2020年8月のお盆休み&夏休みは何して過ごす?男女436名へアンケート調査

本来であればたくさんのイベントを楽しめる夏休み・お盆休み。家族やカップルなど親しい人とまとまった時間を取れる大切な休日の一つです。

でも今年の夏休みは「Withコロナ」という、誰もが経験したことのない連休。どう過ごすべきか、と悩む方も少なくないでしょう。

そこで18〜49歳の男女436名を対象に、「みんなの夏休みの過ごし方」をアンケート調査しました。みんなの夏休みの予定をチェックして、ご自身の夏休みの過ごし方の参考にしてみてくださいね。

普段通りの生活をする人が「70%」

出かけたい気持ちはあるけれど、今は自宅にいるべきか悩む方も多いと思います。そこで、まずはじめに8月のお盆休みをどのように過ごすか調査した結果を紹介します。

男女436人にアンケート「8月のお盆休みはどう過ごす?」概要

結果は、70%がいつもと同じように過ごすと回答。みなさんステイホームの意識を強く持ち、いつも通りの生活圏内で楽しむ派が大多数でした。

旅行やレジャーを楽しむ人は8%と少数派

具体的な内訳は以下の通りです。

男女436人にアンケート「8月のお盆休みはどう過ごす?」詳細内訳

436人の回答者のうち、旅行やレジャーと回答したのはたったの8%。今年は大型イベントや夏祭り、花火大会などがほとんど中止となってしまったので、予定がない人が多数派のようです。

GOTOトラベルは「利用しない」が83%

GOTOトラベル・GOTOキャンペーンの利用予定について質問をしたところ、ほとんどの人が「利用しない」と回答。現時点で「GOTOトラベルを利用する」と決めているのは4%と少数でした。

男女436人へアンケート「GOTOトラベルの利用予定はありますか?

また観光地にお住いの方々は、「GOTOキャンペーンで生活圏内に人が増えてしまうのではないか」と不安を感じている人も多くいました。

ただ今回の調査結果で「旅行をする」と答えた人は少数ですので、GOTOキャンペーンが始まったからと言って、いきなり旅行者が増えることはなさそうです。

上位3位は「家で過ごす」「買い物」「仕事」と普段の日常と変わらず、自宅を中心に過ごす人が大多数。具体的にどのように過ごすかも聞いてみました。

ステイホーム派の過ごし方

ステイホーム派の過ごし方

家で小さいプールで子供と遊ぶ予定です。(41歳 男性 愛知県)
今年は実家へ帰省しないことに決めました。おそらく家で過ごすと思います。(41歳 男性 沖縄県)
夏休み・お盆は同居する夫が遠方へ出張のため、一人で家で過ごす予定です。具体的には、読みたい小説を買い溜めして「読書に没頭」する予定です。(31歳 女性 広島県)
家でテレビを見て過ごす。家で普段はやらない料理に挑戦してみる。仕事へ行く。友人とカフェへ行く。友人と公園で遊ぶ。(24歳 女性 埼玉県)
兄の家族と我が家の庭でBBQをする予定(42歳 男性 滋賀県)
友人宅でパジャマパーティーをします(30歳 女性 東京都)

テイクアウトをしたり、友人の家で過ごしたりと、基本的には少人数かつ自宅で過ごす予定を立てている人が多いようです。

中でも東京に住んでいる方は特に自宅で過ごすと回答している人が目立ちました。

お出かけ派の過ごし方

お出かけ派の過ごし方

では、お出かけすると回答した人の予定も見てみましょう。

少人数でランチに行ったり、屋内プールに行ったりします。恋人が東京に転職しましたが会いにいけないので、退屈な夏休み、盆休みになりそうです。(26歳 女性 宮崎県)
実家へ帰省し、子供を見せる。外出等は控えて実家でおしゃべりする程度。今後、落ち着いていたら温泉にも行きたいと思っています。あとは自宅でハンドメイド。(29歳 女性 広島県)
自転車で半径20キロメートル圏内をあちこち探索する予定です。(45歳 男性 神奈川県)
恋人と会って温泉に行ったり、密にならないような飲食店へ外食をする予定です。また、2泊3日の旅行も予定しています。(20歳 男性 神奈川県)

アウトドア派の人も、密を避けながら楽しむことを意識しているようです。

特に、自転車での探索は単独での移動がメインながらも、体を動かしたり、様々な景色を楽しめるので、とても良い予定だなと感じました。

「本当は出かけたい」という本心が垣間見える調査結果に

状況次第では…の回答多数。本当は出かけたいが見える調査結果に

いただいた意見の中には、「状況次第で出かけたい」との声も多数ありました。

普段なら実家へ帰省しますが、今年は悩んで決めかねています。(42歳 女性 栃木県)
いつもなら他県に行った友達が帰ってきたりしますが、今年はこの状況なので帰って来れない人がいるので何もしないかも。(35歳 男性 福岡県)
近場に買い物に行ったり、都内の実家に帰る予定です。状況次第では友人と出かけたりもしたいと思っています。(36歳 女性 東京都)
墓参りに行く以外は、普段通りの生活をすると思う。世の中の状況次第では、近県に日帰りで出かけたいとは思う。(47歳 女性 新潟県)
家でできる趣味をして過ごす予定。状況次第では県内の観光に行くかもしれない。(42歳 女性 神奈川県)

「本当は出掛けたいけれど、仕方なく自宅で過ごす」という選択をしている人が多いことが分かります。今年は我慢の休暇となりそうですね。

また「本来なら毎年旅行に行っているが、今年はあえて仕事で埋めた」と仕事をする選択をした人も多いようでした。

子供がいる家庭、91%は「実家に帰省しない」

子供がいる家庭、「91%は帰省しない」

子供がいると、実家から「今年はいつ帰ってくるの?」「孫の成長をみたい」とリクエストがあることも多いと思います。

そうは言っても休暇分散やオンライン帰省が求められる中、帰省を悩む人も多いのではないでしょうか。

調査結果では、子供のいる家庭でも「今年は帰省しない」と選択する人が多いことがわかりました。

子供がいる家庭への調査「2020年のお盆休みに実家へ帰省しますか?」

子供がいる家庭へ聞いた、帰省を見送った理由

具体的に見送った理由についても聞いてみました。

実家の両親が高齢なので不安があり今年は見送った。(47歳 男性 東京県)
状況次第では子供の成長を見せに行きたいが、現時点では難しいと思っている(36歳 男性 富山県)
今年は子供の夏休みも短いので帰省はやめました。冬休みに帰れればいいなと思っています。(43歳 女性 神奈川県)
小さい子供がいるので今年はLINEのビデオ通話を繋ぎながらご飯を食べたりする予定。(32歳 女性 静岡県)
子どもは祖父母と会いたがるが、万一のことを考えると今年は見送る方が良いのではと思っている。(43歳 女性 兵庫県)

子供も両親もお互いに会いたい気持ちはわかるものの、リスクを考えると大きな移動は避ける判断をする人が多いようです。

会えなくて寂しい気持ちはみんな一緒。オンライン通話や電話で交流をしたり、自宅で楽しんでいる様子のホームビデオや写真を送って元気な姿を見せてあげると良いかもしれませんね。

子供が暇しないか心配という声も

子供が暇しないか心配との声も

ただ「お出かけもできず連休中に家にこもりっきりだと、子供が暇してしまうのでは」と不安を感じている人も多いようです。

GW前から外出自粛しているため、家で出来る遊び・暇つぶしが無くなってきて子供が出かけたいと言っているため、自宅でできる遊びを考えている。(37歳 女性 愛知県)
子供が暇するのではないかと心配。(36歳 男性 大阪府)
家にこもっているだけだと、暇を持て余してしまうのではないかと不安です。(33歳 男性 東京都)
小学生の息子がいます。毎年、夏休みの日記の宿題もあるので、どこかに行かなくてはと考えていたが、今年はどうなることか。本人も次も海に行く!と張り切っていただけに、残念だなと思います。(36歳 女性 東京都)

そんな中、さまざまな工夫をしてお子さんと一緒に「おうちイベント」を楽しんでいる人も多く見られました。

どのような工夫をしているか具体的に聞いてみると、驚くほど楽しそうなアイデアが盛りだくさん!

「これは大人でも楽しめそう」と感じたものをいくつか紹介しましょう。

子供も喜ぶ「おうちイベント」アイデア特選11個

子供も喜ぶおうちイベントアイデア特選11個

誰でも実践できそうな3パターンに分けて、計11個のアイデアをご紹介します。

料理や食事を工夫して楽しんでいるみなさんのアイデア

お家で楽しめるイベント1:料理や食事を楽しむ

一番多かったのが食事を工夫するアイデア。ピザ、たこ焼き、餃子、流しそうめん、手巻き寿司など、子供と一緒に作れる料理をイベント化し楽しんでいる人が多いようです。

またこういったイベントをきっかけに、子供達が料理に興味を持った、家族で過ごす時間をもてたなどの意見もあり、とても充実した時間を過ごせたことが伝わりました。

子供たちが自由にトッピングして作るピザパーティー

ピザパーティーをしました。ホームベーカリーで生地を捏ねている間にトッピングの具材を準備しました。ベーコン、ツナ、エビ、ピーマン、玉ねぎ、ほうれん草です。私が生地を薄く伸ばし子どもたちがトッピングしました。小さめの生地にしてカットする手間を省きました。

 

家族が家にいるときだからこそ、役割分担を決め協力して作るピザは、とても美味しく子供たちや夫に大好評でした。時間が有り余っている毎日を、家族で有意義に過ごすことができたひとときでした。(34歳 女性)

子供と一緒に簡単お料理教室

“簡単お料理教室”と名付けて子どもたちとマフィンやパウンドケーキ、唐揚げドック、ミートパイ、プリンなどを作りました。材料はホットケーキミックスや冷凍パイシートを使って、集中力が短い下の子でも簡単に楽しめるようなものにしました。自分の好きな具材を入れて、好きな形にしたりして、まるで工作を楽しむかのように気軽にできたのは子どもたちにとっても楽しかったようです。

 

また、「自分たちで作ったものは多少焦げても美味しい!」と嬉しそうに食べていました。時間があるからこそできる良いイベントになったと思います。(45歳 女性)

おにぎり屋さんごっこで美味しく楽しく

おにぎりやさんごっこをしました。私が子供たちのリクエストに答えた具が入ったおにぎりを作り、それぞれおにぎりに具の名前のシールをつけて、好きなものを選んだり、親は子供に選んでもらったりして楽しく食べました。ちなみにサンドイッチでもしました。

 

普段の平日はなかなかゆっくりお昼を食べることは少ないのですが、夫が在宅勤務になり子供たちの相手をしてくれたからこそ、こんなことができとても楽しかったです。子供たちはこのことがきっかけで自分で準備をしたり、作ったりすることに少し興味が出たみたいなので、これからもできれば続けていきたいと思っています。(38歳 女性)

室内で擬似アウトドアを楽しんでいるみなさんのアイデア

お家で楽しめるイベント2:室内でアウトドアを再現して楽しむ

イチゴ狩り、キャンプ、天体観測…どれも本来はアウトドアで楽しむものですが、みなさん自宅で楽しめるように工夫しているようです。

椅子に紐をかけて「おうちでいちご狩り」

イチゴが大好きな我が家の2人娘。例年ならいちご狩りに行ってお腹いっぱいとれたてのイチゴを満喫するのだが、今年はステイホーム。家で何かできないかと考えていた所、閃きました。

 

紐を椅子から椅子へ渡すようにかける。その時に背もたれの所と肘掛の所と、高さが違うように紐をかける。イチゴを用意して紐の上からイチゴのへたをつまむように洗濯ばさみで止める。そうすると自宅で簡単いちご狩りの出来上がり!娘たちも喜んで食べていましたが、イチゴの量が足りなかった!!(33歳 男性)

庭でキャンプセットを出してランチ!

庭にレジャーシート、アウトドア用のテーブル・椅子のセット、パラソルを出して、ランチをしました。退屈しなくていいように、準備も片付けも子どもと一緒にしました。庭でランチは初めてだったので、子どもたちは気分も変わって喜んでいました。

 

簡単に食べられるサンドイッチとサラダくらいだったから、準備もそんなに大変ではなかったので、やってよかったです。豪邸ではないので、庭と道路の距離が狭く、少し外の様子が気になりましたが、十分に楽しめました。(33歳 男性)

家族で寝袋、室内キャンプ!

家の中でテント張ってキャンプに行っているかのように過ごしました。寝袋を準備して、部屋の電気を消してプラネタリウムをつけて、星をみながら、家族で川の字になって寝ました。キャンプをしているような感覚になり、自宅でもとても充実した時間を過ごせました。娘も大喜びでした。

 

落ち着いたら、実際に遠出してキャンプをできるのを楽しみに待っています。早く通常の夏休みが来るのが待ち遠しいです。(36歳 男性)

お風呂で本格プール遊び

お風呂場でプール遊びをしました。子供達に水着を着せてラジオ体操をしてからお風呂でぬるめのシャワーを浴びて、湯船にもぬるめのお湯を溜めて水鉄砲やシャボン玉で遊びました。休憩する際はお風呂場でポッキンアイスを食べました。

 

蒸し蒸ししているのにどこにもいけない日は、お風呂プールをすることで子供達もさっぱりして体を痒がることもなく夢中で楽しめるので良かったです。お風呂の中のためあまりダイナミックなことはできませんが未就学児か遊ぶにはちょうど良いと思いました。(29歳 女性)

独自の遊びを編み出したみなさんのアイデア

お家で楽しめるイベント3:独自のイベントや遊びを作り楽しむ

最後は想像すると少し笑ってしまうような、独自の遊びを開発しているみなさんのアイデアです。

各国の貴族ウィークでなりきって遊ぶ時間を作った

週替わりでお題を決めて、なりきって過ごすという遊びをしていました。その時間は絶対にその役割を演じなければならないという縛りをつけて、日常をゲーム感覚で楽しみました。

 

例えば、今週はイギリスのウィークとして、イギリス貴族になった気持ちで過ごすなどです。正装を選び、髪の毛もビシッと決めて、アフタヌーンティーをしました。普段は絶対に使わないような言葉遣いになり、大笑いしてストレス解消にもつながりました。

 

いつもならバカバカしくてくだらないことをやろうと言う試みでしたが、かなり楽しくやることができました。その時間はパリッとした正装をしなければならないと言う縛りをつけたので、一日中パジャマで過ごすことなく済んだのも楽しかったです。(45歳 女性)

ダンボールでお店を作って駄菓子屋さんごっこ

お家にある駄菓子を集めて、ダンボールでお店を作って駄菓子屋さんごっこをしました。子供たちと一緒に紙にお金を書いて作り、ポイントカードもつくりました。我が家オリジナルの値段をつけ、いくらまでOKと設定をして数のお勉強も兼ねて駄菓子屋さんをしました。

 

まず何を作るのか聞かされていない子供たちは駄菓子を集めることにワクワク。更に、ダンボールを組み立て、説明をするとノリノリでお金を作ったり値札をつけたりしてくれたので、久しぶりに子ども達と笑いながら作業ができ、コミュニケーションもとることができたので良かったです。お金の計算など、まだ理解はできていないようでしたが計算などに触れることができたので良い経験になったと思います。(34歳 女性)

VRを活用してお家でジェットコースターごっこ!

おうちでアトラクションごっこしました。室内の2階に続く階段に布団を敷いて、雪遊び用のソリでそこから滑り落ちるという遊びです。VRを装着して、ジェットコースターの動画を見せながら、階段の下から扇風機でを送りつつ滑っているようにし、遊ばせました。

 

ずっと家にこもってテレビゲームばかりだったので、主人と協力して作った滑り台?に子供たちもかなり喜んでくれたので、ちょっとした運動にもなったかな?と思うので、やってみてよかったです。久々にあんなに笑って遊びました。(39歳 女性)

流しそうめん機でおもちゃすくい

小さめのスーパーボールや水に濡れてもいいオモチャを流しそうめん器で流して、補助箸や茶こしですくい取る遊びをしました。まずは簡単そうなオモチャから行い、徐々に難易度を上げて最後は難しいスーパーボールを流しました。

 

最初は食い付きが良かったんですが、難しくなってくると飽きてきたようで子どもたちがグズグズになってしまいました。結局、最後はスーパーボールを大量に流し続けて「きれいだね?」なんて言いながら見てるだけでしたが、後で聞いてみたら面白かったとのことです。(38歳 男性)

読んでいるだけで楽しさが伝わってくるようなアイデアが多く、思わずたくさんご紹介してしまいました。

もし、子供たちとの連休をどう過ごそうか迷っているのでしたら、真似してみてくださいね。

自宅で過ごす大型連休を、”+ひと工夫”で楽しもう

自宅で過ごす大型連休ひと工夫で楽しもう

密を避けながら過ごすお盆休みは、日本国民全員にとって初めての経験です。

今回の調査結果では、みなさんステイホームを意識しながらも、何か工夫して楽しもうとしていることがよく分かりました。

暇を持て余してしまう人も多いですが、お家で楽しめるアイデアを共有しながら、いつか「あの時は出かけられなかったけど、それはそれで楽しかったよね。」と笑って言える日が来ることを願いたいですね。

 

調査方法:インターネットアンケート
調査対象:18〜49歳の男女(全国)
アンケート母数:計436名
実施日:2020年07月22日~07月25日
調査実施主体:縁結び大学(https://jsbs2012.jp/date/
調査会社:株式会社ネクストレベル