鳥取県岩美町「浦富海岸島めぐり遊覧船」で岩美ブルーの海を満喫する絶景デート
今回の記事でご紹介するのは、鳥取県の景勝地、浦富海岸(うらどめかいがん)を遊覧船で巡るデートプランです。
「浦富海岸島めぐり遊覧船」では、小島や岩の間を船が縫うようにして進むので、ちょっとしたアドベンチャー気分を味わえます。岩美ブルーと呼ばれる美しい青い海と、船長の巧みなトークも魅力です。
周辺には、静かに過ごせる海岸や絶景を望める高台があります。自然の景色を満喫したいカップルは、ぜひこのデートプランを参考にしてみてください。
おすすめカップル:遊覧船、海が好きなカップル
どんなデート?:遊覧船で島をめぐり、自然の景色を楽しむデート
概要:浦富海岸遊覧船で楽しむ絶景デートプラン
今回は、「浦富海岸島めぐり遊覧船」で美しい海と景勝地を堪能するデートプランをご紹介します。
今回のデートのメイン |
---|
浦富海岸島めぐり遊覧船 |
周辺のデートスポット |
・城原海岸 ・千貫松島展望所 |
ランチにおすすめのお店 |
・お食事処あじろや ・港カフェー鳥取岩美- |
ツアーでは、大型遊覧船に乗って浦富海岸の名所を巡ります。約40〜50分間の船旅で、絶景ポイントを次々と楽しめます。
海からは奇岩の上に見事な松を蓄えた「千貫松島(せんがんまつしま)」や、海の底が見通せるような「鴨が磯」に迫り、鳥取砂丘も遠くに望めますよ。何よりも透明度の高い美しい海は感動ものです。エメラルドグリーンの海面が広がり、まるで宝石のような輝きを放ちます。
数名いる船長それぞれのユニークなガイドも楽しみのひとつで、感動的な景色をさらに盛り上げてくれることでしょう。地元の歴史や自然についての興味深い話も聞けます。
船を下りたら隣接する食事処でランチをとったり、カフェでお茶をするのもいいですね。新鮮な海の幸を使った定食やオリジナルバーガーでお腹を満たしましょう。
周辺には、プライベートビーチの気分で絶景に浸れる城原海岸(しらわらかいがん)や、高台から千貫松島を望める展望所もあります。遊覧船でめぐった景色を陸から望むと、また違った感動を得られることでしょう。海と岩の織りなす絶景を、さまざまな角度から楽しめます。
ここからは、メインとなる「浦富海岸島めぐり遊覧船」について詳しくご紹介していきます。
絶景と岩美ブルーを満喫「浦富海岸島めぐり遊覧船」の魅力
浦富海岸島めぐり遊覧船は、鳥取県岩美町にある「山陰松島遊覧」が企画するツアーです。
浦富海岸は「山陰海岸国立公園」の一部で、15kmにわたるリアス式海岸の美しい景観や島々で形成された国の名勝です。
この遊覧船では、浦富海岸にある自然が作り出した奇岩や島々に間近に迫り、そのダイナミックな景観に圧倒されます。
また、高い透明度を誇る海は「岩美ブルー」として知られ、その独特な青色は訪れる人を魅了してやみません。
さらに、遊覧船のりばから車でわずか10分の距離には鳥取砂丘があり、砂丘観光と合わせてぜひ訪れてほしい観光スポットです。
今回は、この「浦富海岸島めぐり遊覧船」の魅力について、山陰松島遊覧の田中船長にお話をうかがいました。
「変化に富む島々」と「高い透明度を誇る海」を体感できる運航ルート
編集部
浦富海岸は景色が素晴らしく、日本百景や国の名勝にも選ばれていると伺いました。お話をうかがうのが楽しみです。
まずは、浦富海岸島めぐり遊覧船の運航ルートについて教えていただけますか?
田中さん
浦富海岸島めぐり遊覧船では、浦富海岸の美しい景観と重要な地質遺産を巡るルートを運航しています。
浦富海岸が位置する「山陰海岸国立公園」は、2010年にユネスコ世界ジオパーク(*1)に認定されました。
(*1)ジオパークとは、地質遺産を活用して地球の過去を知り、未来を考えて活動する場所のこと。
日本海の荒波に削られた島々は奇岩岩礁の変化に富み、洞窟や洞門(*2)、海岸など、様々な景色が一度に楽しめることが一番の魅力です。乗船時間は40分で、10か所ほどの名所を巡ります。
(*2)洞門とは、岩の中にできた大きな穴のこと。
▲島めぐり遊覧船が狭い島と島の間を通る様子
田中さん
また、海の透明度は国内トップクラスの水深25mで、美しい海が自慢の海岸でもあります。
その独特な海の色は鳥取県岩美町の名をとって「岩美ブルー」と呼ばれ、大変人気を集めているんですよ。
▲岩美ブルーと呼ばれる透明度の高い海。光の反射でエメラルドグリーンに見えます
▲最高水中透明度25mを誇る岩美ブルー。海中の様子がくっきりと見えます
▲太陽の下、美しい色に映る岩美ブルーの海
編集部
この海の透明さは、見ていると吸い込まれそうになるほどですね。この海を前にしたら、誰もがキラキラした表情になりそうです。
日本海は青く澄んだ海というイメージがありましたが、このような独特の色合いに映る海もあるのですね。「岩美ブルー」という素敵な命名でとても印象づけられました。
この景色はデートの忘れられない思い出として心に残ると思います。
大型船で快適に!迫力ある島々を間近で体感
編集部
浦富海岸島めぐりの遊覧船について、詳しく教えていただけますか?
田中さん
島めぐり遊覧船は定員95名の大型船で、島々をゆったりと鑑賞いただけます。小さなお子様からお年寄りまで、誰でも快適に過ごせるよう設計されています。
船の前方には冷暖房完備の客室があり、座ってゆっくりと島々を眺められます。窓も開閉可能です。後部は開放的なデッキになっており、心地よい潮風を感じながら遊覧を楽しめます。
▲島々に近づくと荒々しい岩肌の様子が間近に見て取れます
大型船ですが、島々に近づき狭い水路も通っていくので、遠くからの眺めだけでなく、島々を間近で十分に堪能していただけます。
編集部
遊覧船のサービスについて、特に気をつけていることはありますか?
田中さん
「お客さまの笑顔のために」をモットーに、スタッフ全員がお客さまの満足を第一に考えています。常に最適な対応を心がけ、小規模企業ならではの柔軟性を活かしています。
遊覧船という非日常空間でお客さまに楽しい思い出を作っていただけるよう、最大限の努力をしております。
個性豊かな7人の船長によるユニークなアナウンス
編集部
「ココは他とは違う!」といった、浦富海岸島めぐり遊覧船ならではの特徴はありますか?
田中さん
浦富海岸島めぐり遊覧船では、船長自らが舵をとりながら、島々のご案内のアナウンスを行っています。
▲結婚して大阪から鳥取へ来た成川船長。オリジナルキャラクターのイラストも手掛けます!
いま見てほしいものをアナウンスで紹介しながら、最高のポイントに船を動かすことができるのが大きな魅力です。
見える景色をアドリブで次々と案内する船長や、今までの経験や知識を分かりやすく教えてくれる船長など、いろいろなパターンのガイドがあるところが、浦富海岸島めぐり遊覧船の特徴です。
アナウンスには基本の台本こそありますが、全く同じ案内はしておらず、船長ごとに違った案内を楽しめるのも魅力的です。
編集部
公式サイトを拝見すると、船長さんは6人いらっしゃるようですね。こうして数名の船長さんが運航してくださる遊覧船も珍しいのではないでしょうか?
田中さん
そうですね。実は、浦富海岸島めぐり遊覧船の船長は全員が中途採用です。
前職は営業マンや銀行員、漁師、元声優まで、様々な経験を持つメンバーがそろっています。誰一人として替えのきかない大切なスタッフです。
編集部
それぞれの特技や個性を活かしたアナウンスが聞けるのはユニークですね。岩美ブルーの海に魅了されて地方からやってきた船長さんもいるとわかり、岩美町の魅力がより感じられました。
「千貫松島」の奇岩&「鴨が磯海岸」の透明な海に魅了される
編集部
船から見える主な見どころを教えてください。
田中さん
大きな見どころというと「千貫松島」ですね。岩がアーチ状になっており、頂上に一本の松が生えた浦富海岸のシンボル的な島です。
▲千貫松島の景色。島の周囲は50m、高さ25mの花崗岩に穴があいてトンネル状になっています
その昔、鳥取城城主・池田公が舟遊びをした時にこの千貫松島を気に入り、「我が城の庭にこの岩付きの松を移し得たものには銀千貫の褒美を与えようぞ」と言ったことが名前の由来です。銀千貫は約3,750kgの銀で、現在の価値だと3億4千万円ほどになります。
▲小型船では、千貫松島をくぐりぬけることができます
また「鴨が磯海岸」はとてもきれいなスポットです。大小無数の島々に囲まれた風光明媚な海岸で、天然記念物にも指定されている美しい砂浜なんですよ。
▲空から見た鴨が磯海岸の様子
大きな川から離れ、島々によって波の影響を受けにくいことから比較的濁りにくく、きれいな海を存分に楽しめるポイントです。波が穏やかな日には大型船でも入り江の奥の方まで入っていけるので、透明度が高い日には海底までくっきりと見ることができますよ。
▲鴨が磯のおだやかな入り江では、岩美ブルーの美しさがより引き立ちます。
透明度が高くても、船が通るところの水深は一番浅いところでも3~4m程あります。
▲澄んだ海で海底まで見通せる鴨が磯海岸
また船で見て気に入った場所は、遊歩道を歩いてこの海岸に行くことができるのも魅力の一つですね。
▲遊歩道からもアクセスできる鴨が磯海岸
春には黄色く染まる「菜種島」や陸揚げされた漁船も大迫力
編集部
季節によって変わる風景について教えていただけますか。
田中さん
3月中旬から4月中旬頃に見られる風景として、菜の花が島を黄色く染める「菜種島(なたねじま)」があります。
▲春には、菜の花で黄色く染まる菜種島。
浦富海岸には大小合わせて約170もの島々がありますが、菜の花が咲くのはこの菜種島だけです。
島の由来には面白い逸話があります。昔、この辺りを航行していた北前船が島の沖合で転覆し、積み荷であった菜の花の種が流れ着いて野生化したという説があるんです。
▲菜の花で黄色く染まる菜種島。菜の花の種が流れ着いたという逸話もうなずけます
▲菜種島周辺の海の様子
また、6月から8月には別の特別な光景が見られます。この時期は山陰の冬の名産である松葉ガニやカレイ、エビ、イカなどを獲る底引き網漁の休漁期間になります。
普段は沖合で操業している大型の漁船が、この時期には港に10隻並びます。順番に陸揚げされメンテナンスを受ける様子は迫力があり、普段はなかなか見られない珍しい風景です。
▲松葉ガニなどを獲る底引き網漁船。陸に上がった姿が見られるのは6月~8月のみ
船酔い防止メガネの貸し出しも!毎便違った風景に出会えるのが魅力
編集部
浦富海岸島めぐり遊覧船では、お客様向けの特別なサービスはありますか?
田中さん
「船から浦富海岸を見てみたいけど船酔いが心配」という方のために、船酔い防止メガネを無料で貸し出しています。
このメガネは船の揺れを視覚的に認識させることで脳と体感の揺れの誤差を減らし、船酔いを軽減させる効果があるそうです。心理的な効果もありますが、実際にこのメガネをかけて酔った人を見たことがありません。
編集部
田中さんが感じる浦富海岸島めぐり遊覧船の一番の魅力とは、どういったものでしょうか?
田中さん
自然をフィールドにしてご案内させていただいているので、毎日毎便、違った風景を目にできるのが一番の魅力だと思います。
四季折々の表情というよりも、毎回どんな風景に出会えるかは出航してみてのお楽しみですね。
そのため、素晴らしい景色に出会えたときは船長も一緒になって興奮をアナウンスでお伝えしています。全員で最高の景色を鑑賞し分かち合えるのは大きな魅力ですよ。
編集部
船長さん方も、新鮮な気持ちで毎回の運航に臨んでいるということですね。一緒に感動できるという一体感があるとカップルの気持ちも高まり、2人の仲もより深まりそうです。
小型船とグラスボートで体験する島々の迫力
編集部
浦富海岸では、島めぐり遊覧船以外にも運航サービスがあるようですね。ご紹介いただけますか?
田中さん
はい、グラスボートと小型船の運航サービスがあります。グラスボート遊覧船は乗船時間45分で運航しています。
▲グラスボートは66人乗りの船です
グラスボートは船内中央の船底がガラス張りになっており、船内から海底の岩や砂、海藻、時には船の真下を泳ぐ魚を観賞することができます。海の中の浦富海岸を満喫したい方におすすめですよ。
▲グラスボートの船底からは、美しい海の中を鑑賞できます。
一方、小型船うらどめ号は乗船時間50分のルートを運航します。12人乗りの小型船で、大型船では通れないような狭い水路や洞門、洞窟の中に入っていくことができます。
▲洞門をくぐる小型船で、迫力ある景色を体感します
▲小型船は洞窟にも入っていきます
▲小型船で入る洞窟内の様子。波の浸食によって形成されたリアルな岩肌は迫力があります
透明度の高い鴨が磯海岸では、箱めがねを使って水中観察も行えますよ。
▲小型船うらどめ号で水中観察をする様子
ご覧いただく島々は基本的には大型船と同じですが、小型船の方が目線が低いため、より島々の迫力を感じることができます。
ただし、狭いところに行くため海が穏やかでなければ運航できません。少しの波や風で欠航するので、お客さまには「乗れたらラッキー」とまで言われる、ある意味レアな遊覧船です。
もちろん、乗船された方からは100点満点の評価をいただけます。乗下船場所はすべて、島めぐり遊覧船のりばです。
▲浦富海岸島めぐり遊覧船のりばの外観
予約がなくても乗船できますが、小型船やグラスボートは席に限りがあるため、予約をおすすめしております。
編集部
小型船で行くルートも迫力があって気になりますね。小型船が入っていける洞窟の大きさにも驚きました。きれいな海の中をじっくり観察できるグラスボートもいいですね。カップルでくっついて仲良く海の中を鑑賞できそうです。
そばに座りたいカップルは大型の遊覧船がおすすめ!写真撮影も忘れずに
編集部
カップルがデートで利用するなら、どのコースがおすすめでしょうか?
田中さん
島々の近くを巡ることができる小型船は魅力的ですが、席が離れているため密着したいカップルにはあまり向いていないかもしれません。
様々な角度から写真を撮り合ったり、隣り合って座って写真を撮りたいカップルには、席を自由に移動できる大型船の島めぐり遊覧船をおすすめします。
▲島めぐり遊覧船「まつしま」。船内も撮影スポットとして楽しめます。
遊覧中は、美しい島々や透明度の高い海、水平線など、多くの撮影スポットがあります。船の前でのお二人の写真も、ご希望があれば撮影させていただきます。
浦富海岸島めぐり遊覧船は予約が不要なので、思い立った時に気軽に乗船できるのも魅力です。
▲浦富海岸島めぐり遊覧船から見える鳥取砂丘
さらに、貸切でのプライベートクルージングや水中ドローンの操作体験ができるプランなど、目的に合わせた様々なオプションもご用意しています。
編集部
なるほど、小型船の迫力も魅力的ですが、2人の親密な空間を楽しみたいなら大型船の方が適しているようですね。状況に応じて選択できるのが良いですね。
浦富海岸のお土産におすすめ「イカ墨カレー」と「岩美ブルーサイダー」
編集部
船上では飲食などの提供はありますか?
田中さん
今回ご紹介した3種類の船では、飲食の提供はありません。船での飲食は基本的に可能ですが、現在の社会状況を考慮して水分補給程度でお願いしております。
遊覧船のりばには食事処が併設されており、そちらで食事を楽しめます。また、お土産処もあるので、浦富海岸島めぐり遊覧船の思い出に記念品を購入されてはいかがでしょうか?
編集部
すぐ近くで食事ができたりお土産が買えるのはいいですね。おすすめのお土産品をいくつかご紹介ください。
田中さん
オリジナルの「イカ墨カレー」がおすすめです。イカ墨を使った真っ黒なカレーで、見た目は少し驚かれるかもしれませんが、程よいスパイシーさが特徴の美味しいカレーです。
▲お土産におすすめの「イカ墨カレー」
「お食事処あじろや」でも提供しており、こちらではイカリングをトッピングしています。
▲「真っ黒なイカ墨カレー」1,200円。インパクトのある見た目で写真映えしそうです
また「岩美ブルーサイダー」は、"岩美の美しい海を皆様のお手元に"というコンセプトで作られた完全オリジナルサイダーです。
▲きれいな海の色が再現された「岩美ブルーサイダー」。味のあるラベルが目を引きます
船長が色や味にこだわり、ラベルの絵も手掛けています。美しい海を見た後のお土産としてはもちろん、乗船前に購入して船上で海を眺めながら飲むのもおすすめです。
さらに「大漁旗グッズ」も人気です。港町ならではの大漁旗デザインの布を使ってスタッフが手作りしたマスクやバッグ、ペット用のバンダナなど、縁起物の賑やかな大漁旗グッズが人気です。
▲人気お土産「大漁旗グッズ」の大漁旗マスク
▲人気お土産「大漁旗グッズ」のペット用バンダナ
▲大漁旗バンダナをつけたワンちゃん&ネコちゃんのフォトボード
利用者の声:浦富海岸島めぐり遊覧船の魅力
編集部
「浦富海岸島めぐり遊覧船」を利用された方からは、どのような感想が寄せられますか?
田中さん
利用された方はみなさん、奇岩岩礁の変化に富んだ島々の景観はもちろん、透明度の高い海に驚かれます。
日本海側は波のある荒々しいイメージが多いので「鳥取でこんな綺麗な海が見えると思っていなかった」というのがよくある感想です。
また「船長の狭いところを通る操船技術やアナウンスが面白かった」とも言っていただけます。時には波があって船がよく揺れたり、海が荒れて透明度が下がることもありますが、それでも「船長のお話が面白かった」と満足していただいています。
岩美ブルーが神秘的&安心してツアーに参加できる
編集部でも浦富海岸島めぐり遊覧船についての口コミを調査したところ、多くの好評の声が寄せられていました。以下にその要約をご紹介します。
- 海がエメラルドグリーンでとにかく美しい!
- 岩美ブルーと呼ばれる神秘的な海に感動した
- 船長のガイドが上手で、アドリブも交えて楽しい
- 女性船長の案内がとても丁寧で、素晴らしい遊覧ができた
- チケット購入時から受付での対応に安心感があった
- 天候が少し悪い時も運行状況について丁寧な説明があり、安心して乗船できた
- 海から見る鳥取砂丘も美しく、小型船での洞窟めぐりもおすすめ
これらの口コミから、多くの方が岩美ブルーの海に感動されている様子がうかがえます。
また、船長のガイドを楽しんでいる方が多く、スタッフの心遣いによって安心してツアーに参加できたという声も目立ちました。
美しい海と絶景を思い出に残したいカップルにとって、「浦富海岸島めぐり遊覧船」のツアーは、安心して二人で素敵な時間を過ごせる絶好の機会となるでしょう。
「浦富海岸島めぐり遊覧船」からカップルへのメッセージ
▲今回取材にご協力いただいた岩美町出身の田中船長
編集部
これから「浦富海岸島めぐり遊覧船」を利用されるカップルへメッセージをいただけますか?
田中さん
遊覧船という非日常空間で過ごす時間は、きっとお二人の思い出に残ることと思います。
遊覧船は幅広い年齢の方が気軽に楽しめるのが魅力です。将来、お子さんと一緒に再訪したり、定年退職後に夫婦で訪れたりと、何度でも思い出を重ねていただくことができるのではないでしょうか。
鳥取県の有名な観光スポットである鳥取砂丘と比べると、遊覧船ツアーに訪れる観光客は10分の1程度とまだまだ少ないのですが、本当に魅力的な美しい海が自慢の海岸です。透明度の高い青い海と、奇岩や洞窟が織りなす景観は圧巻です。
ぜひ浦富海岸をもっと多くの方に知っていただき、たくさんの方に訪れてほしいですね。皆さまのお越しをお待ちしております。
「浦富海岸島めぐり遊覧船」の基本情報
運行区間 | 島めぐり遊覧船のりば~浦富海岸~島めぐり遊覧船のりば |
---|---|
乗下船場 | 【浦富海岸島めぐり遊覧船のりば】 〒681-0073 鳥取県岩美郡岩美町大谷2182 |
アクセス |
【車】 【公共交通機関】 |
駐車場 | 普通車100台(無料) |
運航時間・運休日 | ■「遊覧船」浦富海岸島めぐり 3月~11月 9:30~15:30(1時間ごと) ■「グラスボート」浦富海岸海中めぐり 5月上旬〜9月末(土日祝日限定) 11:00、13:00(1日2便) ■「小型船」冒険クルージングうらどめ号 4月下旬〜9月末 9:15~15:15(1時間ごと) *詳細は公式サイトで確認 *いずれも気象条件により運休の場合あり |
利用料金 |
■「遊覧船」浦富海岸島めぐり |
電話 | 0857-73-1212 |
飲食の有無 | 併設施設 ・お食事処あじろや ・港カフェ -鳥取岩美- |
予約 | ・島めぐり遊覧船:予約不要 ・小型船うらどめ号、グラスボート遊覧船:予約可 |
公式サイト | https://yourun1000.com/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
「浦富海岸島めぐり遊覧船」周辺のデートスポット
浦富海岸島めぐり遊覧船を楽しんだあとは、併設のカフェや食事処で休憩してから海岸周辺を散策するのがおすすめです。
遊覧船で巡った景勝地を今度は陸から眺めてみると、また違った景観に感動すると思います。
青い海に白い岩が広がる「城原海岸」や、千貫松島を展望できるポイントがあります。ここでは、これらの景勝地と、ランチを楽しめるお店をあわせてご紹介します。
周辺のおすすめデートスポット
海鮮グルメを楽しむ「港カフェー鳥取岩美-」
「港カフェー鳥取岩美-」は、浦富海岸島めぐり遊覧船のりばに併設されたシーフードカフェです。海を眺めながら美味しい料理を楽しめる絶好のロケーションです。
2022年7月にリニューアルオープンし、新鮮な海の幸を使ったオリジナルバーガーや香り豊かなコーヒーがいただけます。地元の食材にこだわった多彩なメニューが魅力です。
特製海老ビスクが美味しいと評判です。おしゃれなテラス席で海風を感じながら食事をすることで、デート気分がより一層高まります。
【メニュー】
ホタルイカバーガー:750円
猛者エビのビスクとブルスケッタセット:1,000円 ほか
公式URL:港カフェ
地元の味「お食事処 あじろや」で海鮮料理を堪能
「お食事処 あじろや」は、浦富海岸島めぐり遊覧船のりばに併設されています。
先ほど紹介したイカ墨カレーに加えて、鳥取の新鮮な海の幸を楽しめる多彩なメニューが揃っています。
【メニュー】
刺身定食:1,700円
ボリューム満点海鮮丼:2,000円
海の幸定食:2,900円 ほか
公式URL:お食事処 あじろや
二人きりの絶景スポット「城原海岸」
城原海岸は浦富海岸の東側に位置する海岸で、北の沖合に菜種島を望むことができます。
鳥取砂丘や浦富海岸のような砂浜とは異なり、ゴロゴロとしたこぶし大の石原が特徴的です。そのため、カップルが貸切状態で楽しめる可能性が高い海岸となっています。
青い海に浮かぶ白い岩と松のコントラストが美しく、絶景を楽しめます。2人きりの静かなビーチで、ゆっくりと景色を堪能しながら語り合うのもロマンチックなデートになるでしょう。
アクセスは便利で、県道155号線沿いに駐車場があります。駐車場から海岸への降り口となる階段まではおよそ200mの距離です。
参考URL:岩美町観光協会公式サイト(城原海岸)
自然歩道と絶景をガッツリ体験できる「千貫松島展望所」
「千貫松島展望所」は高台から千貫松島を見下ろせる絶景ポイントです。展望所へは、中国近畿連絡自然歩道を歩いていくとたどり着けます。
中国近畿連絡自然歩道は、旧網代港付近から城原海岸までの2.1kmの自然歩道です。途中にはアップダウンがあり、波打ち際を歩くスポットもあるため、アドベンチャー気分を味わえます。
ところどころ注意が必要な箇所があるので、カップルで手をつないでリードし合うのもおすすめです。ただし、虫が出る場所もあるため、虫が苦手な方は虫除けスプレーを用意したり、肌を覆う服装で臨むと安心です。
千貫松島を望めるポイントでは、夕日が海の向こうに沈むと千貫松島が真っ黒なシルエットになります。時間に余裕があれば、海に沈む夕日をゆっくりと眺める時間も素敵な思い出になるでしょう。
帰り道は、暗くなってからは集落の合間の道を通るルートがおすすめです。遊歩道以外からもアクセスできるので、安全面を考慮して選択しましょう。
参考URL:山陰海岸ジオパーク公式サイト(浦富海岸西コース)
まとめ:浦富海岸島めぐり遊覧船で思い出に残る絶景デートを
今回ご紹介した「浦富海岸島めぐり遊覧船」では、岩美ブルーと呼ばれる鮮やかな青い海と、自然が長い年月をかけて形成した迫力ある島々の景観が印象的でした。
海の美しさと間近で観賞した景勝地は、忘れられない思い出となることでしょう。季節や天候によって毎回異なる表情を見せる浦富海岸島めぐりは、船長の貴重な解説とともに、何度訪れても新たな発見があり、繰り返し体験したくなる魅力があります。
鳥取県でデートをお考えのカップルはぜひ、浦富海岸島めぐり遊覧船をデートプランに組み込んでみてください。美しい自然に囲まれた船旅で、2人の素敵な思い出をつくることができるでしょう。