沖縄最大の聖地「普天満宮」で結婚式を挙げよう!|沖縄県宜野湾市の神社
この記事では、普天満宮での結婚式について解説をしています。
沖縄県宜野湾市にある普天満宮(ふてんまんぐう)は、宜野湾市文化財「名勝」に指定されている洞穴(鍾乳洞)が幻想的な神社です。
普天満宮では、琉球衣装での神前結婚式を挙げることもできます。
神前結婚式に興味がある方や、どんな結婚式にするか決めかねている方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
沖縄県中部最大の聖地である「普天満宮」
沖縄県宜野湾市の普天間宮は、那覇空港から車で約40分、普天間バス停から徒歩約5分の場所にあります。無料の駐車場もあるので、車での列席にも便利な神社です。
琉球八社の一社に数えられる普天間宮は、沖縄県中部最大の聖地なのだとか。
熊野権現、天照大御神、琉球古神道神が祀られており、諸願成就、航海安全、五穀豊穣、縁結び、安産などのご利益があると言われています。
普天間宮は家族の絆が感じられる神前結婚式を考えている方に、おすすめです。
今回は、普天満宮の禰宜(ねぎ)である平良真睦さんのご厚意に預かり、神前結婚式の流れや普天満宮の魅力ついて話を伺うことができました。
多くの人が諸祈願に訪れる琉球八社の普天満宮
インタビュアー
普天満宮が、どのような神社教えてください。
禰宜
琉球八社の一社に数えられる神社で、沖縄県中部最大の聖地とされ、毎年多くの人が初詣や諸祈願に訪れます。
御神徳は、諸願成就「むすび」の神として様々です。お祀りしておりますのは、「熊野権現(くまのごんげん)」(和歌山の熊野三山〔熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社〕)と「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」、そして、古くから信仰を集める「琉球古神道神(りゅうきゅうこしんとうしん)」(地元の神々)です。
インタビュアー
さまざまなご利益の神様が、祀られているのですね。地元の神様もお祀りされているということで、地域と密接につながっている神社だということが伝わってきます。
幻想的な鍾乳洞が魅力
インタビュアー
普天満宮を訪れた場合の、見どころやおすすめポイントを教えてください。
禰宜
普天満宮には御社殿後方に元御本殿、現在奥宮と呼ばれる洞穴(鍾乳洞)がございます。普天満宮洞穴は、全長280メートルの鍾乳洞で、現在はその50メートルほどを無料で一般公開しております。
一年に一度、神社にとってゆかりの深い日に行われる祭祀である例大祭も見どころです。
普天満宮の例大祭は旧暦の9月15日(新暦では10月中)に行われます。旧暦9月は琉球国王の御参詣があった日であり、国家・地域安泰や世界平和、人々の健康と幸福への祈りが捧げられます。
雅楽や神楽舞など、古式ゆかしい厳かな祭典では琉球舞踊なども披露され、他府県の神社とはまた違った雰囲気を感じられますよ。
インタビュアー
洞穴の中には幻想的で、神秘的な雰囲気が漂っていますね。これほど見ごとな鍾乳洞を無料で見ることができるのは、貴重なことだと思います。
例大祭では琉球舞踊が、披露されるのですね。鮮やかな衣装が目を惹きます!異国感さえ漂う舞踊は、見ごたえがありますね。
普天満宮で執り行う神前式
普天間宮の神前式は、地域の方々の希望で再開した
インタビュアー
神前式を行うようになった、きっかけや時期を教えてください。
禰宜
普天満宮で最初に神前挙式が執り行われたのは、1944年(昭和19年)頃です。
戦後は1953年(昭和28年)頃に、地域の皆様の希望により再び執り行われるようになりました。
インタビュアー
地域の方々からのご要望で、お式を挙げるようになったのですね!地域との関係性が伺えるエピソードですね。
神前結婚式で家族の絆を感じよう
インタビュアー
神前式と、その他の結婚式の違いについて教えてください。
禰宜
神前結婚式は、伝統的な日本の挙式スタイルを体験できます。新郎新婦両家の家族の新たな結びつきを重視しているため、家族の絆を感じることができることなども魅力です。
結婚式を終えた後も、子どもが生まれた際のお宮参りや七五三、家族での初詣などを、挙式会場に選んだ神社で行うことができます。そのため、新郎新婦や家族の節目にとても大切な場所になるのです。
日本の伝統や家族の絆を大事にしたい方は、人生の新たなスタートである結婚式を神前結婚式でなさることをお勧め致します。
インタビュアー
七五三や初詣など、神社では人生の節目に欠かせない行事がたくさんありますよね。結婚式は新郎新婦だけではなく両家の縁を結ぶものでもありますから、神社で挙式することは自然なことなのかもしれません。
挙式後もお参りする機会が多いでしょうから、神社と末永くお付き合いできる点も魅力だと感じました。
普天満宮の神前結婚式の流れ
インタビュアー
普天満宮における、神前結婚式の流れを教えてください。
禰宜
- 入場
- 開式の辞
- 修祓(お清めお祓い)
- 献 饌
- 祝詞奏上
- 新夫婦誓飲(三三九度)
- 新夫婦と親との盃
- 指輪の交換
- 誓詞奏上
- 玉串奉奠(二礼二拍手一礼)
- 親族固めの盃
- 撤 饌
- 斎主挨拶
- 閉式の辞
- 退下
所要時間は約40分です。
インタビュアー
お清めからはじまり、祝詞奏上や玉串奉奠など神社ならではを感じる内容ですね。自然と気が引き締まりそうです。
和装はもちろん、琉球衣装での挙式も可能
インタビュアー
普天満宮の神前結婚式の特徴は、どのような点でしょうか?
禰宜
親族しか参列できないところもありますが、当社の御参列は親族のみではなく、友人・知人の御参列も歓迎しております。
インタビュアー
友人や知人も神前結婚式に招くことができるのは、嬉しいですね。
禰宜
婚礼衣装は、和装はもちろん琉球衣装での挙式をなさる方が多いです。
また、当神社の近くには米軍基地があり、当神社で挙式をなさる方の3割くらいは新郎あるいは新婦がアメリカの方なんですよ。
インタビュアー
琉球衣装で、お式を挙げられるのですね!沖縄らしさが感じられる、素敵な神前結婚式になりそうです。
お土地柄からアメリカの方が、挙式される機会も多いのですね。国際色豊かな神前式というのは、全国的に見ても珍しいのではないでしょうか。
挙式後も続く、神社とのご縁
※例大祭の写真
インタビュアー
挙式されたご夫婦とは、その後も繋がりがありますか?
禰宜
挙式後、めでたく子どもを授かりお宮参りで御来社される方が多くいらっしゃいます。
インタビュアー
結婚式の後もお付き合いが続いていくのが、神社で挙式する魅力のひとつですよね。お宮参りでいらっしゃる方が多い点も、うなづけます。
普天満宮の神前式についてよくある質問
神前式の予約は1年前から可能
インタビュアー
神前式の予約は、何ヶ月前頃から可能でしょうか?
禰宜
おおよそ、1年前から承っております。
希望日程があれば、1年前より前でもできます限りご希望に沿わせて頂きます。
インタビュアー
1年前から、予約が可能なのですね。お日取りの調整も可能ということですので、事前に日程や内容をしっかり決めてから依頼すると良さそうですね。
挙式には70名参列可能!友人の招待人数も心配ご無用
インタビュアー
参列できる人数について、教えてください。
禰宜
参列人数はおおよそ70名程度です。
インタビュアー
友人や知人も招くとなると大人数になる可能性が高いので、70名程度まで対応いただけるのは心強いです!
毎年20組程度のカップルが挙式を実施!混雑していないのが嬉しいポイント
※例大祭の写真
インタビュアー
こちらでは月に何組くらい、神前結婚式を挙げていますか?
禰宜
平均で月に2回程度。年間20件程度です。
インタビュアー
あまり混みあっていない点は、依頼する側にとってメリットになりますね。
神前結婚式のお問い合わせは電話またはホームページから
インタビュアー
普天間宮の神前式の予約申込方法や、料金について教えてください。
禰宜
次のような流れになります。
- 電話にて仮予約
- 説明
- 本予約
- 打ち合わせ
神前結婚式に関する問い合わせ・予約は以下の電話またはホームページから行ってください。
電話番号 | 098-892-3344 |
---|---|
公式サイト | http://futenmagu.or.jp/ |
※最新情報は公式サイトにてご確認ください。
境内にある写真館で貸衣装やヘアメイクの相談ができる
※例大祭の写真
インタビュアー
貸衣装や着付け、ヘアメイク、写真撮影について教えてください。
禰宜
当神社では貸衣装・ヘアメイク・写真は承っておりませんが、境内にございます写真館で同様のサービスを提供しております。
インタビュアー
境内にある写真館で、お仕度ができるのは安心ですね。準備もスムーズに進みそうです。
結婚が決まったカップルへのメッセージ
禰宜
周囲の皆様への感謝をなさり、神様への誓いの下、お互いに相手を思いやり助け合い、深い愛情を持ってお二人の幸せ、家庭を育んでいって下さい。
インタビュアー
お忙しい中、本日は貴重なお話をありがとうございました。
普天満宮の基本情報
住所 | 〒901-2202 沖縄県宜野湾市普天間1-27-10 |
---|---|
電話番号 | 098-892-3344 |
公式サイト | http://futenmagu.or.jp/ |