285人に聞いた!入籍日の決め方ランキング&みんなのエピソード大公開!

入籍日は、これから夫婦となるカップルにとって、一生心に残る特別な日です。しかし、「いつ入籍するのがベスト?」「みんなはどうやって入籍日を決めているの?」など、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

縁結び大学はそんな疑問にお答えするため、20〜55歳の既婚男女285名に「入籍日の決め方」に関する調査を実施しました。

本記事では、調査結果に基づいた入籍日の決め方ランキングと、入籍日にまつわるリアルなエピソードを紹介します。

入籍日の決め方ランキング!トップは六輝で縁起の良い日

入籍日をその日にした理由は?

「入籍日をその日に決めた理由は?」という質問への回答で、最も多かったのは「六輝の縁起の良い日(14.7%)」でした。六輝は古くから伝わる暦の一つで、それぞれの日に吉凶が示されています。特に大安は、「大いに安し」と解釈され、すべてがスムーズに進むとされる吉日として知られています。

入籍や結婚は人生の新たなスタートとなるため、ふさわしい日と捉える人が多いようです。また、友人や家族からも祝福されやすいのもポイントかもしれません。

その他にも、二人の関係が始まった記念すべき「付き合い始めた日(14.0%)」や、「どちらかの誕生日(10.9%)」など、覚えやすく、ふたりにとって特別な意味を持つ日が入籍日として選ばれることが多いことがわかりました。

入籍した日がわかりやすければ、将来的にもふたりの絆を深める効果も期待できそうですね!

型にはまらない入籍日アイデア集

ポイントのイメージ

「その他」の理由で入籍日を決めた人に、その理由を聞いてみました。

【提出できる最短の日に】

早く結婚したかったので、親に結婚の挨拶をした日にしました。日にちに特別な理由はなく、たまたまその日になりました。(埼玉県/26歳女性)
授かり婚で、仕事の都合上その日しか婚姻届の提出に行けなかったから。今思えば妻に相談もせず自分の都合で決めてしまい、申し訳なく思っています。(埼玉県/34歳男性)
ふたりで婚姻届を出しに行ける最短の日だったから。せっかくなので、ふたりで提出したかったため。(島根県/36歳女性)

【手続きの都合で】

パートナーが7月末付けで仕事を退職するので、役所関係や退職後の手続きがスムーズに行えるようにということで、翌日の8月1日にしました。(長崎県/34歳男性)
勤務先で結婚祝いの受け取り申請を、結婚の1ヶ月前までにする必要があったから。1月11日に申請したので、ちょうど1ヶ月後に届けを出しました。(大阪府/34歳女性)

【新しい記念日を作りたくて】

既にある記念日ではなく新しい記念日を作るのも良いと考え、同居を始めた最初の日曜日に決めました。(兵庫県/35歳男性)
自分と妻の誕生日の間がちょうど8ヶ月空いているので、自分の誕生日の4ヶ月後を入籍日にし、特別な日が4ヶ月おきに来るようにしました。(愛知県/31歳男性)

【語呂合わせや意味のある数字にちなんで】

付き合った記念日が2月9日だったので、その逆の9月2日にしてみました。(神奈川県/35歳女性)
夫が好きな野球選手の背番号が55だったので、5月5日になりました。(兵庫県/40歳女性)
名字が「ごとう」なので、5月10日にしました。(兵庫県/38歳女性)

手続きや最短の日などスケジュールの都合で決めた人もいれば、語呂合わせや新しい記念日などインスピレーションで決めた人もいて、入籍日の決め方にもカップルの個性が表れていますね。

既婚者の人たちに入籍日の決め方を聞くと、入籍日はふたりらしい発想で決めて良いのだと勇気づけられます。自分たちで考えて決めたこと自体が記念になるのかもしれません。

【参考】回答者の入籍日で多かったのは、11月22日

いい夫婦の日のイメージ

ちなみに、今回調査した285人に入籍日を聞いたところ、11月22日に結婚した人が最も多く、16人でした。その他は、8月8日(7人)や12月24日(6人)が比較的多く、3月3日、5月1日、6月1日、7月7日、12月25日が5人ずつという結果でした。

11月は結婚式シーズンということもあり、11月22日の「いい夫婦の日」は入籍日として最も人気があるようです。

他にはキリが良い朔日(1日)にしたり、覚えやすいゾロ目の日やロマンチックなクリスマスを選んだりする人が多いようです。

入籍日は数ヶ月前から計画的に決める人が多数派

入籍日を決めたのは、どのくらい前?

「入籍日をいつ決めましたか?」という質問に対する回答では、「3ヶ月~6ヶ月前(30.5%)」が最も多く、次いで「1ヶ月前(16.1%)」、「2ヶ月前(13.3%)」と続き、全体の約60%が「1ヶ月~6ヶ月前に」期間に入籍日を決定していることが明らかに。

一方、「当日決めた」と答えた人も10.9%いて、突然「今日、結婚しよう!」と決めてしまうカップルも一定数いることがわかりました。

入籍日は結婚式の日、新居への引っ越し、両家への挨拶など様々な節目と密接に関わってくるので、多くのカップルは数ヶ月前から入籍日を検討し始めると考えられます。

8割カップルが迷わず入籍日を決定!

入籍日、いつにするか悩んだ?

入籍日は人生の節目となる重要な日なので、多くの人が悩んでいるのでは?と思ってしまいますよね。しかし、アンケート結果によると、「あまり悩まなかった(45.6%)」、「まったく悩まなかった(30.5%)」で、約8割のカップルが迷わずに入籍日を決めていることがわかりました。

迷わずに入籍日を決めている理由として、六輝の吉日やふたりの記念日など、意味のある日を選ぶ文化があると考えられます。また、数ヶ月前から計画的に入籍の準備を進めることが一般的で、結婚式や新居への引っ越しといったイベントに合わせて自然と選択肢が絞られていくため、迷いが少なくなると考えられます。

入籍日はパートナーと話し合って決める人が多い

入籍日を誰に相談した?

「入籍日の日取りは誰に相談しましたか?」という質問では、「パートナー」が46.0%と半数近くを占めました。パートナー以外では、「義理の両親(3.2%)」に相談した人が多い結果に。

自分の両親よりもこれから義理の父母となるパートナーの両親に相談した人のほうが多いのは、今後の関係を良好に築きたいという意識の表れかもしれませんね。

周囲の人に相談しても否定的な意見はほとんどない

入籍日、やめた方がよいと言われた日は?

「入籍日を避けたほうが良いと言われたことはありますか?」という質問に対し、「ない」と回答した人が85.6%と大多数を占めました。

かつては親戚や地域の人から「入籍日は縁起を担ぐべき」という意見を聞くことがよくありました。しかし、現代では入籍日の決め方が変わりつつあり、昔ほど縁起を重視する風潮は少なくなってきたと言えるでしょう。

否定的な意見を言われるケースは稀ですが、けたほうが良いと言われた日で最も多かったのは、「どちらかの誕生日(4.2%)」でした。その他にもクリスマス・バレンタインデーなどのカップルのイベントの日が続きました。

入籍日選びの参考になるリアルな声

入籍日として「やめたほうが良い」と言われた理由について、詳しく教えてもらいました。

【良い夫婦になれそうな日】

ありきたり過ぎて人と被るのは面白くない、というのが夫の意見でした。(東京都/34歳女性)
“良い夫婦”のフレーズが、逆にストレスに感じるようになる危険があるから。(沖縄県/42歳男性)

【どちらかの誕生日】

お祝いごとが被るのはイヤだと、夫に言われました。(岡山県/32歳女性)
万が一別れたときに、入籍日が誕生日だとイヤな思いをすると両親に言われました。(岐阜県/37歳女性)
どちらかの誕生日にすると、入籍日と誕生日を一緒に祝わないといけなくなるよと言われました。(京都府/39歳男性)

【クリスマス・バレンタインデー】

誕生日やクリスマスなどと同じ日にすると、入籍日の大切さが薄れそうと言われたので。(広島県/34歳女性)
「一般的なイベントの日と重なると、お祝いをしたくても予約が取れないことが多いよ」と友人から聞いたからです。(香川県/38歳女性)

【その他の日】

覚えやすい日にしないと忘れてしまうと友人に言われました。(東京都/31歳女性)
結婚式の日を考えていたが、その日は忙しくて、名義変更などをする暇がないと言われた。(神奈川県/35歳女性)
有名人と同じ入籍日にすると、有名人が離婚したときに気まずいよと、友人から言われました。(神奈川県/45歳女性)

「やめたほうが良い」という理由で多かったのは、誕生日やイベントの日は入籍日とお祝いが重なってしまうからという意見でした。

また、結婚前から“夫婦の関係の悪化や離婚”を想定して、誕生日や良い夫婦になれそうな日を避けたほうが良いと考える人がいることもわかりました。

入籍日で後悔したエピソード

カップルが2人で不満に思っているイメージ

あとになって、「この日は入籍日にはあまり良くなかった……」と思った出来事についても、聞いてみました。

【いつだったか忘れる】

これといって思い入れもなく決めてしまったため、自分でも忘れそうになることがあります。(北海道/21歳女性)
結婚式を挙げた日と1ヶ月違いなので、たまにどちらの日が入籍日だったのかわからなくなるときがあります。(大阪府/34歳女性)
自分の誕生日にしたのですが、誕生日のイメージが強すぎて、いつも入籍日だということを忘れてしまいます。(栃木県/30歳女性)

【同じ入籍日の人が多い】

いい夫婦の日なので、同じ日が記念日という人が多すぎる。(広島県/35歳女性)
同じ日に記念日の人がかなり多くいるようで、人気のあるお店の予約が取れない。(沖縄県/24歳女性)

【ゆっくり祝えない】

12月24日だと子どものイベントの日になってしまい、入籍日を祝う余裕がなくなりました。(東京都/31歳女性)
元旦ならばお互いに仕事が休みのため確実に一緒に過ごせると思ったが、店も閉まっているところが多く、出かけられないのが残念。(岐阜県/32歳女性)
1月9日は夫の誕生日で覚えやすいのですが、正月明けで仕事が忙しく、お互いのスケジュールを合わせてお祝いするのに苦労します。(神奈川県/45歳女性)

【休みが取れない】

盆休み前で仕事が忙しいことが多くて、なかなか休みを取ったりゆっくりできないのが悩みです。(東京都/47歳男性)
平日に当たってしまい休みにならないことも多く、当日は何もできないことが多い。(東京都/47歳女性)

【予算がキツい】

バレンタインデーが近いので、プレゼントの時期が重なってしまいます。(福岡県/32歳男性)
クリスマスプレゼントと入籍日のプレゼントを2つ用意しなければいけないこと。(北海道/28歳女性)
誕生日と入籍日、年に何度もお祝いするのはお金がかかるので、どちらかの誕生日にすれば良かったなと思います。(大阪府/31歳女性)

結婚前には想像していなかった理由で、「この日は入籍日に向いていなかった」と気づくケースが多いことがわかります。

記念日を忘れるのも困りますが、他のお祝いごとと重ねるとプレゼント予算が厳しいという声も挙がりました。また、入籍日だけを特別な日として祝えないというジレンマもあるようです。日によっては「店の予約が取れない」ほど入籍日のカップルが多いという悩みも、目からウロコでした。イベントや何もない日は避けた方がよいかもしれませんね。

これから結婚する人は、参考にしたいですね。

まとめ|入籍日はどの日でも一長一短あり。ふたりで納得して決めよう

カップルが仲良く過ごしている時のイメージ

入籍日についての調査はいかがでしたか?
今回のアンケートからは以下のことがいえそうです。

  • “縁起の良い日”や“ふたりの特別な日”を入籍日にする人が多い
  • 1~6ヶ月前に届け日を決めた人が約6割
  • 8割カップルが迷わず入籍日を決定
  • 届け日について相談するのはパートナー
  • 結婚後に「この日は良くなかった」と気づくことも

入籍日が「いい夫婦の日」や「誕生日」「クリスマス」だと覚えやすい反面、同じ記念日の人が多かったりお祝いごとが重なったりするというデメリットがあります。また、何でもない日にすると、忘れてしまうというリスクが伴います。どの日も一長一短があるので、ふたりが納得する日を選ぶのが一番といえそうです。今回のアンケート結果を参考にして、ふたりにふさわしい入籍日を選んでくださいね。

調査方法:インターネットアンケート
アンケート母数:計285名(男性136人、女性149人)
実施時期:2021年3月30日~4月13日
調査実施主体:縁結び大学
調査会社:株式会社ネクストレベル