大分・玖珠町で『すずめの戸締り』の聖地を巡る！観光協会が案内する映えスポットデート

この記事では、玖珠町（くすまち）観光協会のスタッフ・藤原さんにお聞きした情報をもとに、玖珠町の"映え"スポットを巡るデートプランをご紹介します。

大分県西部に位置する玖珠町は、雄大な山々と清らかな水に囲まれたのどかな田舎町です。町内には豊かな自然を堪能できるスポットが数多く点在しているほか、"童話の里"としてのまちづくりによってメルヘンチックな街並みも広がっており、「映える写真をたくさん撮影できる！」と大変人気を集めています。

今回は、玖珠町で特におすすめの"映え"スポットを巡るデートプランをご紹介します。各スポットの詳細とともに撮影のポイントもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

玖珠町の“映え”スポットを巡るおすすめルート

今回は、大分県玖珠町の魅力的な観光スポットを車で巡るコースをご紹介します。

まずは、アニメ映画『すずめの戸締まり』の聖地として知られる「豊後森機関庫公園」からスタートです。ここでは映画のシーンを思い出しながら撮影を楽しめます。次に、車で10分ほど移動し、"日本一小さな城下町"と呼ばれる「森町」で歴史ある街並みをゆっくりと散策しましょう。

お腹が空いたら、森町にある郷土料理が楽しめるお食事処「金太郎」や、森町から車で約10分の場所にある「PomponChouchou（ポンポンシュシュ）-花と菓子と-」でランチタイムを。その後は「嵐山瀧神社（あらしやまたきじんじゃ）」へ移動して季節ごとに変わる美しい花手水を堪能し、最後に神社から車で約8分のところにある「慈恩の滝」でマイナスイオンを浴びてリフレッシュするプランです。

車以外の移動手段として、JR豊後森駅に隣接する玖珠町観光協会が提供する電動自転車レンタルサービス「チャリっくす」を利用するのもおすすめです。各スポットを効率よく巡ることができます。「チャリっくす」の詳細は以下の公式サイトでご確認ください。

公式：チャリっくす

玖珠町観光協会の基本情報

これから、上記コースで巡る各スポットの特徴や写真映えするポイントについて詳しく解説していきます。玖珠町の魅力を存分に楽しんでください！

おすすめ“映え”スポット1「豊後森機関庫公園」

豊後森機関庫公園は、九州で唯一現存する大変貴重な「扇型機関庫」を見学できる公園です。広大な園内には、国登録有形文化財・近代化産業遺産に認定されている機関庫や転車台のほか、「豊後森機関車ミュージアム」や大人も乗れるミニトレインの運行といった見どころがあります。鉄道ファンには特に魅力的なスポットとなっています。

さらに注目したいのが、アニメ映画『すずめの戸締り』に登場する「あの扉」と「あのイス」のオブジェが設置されていること。これらは人気のフォトスポットとなっています。カップルで訪れた際は、扉の前に立ち、思い思いのポーズで記念撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。

藤原さん

期間限定で実施している、機関庫のライトアップも撮影におすすめです。ライトアップの日程は、玖珠町観光協会の公式サイトにてご確認ください。夜間の幻想的な雰囲気も楽しめますよ。

公式：玖珠町観光協会

豊後森機関庫公園周辺の立ち寄りスポット

豊後森機関庫公園を中心にデートを楽しみたいカップルは、ぜひ以下のスポットもあわせて訪れてみてください。周辺には魅力的な観光地が多数あり、一日中楽しむことができます。

絶景スポット「KIRIKABU HOUSE」で玖珠町を一望

「KIRIKABU HOUSE」は、豊後森機関庫公園から車で約15分の場所にある伐株山（きりかぶさん）山頂に位置する展望休憩舎です。室内は壁面がガラス張りになっており、前方に広がる雄大な山々や眼下に広がる玖珠町の街並み、旧豊後森機関庫などの懐かしい風景を一望することができます。

伐株山山頂には、アニメ『アルプスの少女ハイジ』のオープニングシーンを彷彿とさせる「ハイジのブランコ」も設置されています。カメラアングルを工夫することで、空中に浮いているような印象的な写真を撮影することができます。

公式：KIRIKABU HOUSE

小腹が空いたら「スポーツプラザ太陽」でちょっと一息

「スポーツプラザ太陽」は、豊後森機関庫公園から徒歩1分の場所にあるスポーツ用品店です。季節に合わせて、夏にはソフトクリーム、冬には温かい肉まんなどの軽食が販売されています。公園散策の合間や小腹が空いた時にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

公式サイト：スポーツプラザ太陽

豊後森機関庫公園へのアクセスと基本情報

おすすめ“映え”スポット2「森町」

玖珠町森地区には、かつて森藩の城下町として栄えた"日本一小さな城下町"の「森町」があります。地区全体に白壁の蔵屋敷が軒を連ねた風情豊かな街並みで、どこを切り取っても江戸時代の面影が残る懐かしい雰囲気の写真を撮影できます。

エリア内には童話をモチーフにしたオブジェが多数点在しています。浦島太郎や金太郎、一寸法師、かぐや姫などがあり、カップルで探しながら散策を楽しむのがおすすめです。石像のポーズを真似して撮影するのも面白いでしょう。

藤原さん

紅葉の時期に訪れると、より一層美しい写真を撮影できます。また、4月～10月まで（5月を除く）毎月5日の夜に開催される「くるしま水軍軒先市」もおすすめです。地域住民が主催するこのイベントでは、昼間とは異なる幻想的な城下町の雰囲気を楽しむことができます。

公式：くるしま水軍軒先市

森町散策後は「湯の森くす」で温泉リラックス

散策で疲れたら、森町から車で10分ほどのところにある「湯の森くす」を訪れてはいかがでしょうか。ツルツルとした飴色のお湯が特徴的な"モール泉"と呼ばれる温泉をゆったりと満喫できます。

貸しバスタオルやアメニティの販売もあり、手ぶらで手軽に立ち寄れるおすすめスポットです。

公式：湯の森くす

森町へのアクセスと基本情報

おすすめ“映え”スポット3「嵐山瀧神社」

嵐山瀧神社は、玖珠川にある滝のひとつである「三日月の滝」に隣接する神社です。こちらは1年を通して花手水（はなちょうず）を楽しめるスポットで、地域の方だけでなく遠方から訪れる方も多く、人気を集めています。

藤原さん

ソーシャルメディアでの投稿も多く、写真映えするスポットとして評判です。カップルで色鮮やかな花手水をバックに撮影すれば、きっと素敵な思い出になりますよ。

隣接の「三日月の滝」にもフォトスポットがあるので、ぜひあわせて撮影を楽しむとよいでしょう。敷地内には「三日月の滝公園オートキャンプ場」もあり、ペットと一緒に宿泊できます。カップルでキャンプデートを満喫するのもおすすめです。

公式：三日月の滝公園

古民家カフェ「アキヨシ商店」でのんびりティータイム

嵐山瀧神社周辺でゆっくり過ごしたい方におすすめなのが、嵐山瀧神社から車で約2分のところにある「アキヨシ商店」です。こちらは土曜日の12:00～17:00のみ営業しているカフェで、優しく穏やかな雰囲気の店内でリラックスした時間を過ごせます。

カフェだけでなく雑貨の販売も行われているので、デートのお土産探しにも最適です。ゆったりとした時間を過ごしながら、素敵な思い出の品を見つけることができるでしょう。

公式インスタグラム：アキヨシ商店

嵐山瀧神社へのアクセスと基本情報

おすすめ“映え”スポット4「慈恩の滝（じおんのたき）」

慈恩の滝は、上段20m・下段10mの2段滝です。滝のすぐ近くまで歩いて行ける遊歩道が整備されており、高さ約30mから落ちる水流のダイナミックな光景を間近で眺められます。

なお、上段は両側の岸壁に囲まれた奥まったところにあるため、正面以外からの撮影が困難です。写真撮影の際はこの点にご注意ください。

藤原さん

慈恩の滝は四季を通じて楽しめますが、特に夏のシーズンがおすすめです。滝の轟音や涼しい水しぶきに包まれることで、心身ともにリフレッシュできる体験ができます。

道の駅「慈恩の滝くす」で玖珠町の特産品をチェック

慈恩の滝から徒歩で約1分のところに道の駅「慈恩の滝くす」があり、地元の新鮮野菜や地場産米、名水豆腐といった特産品が種類豊富に販売されています。玖珠名物・万年元気とうふの豆乳で作られた限定の「豆乳ソフトクリーム」が大人気です。滝見学の際には、ぜひこの特製ソフトクリームをお試しください。

藤原さん

夏は先に道の駅に寄って、アイスクリームを食べながら慈恩の滝を眺めるコースがおすすめです。また、滝の前には「そば処 水月」や喫茶店の「珈滝（こうたき）」があります。どちらの店舗も、ゆったりと滝を眺めながら食事や飲み物を楽しめる絶好のスポットですよ。

公式：道の駅「慈恩の滝くす」
公式：そば処 水月
公式：珈滝

慈恩の滝へのアクセスと基本情報

食べる“映え”スポット1「金太郎」

金太郎は、"日本一小さな城下町"として知られる森地区にひっそりと佇む食事処です。築100年を超える古民家を改装した情緒あふれる店内では、大分の郷土料理である「だんご汁」や「とり天」などの名物料理を味わえます。

今、写真映えすると話題沸騰中なのが、玖珠米で作るチキンライスの上にとろとろの卵がのった「とろとろオムライス」です。ボリュームたっぷりなので、2人でシェアして食べるのがおすすめです。

藤原さん

私は、金太郎に行くと必ず「チキン南蛮」を注文します。お肉が柔らかく、新鮮な野菜もたっぷり食べられるので大満足です。

金太郎へのアクセスと基本情報

食べる“映え”スポット2「Pompon Chouchou-花と菓子と-」

「Pompon Chouchou-花と菓子と-」は、フラワーデザイナー＆パティシエが地元産の花とお菓子の受注販売を行うお店です。併設のカフェでは、20種類ものスパイスを使用した薬膳カレーが特に人気を集めています。

写真映えするメニューとしては、花束のようにラッピングされた「花束クレープ」や自家製ケーキ、食用花が浮かぶ色鮮やかなドリンク類がおすすめです。店内の雰囲気も素敵なので、華やかでおしゃれな写真を撮影することができます。

藤原さん

私のおすすめは、台湾グルメとして人気のタピオカドリンクです。定番のミルクティーだけでなく、マンゴー、チョコレート、抹茶など、様々なフレーバーを楽しめます。

▲タピオカドリンクには花型クッキーが付いています。寒い季節はホットでも提供しています！

Pompon Chouchouへのアクセスと基本情報

取材協力：玖珠町観光協会（https://kusumachi.jp/）

玖珠町から車で1時間圏内で行けるデートスポットはこちら↓