マッチングアプリの会話で仲良くなるには?心理学を活用したテクニックを紹介
心理学を勉強しているShinyaと申します。
この記事は、彼女が欲しくてマッチングアプリに登録したのに、なかなか距離が縮まらない!とお悩みの男性を対象にしています。
心理学的に考えても、まったく知らない赤の他人から、イチから情報を聞きだして実際に会いたくなるほど仲良くなるのはなかなか簡単なことではありません。
でも、マッチングアプリはコツさえ分かってしまえばとても効率的に彼女探しができる強力なツールなのです。
そこで、距離を縮めるための心理学を活用したテクニックをお教えいたしましょう。
仲良くなりたいならばやり取りを続けることが必須
特に男性は「早く会いたい」と思う方が多いです。男性は古くの名残で狩猟本能が備わっていますから、気に入った女性がいれば会いに行きたいと思うのが普通です。
実際、仲良くなりやすさは、「会う>電話をする>文章のやり取り」の順番になります。
だから、一番手っ取り早いのは会うことなんです。ただし、女性は「やばい奴じゃないか」を警戒しているので、「まずは文章のやり取りから」を希望するのです。
そして、会話を続けることには心理学的に見て重要な3つの意味があるのです。1つずつ解説していきますね。
女性は「会うための理由」が必要である
一般的に、「男は誰とでも寝れるが、女は理由がないと寝ない」と言われています。
これはデートでも同じことが言えます。
男は顔などの直観的な判断のみで、論理的な理由がなくとも「会いたい!」と思えますが、女は「いい人そうだから」「誠実そうだから」「趣味が合うから」など、内面をしっかりと知り、会うための理由に納得してやっと「会いたい」と思えるのです。
つまり、当たり前にはなりますが、会う前のやり取りを通してお互いの内面を知らなければ、女性は会う理由を見つけられないのです。
そのためには事前のやり取りで自分のことを知ってもらう努力が必要です。ですが、これも一方的に自分語りをしたりするのはNG。
例えば、質問をするときは必ず自分の回答を一緒に添える。
休日は何をしていますか?僕は落ち着いた音楽が流れているカフェで美味しいコーヒーを飲みながらゆっくり本を読むのが好きなんです。
これだけで会話が続きやすくなりますし、返信率もアップします。
こうした男女の脳の違いを理解した上で、「女性が自分と会いたいと思えるほど会話をしたか?」を意識しながらやり取りを続けましょう。
やり取りは中身より「頻度」が大切!
心理学の用語に「単純接触効果」というものがあります。
かんたんに説明すると、何度も接触することで好感度が高まります。
お互いに言葉を交わしたり、一緒に活動したりといった関わりがなくても、ただ繰り返し顔を合わせるだけで好意を抱くようになると考られています。
例えば、スーパーやコンビニでよく接客してもらう店員さんのほうが、初めて会う店員さんより好感度は高くないですか?
これをマッチングアプリで考えてみると、連絡を続けるということは、相手が自分の顔写真を見る回数が必然的に多くなるため、相手の好感度が自然と上がるということです。
つまり大切なことは、おもしろい会話や興味をひくような話題をだすことを意識するより、まずは一文などの簡単な会話でいいので、毎日やりとりして相手の頭に頻繁に登場することが重要なのです。
ただし、注意しなくてはいけないのが相手の女性の返信スピードに合わせること。返信が来ていないのに何度も連絡をしたり、相手が長文で連絡をしているのに一言で返すなどはフェードアウトされる原因になります。
毎日連絡を続けることで「仲がいい人」と思いこませる
心理学の用語で、「認知的不協和理論」というものがあります。
これは人が物事にすぐ理由をつけたがるのに似ていて、矛盾した状況におかれると、理由をつけてなんとか合理化して一貫性を保とうとするという理論です。
例えば、「タバコを吸う習慣がある」人が「タバコを吸うと肺がんになりやすい」という考えを持つと矛盾が生まれます。その矛盾を解消するために「タバコを吸わない人も肺がんになるときはなる」などと考えるのです。
この理論を利用して、毎日連絡をとることで「会ってもいない人と毎日連絡してる」と「毎日連絡するのは仲がいい人だけ」という矛盾が生まれます。
ここで相手は矛盾を解消するために「この人とは仲がいいから毎日連絡してる」と考えてくれるのです。
つまり、来た連絡に対してはその日のうちに返信するのが効果的というわけです。
初回メッセージでスタートダッシュを決める
初回メッセージはやり取りを続けていくうえでとても重要なポイントになります。
というのも、女性は1日に2~3人から、多い場合は100人近くの男性からアプローチを受けています。
つまり、最初の会話の段階でライバルよりも「おもしろくない」と判断されてしまえば、その時点で切り捨てられてしまい、内面をアピールすることなく既読無視されて終わってしまいます。
「最初の」メッセージのコツについては、例文も含めてこちらの記事で詳しく解説しています。
2通目以降で仲良くなる会話テクニック
それでは、いよいよ2通目以降の会話テクニックについて説明していきます。
初期段階では共通点を探す
『類似性 魅力性理論』という理論があります。
人は自分と似た人を好きになる傾向があるという理論です。
マッチングアプリのように、お互いのことを全く知らない関係の場合は、まずはお互いの共通点を探すことで親密性が上がりますし、今後の共通の話題として役立ちます。
まずは相手のプロフィールを読み込んで、自分と同じ共通点がないか探してみましょう。もし見つかれば、「○○好きなんですか?僕も好きなんです!この間イベントがあって~~」と会話を広げていくと良いでしょう。
最初はクローズな質問を心がける
質問にはオープンな質問とクローズな質問があります。
オープンな質問というのは、「それってどんな感じ?」「今年の夏は何がしたい?」といった、相手が自由な方向に答えられる質問です。
一方、クローズな質問というのは「好きな音楽は?」「職業はなにしているの?」など、相手の答えがはい・いいえや固有名詞で限定されてしまう質問のことです。
オープンな質問は相手が自由に答えられるため会話が続きやすいですが、相手に考える時間を与えるため脳に負担になります。
逆に、クローズな質問は会話が終わる可能性がありますが、相手は考えなくていいので脳に負担がなく、テンポよく会話がすすむというメリットがあります。
最初はクローズな質問でテンポよく会話を続け、仲良くなってきたらちょこちょことオープンな質問を入れて会話に深さを出していくのが理想的です。
この時に気をつけてほしいのは、クローズな質問にたいする受け答えを用意しておくということです。
例えば、
- 「職業はなにしてるの?」
- 「看護師だよ!」
- 「そうなんだ!大変だね。…趣味は何なの?」
- 「寝てすごしてるよ~」
- 「そうなんだ。……」
といったふうに、質問しておいて適切な返答をしなければ会話が盛り下がるのは目に見えています。
そうではなく、仮に自分がキャンプが好きだとすると、
- 「今年の夏は何するの?」
- 「何もしないよ~」
- 「そうなんだ。僕はキャンプが好きだから、キャンプに行く予定。○○さんはキャンプには行ったことある?」
自分が楽しく話せる話題についての質問をしましょう。
会話のキャッチボール=ミラーリングを心がける
会話のキャッチボールとはよく言ったもので、キャッチボールのように、相手と同じペース、球の速さ、強さなどを合わせてあげることで心地よいと感じる会話が生まれます。
具体的には、相手の返信がゆっくりならばゆっくり返信し、相手が長文で送ってくるなら長文で返します。なので、最初から自分をアピールしようと意気込んで、長文を送ったりや連投してしまうのはNG。相手のペースやテンションに合わせて、心地よい会話を意識しましょう。
相手が打ち解けるまで敬語で話す
はやく打ち解けようと思って、早い段階から敬語で話す人がいますが、ハッキリ言って逆効果になってしまいます。
最初は丁寧すぎるくらい敬語なほうが「誠実な人だ」と思われますし、「最初は敬語で喋っていたのにタメ語で喋るようになった」という変化が目に見えて分かることで、「自分には心を開いてくれたんだ」と実感でき、より親密な関係になりやすいです。
電話で仲良くなる会話テクニック
文章のやり取りで距離が少し縮まったなと感じたら、電話に挑戦しましょう。
冒頭にもお話しましたが、仲良くなりやすさは、「会う>電話をする>文章のやり取り」の順番です。
電話をうまく活用することで、2人の距離はぐっと縮まります。「マッチングアプリで出会った男性と出会うのは怖い・・・」と思っている女性も、電話をすることで雰囲気を知ってもらい、デートの誘いがOKになる確率も高まります。
電話の誘い方のコツとタイミング
電話で仲良くなりたい場合、おすすめの誘うタイミングは2つあります。
- 会話が盛り上がってるときに誘う
- 21時〜22時頃に誘う
会話のラリーがテンポよく続き、即返信がもらえるときは、相手も比較的時間に余裕があり、また会話を楽しんでいる証拠です。
このタイミングで、「よかったら少し電話でも話しませんか?」と誘ってみましょう。
また、時間帯は21〜22時頃がおすすめです。
寝る前の時間となると、何かするわけでもなくゆっくり過ごしている人が多いので、電話チャンスです。また、仮に断られたとしても「ごめん、寝てた」「お風呂入ってた、もう遅いのでまた今度ね」と女性に言い訳をする余裕を与えることもできます。つまり、再チャレンジしやすいのです!
また、早い時間帯だと、電話を切る理由が見つからず、女性側も「そろそろ終わらせたいんだけどどうしよう」と不快な気持ちにさせてしまうことがあります。「寝る時間なので」「お風呂に入るので」と理由を付けられる時間帯がベストなのです。
電話で話す内容のポイント
電話で話す内容は、まずは文章でのやり取りの延長線上で構いません。
すでに話題に上がっているものだと、お互い会話もしやすいでしょう。
また、相手のことを気遣うことも大事です。「ご飯もう食べました?」「今時間大丈夫ですか?」「明日朝早くないですか?」「いつも何時頃に寝てるんですか?」など、電話をしていることが相手の負担になっていないか確認しましょう。
一歩進んだアドバイスをすると、「電話で話した感想」を伝えてあげると好印象です。「声初めて聞いたけどかわいいですね」「優しそうな雰囲気で安心しました」など。
そして、スタンスとしては「傾聴」です。相手の話す内容に興味を持ち、肯定的な気持ちで話を受け入れます。「うんうん」「そうなんだ」といった相槌をうちながら、オープンクエスチョンをしていくのがおすすめです。
会話が盛り上がったらそのままデートに誘おう
デートの誘いをOKしてもらいやすいのは、メッセージよりも電話です!
電話の方がOKしてもらいやすい理由は、以下の通りです。
電話でのデートの誘いが好印象な理由
- 電話で話している瞬間が最も親密度が高くなっているから
- 回りくどさがなく、ストレートに誘ってくれた感じがするから
電話で誘う方が、緊張する...怖い...という男性も多いかもしれません。
でも電話の方が成功率が高いのですから、勇気を出しましょう。
電話で話しているという時点で、2人の距離はぐっと近づき、親密さが増します。その親密さは、話している最中がピークとなります(電話を切ったあとは、徐々に弱まります)。
相手が、「この人と私は仲良しなんだ」と思っている間に、デートに誘うことで成功率が高まります。
会話が盛り上がってきたタイミングで、デートに誘いましょう!電話ができるほど仲良くなっているわけなので、80%以上はいけると思って良いです!
マッチングアプリの会話で仲良くなる方法についてのまとめ
以上、長くなりましたが、心理学を活かしたマッチングアプリの会話で仲良くなる方法でした。
マッチングアプリ上でのやり取りは非常に奥が深く、他にも関連した記事があるので、参考にしてみてくださいね。