シングルマザーと初婚男性の結婚は親に反対されるのか調査
シンママ×初婚彼氏、親に反対されたら…不安でたまりません。
(女性/29歳)私は3歳の娘がいるシングルマザーで29歳、彼氏が未婚で30歳です。子供が小さいうちにと再婚の話を進めているのですが、彼の親が反対しないか気になっています。
シンママと初婚彼で結婚した方のお話を聞きたいです。
シンママ経験者ユキからの回答
時間をかけて相手の親とかかわってみて
28歳の時に再婚し、現在4年目です。付き合い始めたのは私も彼も25歳、娘が3歳の時です。彼は初婚です。
再婚に関して、自分の親はとにかく喜んでくれました。娘と孫の将来的な不安がずっとあったと言っていたので、安堵の胸をなでおろすと言った気持ちだったのだと思います。
両親に再婚を伝えたのはプロポーズされた後です。旅行中にプロポーズされたので、帰った後すぐに報告しました。ただ、ちょっと口頭で伝えるのが恥ずかしくもあり、LINEで伝えました(笑)
問題だったのは、彼の両親ですね・・・。最初は付き合うこと自体にかなり反対されました。
付き合ってまもなくして、彼が両親へバツイチの私と付き合い始めたと伝えた際に
「なぜバツイチなのか」「やめた方がいい」など否定的だったと聞きました。
そう言われても当然だと思いましたが、やはりショックは大きかったです。
1度目の結婚で学んだことは、「お互いの両親を含めてが結婚」。無理に再婚に持っていくのではなく、ちゃんと両家に祝福されるようになりたいと私なりに努力しました。
私が再婚までの3年間、彼のご両親に納得してもらうように努力したのは3つです。
私が実践した内容
1.お礼の電話はこまめに
2.子どもへしっかりマナーを教える
3.初めての挨拶は子どもがいない状態で
1.お礼の電話はこまめに
何か頂いた際や、年始の挨拶などこまめに電話するようにしていました。関東と関西なので、めったに会えない分距離をなるべく縮めて良好な関係を築く努力をしました。
2.子どもへしっかりマナーを教える
向こうからしたら大事な息子にいきなり子どもが出来るわけですから、その子どものマナーもかなり気になる点だと思います。
両家挨拶などに向けて、基礎的なマナー(挨拶や靴を揃える、食事のマナーなど)は徹底して教えました。
3.初めての挨拶は子どもがいない状態で
まずは私自身を見てほしいのと、子どもがいるとやはり話しにくい内容もあると思い、最初の挨拶は子どもを実家に預けて行きました。
離婚の理由や、今後の妊娠や仕事についてなど結構突っ込んだ話もした上でかなり信頼していただけたので良かったかなと思っています。
再婚は、自分自身にとっても彼にとっても、そして両家にとっても大きな変化になります。
もし反対されたとしても、じっくり時間をかけてあなたやお子さんを理解してもらうよう努めたら、きっとお相手のご両親とも良い関係が築けると思います。頑張ってくださいね!
年の差再婚経験者みつあんずからの回答
大事なのは彼と最後まで一緒なのはあなたであること。
私も17歳の娘がいるシンママで、1年ほど前の42歳の時に、29歳の初婚男性と再婚しました。
最初は周囲に反対されたし、私たちには「年齢の壁」もありましたが、なんとか乗り越えることができたんです。私の結婚までのエピソードをお話します。
彼と「結婚しよう」という話になったとき、私の実家が遠方なので、まずは彼が暮らしている実家へ挨拶に伺うことにしました。もちろんいきなり「結婚します」と宣言しにいったわけではありません。
彼からの提案で、最初のうちは私のプロフィールを伏せておいて、少しずつ関係値を築いてから結婚の話をしようということになりました。それで初日は簡単な挨拶をしただけでしたが、その後も何度か一緒に食事をする機会があったりして、少しずつ関係を深めていった感じです。
この作戦は結果的には良かったと思います。最初に40代のシンママであることを知った場合、どうしても私を最初から偏って見てしまうと思うんですよね。おかげで、ありのままの自分を見てもらえた気がします。
そして、ある時「2人は結婚の意思があるのか?」とご両親に聞かれたのです。そこで、私は自分が彼よりも1回り以上年上であること、高校生の娘のいるシンママであることを打ち明け、互いに結婚の意思があることを伝えました。
彼の両親はとても驚いて、やはり私の40代という年齢がネックになり、「自分の孫の顔が見たいという気持ちがある」という風に言われてしまったんですよね。娘の存在については「学費をうちの息子に払わせようとしていないか」と気にしていました。
なんとか結婚に賛成してもらえるように、「正社員として働いていて一定の収入があること」、「彼との間に子どもは作らないということでお互いに合意していること」を伝えましたが、「まだ息子は若いから」と言われました。
このときに失敗したなと思うのは、いちいち相手の言葉に動揺してしまったこと。自分のプロフィールが後ろめたくて、なんとなく申し訳ない気持ちになってしまっていました。自分に自信のない状態だと言葉も説得力を持たなくなってしまいます。
そこで、まずは自分の考え方を変えることにしました。私が一方的に決めたのではなく、彼も納得した上で結婚を決めたんだし、こう言ってはなんですが高い確率で彼のご両親は先にいなくなるんですよね。彼と残りの長い人生一緒に過ごすのは私なんです。
孫がいるいないというのは、ご両親の希望であって彼の希望ではありません。孫がいたって幸せになれるとは限らないんです。そして、私以外のもっと若い女性と結婚したとしても孫ができるとも限らないですよね。
そこで、私の場合は「娘についてはしっかりと責任を持って自分が育てる」「生涯彼と一緒にいて幸せにする」ということを粘り強く伝えていくことにしました。半年ほど言い続けたことで、最終的には結婚に賛成してもらうことができたんです。
どんな親でもみんな子供の幸せを願っていると思います。だから、最初は条件面を気にしていたとしても、最終的には「この女性と結婚して息子が幸せになれるかどうか」という思考になっていくのではないでしょうか。
どんな風に反対されても揺るがずに、自分たちの意思を伝え続けていくことが大切だと思います。
シンママえりからの回答
反対されても彼が自分に味方してくれるなら大丈夫。
はじめまして。私もシングルマザーでしたが、初婚の彼氏と結婚し、現在2年が経過しました。私の体験談をお話ししたいと思います。
まずは簡単な自己紹介になりますが、結婚当時私は30歳、夫33歳、子供(娘)は8歳でした。夫とは子供が4歳の頃から交際していましたが、互いの仕事の関係でこの時期になりました。
シングルマザー時代は私が実家で両親と一緒に住んでいたので、私の両親も夫と顔を合わせることがあり、結婚の報告をした時は喜んでもらえました。しかし、夫の両親は自分の息子がシングルマザーと交際していることを知らずにいたので、最初に報告をした時は、かなり驚き戸惑ったみたいです。
あまりいい顔はされず義父に至っては激怒したようです。義母については、義父よりも柔らかい人で、何回か夫と子供を含め食事に行き仲を縮めて行きました。食事の席では出産時の年齢や今までどんな生活や仕事をしてきたのか、など色々聞かれました。嘘はつかずに正直に答えることを心がけました。
その後、婚姻届を出したのは初めて義母に会ってから3ヶ月後でした。自分の息子がシングルマザーと結婚することをかなり心配していましたが、大人である二人が決めること、と最終的に承諾を得ました。
義父については最初に意見が食い違ったことで夫も怒り、以来一度も会っていません。ただ、その後子供が生まれたのですが義母の話を聞いていると孫には会いたがっているようです。孫が生まれると変わる、ということはよくあるようです。
伝え方で失敗した、と思っているのが、シングルマザーと交際するのであれば当然結婚が視野に入るわけなので、夫には早い段階から少しずつ両親に伝えてもらうよう勧めておくべきだったということです。
また、いざという時にこの男性は両親のいいなりになってしまわないか?というところは探っておいた方がいいと思います。私達の場合は夫に「結婚する」という強い意志があり、両親が多少反対してもいざとなれば縁を切る、くらいの気持ちがあったので私としては安心できました。
男性側のぶれない気持ちを相手の両親に伝えることが大切かと思います。
シングルマザーで初婚男性と結婚となると、やはり少なからず嫌な思いをすることもあるかもしれませんが、めげずにご自身の人生に自信を持って相手家族と接していいと思います。うまくいくことを祈っています。
また、再婚を考えているシングルマザーの方へ、付き合う期間や再婚のタイミングなどをこちらの記事で詳しく解説しています。参考にしてみてください。
統計データから考える解決策
今回は実際の経験者3名から回答をいただきました。ここからは、世間一般のアンケートや統計データから、親に反対されないために意識しておくべきことを考えてみましょう。
再婚したシングルマザーたちに、結婚するときに親の反応はどうだったか?というアンケートを取りました。
結果は以下の通り(有効回答数43名)
初婚の彼親の反応
自分の親の反応
実際のところ、どちらの親も賛成・反対の割合は変わらなかったのです。つまり、これはどちらかが初婚だからというよりかは「子供がいる状態での再婚」に対して親がどう思うかという結果なのではないでしょうか。
親が反対する理由
次に、反対された理由についてみていきましょう。
彼氏側(初婚)の親の意見
- 他人の子供を愛せるのか?
- すでに2人子供がいるため、これ以上子供を作らないと言ったら反対された
- 初婚同士で結婚してほしかったと言われた
- 相手が年上なことに対して、他にいい人がいるのではないか?という反応をされた
彼氏側の親としては、「バツイチ子連れを選ばなくても」「自分の孫が欲しかった」という意見が大半でした。
シンママ側(再婚)の親の意見
- 子供が虐待されないか
- 相手が年下であるため、本気じゃないのではないか?などの心配
- 相手が初婚ということに対して、相手のことを考えろとという反応
一方、シンママ側の親としては、「自分の孫を愛してくれるか」「相手がかわいそう」などの意見が多くみられました。
また、再婚を考えている方でどのタイミングが良いのか知っていますか?
こちらの記事で再婚するのに良いタイミングを解説しているので、参考にしてみてください。
再婚を決めたときに2人で相談すべき事柄
この反対される理由から考えてどのようにしていけば両家共に祝福され再婚していけるのか、考えていきましょう。
親が心配するのは当たり前です。大事なのは2人と子供の将来、家族を作っていくことに対して、2人できちんと話し合い、考えていくこと。
2人でしっかりと考えて決めて決意した結果の再婚だということが親にも伝われば、きっと理解してもらうことができるはず。
第1に、初婚と再婚の組み合わせということに対して
中には「普通の結婚をしてほしかった」「こんな風に育てた覚えはない」「まさか子持ちの女性を連れてくるとは」など、心無い言葉をかけられたエピソードもありました。
解決方法は、いきなり紹介するのではなく、少しずつ情報を伝えていって親が考える時間を与えることです。
回答をしてくれた2名もまさにそのパターンでした。初めは反対されたものの、時間をかけて関わり、説得し、信頼できる女性だと思ってもらえたことで、最終的には祝福してもらえたと語っていますね。
親が望む理想は「普通の結婚」なのでしょう。恋愛をしてお互い初婚で子供ができて…。そういうスタンダードな結婚を望む人が多く、実際にそうなるだろうと信じている・期待しているのが大多数の意見だと思います。
そんな中で「僕の結婚相手はバツイチの子連れです。あなたの孫ですよ。」と紹介されれば、混乱するし、いろいろな不安が生まれるのは当たり前のことです。
時間をかけて相手はこんな人だよ、子供はこんな人だよ、と少しずつ伝えていってから実際に会ってもらうのがうまくいくポイントになるでしょう。
解決策:時間をかけて少しずつ相手の情報を伝えていく
例えばですが、こんな風に何度かに分けて伝えていくのはどうでしょうか。
レベル1:恋人がいることを伝えておく
最近彼女ができたんだ。でも、過去にいろいろあったみたい。
※ここではあまり詳しい情報は伝えない
レベル2:相手がシングルマザーであることを伝える
実は、彼女は離婚していて、子供がいるんだ。相手が原因で別れているって。彼女はすごく素敵な子だし、子供と一緒に遊んだりしていて楽しいし、心配しないで。結婚はまだそこまで考えていないけどね。
※出来れば子供の写真や動画を見せたりすると良いと思います。
レベル3:結婚を考え始めていることを伝える
この前、彼女の子供にパパになってほしいって言われたよ。本当の親子のような関係で、親父とお袋もこんな気持ちで俺を育ててくれてたのかなって(笑)
レベル4:実際に会ってほしいと伝える
彼女と子供を一度紹介したいんだけど、どうかな?
男性からすると、こんなこと恥ずかしくて言えない!と思うでしょう、例としては大げさですが、少しずつ相手の情報を伝えることと自分の覚悟の気持ちを伝えて、結婚はきちんと考えたうえで決めたことなんだよ、と伝わればきっと反対はしないはず。
はじめは渋い顔をしていた親も、きっと子供たちと会って懐いてもらえると「かわいい」と思うものです。
第2に、子供について
親として一番心配なのは「血のつながっていない子供を愛せるのか」ということでしょう。この問題は、いざ結婚しますとなった時に、考えてしまう問題です。
上記でいうところのレベル3~4の間に少しずつ解決していくべき問題です。
彼氏(初婚側)の親の気持ち
血のつながっていない孫を持つことになるのか。
自分の息子が血のつながっていない子供を愛せるのだろうか?
シンママ(再婚側)の親の気持ち
虐待などは大丈夫なのだろうか
新たに2人の間の子供ができたときに、差別など起きないだろうか
子供はちゃんと懐くだろうか
解決策:親としての姿を実際に見せよう
自分と子供がうまくやっている姿を見せるしかありません。写真でも、動画でも良いです。とにかく実際の姿を見てもらいながら信用していってもらうしかないと思います。
まとめ|親の気持ちを尊重しながら話をすすめれば賛成してもらえるはず!
シンママ×初婚彼氏の結婚について、体験者の意見と解決案を紹介してきました。
初めから賛成してもらうのはなかなか難しいカップルなのは事実です。ですが、少しずつ関係性を作ることで、最終的には両家に祝福してもらうことは決して難しいことではありません。2人できちんと考えて、努力していけば、きっと賛成してもらえますよ。
こちらの記事も参考になります
実際に親に再婚なんて考えるな!と悲しい言葉を投げられた女性の体験談です。
また、再婚を急ぐべきではないとの考えを書いている記事もあります。
再婚は自分だけの問題ではありません。よくよく考えてみてくださいね。