たった1回の婚活パーティーで結婚した、私の婚活体験談
こんにちは!32歳専業主婦のユミです。
私は婚活パーティーで出会った男性と結婚しました。しかも、1回お断りをした後、期間を置いて再開した上でです。
その中で、婚活からお付き合いに発展するために必要なことに気がつきました。
今回は、私の婚活体験談と、その中で気がついた結婚へのヒントを語っていこうと思います。
出会ったのは婚活パーティー「OTOCON」
私が夫と出会ったのはOTOCON(オトコン)という婚活パーティーです。
OTOCONとは?
OTOCON(オトコン)とは、「いい人がいればすぐに結婚したい人限定」や「〇年以内に結婚したい人限定」など、真剣に結婚を意識している男女向けの婚活パーティーです。
私が参加した時は、年齢層が28歳~40歳の男女でちょうど8対8、男女比バランスもバッチリでした。
男女横並びで、一定の時間で男性が席を移動して全員と話せます。ぐるっと1周して、さらにもう1めぐりする、いわゆる回転寿司形式ですね。
回転寿司形式といわれると、あまり良い印象ではないですよね。でも効率良く大勢の男性とお話できるのが人気で、このスタイルの婚活パーティーは多いみたいです。
さらに詳しい情報は別のページに記載しています。
実際に参加してみると、女性はわかりませんが男性は38歳以上の人がほとんどで、30歳半ばまでだったのは2人だけでした。
私は当時28歳だったので、正直「恋愛対象になる人が少ないなあ」と思いました(^^;
31歳のMさんとカップリングした
わたしがこの婚活パーティーに参加したのは、当時婚活で出会い付き合っていた彼氏にこっぴどく振られたのがきっかけでした。
もっと素敵な男性見つけてやるー!と言葉は悪いのですが、やけくそになっていました。
勢いだけでOTOCONの婚活パーティーに参加したものの、男性の年齢も高く、1周目の段階では無記入で帰ろうかと考えていました。
1周目はお相手のプロフィール見たり、ルックス見たりとめまぐるしくて、あまり相手の男性が印象に残らないんですよね。
でも2周目は少し気持ちも落ち着いて、しっかり男性のお話を聞くことができました。そこで私は「なんか面白い人だな」と思わず笑みがこぼれてしまう男性を見つけました。それがMさんです。
失恋のあとですっかり気分もダウンして、婚活パーティーでもぶっきらぼうな態度をとっていた最低の私ですが、彼は気にしない様子で笑顔で話しかけてくれました。
短い時間で私を何度も笑わせてくれたので「この人ともうちょっと話したいかも」と思ったんです。
カップリングしたい相手を指名する最終投票で、私はMさんを指名しました。
とはいえ、会場の参加者や雰囲気的に、書けばカップリングはできそうな感じだったので、せっかく参加したし無記入で帰るのもな・・・くらいの気持ちだったんですけど。
この時点では失恋から立ち直りきっていなく恋愛モードも強くなかったので、まさか交際に発展し結婚までするとは夢にも思っていませんでした。
Mさんのプロフィール
- 当時31歳
- 東北地方出身(上京して10年以上)
- 職業はSE
- 細くてスタイルがよく、見た目も清潔!
- 服装もおしゃれ
今の夫のことなので、このように書くと恥ずかしいですね笑
しかし、様々な婚活パーティーに参加して出会ってきた男性達と比較すると、群を抜いておしゃれでした。
男性も清潔感を意識したり服装に気を付けたりするだけで、好印象になるということです。パッと見た時におしゃれな人だとそれだけで好感度アップです。
私をたくさん笑わせてくれたことも、とても好印象でした。第一印象をひとことで言えば「とりあえず安心・安全」ですね。
安心安全って工事現場の標語みたいですけど、婚活パーティーで最初から「いい人なんだな」と安心できる相手って、それほど多くはないと思うんです。
安心感のある相手となら、ふたりで会うことに抵抗感もありません。
つまり、清潔感のあるおしゃれをして、相手を安心させるような雰囲気(礼儀正しい言葉遣いとか、きちんと仕事しているなと感じる話題とか)をだせば、多くの女性は「いい人かも」と思うってことですね!
(年齢もちょうどいいし、仕事もちゃんとしてるし、何より誠実そう)
(でも落ち着きすぎて恋愛ってかんじになるかなぁ)
最初は良い人どまりで終わってしまうだろうなという気持ちのほうが大きかったです。
初回デートは居酒屋へ
初めてのデートは婚活パーティーで連絡先交換をしてから、10日後くらいの金曜日でした。
連絡がマメでストレスフリー!
MさんとLINE交換してから驚いたのが、こんなに連絡がマメな男性がいるなんて!ということです(笑)私はマメなタイプではないので返信を忘れがちなのですが、Mさんは基本即レス。
これは婚活をしていたなかで、ダントツで安心感がありました。自分のことを気に入ってくれているんだなと嬉しくなったからです。
私の中で、ますますMさんへの好感度が上がり、デートのお誘いをすぐに承諾しました。
デート当日もスマートで好感度アップ
家も職場も近所だったので、初回のデートは私の最寄駅で待ち合わせました。
事前にわたしの好みを聞いてくれたり、お店の予約もしてくれたり、あらゆるところで「マメな性格」があふれでていました(笑)
最初に出会った婚活パーティーはジャケット姿でしたが、今回は仕事帰りということもあってスーツがビシっと決まっていました。
男性のスーツ姿って3割増しでかっこよく見えると個人的には思います。制服好きの女性とかもいるので一概には言えませんが、婚活中の男性の皆さんはスーツを着こなせば、まず「はずす」ことはないと思いますよ!
高級居酒屋と割烹料理の間くらいのお店ですが、半個室になっていて、彼が当然のように上座をすすめてくれて、感激したのを覚えています。
大人の礼儀を知っている人ってカッコイイ!
カッコイイし、安心感もあるし、男性の皆さん、ポイントですよ〜。
また、わたしはお酒が好きですが、今まで付き合ってきた男性はなぜかお酒を飲まない人ばかりだったんですね。Mさんはお酒も好きで詳しいらしく、いろいろ美味しいお酒をすすめてくれました。
ただ量を飲ませようというのではなく「あ、この料理も合うねん、たくさん食べような!」と気を遣ってくれたのも印象が良かったです。
このままMさんと付き合ったら居酒屋行くのが楽しくなりそうだなぁと思いました。関西弁と標準語がいりまじりテンポ良くおしゃべりしてくれるので、なんだかとても楽しかったな。
時間もほどよく、会計もスマートに済ませてくれてMさんの好感度は急上昇(笑)駅に向かう道中には次回のデートに誘ってくれて、うれしかったです。
デートも告白もトントン拍子だけど「好き」になれない
2回目のデートは映画、3回目のデートは水族館という王道コース。Mさんとのデートはザ・婚活のマニュアル通りでした。まさに安心・安全、失敗のないデートプランです!
2回目のデートは午後から映画を見て、食事をしました。この時もチケットから食事までスマートに会計を済ませてくれ、私に好意を持ってくれているのも感じました。
食事も事前におすすめのお店を調べておいてくれたようで、スムーズに入店することができました。ここまでスマートな人は今までいなかったので、感激する反面、同時になにか腑に落ちない気持ちもありました。
(Mさん、いい人なんだけどまだ恋愛モードになれないんだよなぁ)
(一緒にいて落ち着きすぎてドキドキもしないし)
絵に描いたようなデートなのに、なぜかデートしているドキドキ感がありませんでした。
デートからの帰り道は女友だちと遊びに行った後のように「あー楽しかった」で終わり、他の感情が芽生えてこないのです。
某CMの「やる気スイッチきみのはどこにあるんだろ〜」って歌がこだましてました。わたしの恋愛スイッチはどこ? Mさん、すべてにおいて万全なのに、わたしの恋愛スイッチ見つけてくれないの?押してくれないの?って思いました。
水族館デートは午前中からまるまる1日一緒に過ごしました。混雑していましたが、彼は手をつないでくることもなく…。というより、「手をつなぎたいけど付き合ってないのにダメだろう」という感じでした。
しかし2回目よりもふたりの距離感は近づいたと思えたし、かなりの好意を感じていました。
(1日一緒にいても苦痛じゃないなぁ)
(たぶん好いてくれてるっぽいし、このまま付き合ったら楽かなぁ)
(でもいまいちピンとこないんだよな)
(出会ったきっかけ的にも付き合うとしたら結婚前提だろうし)
少し慎重に会うようにするか!←結論
と、わたしは思うようになっていました。
3回目デート後の告白
お互いに好意を抱いているのは分かっているものの、まだ恋愛モードになれない私。
今後のMさんとの付き合い方について漠然とした迷いがある中で、3回目デートの際、駅での別れ際に突然手を握られ告白されました。正直、「え!今!?」と驚きました。これまでの紳士っぷりが嘘のような急展開です。
Mさん的には、「婚活のマニュアル的には告白は3回目デートで」という心境だったようです。ううむ、マニュアル通りすぎる・・・。いきなり手を握られても恋愛スイッチはそこではなかったようで、まったくわたしの心に響きませんでした。
適当な嘘をつくのは相手に対しても失礼だと思っていたので、
「ごめんなさい、私も好意は持っているもののまだ恋愛モードになれなくて」
と、言うと、Mさんは悲しそうな顔になりました。
「突然ごめんね。そうか、じゃぁ会うのは少しやめておこうか」
これまた、彼もあっさり引き下がったので、ここで関係は白紙に戻ってしまいました。
彼との関係では、マイナス点は特にないけど、でもどうしても「好き」っていう気持ちが生まれてこない、もどかしさがありました。
でも好きっていう気持ちは自然に生まれる感情だから、どうにもなりません。それに婚活パーティーで出会った相手ですから、中途半端な気持ちでお付き合いしてたら、結婚を前提に考えているだろうMさんにも失礼すぎます。
もやもやしましたが、自分が恋愛モードになれなかったということはMさんとはご縁がなかったのだなと思うようにしました。
再会からの急展開
いったんは白紙になってしまったわたしと彼ですが、この後、運命は急展開するのです!
たまたま届いたLINEがきっかけで連絡を再開
Mさんのことを忘れかけていた頃です。私が投稿したLINEのタイムラインを見て、MさんからLINEが届きました。そこでお互いの近況を報告し合いました。
お互いまだ彼氏・彼女ができておらず、だったら久しぶりに飲みに行こうか、という話になりました。
以前は「婚活パーティーで出会って、結婚前提に付き合うかどうか」と互いに探り合うような間柄だったのが、一度距離を置いたことで良い意味で雰囲気が変わったのを感じました。
(一回はお断りしたのに、またこんな風に会ってくれるなんて、本当にいい人だなぁ)
(ニコニコしてて話聞いてても穏やかそうだし、一緒にいてやっぱり落ち着く)
お酒を飲んだ後はカラオケに行き、Mさんの意外な一面も見ることができました。
デートをしていた当時、Mさんからはどこか緊張しているような硬さを感じていました。ですが、再開した後はMさんの素を感じ取ることができ、改めて「いいかも」と思えたんです。
とても楽しい夜を過ごすことができたので、今度は私からデートに誘いました。
再会後のデートはラブラブな雰囲気
ふたりともお酒が好きなので仕事後にちょくちょく飲みに行ったり、映画を見に行ったりしました。カップルが行くような雰囲気の良い居酒屋にも行きました。
(これは付き合う雰囲気かなぁ)
(でも一回断っちゃてるし、わたしが積極的にならないとだめかな)
そこで、ちょうど七夕で入ったお店に、短冊とペンが置いてあり「ぴん!」ときました。
(よし!ここで攻撃しちゃおう!)
何をしたと思いますか?短冊に好きですと書いた?
違いまーす。わたしは
「そろそろ名字を変えられますように」
と書いたんです!今思うと、遠回しのようでけっこう重い告白ですね(^^;)
Mさんは短冊を見て、ほんの少しほほをゆるめていました。その反応が今ひとつあいまいだったので、え?だめだった?今じゃなかった?と、わたしは少々焦ってしまいました。
でも、一度は自分から「なんか恋愛っぽくならない」理由で距離を置いた相手だけに、今度は自分から攻撃しなくちゃ!と気合いをいれましたよ。
その帰り、お茶をしに入ったカフェでさらに斬り込みました。
私「一回断っておいてなんなんだけど・・・今後わたし達の関係どうする?」
Mさん「俺は前にも言ったけど結婚を前提に付き合えたらと思ってるよ」
その瞬間、ぱぁーーっとわたしの周りに花びらが舞ってました(笑)マンガなら、目がハートになっていたはずです。そうだ、これだったんだ。これが恋愛スイッチが入ったってことなのでは!とわたしは本当にうきうき、ドキドキしていました。
私「じゃぁ、あの、よろしくおねがいします」
Mさん「よろしくね」
こうしてMさんとの交際が始まりました。
後一歩で恋愛にならないなら時間を置いてみるのもあり
私たちにとって、一度距離を置いたことは正解だったようです。
最初のうちは、お互い探り探りというかんじで、Mさんのスマートさも気を使っているようでやや堅苦しさがありました。デートを重ねても、どこか「型どおりに行っている」感じが拭えず、マニュアルをなぞっているようで、胸が高鳴ることもありませんでした。
しかし、一回距離をとったことで堅い雰囲気が打ち解け、気楽な関係になることができました。婚活という言葉にしばられず、出会えた縁を大事にして素直な気持ちで接することができました。
婚活において距離をとるということは、本来はリスキーなことだとは思います。
そのまま関係がフェードアウトしてしまう可能性も高いからです。でも、何かハッキリせず「好きだ」と思えないのにムリをしても疲れるだけです。
わたしは婚活中、「相手を尊重すること」と「自分の気持ちに素直に従う」は絶対に守ろうと思っていました。自分で言うのもなんですが、うまくいったのはこのことも関係あるのではないかと感じます。
実際に距離を置く前のデートでも、大喧嘩をしたわけでもなく、何かイヤだったわけでもありません。ただ、自分を見つめた時「恋をしている気持ち」になれず、戸惑っていることを率直に受け止めました。だからこそ、一度、彼とは縁がなかったのだと白紙の関係に戻したのです。
たまたまSNSで再会し、ああ会いたいなと思ったから素直に気持ちを行動にうつしました。そして再び、彼との関係を築き直したとき「この人のことが好き!」って心から思えたのです。
好意を感じていてもそこにあぐらをかかず、真摯にお付き合いしようと努めました。それをMさんも汲み取ってくれたため、ご縁を復活させることができたのだと思います。
その後、交際から半年でプロポーズしてもらい、交際1年で私達は入籍しました。
「婚活パーティーで出会って結婚って本当にあるんだね」
婚活をしていない人や、婚活サービスを疑っている人からはよくこのように言われます。そのたびに私は「婚活パーティーも出会いのきっかけのひとつだから」と答えます。
やけくそで「結婚前提婚活パーティー」に参加したのは、今思えば他の真剣に参加していた参加者に対しては失礼だったかもしれません。
しかし、私の気持ちをよく理解してくれる方とカップリングでき、結婚できました。
縁はどこに転がっているかわかりません。
そのため、自分の気持ちを大切にすることと、相手を尊重することが婚活成功のカギなのかなと、私は自分の体験を通して感じています。
【まとめ】婚活を成功させるためのポイント
婚活で結婚した私が学んだ婚活のコツは3つあります。もし、2回目、3回目のデートまで発展しているのに、その先に進めないのであれば、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 失恋直後なら少し時間をおいてみる
- マニュアル通りの対応をしない
- 飾らない素の状態でデートしてみる
失恋をきっかけに婚活を始めた場合、なんとなく前のお相手を忘れ切れておらず、気持ちの切り替えが仕切れていない時があります。「いい人なんだけど…」と思いながらも、別の異性の顔が浮かぶならば、まだクールダウンの時間が必要。
2つ目はマニュアル通りではなく、相手に合わせたデートをすることが重要です。私は3回目までデートをOKしているならば、手を繋いだりしてもいいと思ってました。でも、Mさんは恐らく付き合っていない段階でのスキンシップは避けるべきだと考えていたと思います。
ここは相手の雰囲気や反応を見て柔軟に対応するのが良かったと思います。
最後に、もし毎回のデートで緊張していたり、失敗したらどうしよう、ふられたらどうしよう、と考えている場合。その気持ちは相手にも伝わる緊張感です。あまりに緊張している自分に気づいたら、出来るだけリラックスする工夫をするのがおすすめです。