自粛が必要とされている今、最適な婚活スタイルについて考える
みなさんもご承知の通り、2020年1月中旬頃から新型コロナウイルスの感染者が世界的に増え続け、感染予防対策のため人が集まるイベントの中止や延期が相次いでいます。
婚活中のみなさんの中にも「このまま婚活を進めて良いのか」と不安を感じてる方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
『他の婚活者はどうしているのか』『今後もこのまま婚活を続けて良いのか』が気になるところですよね。
そこで縁結び大学では、20歳〜45歳の婚活中の男女380名を対象に”新型コロナウイルス感染症流行の婚活への影響”についてアンケート調査を実施しました。
婚活に「影響あり」「影響なし」の割合はほぼ同じ
予想とおり、「婚活を控えるようになった」「ペースが落ちた」という婚活に影響が出た人は約76%にのぼっています。
しかし約24%とはいえ、影響が出ていない人もいる。この違いとなる要因は何かあるのでしょうか。そこで加えて、婚活手段についてもアンケートしてみました。
婚活に「影響あり」「影響なし」の違いは、婚活手段の違いにあり!
婚活手段を比較すると、次のような違いがあることが分かりました。
メインの婚活手段 | |
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影響が出た人 | 合コン・飲み会、知人友人の紹介、 婚活パーティ、街コンなど→イベント参加型 |
影響が出てない人 | 婚活アプリ・サイト、 マッチングアプリ→オンライン型 |
つまり、オンライン型婚活をメインにしていた人の方が影響が比較的少なかったということです。
もちろん婚活に影響が出た人の中にもオンライン型婚活をやっている人は約47%いますし、逆に影響が出てない人の中にもイベント参加型婚活をやっている人もいます。
それでも比率で見ると10%ほどの違いがあり、婚活手段の違いが婚活への影響度に少なからず関与していると言えそうです。
自粛が終わるまでは自宅中心のオンライン婚活を。
この先も自粛モードが続き、イベント型婚活が困難な環境が続く可能性もあります。
人と会えないからと、自分磨きの期間と割り切るのも良いですが、できれば婚活は進めたい。そう思っている方は、自宅でできるオンライン婚活を中心に活動を進めるのが良いでしょう。
実際に、「あなたのメイン婚活方法に変化はありましたか」というアンケートに寄せられた回答の中でも、『婚活アプリへ移行した』『会わなくても婚活出来るアプリを重点的にやるようになった』という声が多くみられました。
自宅でできるオンライン婚活とは?
では、具体的にオンライン婚活の進め方やポイントも解説します。
オンライン婚活とは
オンライン婚活とは、パソコンやスマホを用いて、インターネット上で行う婚活です。具体的には、マッチングアプリや婚活アプリ・婚活サイト・オンライン結婚相談所などがこれに該当します。
24時間、いつでも自分の好きな時間に利用でき、場所も選ばない便利な婚活手段として、2015年ごろから徐々に普及してきました。
対面で多数の人と会うのが難しい現在、安全な婚活としても注目されています。オンライン婚活の利点を整理してみましょう。
- 外出しなくても、たくさんの異性に出会える
- 普段出会えないような異性にも出会える
- 希望条件に合う人を探しやすい
- 費用が比較的安い
マッチングアプリや婚活サイトで異性とマッチングし、メッセージのやり取りをするまでの流れは、外出自粛前と同じです。
問題は、「そろそろ会いたいね」とお互いが思うようになってからです。
『すぐに会えない』状況が、リスク回避に役立つ
ウイルス流行時でなければ、会いたくなれば実際に会ってデート、の流れが自然ですね。ですが今はそれが難しい情勢です。
とはいえ、それが逆にメリットに転じると考えることもできるのです。
オンライン型婚活では、相手の素性がわからないため、本当に婚活を目的としているのか見極める必要があります。
直接会えないからこそ、会う前に相手を見極め、トラブルを回避しやすい状況にあると言えます。
具体的に解説すると、恋人探しではない目的で利用している人は「すぐに会いたがる」という特徴があります。目的が婚活ではないので、あまり時間をかけずに目的を達成しようとするからです。
そのため、2〜3往復のやりとりをした時点で、「会おう」と言われた場合は、「今は感染リスクがあるから、通話やビデオデートにしましょう」と返事しましょう。
もしその後、フェードアウトしてしまった場合、残念ながらその相手は目的が婚活ではなかったのかもしれません。このようにすぐに会えない今だからこそ、リスク回避しやすいと言えるでしょう。
『すぐに会えない』からこそ、会うまでに関係を深めやすい
またすぐに会えないからこそ、メッセージのやり取りが増え、会う前に相手がどんな人か見極めることも出来るでしょう。
相手をよく知った上でのデートならば会話も弾みやすいため、会話に苦手意識を持つ人でも緊張せずにコミュニケーションを取ることができます。
もちろん初めて会う場合は細心の注意を払うべきです。ですがそれはオンライン型婚活で出会った人に限らず、イベント参加型で出会った人の場合も同じです。
ウイルス流行中の今、オンライン婚活を上手く進める方法とは
次は、オンライン婚活を進める上での注意点について考えてみましょう。
オンラインとはいえ婚活ですので、いつまでもメッセージのやり取りだけを続けるわけにはいきません。相手をよく知る上では、対面で話をすることは必要不可欠でしょう。
そこで提案したいのがオンラインデートです。
マッチングアプリでマッチングして、メッセージのやり取りを交わしながら仲が深まったら、オンラインデートをしてみましょう。
オンラインデートのバリエーション
オンライデートには、具体的にどんな形があるのでしょうか。こうしなければいけない、という決まりはもちろんありません。ここではいくつかの形式をご紹介します。
- 喫茶店でお茶する様に、向かい合っておしゃべりをする
- 好きな映画やドラマ、TVを一緒に鑑賞する
- オンラインゲームやカードゲームなどを一緒に楽しむ
ファースト・デートであれば、お互いの顔を見ながらおしゃべりするのが無難でしょう。
2回目以降は、一緒に見る作品を選んで同時に映画鑑賞をしたり、同時にオンラインゲームをしてみてもいいですね。
手元をオンラインで見せ合いながらカードゲームをしたり、オンラインでつながっておしゃべりしながら同じ料理を作っても楽しそうです。
工夫次第で色々なバリエーションが考えられます。
オンラインデートのやり方
実際に大手のマッチングアプリペアーズなどは、ビデオ通話機能を搭載し始めていますので、それらを利用するのも良いでしょう。(参考:ペアーズとは)
アプリ搭載機能以外でも、オンラインデートに適したツールがありますので、次でご紹介します。
ID情報を知らせずにできるオンラインツールを使おう!
オンラインミーティングツールは、SkypeやLINEビデオ通話などが有名ですね。でもSkypeやLINEは、ID情報を相手に知らせないと使えないから怖い、という人のために、ID通知不要のオンラインツールを2つご紹介しましょう。
Whereby(旧:appear.in)
公式サイト:https://whereby.com/
こちらも無料です。ページ右上の「Get started」でアカウントを作成します。画質も音質も高品質で安定しています。
GoogleMeet(旧:ハングアウト)
公式サイト:https://hangouts.google.com/
Googleアカウントがあれば誰でも利用ができ、スマートフォンアプリもあります。利用も簡単で、上記サイトにアクセスするだけで、すぐに通話がスタートできる案内があります。
※オンライン通話の代表格、Zoomですが、2020年3月31日にZoomのセキュリティに関する脆弱性が判明しているため、今回は紹介を避けています。
オンラインデートのメリットは顔を見ながら通話できることだけじゃない
オンラインデートのメリットは、もう1つあります。ほとんどの人は自宅で通話するため、住んでいる部屋の様子や日常を知ることができるという点です。
実は部屋の様子で分かる情報はたくさんあります。インテリアや片付き方などで、誰と住んでいるかや経済状況、性格なども計り知ることができます。
お付き合いを想定した連絡頻度で
インターネット上のコミュニケーションは、気をつけないと希薄になりがちな面があります。
直接会えないので、お相手の情報も不足しがちになるかもしれません。ですがそれを補おうと、過剰にメッセージを送ったり、毎日のようにオンラインデートをして、お互いが疲弊してしまっては本末転倒です。
お付き合いに発展することを想像した場合、どのくらいの頻度でメッセージ交換したり、オンラインデートをするのが心地よさそうでしょうか。
心地よい頻度は人によって異なります。お二人にとってちょうど良い連絡ペースを、メッセージやオンラインデートの中で確認しあってみてください。
『アウトドアデート』はしばらく我慢
オンラインデートを重ねていくうちに親密になり、実際に会ってみたくなる人も多いと思います。
ですがこのご時世ですので、やはり控えるのが無難でしょう。
どうしてもという人は、厚生労働省や首相官邸 のウェブサイトなどの発表で、最新情報を確認した上で検討してください。
厚生労働省HP 「新型コロナウイルス感染症について」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸HP 「新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~」https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
休息時間を利用して、婚活成功に繋がる『幸せマップ』を作るのも有効
「いま、婚活があまり上手くいってない」という人は、今回の状況を機に自分の婚活を見つめ直すのも1つの手です。
婚活を成功させた人の中には、一旦婚活をお休みして自分を見つめ直す時間を設けたことで、その後の婚活が進めやすくなったという人もいます。
そんな時に活用したいのが、幸せマップ作りです。
「本当に出会いたいお相手」や「どんな人生を歩みたいか」を具体的にイメージしてみましょう。以下の項目を参考に、望むことをどんどん細かく書き出してみてください。
理想の相手とは | 結婚式とは | 結婚後の生活とは |
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自分の希望を思いつくままに書き出したら、イメージに合う写真やイラストを用意し、大きな紙やコルクボードなどに貼って「幸せマップ」を作りましょう。
またその出来上がった幸せマップを目に着く場所に置いて、毎日少しでも眺める時間をもちましょう。
この幸せマップ作りのポイントは、より具体的にイメージを膨らませ、自分が心の底で望んでいることをビジュアルで認識することです。
イメージが強くなっていけばいくほど、それに近いお相手と出会えた時に「ピン」と来やすくなりますよ。
こういう時だからこそ、人とのつながりを見直そう
政府も外出を控えるように要請し、社会全体が不安を抱えている状況です。人の命に関わることでもあり、気持ちが沈むのは無理からぬことです。
でもこういう時だからこそ、家族の大切さや人との繋がりを感じたいと思う人も少なくないでしょう。
「少しでも早く結婚したい」「婚活をストップさせるのは不安」という人は、今回提案した婚活手段を参考に、安全な婚活を目指してみてください。
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:20歳〜45歳の婚活中の男女(全国)
アンケート母数:計384名
実施日または時期:2020年05月1日~2020年05月4日
調査実施主体:縁結び大学(https://jsbs2012.jp/date/)
調査会社:株式会社ネクストレベル