愛知発・常滑ワイナリーのワインで乾杯!カジュアルに楽しむおうちデートプラン

おうちデートをおすすめする本記事では、愛知県常滑市に醸造施設を構える「常滑ワイナリーネイバーフッド(以下、常滑ワイナリー)」のワインをご紹介します。

このワイナリーは、オーナーの馬場憲之さんがアメリカ・オレゴン州を訪れた際に立ち寄ったワイナリーで目にした光景に感銘を受けたことをきっかけに誕生しました。生産するワインは明るくカジュアルに楽しめることにこだわっており、フレッシュで飲みやすいのが特徴です。

当初はピノ・ノワールからスタートしたブドウ品種も、現在ではシャルドネ、ピノ・ブラン、シャインマスカット、デラウェア、巨峰などさまざまな品種を栽培し、赤、白、ロゼ、スパークリングの計10種類のワインを生産しています。

常滑ワイナリーのワインは、気負わずカジュアルに楽しめるものばかりなので、おうちディナーにはぴったりです。本記事ではワインのラインナップや、特徴、料理との合わせ方などを詳しくご紹介しますので、ぜひ常滑ワイナリーのワインを選んでみてください。

飲酒は二十歳になってから

飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や乳児期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。飲んだ後はリサイクル。

常滑ワイナリー誕生秘話:オーナーの情熱とチャレンジ精神

常滑ワイナリーネイバーフッドの外観

常滑ワイナリーは、愛知県の知多半島にある常滑市で、ブドウ栽培からワインの醸造、販売、レストランの運営を行っています。創業のきっかけは、オーナーの馬場さんがオレゴンで見た「ワインとともに過ごす楽しい時間」を、この地で提供したいという思いでした。まさにゼロからのスタートゆえ、ブドウ栽培から収穫に圧搾、醸造と、慣れない作業に試行錯誤の連続でしたが、今では安定的に10種類ものラインナップを生産しています。

常滑ワイナリーのワインは、とにかく明るくカジュアルに楽しむことを第一につくられています。また、その年につくったワインをその年に飲み切るというスタイルで生産しているのも特徴です。その年ごとに違った表情を見せる色や香り、味を楽しめることも魅力の一つと言えるでしょう。

そんなユニークなスタイルの常滑ワイナリーですが、そのワインづくりや楽しみ方について、WEBプロモーション・マーケティングマネージャーの原田克己さんにお話を伺いました。

オレゴンのワイナリーから生まれた夢:常滑ワイナリーの原点

編集部

まずはワイナリーを始められたきっかけからお聞かせいただけますか?

原田さん

オーナーである馬場憲之がアメリカに行った際に、たまたま立ち寄ったオレゴン州のワイナリーの光景に感動し、日本でもこの光景を再現したいと強く思ったのがきっかけです。

キングエステートのエントランス
▲実際に馬場さんが訪れたオレゴンのワイナリー

オーナー馬場さんの写真
▲オーナーの馬場憲之さん

原田さん

馬場が目にしたのは「人々がワインを囲んで幸せそうに食事をしている、まるで映画のワンシーンのような光景」でした。入口を入って左右に広がるブドウ畑を抜けた高台に醸造所とレストランがあり、燦燦と降り注ぐ日差しと広大なブドウ畑が広がっていたそうです。

当時、馬場は航空ビジネスに携わっていましたが、その光景を再現するためにはワイナリーが必要だと強く感じ、農業分野に進出してワイナリー建設へと方向転換しました。

もともとお酒をあまり飲まず、ワインづくりの知識もなく、十分な資金もありませんでした。ワイナリー建設や醸造免許取得には多くの困難がありましたが、オレゴンでの感動を原動力に行動し続け、常滑ワイナリーを完成させました。

詳しくは以下の動画でもご覧いただけます。

編集部

全く異なる業界のビジネスに挑戦するには、並々ならぬ決断力と行動力が必要だったと思います。馬場さんの経験と努力は、まさに「感動こそが原動力」を体現するストーリーですね。

逆境を糧に:常滑の地で実現したワインづくりへの情熱

編集部

さまざまな難題をクリアして創業されたとお伺いしましたが、ワインづくりについてはいかがでしたでしょうか?

原田さん

愛知県常滑市は太平洋側に位置する高温多湿地域で、通常ブドウづくりに適しているとされる「冷涼で寒暖差が大きい」という気候ではありません。当初は周りからワインづくりは難しいと言われ、本当にチャレンジングなスタートでした。

原田さん

気候の課題に加えて、常滑市は常滑焼の町として知られる粘土質の土壌で、水はけもよくありません。本来ブドウは湿気を嫌うものですが、この粘土質の土壌が逆に利点となり、ミネラルが豊富で酸とのバランスが取れた、フレッシュでさっぱりとした飲みやすいワインをつくることができました。

また、フレッシュな味わいを保つため、熟成期間を3ヶ月〜半年程度と短くし、敢えて長く寝かせないようにしています。

編集部

本来ブドウづくりには適さないとされていた粘土質の土壌も、結果的に味方につけられたということですね。他にもこだわっていらっしゃることはありますか?

原田さん

ワインづくりにおいて我々が最も重要だと考えているのが、「いいブドウ」を作ることです。元気で栄養分を豊富に含んだブドウが良いワインになると信じ、丁寧に管理しながらブドウを栽培しています。

収穫前の畑の様子
▲収穫前の立派なブドウの実

原田さん

日々努力を重ねてきた結果、年々ワインのクオリティも上がっており、「ピノノアールロゼ2020」がワイン専門誌「ワイン王国」2021年7月号のブラインドテイスティング企画で最高賞の5つ星を獲得しました。

編集部

日々の地道な努力が実を結んだのですね。もちろん平坦な道のりではなかったと思いますが、それでもやり遂げるには相当な熱意が必要だと思います。ワインづくりに対する想いなどもお聞かせいただけますか?

原田さん

オーナーの馬場が憧れたオレゴンのワイン文化は、誰もがカジュアルにワインを楽しむ文化です。ビーチサンダルやTシャツで、日常的に気軽にワインを楽しんでいます。

我々も、そんな風に皆さんにワインを楽しんでもらいたいと、ワイン初心者の方でも気軽に飲めるようなフルーティーでフレッシュなワインを作り続けたいと思っています。

編集部

オレゴンの幸福な景色を日本に作りたい!というオーナーの強い気持ちが、単にワインをつくるということだけでなく、いかにワインを楽しむかというスタイルにまで貫かれているのですね。

常滑ワイナリーの看板ワイン:個性豊かな2つの銘柄

常滑ワイナリーでは、ブドウの品種や醸造方法に応じて、多彩な種類のワインを生産しています。ここでは、当ワイナリーを代表する2つの銘柄をご紹介いたします。これらは、常滑ワイナリーの特徴や品質を最もよく表現している製品です。

常滑ワイナリーの代表ワイン「常滑ピノノアール」:エレガントな味わいの赤ワイン

きれいなルビー色で、ベリーの香りがとてもエレガントな「常滑ピノノアール」。酸味もしっかりあり、ミネラルとのバランスが良く、後味がすっきりとしているのが特徴です。

常滑ワイナリーの常滑ピノノアール ブドウ品種 ピノ・ノワール
タイプ 赤ワイン
飲み口 辛口
アルコール度数 12度
内容量 750ml
価格 4,180円

※最新情報は公式ホームページをご確認ください。

ピノ・ノワールは栽培が非常に難しいブドウ品種で、世界的にも日本国内でも栽培しているワイナリーは多くありません。それにも関わらず常滑ワイナリーがあえてピノ・ノワールの栽培に取り組んでいるのは、オーナーの馬場さんが憧れたオレゴンのワイナリーで代表的な品種がピノ・ノワールだったことが大きな理由です。

栽培を始める際、馬場さんはありとあらゆる情報を集め、最善と思われる方法で丁寧に育てたそうです。その努力が実り、初年度から良質なピノ・ノワールの栽培に成功しました。以来、改良を重ねながら年々美味しく進化するピノ・ノワールを用いて「常滑ピノノアール」は生産されています。

地元愛知の味の饗宴:「常滑ピノノアール」と「知多牛」のマリアージュ

ワイナリーレストラン「サンセットウォーカーヒル」の知多牛ステーキランチ
▲ワイナリーレストラン「サンセットウォーカーヒル」で提供されている知多牛ステーキランチ

常滑ピノノアールと最も相性が良いのは、現在注目を集めている「知多牛」のステーキです。愛知県知多半島で育てられた知多牛は柔らかな肉質と甘みのある脂が特徴で、ここ1~2年で全国的な人気を博しています。

知多半島の土壌で育てられた牛肉とワインは、地域性を共有しているため相性が抜群です。常滑ピノノアールの穏やかな味わいと知多牛の脂が口の中で溶け合い、豊かな旨味が広がります。この組み合わせは、地元の食材を楽しむ絶好の機会となるでしょう。

常滑の伝統と革新が融合:「ピノ・ノワール・アンフォラ」の魅力

常滑ワイナリーのワインを語る上で、「ピノ・ノワール・アンフォラ」も欠かせません。その名の通り、地元の常滑焼の甕(かめ)、いわゆるアンフォラで熟成させる製法が特徴的なワインです。

ピノ・ノワール特有のベリー系の香りをベースにしつつ、古酒のような深みのある香りも楽しめます。飲み口は「常滑ピノノアール」よりもマイルドで、さらに穏やかさを増した赤ワインに仕上がっています。

以前、このワインはボトルでは販売されておらず、醸造所に併設されているレストラン「サンセットウォーカーヒル」と直営ワインバーでのみ提供されていました。しかし、2020年ビンテージのリリースを機に、
店頭販売やオンライン販売も開始されました。

常滑ワイナリーのピノ・ノワール・アンフォラ ブドウ品種 ピノ・ノワール
タイプ 赤ワイン
飲み口 辛口
アルコール度数 12度
価格 1,100円
※グラスで提供

※最新情報は公式ホームページをご確認ください。

ワイン好きカップル必見!常滑ワイナリーの個性派ワイン

ワイン好きカップルなら、少し個性的な味わいのワインに挑戦するのも楽しい体験になるでしょう。例えば、普段飲み慣れない品種や産地のワインを選んでみるのもよいでしょう。そこで、少し冒険心をくすぐるようなおすすめの銘柄を、原田さんに教えていただきました。

スパイシーな個性派「ピノブラン2021」:白ワイン好きにおすすめ

「ピノブラン2021」は、常滑産のピノブランをスキンコンタクト製法で醸造した白ワインです。しっかりとした酸味のある辛口の味わいの中に、青ピーマンや白こしょうを思わせるピリッとしたスパイシーな風味が効いています

奥行きのあるまろやかな余韻が特徴的で、日頃からワインを楽しむカップルにはこのような個性的なタイプがおすすめです。様々な料理を用意して、2人で最適なペアリングを探す楽しみ方もできるでしょう。

常滑ワイナリーの常滑ピノブラン2020スキンコンタクト ブドウ品種 ピノ・ブラン
タイプ 白ワイン
飲み口 辛口
アルコール度数 11度
内容量 750ml
価格 3,850円

※最新情報は公式ホームページをご確認ください。

甘口スパークリングの魅力:「デラウェアスパークリング2019」

「デラウェアスパークリング2019」は、まるでブドウを食べているかのような果実味豊かな味わいが特徴のスパークリングワインです。デラウェアの糖分を残した甘口テイストなので、よく冷やしてシフォンケーキなどのスイーツと合わせるのもおすすめです。爽やかな口当たりと甘みのバランスが楽しめます。

常滑ワイナリーのデラウェアスパークリング ブドウ品種 デラウェア
タイプ スパークリング
飲み口 甘口
アルコール度数 8度
内容量/価格 375ml/1,980円
750ml/2,970円

※最新情報は公式ホームページでご確認ください。

原田さんからのコメント

他の醸造家の方々やソムリエさんから、特に評判の良いスパークリングです。品質と味わいに自信をもっておすすめします!

ワイン初心者におすすめ:爽やかな「常滑シャルドネ2020」

常滑ワイナリーのワインは、フルーティでフレッシュな味わいが特徴で、ワイン初心者の方でも楽しみやすい銘柄が多く取り揃えられています。

特におすすめなのは「常滑シャルドネ2020」です。常滑白ワインを代表する銘柄で、適度な酸味と糖度のバランスが絶妙で、爽やかでシャープな味わいが楽しめます。

洋食はもちろん、和食にも合わせやすいため、おうちデートの際のお食事のお供としても最適です。

常滑ワイナリーの常滑シャルドネ2020 ブドウ品種 シャルドネ
タイプ 白ワイン
飲み口 辛口
アルコール度数 11度
内容量 750ml
価格 3,850円

※最新情報は公式ホームページをご確認ください。

常滑ワイナリーのワイン入手方法:オンラインショップと直営レストラン

ワイナリーレストラン「サンセットウォーカーヒル」の外観
▲開放的なロケーションでワインを楽しめるワイナリーレストラン「サンセットウォーカーヒル」

常滑ワイナリーのワインは、公式オンラインショップまたはワイナリーレストラン「サンセットウォーカーヒル」の店頭で購入できます。美しい景色を眺めながら、常滑産のワインをお楽しみいただけます。

>>公式オンラインショップはこちら

>>ワイナリーレストラン「サンセットウォーカーヒル」はこちら

まとめ:常滑ワインで彩る、幸せなおうちデートの時間

オレゴンのワイナリーで見た光景に感動したオーナーが、情熱を持ってワイナリーづくりに奔走し、困難を乗り越えて数々の魅力的なワインを生み出している「常滑ワイナリー」。ワインの味わいは難しい知識で理解するのではなく、思いっきり楽しみながら心で感じることが何より大切だと実感しました。

原田さんから、カップルの方へおうちディナーにおすすめのメッセージをいただきました。

原田さんからのコメント

日常的にワインを飲まない方でも、フレッシュで飲みやすい常滑ワインなら気軽にお試しいただけます。きっとワインが日常のシーンを素敵に演出してくれるとともに、ワインの美味しさ・素晴らしさを感じていただけると思います。「ワインを囲んだ幸福な時間を」というオーナー馬場の夢と想いを、ぜひ常滑ワインで体験してください。

何気ない日常を明るく幸せにしてくれる常滑ワイナリーのワインは、おうちディナーを楽しむのにぴったりです。ぜひ商品ラインナップをチェックしてみてください。

常滑ワイナリーの基本情報

住所 〒479-0003
愛知県常滑市金山上白田130
お問合せ 0569-47-9478
(ワイナリーレストラン「サンセットウォーカーヒル」に直接つながります)
営業時間 11:00~20:00(木曜定休)
公式サイト https://www.tokonamewinery.jp/
index.html

※最新の情報は公式ホームページでご確認ください。
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