「浦富海岸島めぐり遊覧船」で輝く海と絶景に魅了されるデート|鳥取県岩美町

今回の記事でご紹介するのは、鳥取県の景勝地、浦富海岸(うらどめかいがん)を遊覧船で巡るデートプランです。

「浦富海岸島めぐり遊覧船」では、小島や岩の間を船が縫うようにして進むので、ちょっとしたアドベンチャー気分を味わえます。岩美ブルーと呼ばれる海と、船長の巧みなトークも魅力ですよ。

周辺には、静かに過ごせる海岸や絶景を望める高台があります。自然の景色を満喫したいカップルは、ぜひデートプランの参考にしてみてくださいね。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:全て
おすすめカップル:遊覧船、海が好きなカップル
どんなデート?:遊覧船で島をめぐり、自然の景色を楽しむデート

概要:景勝地の美しさが心に残る浦富海岸遊覧船デート

今回は、「浦富海岸島めぐり遊覧船」で美しい海と景勝地を堪能するデートプランをご紹介します。

今回のデートのメイン
浦富海岸島めぐり遊覧船
周辺のデートスポット
・城原海岸
・千貫松島展望所
ランチにおすすめのお店
・お食事処あじろや
・港カフェー鳥取岩美-

ツアーでは、大型遊覧船に乗って浦富海岸の名所を巡ります。

海からは奇岩の上に見事な松を蓄えた「千貫松島(せんがんまつしま)」や、海の底が見通せるような「鴨が磯」に迫り、鳥取砂丘も遠くに望めますよ。何よりも透明度の高い美しい海は感動ものです。

数名いる船長それぞれのユニークなガイドも楽しみのひとつで、感動的な景色を盛り上げてくれることでしょう。

船を下りたら隣接する食事処でランチをとったり、カフェでお茶をするのもいいですね。海の幸定食やオリジナルバーガーでお腹を満たしましょう。

周辺には、プライベートビーチの気分で絶景に浸れる城原海岸(しらわらかいがん)や、高台から千貫松島を望めるポイントもあります。遊覧船でめぐった景色を陸から望むと、また違った感動を得られることでしょう。

ここからは、メインとなる「浦富海岸島めぐり遊覧船」について詳しくご紹介していきます。

岩美ブルーを堪能できる「浦富海岸島めぐり遊覧船」

浦富海岸を行く小型船

浦富海岸島めぐり遊覧船は、鳥取県の岩美町にある「山陰松島遊覧」が企画するツアーです。

浦富海岸は「山陰海岸国立公園」の一部で、15kmに渡るリアス式海岸の美しい景観や島々で形成された国の名勝です。

浦富海岸島めぐり遊覧船では、浦富海岸にある自然がつくりだした奇岩や島々の間近に迫り、そのダイナミックな景観に圧倒されますよ。

また高い透明度を誇る海は「岩美ブルー」として知られ、その独特な色合いは訪れる人を魅了してやみません。

そのほか、遊覧船のりばから車で10分の距離には鳥取砂丘があり、砂丘観光と合わせてぜひ訪れてほしい観光スポットです。

今回は、そんな「浦富海岸島めぐり遊覧船」の魅力について、山陰松島遊覧の田中船長にお話をおうかがいしました。

「変化に富む島々」と「高い透明度を誇る海」を体感できる運航ルート

編集部

浦富海岸は大変景色が素晴らしく、日本百景や国の名勝にも選ばれていると知りました。お話をうかがうのが楽しみです。

まずは、浦富海岸島めぐり遊覧船の運航ルートについて教えていただけますか?

田中さん

浦富海岸島めぐり遊覧船では、浦富海岸の美しい景観と重要な地質遺産を巡るルートを運航しています。

浦富海岸が位置する「山陰海岸国立公園」は、2010年にユネスコ世界ジオパーク(*1)に認定されました。
(*1)ジオパークとは、地質遺産を活用して地球の過去を知り、未来を考えて活動する場所のこと。

日本海の荒波に削られた島々は奇岩岩礁の変化に富み、洞窟に洞門(*2)、海岸と、様々な景色が一度に楽しめることが一番の魅力ですよ。乗船時間は40分で、10か所ほどの名所を巡ります。
(*2)洞門とは、ほら穴の入口のこと。

浦富海岸島めぐり遊覧船のルート
▲島めぐり遊覧船が狭い島と島の間を通る様子

編集部

浦富海岸の西部は「山陰の松島」とも呼ばれているそうですね。日本三景の一つでもある宮城県の松島の風景に似ているのだとか。それを知って、以前、松島の遊覧船に乗ったことを思い出しました。

三陸の松島の風景は、丸みを持ったおだやかな島々というイメージでしたが、浦富海岸島は荒々しくダイナミックな景観がとても印象的です。

田中さん

そうですね。また海の透明度は国内トップクラスの水深25mで、美しい海が自慢の海岸でもあります。

その独特な海の色は鳥取県岩美町の名をとって「岩美ブルー」と呼ばれ、大変人気を集めているんですよ。

浦富海岸島めぐり遊覧船の岩美ブルー
▲岩美ブルーと呼ばれる透明度の高い海。光の反射でエメラルドグリーンに見えます

浦富海岸の透明度
▲最高水中透明度25mを誇る岩美ブルー。海中の様子がくっきりと見えます

浦富海岸島めぐり遊覧船の名所
▲太陽の下、美しい色に映る岩美ブルーの海

編集部

この海の透明さは、見ていると吸い込まれそうになるほどですね。この海を前にしたら、誰もがキラキラした表情になりそうです。

日本海は青く澄んだ海というイメージがありましたが、このような色合いに映る海もあるのですね。「岩美ブルー」という素敵な命名でとても印象づけられました。

この景色はデートの忘れられない思い出として心に残ると思います。

大型船でゆったりと!間近に迫る島々に圧倒される

浦富海岸島めぐり遊覧船「うらどめ」

編集部

浦富海岸島めぐりの遊覧船についても、どのような船なのか聞かせていただけますか?

田中さん

島めぐり遊覧船は定員95名の大型船で、島々をゆったりとご鑑賞いただける船です。小さなお子様からお年寄りまで、どなたでも良いひとときを過ごしていただけますよ。

船の前方は冷暖房完備の客室で、ゆったりと座って島々を眺められます。もちろん窓も開けられますよ。

後部は窓や壁がないデッキになっていますので、心地よい潮風を全身に浴びながら遊覧を楽しめます。

浦富海岸島めぐり遊覧船が航行する様子
▲島々に近づくと荒々しい岩肌の様子が間近に見て取れます

大きな船なので、島々を遠くの沖合から眺めるだけかと思いきや、島々に近づき狭い水路も通っていくんですよ。島々を間近で十分に堪能していただけると思います。

浦富海岸島めぐり遊覧船が岩の間を進む様子
▲狭い岩の合間を大胆にくぐりぬけていく遊覧船

編集部

遊覧船というと、ゆったりと景色を眺めるイメージがありましたが、こうして島々が迫ってくると迫力がありますね。冒険気分でワクワクしながらカップルで盛り上がりそうです。

運航サービスなどについて、気をつけられていることや工夫されていることはありますか?

田中さん

「お客さまの笑顔のために」をモットーに、スタッフは常にお客さまに喜ばれることは何かを考えています。

最適な方法を模索しつつ、今できる最大限の対応で、みなさまに満足していただけるような接客を心掛けてきました。

小さな企業ならではの臨機応変さを生かして、遊覧船という非日常空間でお客さまに楽しかった思い出を作っていただけるよう頑張っております。

編集部

これだけ複雑なルートを進んでいくわけですから、準備に余念がないことは十分、想像ができます。素敵な思い出づくりができるよう、最大限の配慮がされているとわかると心強いですね。

船長は個性豊かな7人、独自のアナウンスを楽しめる

編集部

「ココは他とは違う!」といった、浦富海岸島めぐり遊覧船ならではの特徴はありますか?

田中さん

浦富海岸島めぐり遊覧船では、船長自らが舵をとりながら、島々のご案内のアナウンスを行っています。

浦富海岸島めぐり遊覧船の成川船長
▲結婚して大阪から鳥取へ来た成川船長。オリジナルキャラクターのイラストも手掛けます!

いま見てほしいものをアナウンスで紹介しながら、最高のポイントに船を動かすことができるのがメリットですね。

その時に見える景色をアドリブで次々と案内する船長や、今までの経験や知識を分かりやすく教えてくれる船長など、いろいろなパターンのガイドがあるところが、浦富海岸島めぐり遊覧船の特徴です。

アナウンスには基本の台本こそあるものの、全く同じ案内はしておらず、船長ごとに違った案内を楽しめるのが魅力だと思います。

編集部

公式サイトを拝見すると、船長さんは6人いらっしゃるようですね。こうして数名の船長さんが運航してくださる遊覧船も珍しいのではないでしょうか?

田中さん

そうですね。実は、浦富海岸島めぐり遊覧船の船長は新卒での入社という者はおりません。

前職は営業マンや銀行員、漁師、元声優まで、様々な経験を持つメンバーがそろっています。誰一人として替えのきかない大切なスタッフです。

>>船長のプロフィールはこちら

編集部

それぞれの特技や個性を活かしたアナウンスが聞けるのはユニークですね。岩美ブルーの海に魅了されて地方からやってきた船長さんもいるとわかり、岩美町の魅力がより感じられました。

船長さん方のアットホームな感じも伝わってきて親しみがもてますね。どの船長さんのガイドになるかも、ツアーの見どころとなりそうです。

「千貫松島」の奇岩&「鴨が磯海岸」の透明な海に魅了される

浦富海岸島めぐり遊覧船の夏の鴨が磯

編集部

船から見える主な見どころを教えてください。

田中さん

大きな見どころというと「千貫松島」ですね。岩がアーチ状になっており、頂上に一本の松が生えた浦富海岸のシンボル的な島です。

浦富海岸島めぐり遊覧船の千貫松島
▲千貫松島の景色。島の周囲は50m、高さ25mの花崗岩に穴があいてトンネル状になっています

その昔、鳥取城城主・池田公が舟遊びをした時にこの千貫松島を気に入り、「我が城の庭にこの岩付きの松を移し得たものには銀千貫の褒美を与えようぞ」と言ったことが名前の由来です。

ちなみに銀千貫は約3,750kgの銀で、現在の価値だと3億4千万円ほどになります。

浦富海岸島めぐり遊覧船の千貫松島と小型船
▲小型船では、千貫松島をくぐりぬけることができます

また「鴨が磯海岸」はとてもきれいなスポットです。大小無数の島々に囲まれた風光明媚な海岸で、天然記念物にも指定されている美しい砂浜なんですよ。

浦富海岸島めぐり遊覧船の鴨が磯海岸
▲空から見た鴨が磯海岸の様子

大きな川から離れ、島々によって波の影響を受けにくいことから比較的濁りにくく、きれいな海を存分に楽しめるポイントです。

波が穏やかな日には大型船でも入り江の奥の方まで入っていけるので、透明度が高い日には海底までくっきりと見ることができますよ

浦富海岸島めぐり遊覧船の鴨が磯と遊覧船
▲鴨が磯のおだやかな入り江では、岩美ブルーの美しさがより引き立ちます。

あまりにも透明度が高いと海底が近く見えますが、船が通るところの水深は一番浅いところでも3~4m程あります。

浦富海岸島めぐり遊覧船の鴨が磯の海底
▲澄んだ海で海底まで見通せる鴨が磯海岸

また船で見ていいなと思ったら、遊歩道を歩いてこの海岸に行くことができるのも一つの魅力ですね。

浦富海岸島めぐり遊覧船の鴨が磯海岸砂浜
▲遊歩道からもアクセスできる鴨が磯海岸

編集部

松の木を携えた千貫松島は、とても希少な島ですね。城主が欲しがったというのも納得できます。

迫力あるアーチ状の洞門と松の木の存在からは、大自然の驚異が感じられますね。カップル2人で一緒に感動したい景色です。

また鴨が磯の美しさには圧倒されました。このごつごつとした小島が、より海の美しさを引き立てているように思います。

2人で目にしたこの美しい景色は、キラキラした思い出としていつまでも記憶に残りそうですね。

春には黄色く染まる「菜種島」や陸揚げされた漁船も大迫力

浦富海岸島めぐり遊覧船の城原海岸と菜種島

編集部

ほかにも、季節によって変わる風景などがありましたら教えてください。

田中さん

3月中旬から4月中旬頃、菜の花が島を黄色く染める「菜種島(なたねじま)」があります。

浦富海岸島めぐり遊覧船の菜種島
▲春には、菜の花で黄色く染まる菜種島。

浦富海岸には大小合わせて約170もの島々がありますが、菜の花が咲くのはこの1島のみです。

一説にはその昔、この辺りを航行していた北前船が島の沖合で転覆し、その時の積み荷であった菜の花の種が流れ着き野生化したともいわれているんです。

浦富海岸島めぐり遊覧船の菜種島の菜の花
▲菜の花で黄色く染まる菜種島。菜の花の種が流れ着いたという逸話もうなずけます

浦富海岸島めぐり遊覧船の菜種島周辺の海
▲菜種島周辺の海の様子

また6月~8月になると、山陰の冬の名産である松葉ガニやカレイ、エビ、イカなどを獲る底引き網漁の休漁期間になります。

この期間には、普段沖合で操業している大きな船が港に10隻並びます。順番に陸揚げされメンテナンスを受ける様子はなかなか見られるものではなく、迫力のある風景ですよ。

浦富海岸島めぐり遊覧船で見られる底引き船の陸揚げ
▲松葉ガニなどを獲る底引き網漁船。陸に上がった姿が見られるのは6月~8月のみ

編集部

島にまつわる逸話を知るのも面白いですよね。人が手つかずの場所で自然の力強さも感じます。

陸揚げされた漁船も迫力がありますね。海を感じる景色でこちらも印象に残りそうです。

船酔い防止メガネの貸し出しも!毎便違った風景に出会えるのが魅力

鴨が磯をバックにした浦富海岸島めぐり遊覧船

編集部

浦富海岸島めぐり遊覧船では「実はこんなサービスをやってます!」といったものはありますか?

田中さん

「船から浦富海岸を見てみたいけど船酔いが心配」という方には、船酔い防止メガネを無料で貸し出しています。

船の揺れを視覚から認識させることで脳と体感の揺れの誤差を減らし、船酔いを軽減させる効果があるそうです。病は気からというのでお守りという意味もありますが、これをかけて酔った人を見たことはありません。

編集部

船酔いの心配があると、せっかくの景色も存分に楽しめませんからね。視覚効果で船酔いが軽減できるとは初めて知りました。不安な方は防止メガネを活用すると安心できますね。

田中さんが感じる浦富海岸島めぐり遊覧船の一番の魅力とは、どういったものでしょうか?

田中さん

自然をフィールドにしてご案内させていただいているので、毎日毎便、違った風景を目にできるのが一番の魅力だと思います。

四季折々の表情というよりも、毎回どんな風景に出会えるかは出航してみてのお楽しみですね。

だからこそ、そこで出会えた景色は船長も一緒になって興奮をアナウンスでお伝えしています。乗船している全員で最高の景色を鑑賞し分かち合えるのは大きな魅力ですよ。

編集部

船長さん方も、新鮮な気持ちで毎回の運航に臨んでいるということですね。一緒に感動できるという一体感があるとカップルの気持ちも高まり、2人の仲もぐっと近くなりそうです。

小型船とグラスボートでは島々の迫力をより感じられる

浦富海岸を行く小型船

編集部

浦富海岸では、島めぐり遊覧船以外にも運航サービスがあるようですね。ご紹介いただけますか?

田中さん

グラスボートと小型船の運航サービスがあります。グラスボート遊覧船は乗船時間45分です。

グラスボート浦富海岸海中めぐり
▲グラスボートは66人乗りの船です

グラスボートは船内中央の船底がガラス張りになっており、船内から海底の岩や砂、海藻、時には船の真下を泳ぐ魚を観賞することができます。海の中の浦富海岸を満喫したい方におすすめですよ。

グラスボートから見える海中
▲グラスボートの船底からは、美しい海の中を鑑賞できます。

一方、小型船うらどめ号は乗船時間50分のルートを運航します。12人乗りの小型船で、大型船では通れないような狭い水路や洞門、洞窟の中に入っていくことができます。

小型船が洞門をくぐる様子
▲洞門をくぐる小型船で、迫力ある景色を体感します

洞窟に入る小型船
▲小型船は洞窟にも入っていきます

小型船で入る洞窟内の様子
▲小型船で入る洞窟内の様子。波の浸食によって形成されたリアルな岩肌は迫力があります

透明度の高い鴨が磯海岸では、箱めがねを使って水中観察も行えますよ。

小型船うらどめ号
▲小型船うらどめ号で水中観察をする様子

ご覧いただく島々は基本的には大型船と同じですが、小型船の方が目線が低いため、より島々の迫力を感じることができます。

しかし、それだけ狭いところに行くためには海が穏やかでなければなりません。少しの波や風で欠航するので、お客さまには「乗れたらラッキー」とまで言われる、ある意味レアな遊覧船です。

もちろん、乗っていただくと皆さんからは100点満点の評価をいただけますね。乗下船場所はすべて、島めぐり遊覧船のりばです。

浦富海岸島めぐり遊覧船のりば
▲浦富海岸島めぐり遊覧船のりばの外観

予約がなくても乗れますが、小型船やグラスボートは席に限りがあるため、予約をおすすめしております。

編集部

小型船で行くルートも迫力があって気になりますね。小型船が入っていける洞窟の大きさにも驚きました。

きれいな海の中をじっくり観察できるグラスボートもいいですね。カップルでくっついて仲良く海の中を鑑賞できそうです。

そばに座りたいカップルは大型の遊覧船がおすすめ!写真撮影も忘れずに

編集部

カップルがデートで利用するなら、どのコースが良いでしょうか?

田中さん

やはり島々の近くを巡ることができる小型船の方が良いと思うのですが、小型船は席が離れているためくっつきたいカップルにはちょっと不向きかもしれません。

いろんな方向からお互いの写真を撮りあったり、並んで座って写真が撮りたいカップルは、席を自由に移動できる大型船の島めぐり遊覧船の方がおすすめですね。

浦富海岸島めぐり遊覧船「まつしま」
▲島めぐり遊覧船「まつしま」。船内も撮影スポットとして楽しめます。

遊覧中は、様々な島や透明度の高い海、沖合をバックにした水平線と、たくさんの撮影スポットがあります。船の前でのお二人の写真も、お声掛けいただければ撮影させていただきますよ。

浦富海岸島めぐり遊覧船は予約が不要なので、乗りたいと思った時に気軽に来て乗れるのもメリットですね。

浦富海岸島めぐり遊覧船から見た砂丘
▲浦富海岸島めぐり遊覧船から見える鳥取砂丘

また、貸切でのプライベートクルージングや水中ドローンの操作体験ができるプランなど、いくつかのプランもご用意していますので、目的にあわせてご利用いただければと思います。

>>プライベートクルーズ船のプランについて

編集部

なるほど、小型船の迫力も体感してみたいと思いますが、2人のタイトな空間を楽しみたいなら大型船の方がよさそうですね。そのときの状況に応じて、選ぶこともできると思いました。

お土産におすすめ「イカ墨カレー」と「岩美ブルーサイダー」

編集部

船上では飲食などの提供はありますか?

田中さん

今回ご紹介した3種類の船では、飲食の提供はありません。船での飲食は基本的に可能ですが、現状の社会状況にあわせて水分補給程度でお願いしております。

一方で遊覧船のりばには食事処が併設されており、そちらでも飲食が可能ですよ。またお土産処もあるので、浦富海岸島めぐり遊覧船の思い出に記念品を買われてはいかがでしょうか?

編集部

すぐ近くで食事ができたりお土産が買えるのはいいですね。おすすめのお土産品をいくつかご紹介ください。

田中さん

オリジナルの「イカ墨カレー」がおすすめです。イカ墨を使った真っ黒なカレーで、見た目から敬遠されがちですが、ちょっぴりスパイシーでとっても美味しいカレーですよ。

浦富海岸島めぐり遊覧船のお土産「イカ墨カレー」
▲お土産におすすめの「イカ墨カレー」

「お食事処あじろや」でも召し上がっていただくことができ、こちらではイカリングをトッピングしています。

お食事処あじろやのイカ墨カレー
▲「真っ黒なイカ墨カレー」1,200円。インパクトのある見た目で写真映えしそうです

>>お食事処あじろや

また「岩美ブルーサイダー」は、“岩美の美しい海を皆様のお手元に”というコンセプトで作られた完全オリジナルサイダーです。

浦富海岸島めぐり遊覧船のお土産「岩美ブルーサイダー」
▲きれいな海の色が再現された「岩美ブルーサイダー」。味のあるラベルが目を引きます

船長が色や味にこだわり、ラベルの絵も手掛けています。綺麗な海を見たあとに、お土産としてお買い求めいただくことはもちろん、乗船前に購入して船の上で海を見ながら飲んでいただけると最高ですね。

さらには「大漁旗グッズ」もありますよ。港町ならではの大漁旗デザインの布を使ってスタッフが手作りしたマスクやバッグ、ペット用のバンダナなど、縁起物の賑やかな大漁旗グッズが人気です。

浦富海岸島めぐり遊覧船のお土産「大漁旗マスク」
▲人気お土産「大漁旗グッズ」の大漁旗マスク

浦富海岸島めぐり遊覧船のお土産「大漁旗バンダナ」
▲人気お土産「大漁旗グッズ」のペット用バンダナ

浦富海岸島めぐり遊覧船のお土産「ペット用バンダナ」
▲大漁旗バンダナをつけたワンちゃん&ネコちゃんのフォトボード

>>お土産処うみいろ

編集部

イカ墨カレーは食べた後の見た目が心配でしたが、スパイシーで美味しいと聞いて食べてみたくなりました。

きれいな色の岩美サイダーは、まさに岩美ブルーの海を家に持ち帰れるようなお土産ではないでしょうか。カップルで感動した海の色をいつでも思い出せるように、ずっとそのまま取っておきたくなりますね。

大漁旗グッズも珍しいので、浦富海岸島を遊覧船でめぐった思い出に、2人でおそろいのグッズをお土産にするのもいいなと思いました。

「浦富海岸島めぐり遊覧船」を利用した方の感想と口コミ

編集部

「浦富海岸島めぐり遊覧船」を利用された方からは、どのような感想が寄せられますか?

田中さん

利用された方はみなさん、奇岩岩礁の変化に富んだ島々の景観はもちろん、透明度の高い海に驚いてくださいます。

日本海側は波のある荒々しいイメージが多いので「鳥取でこんな綺麗な海が見えると思っていなかった」というのがよくある感想ですね。

また「船長の狭いところを通る操船技術やアナウンスが面白かった」とも言っていただけます。時には波があって船がよく揺れたり、きれいな海を見られないこともありますが、それでも「船長のお話が面白かった」と満足していただいています。

編集部

みなさんやはり、この海の透明度に驚かれるわけですね。意外性と満足度で、とても印象的なツアーになるのではないかと感じられました。

船長のガイドに満足という声からも、お客さまの笑顔のために運航している思いが利用者にも届いているのがわかりますね。

岩美ブルーが神秘的&安心してツアーに参加できる

編集部でも浦富海岸島めぐり遊覧船についてのクチコミを探してみたところ、「良かった!」という声が多く寄せられていましたので、要約してご紹介します。

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海がエメラルドグリーンでとにかくきれい!
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岩美ブルーの神秘的な海に感動した
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船長のガイドが上手でアドリブもあって楽しい
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女性船長さんの案内がとても丁寧で、すばらしい遊覧ができた
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チケット購入の時から、受付でのやりとりにも安心感があった
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少し荒れ模様の天気でも運行状況について説明があり、安心して乗っていられた
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海から見る鳥取砂丘もきれいで、小型船での洞窟めぐりもおすすめ

寄せられているコメントからも、多くの方が岩美ブルーの海に感動されている様子がうかがえますね。

また、船長のガイドを楽しんでいる方が多く、「安心してツアーに参加できるようスタッフの心遣いが感じられた」というコメントも見られました。

美しい海と絶景を思い出にしたいカップルは「浦富海岸島めぐり遊覧船」のツアーなら、安心して2人の素敵な時間を過ごせると思いますよ。

「浦富海岸島めぐり遊覧船」からカップルへのメッセージ

浦富海岸島めぐり遊覧船の田中船長
▲今回取材にご協力いただいた岩美町出身の田中船長

編集部

これから「浦富海岸島めぐり遊覧船」を利用されるカップルへメッセージをいただけますか?

田中さん

遊覧船という非日常空間で過ごす時間は、きっとお二人の思い出に残ることと思います。

遊覧船は幅広い年齢の方が気軽に楽しめるのが魅力です。将来、お子さんと一緒に再訪したり、定年退職後に夫婦で訪れたりと、何度でも思い出を重ねていただくことができるのではないでしょうか。

鳥取県の観光スポットである鳥取砂丘と比べると、遊覧船ツアーに訪れる観光客は10分の1程度とまだまだ少ないのですが、本当に魅力的な美しい海が自慢の海岸です。

ぜひ浦富海岸をもっと多くの方に知っていただき、たくさんの方に訪れてほしいですね。皆さまのお越しをお待ちしております。

編集部

お話をうかがって、昔、家族で遊覧船に乗ったことを思い出しました。遊覧船は家族の形がイメージできる場所かもしれませんね。

砂丘の近くにこんな素敵な観光スポットがあると知れば、きっと足を運んでみたくなる方も多いことでしょう。岩美ブルーに魅了されたカップルが、何度も訪れる姿が目に浮かんできました。

今回は、浦富海岸島めぐり遊覧船の魅力についてお話しいただきまして、ありがとうございました。

「浦富海岸島めぐり遊覧船」の基本情報

運行区間 島めぐり遊覧船のりば~浦富海岸~島めぐり遊覧船のりば
乗下船場 【浦富海岸島めぐり遊覧船のりば】
〒681-0073
鳥取県岩美郡岩美町大谷2182
アクセス

【車】
・鳥取自動車道・鳥取ICより約25分
・鳥取砂丘から10分
*カーナビ設定は鳥取県岩美郡岩美町大谷2182、または「0857−73−1212」で電話番号検索

【交通公共機関】
JR山陰本線「鳥取駅」
バスターミナル3番乗り場より、岩美駅・岩井温泉・蕪島行きバスにて35~40分
「島めぐり遊覧船のりば前」で下車、バス停目の前

駐車場 普通車100台(無料)
運航時間・運休日 ■「遊覧船」浦富海岸島めぐり
3月~11月
9:30~15:30(1時間ごと)

■「グラスボート」浦富海岸海中めぐり
5月上旬〜9月末(土日祝日限定)
11:00、13:00(1日2便)

■「小型船」冒険クルージングうらどめ号
4月下旬〜9月末
9:15~15:15(1時間ごと)

*詳細は公式サイトで確認
*いずれも気象条件により運休の場合あり
利用料金

■「遊覧船」浦富海岸島めぐり
・大人(中学生以上)1,500円
・小人(4歳以上)750円
・幼児(小学生未満)大人1名につき1名無料(2人目からは小人料金)

■「グラスボート」浦富海岸海中めぐり
・大人(中学生以上)2,000円
・小人(小学生)1,000円
・幼児(小学生未満)大人1名につき1名無料(2人目からは小人料金)

■「小型船」冒険クルージングうらどめ号
・大人(中学生以上)2,500円
・小人(4歳以上)1,800円
・幼児(4歳未満)無料(座席無し)

電話 0857-73-1212
飲食の有無 併設施設
・お食事処あじろや
・港カフェー鳥取岩美-
予約 ・島めぐり遊覧船:予約不要
・小型船うらどめ号、グラスボート遊覧船:予約可
公式サイト https://yourun1000.com/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

「浦富海岸島めぐり遊覧船」周辺のデートスポット

浦富海岸島めぐり遊覧船を楽しんだあとは、併設のカフェや食事処で休憩してから海岸周りを散策するのがおすすめです。

遊覧船で周った景勝地を今度は陸から眺めてみると、また違った景観に感動すると思いますよ。

青い海に白い岩で埋め尽くされた「城原海岸」や、千貫松島を展望できるポイントがありますので、ランチがいただけるお店とあわせてご紹介しておきます。

周辺のおすすめデートスポット

オリジナルバーガー&ビスクが人気の「港カフェー鳥取岩美-」

「港カフェー鳥取岩美-」は、浦富海岸島めぐり遊覧船のりばに併設されたシーフードカフェです。

2022年7月にリニューアルオープンし、海の幸のオリジナルバーガーや美味しいコーヒーがいただけますよ。

特製海老ビスクが美味しいと評判です。おしゃれなテラス席でいただくとデート気分も高まります。

【メニュー】

アジフライバーガー:700円
ホタルイカバーガー:750円
猛者エビのビスクとブルスケッタセット:1,000円 ほか

公式URL:港カフェ

鳥取の海鮮料理を味わう「お食事処 あじろや」

「お食事処 あじろや」も、同じく浦富海岸島めぐり遊覧船のりばに併設されています。

さきほど紹介のあったイカ墨カレーのほかにも、鳥取の海の幸が味わえるメニューがそろっていますよ。

【メニュー】

焼き魚定食:1,500円
刺身定食:1,700円
ボリューム満点海鮮丼:2,000円
海の幸定食:2,900円 ほか

公式URL:お食事処 あじろや

穴場スポットで二人きりも!?景色を堪能できる「城原海岸」

城原海岸の様子

城原海岸は浦富海岸の東側に位置する海岸で、北の沖合に菜種島を望める位置にあります。

鳥取砂丘や浦富海岸のような砂浜とは違い、ゴロゴロとしたこぶし大の石原になっているのが特徴で、カップルの貸切状態になる確率が高い海岸です。

青い海に浮かぶ白い岩と松のコントラストが見事ですよ。2人きりの静かなビーチで景色を存分に楽しみながら語り合うのもいいですね。

県道155号線沿いに駐車場があり、駐車場から200mほどの距離に海岸への降り口となる階段があります。

参考URL:岩美町観光協会公式サイト(城原海岸)

自然歩道と絶景をガッツリ体験できる「千貫松島展望所」 

千貫松島展望台から望む夕日

「千貫松島展望所」は高台から千貫松島を見下ろせる絶景ポイントです。展望所へは、中国近畿連絡自然歩道を歩いていくとわかりやすいですよ。

中国近畿連絡自然歩道は、旧網代港付近から城原海岸までの2.1kmの自然歩道で、途中アップダウンがあったり波打ち際を歩くようなスポットもあって、かなりアドベンチャー気分が楽しめます。

場所によっては注意を要するポイントもあるので、カップルどちらかが手をつないでリードする場面もあることでしょう。ただし虫が出てくるため、虫が苦手な方は要注意かもしれません。虫除けを用意したり肌が隠れる服なら心強いですね。

千貫松島を望めるポイントでは、夕日が海の向こうに沈むと千貫松島が真っ黒なシルエットになります。時間に余裕があれば、海に夕日が沈む光景をまったりと眺める時間も素敵な思い出になりますね。

遊歩道以外にも、集落の合間の道からアクセスすることができるので、暗くなってからの帰り道はそちらのルートの方がおすすめだと思います。

参考URL:山陰海岸ジオパーク公式サイト(浦富海岸西コース)

まとめ:浦富海岸の魅力を存分に楽しむ遊覧船デート

今回ご紹介した「浦富海岸島めぐり遊覧船」では、岩美ブルーの輝く海と自然が形成した迫力ある島々が印象的でしたね。

海の美しさと間近で観賞した景勝地は、忘れられない思い出となることでしょう。毎回違う表情を見せるという浦富海岸島めぐりは、船長の貴重なガイドとともに、何度となく訪れて体験したくなると思いますよ。

鳥取県でデートをお考えのカップルはぜひ、浦富海岸島めぐり遊覧船をデートプランに組み込んで、2人の素敵な思い出をつくってくださいね。