静岡県下田市のインスタ映えスポット巡りデート!美しい海・グルメ・開国の歴史を堪能

この記事では、静岡県の下田市観光協会・庶務の柴田さんにお尋ねした情報を元に作成した、静岡県下田市の、インスタ映え・SNS映えスポットを巡るデートプランをご紹介します。

下田市は伊豆半島の南端にあり、海・山の豊かな自然に囲まれ、温泉・グルメなどの魅力もたっぷりの人気観光地です。

首都圏からも比較的アクセスしやすく、一年を通して気候が温暖であることも人気の理由です。

今回は、そんな魅力溢れる下田の景色や歴史・文化に触れながら、撮影にピッタリのスポットを巡るデートプランを考えましたので、ぜひおふたりの次のデートプランの参考にしてくださいね。

下田市のインスタ映えスポット巡りおすすめルート

下田市は海と山に囲まれ、自然の恵みに溢れた美しい街です。エメラルドグリーンの海と白い砂浜は下田を代表づける美しい景観であり、日本一の水揚げ量を誇る金目鯛は、下田自慢の海の幸です。

ここでは、車の移動をメインにしたおすすめルートをご案内します。移動中も、下田の美しい風景をたっぷり堪能できるドライブデートが叶いますよ。

まずは、カップルに人気の「龍宮窟(りゅうぐうくつ)」を目指します。上から見下ろすとハート型の地形が現れるのが有名で、フォト映え間違いなしのスポットです。

下田市にある映えスポット龍宮窟
▲太古の海底火山の噴出物によって作られた地層が削られて龍宮窟がうまれた

龍宮窟の散策を楽しんだら、伊豆急下田駅のある市街地へ向かいましょう。下田は日本最初の開港場として幕末期の文化や史跡も数多く残されているので、開国のまちならではの魅力に触れることができます。

下田市にある上陸の碑
▲開国のまちを象徴するペリー艦隊上陸記念碑は見逃せない!

街中で一旦車を駐車場に停めたら、「ペリーロード」と呼ばれる石畳のレトロな街並みを歩き、「大工町プレイス」へ行ってみましょう。タイムスリップしたような素敵な写真が撮れますよ

歩いてお腹をすかせたら、下田港の方に移動して海の幸を堪能できる「磯料理辻」へ。ここでしか味わえない絶品料理が待っています。

美味しい食事の後はまた車に乗って、プライベート感覚が味わえる九十浜海水浴場方面へ向かい、真っ白な灯台が美しい「爪木崎」へ。美しい海と空に映える記念写真をぜひ撮ってくださいね。

下田市の九十浜の景観
▲抜群の透明度と白く美しい砂浜が自慢の下田の海

それでは、各スポットの詳細について詳しくご紹介していきます。

おすすめ“映え”スポット1「龍宮窟」

下田市にある映えスポット龍宮窟
▲上から見るとキュートなハート型が現れる♪

龍宮窟(りゅうぐうくつ)は、直径50mほどの天窓が広がる洞窟で、上には遊歩道がめぐらされており、ぐるりと一周することができるようになっています。

遊歩道から下を見ると、きれいなハート型が現れることが話題となり、多くの観光客が訪れます。

特に、二人の仲を深めたい、絆を強くしたいというカップルを中心に「ラブパワースポット」として注目を集めています

女性スタッフのアイコン
柴田さん

遊歩道から見下ろした際、落下しないようご注意ください。

自然が作り出したアート!洞窟をバックに記念の1枚を

インスタグラムにアップされている下田市にある龍宮窟の画像
▲時間によって違った雰囲気の写真が撮れる!(引用:インスタグラム

インスタグラムには、洞窟の穴をバックにした写真や、穴の向こうに夕日が見える写真などがたくさんアップされていました。

ロマンティックな写真を撮りたいなら、夕日の時間を狙って訪れるのも良いですね。

どの時期でも撮影可能ですが、周辺には外灯がないので、暗くなる前に行くようにしましょう。

龍宮窟周辺の観光スポット

龍宮窟の周辺にあるおすすめスポットもピックアップしてみましたので、ぜひチェックしてください。

絶景を眺めながらソリ遊びができる「田牛サンドスキー場」

下田市にある田牛サンドスキー場
▲童心に帰って思いきりソリ遊びを楽しもう!

田牛サンドスキー場は、龍宮窟に隣接している、自然現象でできた自然のサンドスキー場です。傾斜角度30度、長さ45m、幅100mの砂のゲレンデを滑り降りる爽快気分を味わえます。

周辺ではソリのレンタルを行っているので、手ぶらで行っても気軽に楽しめますよ。

景色だけでも素晴らしいので、訪れる価値あり!です。

龍宮窟の基本情報(アクセス)

住所 静岡県下田市田牛
電話番号 0558-22-1531(下田市観光協会)
アクセス 伊豆急下田駅からバス約17分、バス停「龍宮窟」下車すぐ
※バスの本数が限られているので要注意
公式サイト https://www.shimoda-city.info/ryugu

おすすめ“映え”スポット2「爪木崎」

下田市にある爪木崎の灯台
▲爪木崎のシンボル真っ白な灯台

爪木崎は、須崎半島の景勝地として知られ、年間を通して気候が温暖、自然散策やハイキングに適した場所としても人気のスポットです。

また、野水仙の群生地で、例年12月下旬くらいから300万本の水仙が斜面いっぱいに咲き誇ります

下田市にある爪木崎に一面に水仙が咲く様子
▲可憐な姿の水仙はまさに映えスポット!

女性スタッフのアイコン
柴田さん

爪木崎では毎年12月20日から1月31日まで水仙まつりを開催しているのでこの期間にお越しいただくのがおすすめです。水仙の甘い香りで包まれた爪木崎をお楽しみいただけますよ。

灯台の前に立って撮影するのがおすすめ!

インスタグラムにアップされている下田市にある爪木崎の画像
▲晴れた日は真っ白な灯台と青空のコントラストが美しい写真が撮れる(引用:インスタグラム

撮影は、爪木埼灯台の前がおすすめです。白亜の灯台をバックに映え写真が撮れますよ

また、インスタグラムには、夜の灯台も数多くアップされていました。満天の星空と灯台の灯りがとても幻想的な一枚、ぜひ狙ってみてくださいね。

「爪木崎」周辺の観光スポット

爪木崎から徒歩15分ほどのところに九十浜海水浴場があります。比較的小さなビーチですが透明度は抜群、波も穏やかでプライベート感覚で楽しめますよ

下田市にある爪木崎にある九十浜海水浴場
▲透明度が高い海を眺めながらふたりきりの時間を満喫♪

浅瀬の岩場もあるので、夏場はシュノーケリングのスポットとしてもおすすめです。

「爪木崎」の基本情報(アクセス)

住所 静岡県下田市須崎
電話番号 0558-22-1531(下田市観光協会)
アクセス 伊豆急下田駅からバス約20分、バス停「爪木崎」下車すぐ
公式サイト https://www.shimoda-city.info/kanko/tsumekizaki
https://www.shimoda-city.info/suisen

おすすめ“映え”スポット3「大工町プレイス」

下田市にある大工町プレイスの街並みの様子
▲テッパンのフォトスポット「アケゴコロの看板の前」

大工町プレイスは、下田の街づくりの一環として、古い建物の雰囲気を残しつつ、周辺の市道と同一の舗装を施して景観を整備したエリアです。

レトロで懐かしい看板などを見ながら散策し、港町らしい歴史や文化を感じることができますよ。

壁面に「アケゴコロ」と書いてあるのが印象的な建物は、創業明治20年の酒屋「土藤商店」で、蔵ギャラリーも併設、無料で見学できるのでぜひ立ち寄ってみましょう。

女性スタッフのアイコン
柴田さん

土藤商店についている、アケゴコロの看板の前はおすすめの撮影スポットです。レトロな看板なので雰囲気がありますよ。

幻想的な竹あかりが灯される期間に撮るのもおすすめ

インスタグラムにアップされている下田市の大工町プレイスの画像
▲タイムスリップしたような写真やライトアップされた街並みがたくさん(引用:インスタグラム

インスタグラムには、竹細工の灯りの写真がたくさんアップされていました。これは、下田商工会議所が企画した取組みの一環で、市内の放置竹林から切り出した竹を加工して作った竹灯りを点灯したものです。

「竹たのしみまくる下田」という期間限定のイベントとして、年数回不定期で催されていますので、事前にSNSなどでチェックしてこの期間を狙うのも良いですね。

「大工町プレイス」周辺の観光スポット

大工町プレイスから徒歩5分ほどで「ペリーロード」に繋がります。石畳の通り沿いに柳並木が続き、なまこ壁や伊豆石造りの蔵など、雰囲気たっぷりのストリートです。

下田市にあるペリーロードの古い街並みの様子
▲風情ある街並みは写真に撮りたくなるスポットが満載

下田は江戸時代から石材の切り出しが盛んに行われており、今なお当時の石で造られた建物がペリーロードに残っています。

歴史に思いを馳せながら、ちょっとおすまし顔で写真を撮るのもよいですね。

レトロな街並みを楽しみながらランチやカフェタイムも!

下田市にあるペリーロードの古い街並みの様子
▲古い蔵を利用した雑貨屋や土産物屋もぜひ覗いてみよう

ペリーロードにはおしゃれなカフェや飲食店が豊富にあるので、街並みを楽しみながら食事をすることもできますよ。

「大工町プレイス」の基本情報(アクセス)

住所 静岡県下田市3丁目624
電話番号 0558-22-1531(下田市観光協会)
アクセス 伊豆急下田駅より徒歩約10分

食べる“映え”スポット「磯料理辻」

下田市にある磯料理辻の外観

磯料理辻は、伊勢海老、あわび、さざえなどの海産物卸業の直営店で、昭和30年創業の老舗です。

下田港が目の前というロケーションで、新鮮な海の幸を思う存分味わえますよ。

下田に来たら金目鯛!最上級の味わいを堪能して

インスタグラムにアップされている下田市にある磯料理辻の画像
▲プリプリ、ふっくらの食感が画像からも伝わってくる!(引用:インスタグラム

インスタグラムには、ボリューム満点のお造りや豪華な伊勢海老など、食欲をそそる写真が数多くアップされていました。

やはり下田の名物である金目鯛の煮つけを食べる方がとても多い印象です。写真を撮るのに集中し過ぎないよう、美味しいものはしっかりと味わいましょう!

おすすめ映えメニュー1「金目鯛のつや煮」

金目鯛の中でも最高ランクの地金目鯛にこだわり、醤油、酒、みりんをベースにした特製の煮汁でふっくら照りよく仕上げた一品です。

下田市にある磯料理辻の金目鯛のつや煮
▲甘いタレの匂いが漂ってきそうな「金目鯛のつや煮」

この艶やかさを写真におさめた後は、じっくり最上級の金目鯛を楽しんでください。

おすすめ映えメニュー2「伊勢海老の鬼殻焼き」

1994年より継ぎ足しながら使用している秘伝の甘辛のタレで、香ばしく焼き上げた豪華な一皿です。

下田市にある磯料理辻の伊勢海老の鬼殻焼き
▲豪快な伊勢海老の姿はぜひアップで撮影を♪

活きた伊勢海老を見せてくれてから調理に入るので、出来上がりに期待が高まります!ぎゅっと身のつまった食感と香ばしさは忘れられない美味しさですよ。

「磯料理辻」の基本情報(アクセス)

住所 静岡県下田市3丁目19-36
電話番号 0558-22-0269
アクセス 伊豆急下田駅より徒歩約25分、車で約8分
営業時間 11:00~15:30(ラストオーダー14:30)
17:30~21:30(ラストオーダー20:30)
定休日 水曜日(祝日は営業、火木どちらかが代休)
公式サイト http://www4.tokai.or.jp/tsuji/index.html

伊豆急下田駅から徒歩で回れるおすすめ映えスポット

伊豆急下田駅周辺にも魅力あふれるスポットが点在していますので、ここからは駅を起点に徒歩で移動できる“映え”スポット巡りルートをご紹介します。

伊豆急下田駅から出発し、マイマイ通りへ向かって進むとお寺が立ち並んでいます。その中でも、まずは「宝福寺」の見学がおすすめです。

宝福寺には「唐人お吉記念館」が隣接し、日本の初代アメリカ総領事タウンゼント・ハリスとゆかりのあるお吉や、幕末の藩士坂本龍馬の歴史を学ぶことができます。

下田市にある宝福寺にある坂本龍馬の像
▲唐人お吉記念館の入口では坂本龍馬像がお出迎えしてくれる

公式:宝福寺(唐人お吉記念館)サイト

さらにマイマイ通りを進むと「了仙寺」に突き当たります。了仙寺は、日米下田条約の調印式が行われた歴史あるお寺です。

下田市にある了仙寺
▲了仙寺はジャスミンの寺としても有名で、5月中旬~下旬に満開を迎える

隣接する「黒船ミュージアム」には、3000点もの黒船・開国の資料が所蔵されていて見ごたえがありますよ。

下田市にある了仙寺に隣接した黒船ミュージアム
▲黒船来航を描いた絵巻物や肉筆画など貴重な資料が見られる

公式:了仙寺サイト

了仙寺見学後は、境内からペリーロードへ向かうのがおすすめです。ペリー提督率いる米国艦隊が行進した場所で、歴史好きにはたまらない雰囲気ですよ。

現在は、石畳の通り沿いに柳並木が続き、なまこ壁の建物や、伊豆石造りの蔵を活用したおしゃれなカフェがある風情を感じる通りになっています。

下田市にあるペリーロードの街並みの様子
▲周辺のカフェはランチやおやつタイムにピッタリ

ペリーロードの起点地にはペリー艦隊上陸記念碑が建っているので、しっかりと記念の一枚を撮りましょう。

下田市にあるペリー艦隊上陸記念碑
▲教科書で見たペリー提督と海をバックにパシャリ

時間があれば「道の駅開国下田みなと」まで足を延ばしてみましょう。飲食やお土産処が揃っていますよ。

下田市にある道の駅開国下田みなとの外観
▲食べる・買う・観るなど、内容充実の「道の駅開国下田みなと」

道の駅の4階にあるハーバー&カジキミュージアムでは下田の歴史を時系列で展示しています。精密に再現された模型にも注目です!

下田市にある道の駅開国下田みなとのミュージアムの様子
▲開国の歴史を学べるミュージアムは見ごたえあり!

下田市にある道の駅開国下田みなとのミュージアムの様子
▲実物大のカジキのレプリカは迫力満点!フォト映えもバッチリ

道の駅から下田港を一望することもできるので、是非立ち寄ってみてください。

女性スタッフのアイコン
柴田さん

道の駅で自転車を借りてペリーロードや海沿いの道を散策するのもおすすめですよ!

下田市にあるペリーロードを自転車で散策するカップル
▲風を切って走るサイクリングデートは最高!

下田市の海沿いを自転車で散策するカップル
▲お気に入りの風景を見つけて撮影タイムを楽しもう

取材協力:下田市観光協会( http://www.shimoda-city.info/