那須町の魅力が詰まった絶景映えスポットを巡るデート|栃木県の観光スポット

今回ご紹介するのは、栃木県那須町(なすまち)の映えスポットをめぐるデートプランです。

那須町は栃木県の北東部、東京と仙台のほぼ中間にあるまちで、豊かな自然とたくさんの観光スポットに恵まれています。古くから観光地・避暑地としても人気があり、那須御用邸(※)があることでも有名です。
(※)御用邸:皇室の別荘のこと

そんな魅力たっぷりの那須町の映えスポットを2人で巡るデートはいかがでしょうか?この記事では那須町観光協会の林さんにお尋ねした情報を元に、那須町のおすすめ映えスポットをご紹介します。

那須町の映えスポット巡りおすすめルート

町内に那須連山の主峰「茶臼岳」がそびえ、歴史ある「那須温泉郷」が広がる那須町。雄大な自然と、たくさんの観光スポットや宿泊施設、別荘地が点在していて、さらに御用邸があることから「ロイヤルリゾート那須」としても知られています。

今回ご紹介するデートプランでは、車を使って那須街道(栃木県道17号那須高原線)をメインに走行します。那須街道へは那須ICから合流でき、街道付近にはレジャー施設やお食事処など立ち並んでいるので、たっぷりと楽しめますよ。

那須高原はとても広く、温泉や宿泊施設、テーマパーク、牧場、動物園、美術館などのレジャー施設、カフェやレストランなどがたくさんあります。とても1日では網羅できないので、すべて網羅したい方は何度かに分けての観光がおすすめです。

来るたびに変わらないものと、常に進化していくものとがある那須高原で存分に楽しんで、素敵な思い出を残してみてはいかがでしょうか?

電車や路線バスを利用しての観光も可能

車でのルートをご紹介しましたが、電車やバスを使っての観光も楽しいですよ。JR那須塩原駅、JR黒磯駅からは路線バスが運行しているので、こちらを使えば那須ロープウェイ(終点)まで行けます。

また、「道の駅 那須高原友愛の森」を中心に那須高原観光周遊バスも運行しており、レジャー施設やホテルなどを周遊できる便利なバスもあります。ぜひ利用してみてください。

おすすめ“映え”スポット1:「那須高原展望台(恋人の聖地)」

那須高原展望台(恋人の聖地)の記念碑

那須高原展望台は、県道17号那須高原線沿いの標高1,048メートルに位置する展望台です。茶臼岳をはじめとした那須連山が見渡せる見渡せる大パノラマが広がり、天気のよい日には八溝山系を望むこともできます。

なお、那須高原展望台は平成22年の第18回「恋人の聖地」選定委員会において、第100番目の「恋人の聖地」として認定された展望台でもあり、プロポーズの名所になっています。

カップルにおすすめなのは朝と夜景

季節によって景色の雰囲気が変わる那須高原展望台は年間を通して楽しめますが、カップルにおすすめなのは朝。早起きして朝日に包まれる瞬間に記念撮影はいかがでしょうか。運が良ければ雲海も見られるかもしれません。

また、夜の展望台では美しい夜景を眺められるのが魅力。満天の星を一緒に見たり、月明りの下で過ごしたりすれば、とてもロマンティックなひと時が送れます。

那須高原展望台から眺める夜景
▲夜の那須高原展望台からは、昼とは違ったロマンティックな光景が望めます

那須高原展望台から眺める朝焼けと雲海
▲朝にはこんな綺麗な朝焼けと雲海が眺められるかも

那須高原展望台(恋人の聖地)周辺の観光スポット

那須高原展望台の前後で行ける観光スポットをいくつかご紹介します。

那須連山の絶景を堪能できる「つつじ吊橋」

栃木県那須町にあるつつじ吊橋

那須高原展望台から車で2、3分ほどのところに「つつじ吊橋」があります。橋長130m、高さ38mの吊橋で、橋の上からは那須連山の絶景を一望できます。

「つつじ」の名の通り、ヤマツツジが見頃を迎える5月中旬から下旬の景色が圧巻!それ以外の季節でも四季折々の那須の自然が堪能できますよ。

公式:那須町観光ガイド「つつじ吊橋」

圧倒的なツツジを堪能できる「八幡つつじ群落」

栃木県那須町にある八幡つつじ群落のツツジ

「八幡つつじ群落」はつつじ吊橋から歩いてすぐ。ヤマツツジやレンゲツツジが、23haにおよそ20万本も群生しているエリアです。

八幡つつじ群落のツツジと遊歩道

遊歩道も整備されていて散策しやすくなっているのも特徴。2人で一面のツツジに囲まれるひと時を過ごしてみませんか?

公式:那須町観光ガイド「八幡つつじ群落」

那須の景色でほっと一息つける「かぜの社 まど花」

那須町にある「かぜの社 まど花」の外観

那須高原展望台から車で5分程のところに「かぜの社 まど花」というカフェがあります。大人気のホットサンドやピザなどの軽食、ホットコーヒーなど、那須湯本の風景を眺めながらホッと一息できるメニューが揃っています。

「かぜの社 まど花」のホットサンド
▲人気メニューのホットサンド

山々が一望できる店内やウッドデッキからは、那須湯本の四季折々の景色をゆったりと楽しめるので、デートの休憩にいかがでしょうか?

「かぜの社 まど花」の窓側カウンター
▲山々を見渡せる店内のカウンター席

「かぜの社 まど花」のウッドデッキ
▲天気のよい日はウッドデッキもおすすめ

四季折々の自然が楽しめる那須町
▲テラス席からの景色(5月撮影)

公式:かぜの社 まど花

那須高原展望台(恋人の聖地)の基本情報(アクセス)

住所 栃木県那須町湯本
電話番号 0287-76-2619(那須町観光協会)
アクセス 【電車・バス】
・JR那須塩原駅(西口)から路線バスで約60分 バス停恋人の聖地で下車
【車】
・東北自動車道那須ICから約35分
駐車場 12台
※駐車場料金は無料
公式サイト https://www.nasukogen.org/charm/

おすすめ“映え”スポット2:殺生石

栃木県那須町にある殺生石

殺生石(せっしょうせき)は那須湯本にある景勝地。ゴツゴツとした岩石が転がり、硫黄の匂いが立ち込めるスポットです。「九尾の狐」にまつわる伝説が残る史跡としても知られ、国指定名勝にもなっています。

駐車場も整備されており、殺生石から徒歩5分ほど。また、整備された遊歩道は先ほどご紹介した那須高原展望台まで続いています。雰囲気に反し、周辺の観光スポットからのアクセスが比較的よいスポットです。

独特の雰囲気がある殺生石へは日中の来訪がおすすめ

荒涼とした風景が醸し出す独特の雰囲気が魅力の殺生石は、記念撮影にもバッチリのスポット。柵があるので、その手前辺りでの撮影がおすすめです。

ライトなどがなく、夜は真っ暗なので、基本的には日中に行くのがよいでしょう。通年で見学できますが、冬は足場の凍結・積雪などもあるので、十分に気をつけましょう。

毎年5月に開催される御神火祭は必見

御神火祭の太鼓の演奏

毎年5月の最終日曜日には御神火祭(ごじんかさい)が開催されます。白装束をまとった参加者が松明を持ち、後ほどご紹介する那須温泉神社から殺生石まで行列するお祭りです。

大松明(御神火)が燃え上がる様は非常に幻想的。殺生石では郷土芸能の「白面金毛九尾狐太鼓」も披露されます。

御神火祭の様子
▲もともと御神火祭は山の怒りを鎮めるための行事だったそう

神社から殺生石まで行列する「松明行列」は一般参加もできるので(※)、2人で参加してみてはいかがでしょう?忘れられない思い出になるかも!
※人数制限があります

殺生石周辺の観光スポット

殺生石へ行く前後で行ける観光スポットをいくつかご紹介します。

那須高原屈指のパワースポット「那須温泉神社」

那須町にある那須温泉神社の様子

殺生石から歩いて5分ほどの場所に「那須温泉神社(なすゆぜんじんじゃ)」があります。とても長い歴史のある神社で、平安時代末期の弓の名手・那須与一(なすのよいち)ゆかりの神社としても有名です。

那須高原のなかでも屈指のパワースポットで、境内には推定樹齢800年といわれるミズナラの御神木「生きる」やさざれ石などがあります。那須町観光の際には、立ち寄って2人の安全を祈願するのもいいですね。

また、神社の入口付近には足湯「こんばいろの湯」があります。無料なので、歩き疲れた足を癒してはいかがでしょうか?

那須温泉神社にあるこんばいろの湯
▲こんばいろの湯の建物。境内入り口手前にあります

こんばいろの湯の内観
▲同時に12人ほどが入れる広さがあります

公式:那須温泉神社

「みちのく民芸店」の温泉温玉アイスをご賞味あれ

那須町にあるみちのく民芸店の外観

殺生石から歩いて10分ほどの場所に「みちのく民芸店」があります。ここではその名の通り、全国の民芸品や軽食などが楽しめます。

とくにおすすめなのは、ここでしか食べれない「温泉温玉アイス」。立ち寄った際はぜひご賞味あれ!

みちのく民芸店の温泉温玉アイス
▲温泉温玉アイス。ありそうでなかった組み合わせです

公式:みちのく民芸店

殺生石の基本情報(アクセス)

住所 栃木県那須郡那須町大字湯本182
電話番号 0287-76-2619(那須町観光協会)
アクセス 【電車・バス】
・JR那須塩原駅から関東バスで約50分
【車】
・東北自動車道那須ICから約30分
駐車場 13台
※駐車場料金は無料
公式サイト https://www.nasukogen.org/charm/

おすすめ“映え”スポット3:「那須ロープウェイ」

那須ロープウェイと茶臼岳周辺の紅葉

那須町北西部にそびえる茶臼岳は、那須連山にある活火山の主峰です。この茶臼岳へは「那須ロープウェイ」を使って9合目(山頂駅)まで行くことができます。

山頂駅からは50分ほどで茶臼岳の山頂まで登れます。比較的登りやすいので、登山初心者にもおすすめです。

茶臼岳山頂の標識
▲茶臼岳山頂。登りやすいとはいえ、歩きやすい靴は履いていきましょう

晴天時の山頂からの眺めはまさに絶景!那須嶽神社のほこらや鳥居があり、そこで景色や記念撮影を楽しんでいる人も多いです。また、秋は紅葉シーズンとなり、とくに姥ヶ平の紅葉は人気で毎年沢山の登山客が訪れます。

栃木県那須町の姥ケ平の様子
▲紅葉時の姥ケ平の景色。晴れた日の景色は圧巻です

茶臼岳山頂からの景色

茶臼岳山頂にある鳥居

茶臼岳山頂のほこら

→スクロールで茶臼岳山頂の様子が見られます

縁結び大学では「那須ロープウェイ」にも取材しデートの楽しみ方について紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

駅で一休みもできる!ロープウェイの営業時間には要注意

時間によってさまざまな景色が楽しめる茶臼岳ですが、那須ロープウェイの営業が終了してしまうと、麓まで歩いて下山することになります。ロープウェイの営業時間には要注意です。

なお、那須ロープウェイの山麓駅と山頂駅にはそれぞれに売店があります。温かい飲み物やお団子などでちょっと一休みはいかがでしょうか?

那須ロープウェイの売店で販売している焼団子▲売店で販売している焼団子

那須ロープウェイ周辺の観光スポット

那須ロープウェイ山麓駅の近くにある観光スポットをご紹介します。茶臼岳登山の前後にぜひ行ってみてください。

色鮮やかな渓谷と水の美しさが魅力の「駒止の滝」

新緑の季節の駒止の滝

那須ロープウェイ山麓駅から車で10分程の場所にある「駒止の滝」は、幅約3m、落差が約20mの滝。神秘的で美しい滝の水と、鮮やかな渓谷のコントラストがとても綺麗なスポットです。

駐車場の目の前には観瀑台があり、そこからは滝と周囲の山々を一望できます。滝自体の美しさは言わずもがな、四季折々の自然の姿も絶景で、春から夏にかけては豊かな新緑、秋には色鮮やかな紅葉が、青く澄んだ滝を囲みます。

那須町の駒止の滝と紅葉
▲四季折々の姿を見せる渓谷と綺麗な滝のコントラストが絶景

また、雪が降ると非常に神秘的な滝が見れますが、冬の間は観瀑台が封鎖されてしまうので、時期にはご注意ください。

公式:那須町観光ガイド「駒止の滝」

那須ロープウェイの基本情報(アクセス)

住所 栃木県那須郡那須町大字湯本那須岳215
営業時間 8:00~16:30(上り最終16:00、下り最終16:20)
営業期間 3月中旬~12月中旬
電話番号 0287-76-2449
アクセス 【電車・バス】
・JR那須塩原駅から路線バスで約70分
【車】
・那須ICから那須街道(県道17号線)経由で約35分
公式サイト https://www.nasu-ropeway.jp/

取材協力:那須町観光協会(https://www.nasukogen.org/