど、メニューが豊富なのも魅力です。

見た目が華やかなパンケーキが人気!

OISO CONNECT CAFEのパンケーキの写真
▲季節のフルーツがふんだんに使われたパンケーキは一番人気

おすすめのメニューはパンケーキ。季節のフルーツが鮮やかに彩られている映えメニューです。

OISO CONNECT CAFEで楽しめる料理の写真
▲ランチからカフェまで幅広く利用できる

パンケーキ以外にもパスタ、ステーキ、カレー、ハンバーガーなどさまざまなメニューが楽しめます。美しい海景を眺めながら大磯グルメに舌鼓を打てば、最高のデートが楽しめます。

大磯港賑わい交流施設「OISO CONNECT CAFE」の基本情報

住所 〒255-0003
神奈川県中郡大磯町大磯1398-6
電話番号 050-5385-1673
最寄り駅
アクセス
JR東海道線大磯駅徒歩10分
営業時間 9:00~18:00
定休日 全日営業
公式サイト https://oisoconnectcafe.com/

取材協力:大磯観光協会(http://www.oiso-kankou.or.jp/