竹田酒造店の「かたふね」で堪能する新潟の酒造り!カップルのおうち日本酒デート
おうち居酒屋デートをおすすめする本記事では、新潟県の酒造「竹田酒造店」の日本酒を紹介します。竹田酒造店では新潟の米や水の味わいを活かした「かたふね」を中心に製造しており、甘みがあるので日本酒初心者も飲みやすいラインナップが特徴です。
新潟では淡麗辛口のスタイルが主流となっていますが、竹田酒造店は土地の魅力を活かして本当の美味しさを追求し続けることで、甘み豊かな独自の日本酒を造り出しています。
この記事では竹田酒造店の魅力やおすすめの日本酒、相性の良いおつまみを紹介しています。おうちごはんやおうち居酒屋で、ぜひ竹田酒造店の日本酒を堪能してみてください。
飲酒は二十歳になってから
飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や乳児期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。飲んだ後はリサイクル。
世界が認める竹田酒造店の芳醇旨口日本酒
竹田酒造店は1866年、幕末の時代に竹田清左衛門によって創業されました。上越市の大潟区にある砂丘の上に蔵を構え、砂丘の中を長年かけてろ過された良質な水が、竹田酒造店の酒造りを支えています。
竹田酒造店は国際的な日本酒品評会で世界一の称号を獲得しており、その酒造りの技術は日本国内だけでなく、世界的にも高く評価されている注目の蔵元です。
新潟県では一般的に淡麗辛口のお酒が主流ですが、竹田酒造店は蔵の立地が旨口酒製造に適していると判断し、米の甘みが感じられるふくよかな味わいを代々守り続けています。
主力商品である「かたふね」は、コクと丸みのある味わい深い日本酒で、日本酒初心者の方にも飲みやすい特徴があります。
今回は竹田酒造店の広報担当である竹田さんに、お店の歴史や酒造りのこだわりなどについてお話を伺いました。
「おいしい」を追求する竹田酒造店の丁寧な酒造り
編集部
竹田酒造店の歴史やこだわり、また製造に込められた想いについて教えてください。
竹田さん
竹田酒造店は1866年に創業し、「淡麗辛口」が主流の新潟県内で一線を画す「芳醇旨口」にこだわりながら醸してきました。小さな蔵だからこそできる丁寧な酒造りを目指しており、その一例として出荷前の加熱処理は全量「瓶燗火入れ」という方法にこだわっています。
効率を重視するなら加熱処理後に瓶詰めをしますが、味わいを追求した結果、瓶詰め後に加熱処理をする「瓶燗火入れ」を採用しました。
現在はコロナ禍で試飲イベントは少ないですが、お客さまに試飲していただき、その表情がほころぶ瞬間が私たち造り手の励みになっています。飲んでくださった方の「おいしい」という一言が何よりもうれしいです。
編集部
新潟の日本酒といえば、すっきりとキレのある味わいを想像する方も多いようです。しかし、竹田酒造店ではあえて「淡麗辛口」のお酒を造らなかったそうですね。時代や需要に流されず、代々伝わる「芳醇旨口」を守り続ける姿勢にこだわりが感じられます。
また「瓶燗火入れ」の製法では瓶に詰めたお酒を1本ずつ湯煎するそうで、非常に手間と労力のかかる作業だと思います。何事も手を抜かないという信念を大切にされ、「おいしい」の一言のために苦労を厭わないスタイルが素晴らしいですね。
新潟の魅力を活かした地産地消の日本酒づくり
編集部
原料にも竹田酒造店ならではの魅力があると思いますが、詳しく教えてください。
竹田さん
新潟県上越市大潟区は水にまつわる土地で、あちこちに湖や池、井戸、潟があります。蔵の地下に眠る砂丘で浄化された水をくみ上げ酒を造っています。世界に認められた日本酒「かたふね」の源は、この地域の豊富な水源です。
また、新潟県内の米を100%使用しています。酒米は「越神楽」「越淡麗」「こしいぶき」です。地産地消を考え、3年ほど前からすべてを県内産のものに変更しました。土地に根付いた酒米を使うことで味わいに深み、コクが増しています。
竹田さん
新潟県外ではほとんど見かけないレアな日本酒ですが、リピーターやファンが多く、全国から買い求めにこられます。沖縄にも固定客がいる程です。日本酒は奥が深く、とても興味深い飲み物なのです。
日本酒は「一升瓶でおじさんのイメージ」という方がまだまだたくさんいらっしゃると思いますが、最近はその印象が変わるような日本酒が多く世の中に出てきています。
飲むときに冷やしてみたり常温にしてみたり、時には温めたりと、様々な温度で楽しめます。冷やした状態から少しずつ常温になる過程でおいしい味わいを見つけるのも面白いかもしれません。レアな日本酒だからこそ、大切に楽しんでもらえればうれしいです。
竹田酒造店が誇る日本酒ラインナップ
竹田酒造店で製造している商品はすべて「芳醇旨口」で、メインとなる日本酒「かたふね」の目指す味わいを追求しています。地域に愛され育てられた清酒を守り続けた結果、今では世界でも認められる味となりました。
■主要な近年の受賞歴
特別本醸造 | IWC(インターナショナルワインチャレンジ)SAKE部門本醸造の部 トロフィー賞(第1位)受賞(2013・2015・2019年) |
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純米酒 | 関東信越国税局酒類鑑評会 純米の部 最優秀賞(第1位)受賞(2018年) |
はなじかん | ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021 プレミアム純米部門 最高金賞 |
純米大吟醸 | KuraMaster2021 純米大吟醸部門 金賞 |
世界が認めた「かたふね 特別本醸造」の魅力
原料米 | 麹米:越神楽 掛米:こしいぶき |
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日本酒度 | -3.0 | |
アルコール分 | 16度 | |
価格 | 1800ml:2,569円 720ml:1,285円 |
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味わい | 芳醇旨口 | |
飲み方 | 常温、ぬる燗(40度) |
※最新の価格は公式ホームページにてご確認ください。
代表銘柄の「かたふね」は漢字で「潟舟」と書きます。この名前は、蔵のある場所に干潟が多く、また海の船着き場が近くにあったことに由来しています。
こちらは世界で最も受賞が難しいとされる「IWC SAKE部門」において、2013・2015・2019年「本醸造の部」で最高賞を受賞しました。
味に深みがありながら、のど越しは軽快でスッとキレのある味わいです。この芳醇旨口の酒は、年齢や性別、国籍を問わず多くの人に愛されています。
竹田さんからのコメント
おすすめの温度帯は酒本来の味が引き出される「常温」か「ぬる燗」です。
究極の味わいと製法を追求した「はなじかん」
原料米 | 麹米:越神楽 掛米:こしいぶき |
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日本酒度 | -50 | |
アルコール分 | 13度 | |
価格 | 500ml:2,200円 | |
味わい | 大甘口 | |
飲み方 | 冷やして |
※最新の価格は公式ホームページにてご確認ください。
「はなじかん」は原材料が米と米麹のみの純米吟醸酒です。通常の甘口を超える大甘口の日本酒で、その甘みを最大限に引き出すため、冷やして飲むことがおすすめです。
米本来の甘い香りが特徴的で、適度な酸味とともにふくよかな甘みと香りが感じられます。口に含むと、濃厚で甘美な味わいがアイスワインを思わせます。
その品質の高さは、国内の権威あるワイングラスでおいしい日本酒アワード2021のプレミアム純米部門で最高金賞を獲得したことからも裏付けられています。
竹田さんからのコメント
日本酒の枠を超えた新しい味わいを追求し、従来の概念にとらわれない逸品に仕上げました。
いちご農園とコラボした限定リキュール「いちご花」
原材料 | 清酒、いちご、砂糖、クエン酸 | |
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アルコール分 | 9度 | |
価格 | 300ml:1,496円 | |
容量 | 300ml、720ml、1800ml |
※最新の価格は公式ホームページにてご確認ください。
竹田酒造店では、3月に「いちご花」といういちごと日本酒を組み合わせたリキュールを販売しています。このお酒は、いちごの味わいや甘さ、香りを大切にしながら、日本酒の風味がそっと寄り添うような味わいが特徴です。いちご農園と酒蔵、両方の造り手のこだわりがぎゅっと詰まった商品となっています。
竹田さんからのコメント
日本酒は苦手だけど、いちごは大好き!という方にぜひ飲んでいただきたいです。そして、「日本酒にもこんな面白い商品があるのか」と知っていただければ嬉しいです。
「いちご花」はすべて手作りで生産量が限られているため、限定販売となっています。興味をお持ちの方は、お早めにお求めください。
日本酒愛好家におすすめの竹田酒造店の逸品
竹田さんおすすめの、日本酒愛好家にぴったりな銘柄をご紹介します。日本酒をより深く味わいたい方や、カップルで日本酒を初めて楽しみたい方にも、ぜひお試しいただきたい銘柄です。香り、味わい、そして食事との相性など、様々な角度から日本酒の魅力を堪能できますよ。
バランスの良さが魅力の「かたふね 純米酒」
米と米麹のみを使用して造られた純米酒は、甘みと酸味のバランスが良く、多くのファンに愛されているお酒です。日本酒を楽しむカップルにとって、この純米酒は外せない一本といえるでしょう。その豊かな味わいと香りは、特別な時間を演出するのにぴったりです。
原料米 | 麹米:越淡麗 掛米:こしいぶき |
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日本酒度 | -4.0 | |
アルコール分 | 16度 | |
価格 | 1.8l:2,772円 720ml:1,386円 |
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味わい | やや甘口 | |
飲み方 | 常温、ぬる燗(40度) |
※最新の価格は公式ホームページにてご確認ください。
豚肉を使ったこってり系おつまみがおすすめ
純米酒は豚肉とよく合うお酒です。とんかつや焼き肉など、こってりとした料理にもぴったりです。
軽快な喉越しが特徴の「かたふね 特別本醸造」
軽快なのど越しが特徴のお酒で、冷酒でも温燗でも美味しく楽しめます。のど越しの良さの中にも、味わいの深みやコクが感じられます。温度によって異なる風味を楽しめるので、その日の気分や料理に合わせて飲む温度を変えてみるのもおすすめです。
原料米 | 麹米:越神楽 掛米:こしいぶき |
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日本酒度 | -3.0 | |
アルコール分 | 16度 | |
価格 | 720ml:1,285円 1800ml:2,569円 |
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味わい | やや甘口 | |
飲み方 | 常温、ぬる燗(40度) |
※最新の価格は公式ホームページにてご確認ください。
料理を引き立てる「かたふね 本醸造」
ふっくらと丸みのある味わいで、バランスの取れた甘みが特徴的なお酒です。強すぎない香りは食事の風味を引き立て、様々なおつまみとの相性も抜群です。居酒屋の雰囲気で食事とお酒のマリアージュを楽しみたい時に最適な一本といえるでしょう。
原料米 | 麹米:越神楽 掛米:こしいぶき |
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日本酒度 | -3.0 |
アルコール分 | 16度 |
価格 | カップ(180ml):270円 300ml:440円 1800ml:2,054円 |
味わい | やや甘口 |
飲み方 | 常温、ぬる燗(40度) |
※最新の価格は公式ホームページにてご確認ください。
特別本醸造、本醸造は魚の料理との相性が抜群
特別本醸造や本醸造は魚料理との相性が抜群です。カップルで食材の買い出しに行く際は、さまざまな魚を選んで試してみるのも楽しいでしょう。
日本酒初心者でも楽しめる竹田酒造店の銘柄
竹田酒造店は、お酒の甘みや旨味を追求しているため、日本酒が初めての人にもおすすめのお酒をたくさん製造しています。数ある日本酒の中から、日本酒デビューを迎えるカップルに特におすすめのお酒を紹介します。
甘みとコクが特徴の「はなじかん」
冷やで堪能するのがおすすめの「はなじかん」は、甘みやコクがあり、他の商品よりもアルコール度数が低めなので、日本酒初心者でも飲みやすい特徴があります。ワイングラスに注いで楽しむと、おしゃれな晩酌が演出できます。リラックスした雰囲気のおうち居酒屋気分を味わえるでしょう。
スイーツやクリームチーズのおつまみがおすすめ
はなじかんはスイーツとも相性がいいお酒です。特に、クリームチーズと一緒に楽しむとより美味しく味わえます。
フルーティーな香りが魅力の「かたふね 純米吟醸」
マスカットのようなさわやかな香りに加え、米の優しい甘みとすっきりとした酸味の絶妙なバランスが印象的なお酒です。米本来の味わいを存分に引き出しており、日本酒を飲んだことがない方でも、その魅力を十分に感じることができるでしょう。
原料米 | 麹米:越神楽 掛米:こしいぶき |
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日本酒度 | -4.0 | |
アルコール分 | 16度 | |
価格 | 720ml:2,090円 1.8l:4,180円 |
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味わい | やや甘口 | |
飲み方 | 常温 |
※最新の価格は公式ホームページにてご確認ください。
ステーキなど牛肉料理との相性が抜群
純米吟醸は牛肉料理とよく合います。ステーキやミートボールなど、夕食時のメインディッシュにもピッタリです。
芳醇な香りが特徴の「かたふね 純米大吟醸」
日本酒の香りを楽しみたい方におすすめの純米大吟醸は、グラスに注ぐと立ち上る華やかな香りが特徴です。口に含むと、丸みのある芳醇な香りと米の旨味が広がります。
この芳醇な香りは日本酒通からも高く評価されていますが、日本酒初心者の方でも十分に楽しめる奥深さがあります。自宅で特別な居酒屋気分を味わえるでしょう。
原料米 | 麹米:越淡麗 掛米:越淡麗 |
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日本酒度 | -5.0 | |
アルコール分 | 16度 | |
価格 | 720ml:3,300円 1.8l:6,600円 |
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味わい | やや甘口 | |
飲み方 | 冷や、常温 |
竹田さんからのコメント
純米吟醸、純米大吟醸は常温で楽しむのがおすすめです。冷やしすぎると甘みが消え、かたふねの特徴である豊かな香りと味わいが損なわれてしまいます。
おつまみにはビターチョコがおすすめ
純米大吟醸はビターチョコと相性が抜群ですが、お酒単体でゆっくり味わうのも通の飲み方です。まずはそのまま飲んでみて、その後でビターチョコと組み合わせて試すのもおすすめです。
竹田さんからのコメント
お酒にはそれぞれ個性がありますので、料理との相性は一概に決められません。和食に限らず、洋食、中華など、さまざまな料理と組み合わせてみてください。
また、酒器によっても味わいや感じ方が大きく変化します。伝統的なおちょこだけでなく、ワイングラスを使うことで香りや味わいの新たな一面を楽しむこともできます。
竹田酒造店の日本酒を購入する方法
全国各地の小売店で購入可能です。詳細は竹田酒造店の公式サイトにある「取り扱い店一覧」をご覧ください。
▼竹田酒造店公式サイト「取り扱い店一覧」はこちらから
https://www.katafune.jp/shop.html
まとめ:竹田酒造店の独自性と情熱が生み出す人気の秘密
竹田酒造店の歴史ある製造方法と「とにかく美味しい日本酒を追求したい!」という情熱が、時代を超えて受け継がれていることが感じられました。
「かたふね」独特の旨みや甘みは、日本酒初心者のカップルや、地元の味わいを求める方に特におすすめです。
おうちデートでは、日本酒の温度や器、合わせる料理などを変えながら、各銘柄に合う楽しみ方をカップルで探ってみるのも面白いでしょう。様々な試みを通じて、お二人にぴったりの楽しみ方が見つかるはずです。
竹田酒造店のこだわりと心意気、そして新潟の土地の魅力が凝縮された日本酒を通じて、カップルで日本酒の奥深さを存分に味わってみてはいかがでしょうか。
竹田酒造店の基本情報
住所 | 〒949-3114 新潟県上越市大潟区上小船津浜171 |
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お問合せ | 025-534-2320 問い合わせフォーム |
営業時間 | 8:00~20:00 |
定休日 | 不定休 |
公式サイト | https://www.katafune.jp/ |
※最新の情報は公式ホームページでご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。