初対面で盛り上がる会話ができない男性へ。マッチングアプリの初デートで会話を楽しむ方法
楽しい初デートのためには、お互いが楽しく会話できる工夫をすることが大切です。
「話すのが苦手なのに勢いでデートを決めちゃった。当日なにを話せばいいんだろう」と口下手な方はこんな悩みを持たれることも多いと思います。
男性に初デートでの会話が苦手かを聞いたアンケート結果があります。
「初デートでの会話は苦手ですか?」
苦手:66%
苦手ではない:34%
有効回答数:男性178人引用:マイナビウーマン
女性にも同じ質問をした結果があります。
「初デートでの会話は苦手ですか?」
苦手:68%
苦手ではない:32%
有効回答数:女性224人引用:マイナビウーマン
こちらのデータからも、男性・女性ともに初デートでの会話が苦手と感じている人が多いことがわかります。
そこでこの記事では、初めて会うときにお互いが緊張せず会話をするにはどうすれば良いか、どのような事前準備が必要かについて紹介していきます。
マッチングアプリで初めて会う女性と楽しく会話するための5つのステップ
マッチングアプリで初めて会う女性と楽しく会話するために、5つのステップに分けて説明します。
人見知りで上手く話せない方であっても、これらの5つのステップを意識すると女性と楽しく会話ができ、2回目のデートや交際につなげやすくなります。
時系列に沿って見ていきます。
ステップ1:事前準備をしっかりと行う
マッチングアプリで知り合った人と初めて出会うときには、まず意識しなければならないことがあります。
3000件のデーティングサイトのメッセージを分析したウエストバージニア大学の研究結果から、出会った男女のほとんどが「実際に出会う前に比べると相手の魅力が低下した」と感じていることが判明しました。何と90%の男女は相手の魅力が40%低下したと回答したそうです。
つまり、マッチングサイトで知り合った女性と特に何も考えずに会ってしまうと、いくらあなたに魅力的な面があっても上手く伝わらず、実際よりも低く評価されてしまうということです。
頻繁なメッセージのやり取りが魅力の低下を防ぐ!
では、どのようにすれば自分の魅力が相手へと上手く伝わるのでしょうか。
先ほど紹介したウエストバージニア大学の研究では「出会った相手に幻滅しなかった」と回答した人の理由も調べています。
それをまとめると、出会う前にマッチングアプリ上でメッセージのやり取りを頻繁にしていました。当日の会話に気を付けるだけでなく、事前に準備を行っていたのです。
つまり、実際に会ったときにあなたの魅力を伝えるためには、事前にしっかりとメッセージのやり取りを行うことが重要と言えます。
事前のやり取りで好感度を高めるために意識する2つのこと
メッセージのやり取りはただ数をこなすだけではなく、以下の2点を意識することで相手の好感度をより高めると言われています。
- 相手へ質問する
- 自分を隠したり盛るのはNG!等身大の自分をアピールする
1つ目は相手へ質問することです。質問は「私はあなたに興味を持っています」と伝える上で非常に有効です。
ハーバード大学が300人の男女を対象に行った、質問とモテ度に関する研究があります。
- 300人の男女をオンラインチャットに誘導し、誰がモテるのかを研究
- 15分で9回以上の質問をした人は、15分で4回以下だった人に比べて相手に与える印象が格段に良かった
- 質問が多い男女ほど相手に対して好印象を与え、モテやすいということが分かった
この研究を見ると質問が多い男女ほどモテるということがわかります。
ただし、脈絡もなく質問を繰り返しても意味がありません。質問はあくまで相手に興味がある上で自然に出てくるものです。
「もう少し詳しく教えて!」「私も興味あるからもっと知りたい!」などのように、相手が答えてくれた内容を更に深堀するように質問していきましょう。
自分の事をしっかりと伝える
もう1つは自分の事をしっかりと相手に伝えることです。背伸びしたりかっこつけたりせず、等身大の自分で相手にアピールするようにします。
そのままのあなたを相手に伝えておけば、オンラインでのあなたとオフラインで出会った時のあなたとの差が大きくならず、実際に会ったときに幻滅されにくくなります。
SNSやマッチングアプリで自分の写真やプロフィールを盛る方もいらっしゃいますが、これは基本的にNGです。写真やプロフィールを盛れば盛るほど相手の期待が高まり、出会った時とのギャップから幻滅される確率が高まります。
普段から等身大のあなたで接し、いざ会ったときに女性に「メッセージでやり取りした通りの人だな」と思ってもらえるようにします。
ステップ2:お互いに楽しい体験ができる場所を選ぶ
デートで会話をスムーズにするためにはどの場所を選ぶかも重要です。
特に人見知りで初対面の相手と上手く話せない、コミュニケーションが苦手という方は場所選びを重視した方が良いです。
一般的に初デートに良いと言われている場所は下記です。
- 甘いものを食べられる
- 二人で共通の体験ができる
甘いものには、初対面の相手を高く評価する傾向があります。これは甘いものを食べることで脳の中の快楽物質が出るためと言われています。
甘いものを食べる場所と言えばカフェやレストランなどが一般的ですが、どうしても会話がメインになってしまうため、会話が苦手な方にはあまりお勧めできません。
話すのが苦手という方は2つ目の「共通の体験ができる場所」を選ぶようにしましょう。
共通の体験を行うことで親密度がアップ!
相手との距離を縮める上で、共通の体験をすることは大切です。
共通の体験をすると、相手と自分は似た感情・感覚を味わいます。すると体験に対する意見が一致しやすくなり「この人は自分と気が合う」と思ってもらいやすくなります。
共通の体験ができる場所であればどこでも良いというわけではありません。「相手が興味を持っていること」や「やりたいと思っているけどまだできていないこと」を選びます。
プロフィールや事前のメッセージのやり取りから、相手の趣味や今興味を持っているものが何なのかを調べてみましょう。
例えば、相手がある水族館の新しいショーに興味を持っているとします。
そういえば、この間〇〇水族館で新しいショーが始まったって言ってたけどもう見に行った?
まだ行ってない
それなら、今度良かったら一緒に行ってみない?
このような自然な流れで相手が興味のある場所に誘えるといいですね。
相手や自分が既に体験したものはNG
共通の体験ができる場所を選ぶ上で「お互いに体験したことはないけど、体験してみたい、興味がある」と思える場所を選ぶのがポイントです。
その理由は、どちらかが体験したことがあると一方には新鮮さが少なく、共感した感情が生まれにくいからです。
女性は未体験だけど、あなたは既に体験したことのある場所に行ったとします。女性は「新鮮な体験をして面白かった」と思っても、あなた自身は体験済のため、女性ほど新鮮さや面白さが感じられず、お互いの感じ方にギャップが生まれてしまいます。
一緒に体験し、共感したからこそ出てくる自然な意見の一致が会話を盛り上げ、2人の距離を縮めていきます。
映画は時間配分に注意!
映画も共通の体験としてオススメされやすいですが、注意点もあります。
映画は視聴者が同じような感情や感覚を持ちやすいように意識して作られているため、相手と気持ちが一致しやすいというメリットがあります。しかし映画を1本観ると2時間ほどかかるので、初デートにしては時間を取られ過ぎてしまうという面もあります。
初回のデートでは、深い話ができるかどうかが大切なポイントです。
とある実験では深い話をしたグループの方が、そうでないグループと比べて相手と仲良くなったと回答した人の割合が30~40%も多かったという結果が出ています。
映画を観てすぐに解散してしまうと、次のデートに繋げるという意味でもマイナスに働く可能性があります。映画を観た後に会話ができる時間を作るようにスケジューリングしましょう。
ステップ3:当日会ったときの挨拶は誠実さが伝わるように
会うまでにメッセージのやり取りをしっかりと行い、場所も決めていよいよ当日を迎えます。
まず相手に好印象を与える上で最初の挨拶は非常に重要です。
アラスカ大学が行った「声のかけ方による好感度の違い」の研究があります。この研究では、女性がどのように声をかけられると好印象だと感じたかを調べています。
最も好感度が高かったのが”自己紹介型”の声のかけ方でした。自己紹介型の声のかけ方というのは、自分の紹介を含めて挨拶をする方法です。
初めまして!〇〇と言います。少し口下手な所もあって、上手く伝えられないこともあると思うのですが今日△△さんとお会いできるのを楽しみにしていました。今日はよろしくお願いします。
最初から詳しすぎる挨拶は必要ありませんが、自分の名前や性格、今日のデートを楽しみにしていることぐらいは伝えましょう。特に話すことが苦手な場合は、そのことも最初にサラッと伝えておくことをオススメします。
また、マッチングアプリの場合は本名を教えずに利用する事もできますが、相手に安心感を与えたい場合は教えてもいいかもしれません。ただし、悪用されるケースもあるので、本名を伝えるかどうかは相手をよく見てどうか判断しましょう。
初対面で軽い印象を持たれないように注意!
初対面では軽い印象を与えてしまうような挨拶はNGです。
先ほどのアラスカ大学の声のかけ方の研究では、好感度が低かった挨拶についても調べられています。それは「ナンパのように声をかけること」です。
ナンパのように軽いノリで声を掛けられることを嫌う女性は多いです。挨拶では下手なウケ狙いや軽さ、面白さよりも誠実さを重視するようにしましょう。
ステップ4:自分が感じたことを素直に話す
挨拶で誠実な印象を与えられれば、いよいよデートがスタートです。
デート場所まで移動する間は、お互いのことや今日体験することについて色々と話しましょう。ここでは相手が話しやすいような会話の流れにすることに留意します。
例えば、デートで水族館に行ってショーを見るなら、このような流れで話を振っていきましょう。
今日行く〇〇水族館のショー楽しみだね!
うん♪
よく他の水族館にも行ったりするの?
昔から結構好きかな。家族で行ったりもしたから。
へー。ちなみに今までで一番すごかった水族館ってどこ?
△△水族館!あそこは凄かったよ!!
そうなんだ!どんな感じだったか教えてよ^^
このような感じで相手の話を拾って質問していきます。相手が興味がありそうな話題に持っていき、話しやすい環境を作ってあげるようにしましょう。
この人と話すのは楽しい!と思ってもらうことが目標です。
デート中に会話を続けられる男性はモテる
会話を続けることの重要性に関する研究をアメリカのセントフランシス大学が行っています。
セントフランシス大学では初デートで男性・女性が好印象に感じた行動に関する研究を行いました。その結果、女性は以下のような項目を好印象と考えていました。
- 会話に沈黙がなかった
- 自分のことをたくさん尋ねてくれた
つまり、会話を途切れさせることなく、上手く質問ができる男性は女性にとって好印象となりやすいのです。
特に口下手や人見知りをする人が、初対面の女性を飽きさせないように面白い話をすることは非常に難しいです。デートの場所と質問の力を上手く借り、女性に楽しく話してもらえるようにしましょう。
「相手が退屈にならないように面白い話をしよう!」と意気込むよりも、会話の中から興味を持っていることや楽しいと思っていることを汲み取り、女性が話しやすいように上手く引き出す工夫をします。
自分から面白い話を積極的にするよりも、質問を上手く使って相手に楽しく話してもらう方が大切ということです。
女性が求める会話と男性が求める会話の違い
デートに臨む前に、男性が考える理想の会話と女性が求める会話は多くの場合で違うという点を知っておく必要があります。
男性は以下のような会話を好む傾向があります。
- 物のスペック
- 問題の解決策の提示
それに対して女性が重要視するのはこのようなことが多いです。
- どのように感じたか、どんな感情が出てきたか
- 自分の感じたものをただ聞いて共感してほしい
例えばイルカショーでイルカがジャンプに失敗して、女性が「惜しかった!」と言ったとします。あなたならここで何と返答するでしょうか?
男性の中には以下のように失敗した理由の分析や解決策の提示方法を考え、それを話そうとしてしまう人もいます。
- こうすれば飛べたんじゃないか?
- あのトレーナーじゃなくて別のトレーナーがやれば上手くいったんじゃないか?
- 合図のタイミングを変えればいけたんじゃないか?
それに対して女性は「惜しかった!(けど一緒に観れて楽しいね)」とただ楽しい時間を一緒に過ごしていたことを伝えたかっただけという場合が多いです。
こういった点を汲み取れず、自分目線で思った事だけを話していると「この人、私の気持ちを全然わかってくれない」と悪い印象を持たれることにもなりかねません。
女性に好感を持ってもらいたいなら、話す内容は女性が求めていることを意識するようにしましょう。
女性の気持ちを汲み取り、自分もイルカショーは楽しかった、ワクワクした、そして些細な会話の中から「あなたと一緒にいると私も楽しい」ということが伝わるようにしていくようにします。
難しい知識や小ネタを話すよりも、「この人も同じように感じてくれた」「私が言いたかったことちゃんとわかってくれてる」と思われる会話を意識すると良いでしょう。
こちらの記事で、メッセージやデートに使える盛り上がる鉄板の話題を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
→マッチングアプリで盛り上がる鉄板の話題を紹介!メッセージとデートの会話はコレでOK
ステップ5:次のデートに繋げるために大切なこと
もう1つ、初デートで大切なのは次のデートへとつなげることです。相手にまた会いたい、なんだか気になる、と思ってもらえるように会話を工夫します。
その際に重要なのが以下の2点です。
- 初デートで深い話ができる関係まで持っていく
- お礼のメッセージは素早く、繰り返し行う
深い話ができる関係になれば好感度がアップ
初デートではどうしても緊張してしまい、趣味や出身地など差し障りのない会話だけで終わりがちです。そこで思い切って個人の価値観や恋愛観、過去の恋愛など踏み込んだ深い話をするようにしてみましょう。
先ほども出ましたが、とある実験では、45分のフリートークの中でいきなり深い質問をしたグループの方が徐々に話を深くしていったグループに比べて「相手と仲良くなった」と答えた人の割合が30~40%も多くなりました。中には実験に参加した男女同士で結婚したケースもあったそうです。
また、「自分のことをこれだけ話したら嫌われるんじゃないか」という恐怖を乗り越えた人ほどモテるという別の研究もありました。
自分のことを隠さずに話してくれるというのは、人が相手に興味を持ったり好印象を抱く重要な要素の1つです。
自分のネガティブな面を話すと「嫌われるんじゃないか」「相手に悪い印象を持たれるんじゃないか」と思われる方もいるかもしれません。しかし、反対に相手の好感や次回のデートへ繋がることもあるため、思い切って踏み込んで話す勇気は必要です。
脈絡もなく突然深い話はNG!
ただし、いくら興味を持ってもらいたいからと言って突然脈絡もなく深い話をするのはNGです。
マッチングアプリの場合はお互いの名前を知らないケースもあります。このような場合にいきなり深い質問をすると相手に引かれる可能性もあります。
事前のメッセージで深い話をしており、最初からそのような話の流れになった場合はOKですが、そうでない場合は”最初のデートで深い話ができる関係まで持っていくこと”を目標に会話をしていきます。
相手へ質問をして深い話題になりそうなら思い切って聞いてみましょう。その際には相手の話を聞くだけでなく、話に共感し、自分も似たような経験や辛い経験があったら打ち明けるようにします。
お礼のメッセージは素早く繰り返し行うことで効果アップ!
次のデートに繋げるためには、デート後にお礼のメッセージを送ることも大切です。
ただ何気なく送るだけではなく、送るタイミングと頻度を意識することで相手の好感度をアップさせることができます。
ポイントは以下の2点です。
- 最初のメッセージはデート後20分以内
- 翌日と1週間後にもデートが楽しかったということを必ず送る
このタイミングでメッセージを送る理由は人の記憶のメカニズムが関係しています。人の記憶は20分間で58%失われることが指摘されており、その後も時間の経過とともにどんどんと失われています。
しかし、20分以内に復習すると記憶が新鮮になり、1日後、1週間後に再度復習すると記憶の鮮明度が保たれると言われています。
楽しいデートの記憶を相手に覚えておいてもらうためにも、デート後のお礼のメッセージは必ず送るようにしましょう。「デートが楽しかった」と相手が覚えてくれているほど次のデートへ誘いやすくなり、今後交際に発展する可能性も高くなるでしょう。
まとめ また会いたいと思ってもらえる3つのポイント
マッチングアプリで初めて会う相手とでも楽しく会話をし、次のデートに繋げるポイントについて紹介しました。
初めて会うときに楽しい時間を過ごし、相手にまた会いたいと思ってもらうために特に大切なことは以下の3点です。
- 場所の力が借りられる所を選ぶ
- 相手が話しやすいよう質問上手になる
- 知識豊富な人よりも共感できる人になる
話すのが苦手な人は、場所の選定やメッセージのやり取りも含めてデート前の準備を入念に行う。そして、話すスキルを磨くのではなく、相手が話しやすい状況を作る質問力を身に着ける。
女性と男性では会話で求めるものが違います。相手の言ったことにしっかりと共感できる”感度の高い人”になりましょう。
最初からすべて上手く行うことは難しいかもしれません。相手に「この人といるとなんか楽しいな」「なんか不器用だけど私のことよくわかってくれそうだな」と思ってもらえるよう、日々意識して積み重ねていくことがデートを成功させる秘訣です。