西堀酒造の個性豊かな日本酒で楽しむ至福のおうちデート|栃木県小山市
今回は栃木県小山市にある西堀酒造を紹介します。西堀酒造には栃木県民から愛されている「門外不出」シリーズや、日本酒が苦手な人でも飲みやすい「愛米魅 I MY ME(あいまいみー)」シリーズなど、多彩な人気銘柄があります。
この記事では、西堀酒造の歴史や日本酒醸造への想いをはじめ、おすすめの日本酒やリキュールと、各お酒に合う料理などを詳しく紹介します。一見して日本酒らしくない瓶のデザインも特徴的で、興味深い商品ラインナップとなっています。ぜひ、おうちでのディナーや特別な日に試してみてください。
飲酒は二十歳になってから
飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や乳児期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。飲んだ後はリサイクル。
150年の伝統と革新が融合する西堀酒造
西堀酒造は1872年に創業し、2022年に150周年を迎えた歴史ある酒蔵です。栃木県小山市南部に位置し、この地域は醸造に適した硬度の水に恵まれており、高品質な日本酒の生産に最適な環境です。
西堀酒造では、戦後から続く「若盛(わかざかり)」をはじめ、地元の原材料にこだわった「門外不出」シリーズ、最新の製法や設備を用いた「クリアブリュー」「イルミナ」など、伝統を守りつつも革新的な発想を取り入れた多様な日本酒を生産しています。
約3,000坪の広大な敷地内には、江戸時代から大正時代にかけて建てられた蔵が立ち並んでいます。平成20年3月には「長屋門」「仕込蔵」「瓶詰場」「煙突」の4棟が国の登録有形文化財として認定されました。特に、入口から見えるレンガ造りの煙突は印象的な景観を作り出しています。
毎年3月に開催される「若盛祭」は、地元の人々を中心に1,000人以上が集まる人気イベントです。新鮮な日本酒の試飲や購入はもちろん、フリーマーケットやステージショーなども催され、お酒が苦手な方でも楽しめる内容となっています。
▲「門外不出」の試飲の様子
今回は、西堀酒造六代目蔵元の西堀さんに、酒蔵の歴史やおすすめの日本酒についてお話を伺いました。
伝統技法と革新的アプローチが生み出す西堀酒造の個性
編集部
まずは西堀酒造のお酒造りのこだわりを教えてください。
西堀さん
西堀酒造は、明治5年(1872)創業の栃木県小山市にある国登録有形文化財指定の酒蔵です。日光連山より湧き出す天然伏流水を仕込み水として使用しています。
数々の受賞歴が証明する確かな技術を基に、伝統を受け継ぎながら革新を実現するため、時代に即した新たな挑戦を続ける「自由闊達な酒造り」をモットーに酒造りを行っております。
編集部
伝統と革新は相反する言葉ですが、歴史ある酒蔵での「自由闊達な酒造り」とはどのようなものか、具体的に教えていただけますでしょうか。
西堀さん
当蔵の代表銘柄「門外不出」は、「少量生産の高品質なお酒をまずは地元の方へ、地産地消につなげたい」という想いから誕生しました。現在でもその9割以上が栃木県内で消費されています。当蔵で最も歴史の長い銘柄「若盛(わかざかり)」の他、酒米を使わない古代米100%の純米酒「愛米魅(あいまいみー)」や、日本初のクリアタンク醸造「クリアブリュー」(特許取得済)、LED色光照射発酵酒「ILLUMINA(イルミナ)」など、既成概念にとらわれない新たな挑戦も積極的に行っています。
▲「ILLUMINA(イルミナ)」を醸造するために赤色のLEDを照射しています。
編集部
西堀酒造では多くの賞を受賞されていますが、ここで作られている日本酒にはどのような特徴があるのでしょうか。
西堀さん
当蔵は、淡麗辛口ではなく、濃醇旨口タイプの酒を醸しています。その理由は、仕込水の水質を最大限生かすためでもあります。
当蔵が位置する栃木県小山市は、日光山系に端を発する伏流水、渡良瀬水系に位置します。この地域は昔から銘醸地として栄え、明治期には「関東の灘」と評されていました。灘酒で使われる「宮水」が硬水であることからわかるように、日本酒造りには硬度の高い水が適していると考えています。当蔵の井戸から汲み上げられる仕込み水は、適度な硬度の高さを持つ「中硬水」で、これが当蔵の特徴である「濃醇旨口」の実現に繋がっています。
酒蔵が位置する地域の「水」をどう生かすかは、酒蔵の特徴を決める大きな要素と考えております。そのため、当蔵のお酒は味のしっかりとした料理にも負けないインパクトある味わいが多く、食中酒としても楽しめます。
西堀酒造が誇る多彩な日本酒ラインナップ
西堀酒造のブランド別マップは、一般的な酒造とは異なる独特の分類方法を採用しています。通常の甘口~辛口、軽さ~濃さの軸ではなく、味わいと製法を組み合わせてマップを作成しています。西堀酒造が「表現度」と「自由度」を重視し、「自由闊達なる酒造り」を追求していることが、このユニークなマップ構成に反映されています。このような分類方法により、各銘柄の特徴がより明確に表現されているのが興味深いですね。
守:伝統を守り、地酒文化を尊重したクラシックな酒造りを志向します。
破:当蔵の個性を育て、時代と呼応したモダンな酒造りを志向します。
離:新領域に挑戦し、未来へ向けたイノベーティブな酒造りを志向します。
引用:西堀酒造公式サイト「酒造哲学」
・1000年来の先人達の努力の結晶を継承し、守るべきは守る。(過去)
・時代や環境の変化を是と捉え、時代に合わせた新たな創意工夫と価値創造を積極的に行う。(現在)
・日本酒文化の発展に向け、次世代に受け継ぐべく発信と普及に努める。(未来)
引用:西堀酒造公式サイト「酒造哲学」
地元で愛される『門外不出 純米吟醸 55』の魅力
西堀酒造の代表的な銘柄といえば、『門外不出』ブランドです。地産地消を目指して作られ、県外に出回らないことから、まさに『門外不出』の名にふさわしい日本酒です。
名前についている「55」は、精米歩合が55%であることを示しています。精米歩合が低いほど雑味が少なく、香り高い日本酒になります。『門外不出 純米吟醸 55』は、その品質の高さが認められ、第94回南部杜氏自醸清酒鑑評会で優等賞を受賞しています。
原材料 | 米(国産) 米こうじ(国産米) |
|
---|---|---|
精米歩合 | 55% | |
アルコール分 | 15度 | |
内容量 | 720ml | |
金額 | ¥1,738 | |
味わい | 辛口 | |
受賞歴 | 第94回南部杜氏自醸清酒鑑評会優等賞受賞 |
西堀さんからのコメント
『門外不出 純米吟醸 55』は当蔵で最も人気の高い商品です。門外不出ブランドは、「少量生産の高品質なお酒をまずは地元の方へ、地産地消につなげたい」という想いから誕生しました。
現在では当蔵の代表銘柄となり、出荷量No.1の定番商品です。今でも9割以上が栃木県内で消費されている特徴的な銘柄となっています。
口当たりがやわらかく、お米の旨みが感じられるため、フルーティーな味わいとも称されるお酒です。後味がすっきりしているので、辛口好きな方から甘口好きな方まで幅広く楽しんでいただけます。
『門外不出 純米吟醸 55』と相性抜群の料理
『門外不出 純米吟醸 55』は、甘味がありながらもキレの良い濃醇タイプの日本酒です。この味わいの特徴を活かすため、しっかりとした味付けの料理と合わせるのがおすすめです。具体的には、焼き鳥やすき焼きといった和風のお肉料理はもちろん、焼き餃子やフライドチキンなどの洋風の料理とも相性が良いです。これらの料理と一緒に楽しむことで、日本酒の風味をより一層引き立てることができます。
辛口愛好家に人気の『門外不出 辛口 純米酒』
『門外不出』シリーズの辛口のお酒は、一般的な淡麗辛口ではなく濃醇旨口タイプです。濃醇(のうじゅん)とは、日本酒の味わいが深くしっかりしていてコクがあるという意味です。西堀酒造では適度な硬度を持つ中硬水を使用して『門外不出』を醸しており、その水質が濃醇旨口のお酒を生み出しています。この特徴により、飲み応えのある深みのある味わいが楽しめます。
原材料 | 米(国産) 米こうじ(国産米) |
|
---|---|---|
精米歩合 | 70% | |
アルコール分 | 15度 | |
内容量 | 300ml | |
金額 | ¥495 | |
味わい | 辛口 |
西堀さんからのコメント
辛口の日本酒では、純米酒の『門外不出 辛口 純米酒』が人気です。辛口でキレがありつつも、当蔵の酒質の特徴である「濃い味」を体現した、米由来の味わいをじっくり感じることができます。冷酒だけでなく、お燗にもおすすめです。様々な料理との相性も良く、食事を引き立てる日本酒として楽しめます。
『門外不出 辛口 純米酒』を引き立てる煮物料理
お米の濃厚な味わいが楽しめる辛口の純米酒には、煮物料理がよく合います。魚の煮つけなどの和風の煮物はもちろん、洋風の肉料理や野菜炒めとも相性が良いです。さらに意外かもしれませんが、クリーミーなグラタンとも美味しく楽しめます。純米酒の奥深い風味は、様々な料理の味わいを引き立てます。
日本酒初心者にもおすすめ『愛米魅 I MY ME』シリーズ
女性に人気の高級リキュールシリーズ『愛米魅 I MY ME(あいまいみー)』は、豊富な味わいが魅力です。梅、ゆず、いちご、白桃、温州みかん、ブルーベリーなど、さまざまなフルーツの風味を楽しめます。このシリーズの特徴は、一般的なリキュールと異なり、日本酒をベースにしていることです。しかも、その日本酒は赤米と緑米という古代米を100%使用した貴重な純米酒なのです。
パッケージデザインもかわいらしく、プレゼントやお土産としても重宝されています。日本酒が苦手な方でも楽しめるよう、それぞれ飲みやすい味わいに仕上げられているのも特徴です。
日本酒通も唸る西堀酒造の逸品3選
西堀さんに日本酒好きのカップルに飲んでもらいたい銘柄を選んでいただきました。ここではランキング形式でご紹介します。
自宅で少し品数を多めに料理をつくり、日本酒のテイスティングパーティを二人で楽しんでみてはいかがでしょうか。
西堀さんからのコメント
ここで紹介する日本酒はどれもワイングラスに注ぎ、冷酒か常温(冷や)で楽しむのがおすすめです。純米吟醸『西堀 ピュシス』に関しては、冷酒が基本ですが、ぬる燗に温めると表情が変わります。
透明タンク醸造が生む『門外不出 純米大吟醸 CLEAR BREW』の魅力
『門外不出 純米大吟醸 CLEAR BREW(クリアブリュー)』は「日本で唯一(特許取得済)の透明タンク醸造酒」というキャッチフレーズの通り、中が見える透明なタンクで丁寧に醸造されています(特許第6523366号)。ふわっと柔らかい喉ごしと、純米大吟醸ならではの上品な味わいを楽しめます。主な受賞歴として、「IWC(International Wine Challenge)2018大会推奨賞(Commended Awards)受賞」があります。
原材料 | 米(国産) 米こうじ(国産米) |
|
---|---|---|
精米歩合 | 50% | |
アルコール分 | 16度 | |
内容量 | 720ml | |
金額 | ¥3,850 | |
味わい | やや甘口 |
西堀さんからのコメント
純米大吟醸『門外不出 純米大吟醸 CLEAR BREW』は、西堀酒造がつくる甘口タイプの日本酒の中で一番人気のお酒です。日本酒造業界で唯一の醸造方法、"透明タンク醸造方式" によって丁寧に少量生産しています。側面から醪(もろみ)を観察し、酵母の自然な対流に合わせて櫂入れを行うことで、無駄に負荷をかけません。
このように自然発酵しながら丁寧な管理を経たお酒は、やさしく優雅な味わいになります。5℃〜10℃に冷やしたグラスで味わうのがおすすめの飲み方です。
▲透明タンクで『門外不出 純米大吟醸 CLEAR BREW』をつくっている様子
『門外不出 純米大吟醸 CLEAR BREW』と楽しむ素材を活かした料理
『門外不出 純米大吟醸 CLEAR BREW』は、フルーティーな香りと後味のキレが特徴的で、素材本来の味わいを生かした料理とよく合います。この日本酒は、繊細な風味と清々しい後味が楽しめるため、さまざまな料理と相性が良いのが特徴です。
特にあっさり味の料理や、コース料理の前菜とともに楽しむのがおすすめです。和食では白身魚の刺身や魚の塩焼き、山菜やイカの天ぷらなど、素材の味わいを楽しむ料理が相性抜群です。洋食の場合は、蒸し鶏やカルパッチョ、海鮮サラダなどの軽やかな前菜やサラダと組み合わせると、お酒と料理の風味が互いを引き立て合います。
哲学と日本酒の融合『西堀 ピュシス』の独自性
「ピュシス」とはギリシャ語で宇宙や自然という意味です。六代目蔵元の西堀さんは大学で哲学を学び、その知識を日本酒造りに生かしています。
日本酒造りと哲学には「終わりがないもの」という共通点があります。そのため、西堀さんは毎年「ピュシス」のテーマを解釈し直し、味わいを決め、醸造方法を設定しています。年ごとに味がアップデートされるので、毎年飲むのが楽しみになるお酒です。2020年にはIWC2020(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)のBronze(銅賞)を受賞しました。
原材料 | 米(国産) 米こうじ(国産米) |
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---|---|---|
精米歩合 | 55% | |
アルコール分 | 16度 | |
内容量 | 720ml | |
金額 | ¥1,925 ※参考小売価格 |
|
味わい | 辛口 |
西堀さんからのコメント
純米吟醸『西堀 ピュシス 』は、特約店限定で販売している商品です。濃醇タイプでありながらキレがよい辛口で、酸味もしっかりと引き立つ味わいになっています。肉料理をはじめ、洋食など様々な料理に合う純米吟醸酒です。
『西堀 ピュシス』を引き立てる肉料理の魅力
純米吟醸『西堀 ピュシス』は、お米の旨味をしっかり感じる濃醇タイプでありながら、キレがよく、酸味もしっかりと引き立つ味わいが特徴です。この日本酒は、肉料理や洋食など、濃い味の料理によく合う万能な食中酒として楽しめます。特におすすめなのは、焼き鳥、すき焼き、焼き餃子、フライドチキンなど、油を使用した料理との相性が抜群です。料理の油っぽさを日本酒がさっぱりと切ってくれるため、食事をより一層美味しく楽しむことができます。
ダブル受賞の実力『門外不出 大吟醸 W受賞酒』
大吟醸『門外不出 大吟醸 W受賞酒』は平成30年度全国新酒鑑評会で金賞、第100回南部杜氏自醸清酒鑑評会で優等賞を受賞した日本酒です。どちらも1911年(明治44年)から続く歴史ある日本酒の品評会です。このような伝統的な品評会でダブル受賞を果たすことは、その日本酒の品質の高さを示す明確な証といえるでしょう。
原材料 | 米(国産) 米こうじ(国産米) 醸造アルコール |
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---|---|---|
精米歩合 | 40% | |
アルコール分 | 17度 | |
内容量 | 720ml | |
金額 | ¥6,050 | |
味わい | やや甘口 |
西堀さんからのコメント
大吟醸『門外不出 大吟醸 W受賞酒』は、日本酒業界で権威ある伝統的な品評会でダブル受賞を果たした最高クラスの大吟醸酒です。鑑評会での高評価を目指して丹精込めて醸された、まろやかな味わいをご堪能いただけます。大切な方への贈答品としても最適な逸品です。
主な受賞歴は、「2021年全国新酒鑑評会金賞受賞」「2021年南部杜氏自醸清酒鑑評会優等賞受賞」「2020年香港TTSA(Tasting Trendies Sake Awards)Silver受賞」「2020年IWC2020大会推奨酒(Commended Awards)受賞」です。国内外で高い評価を受けていることがわかります。
大吟醸『門外不出 大吟醸 W受賞酒』と楽しむあっさり料理
大吟醸『門外不出 大吟醸 W受賞酒』は雑味が少なく、華やかな香りが特徴です。冷やした状態で前菜などのあっさりした料理と楽しむのがおすすめです。具体的には、新鮮な野菜のサラダ、繊細な白身魚のムース、香ばしい魚の塩焼き、季節の山菜を使った天ぷらなどと非常に相性が良いです。これらの料理と合わせることで、お酒の風味がより一層引き立ちます。
日本酒デビューにぴったり!西堀酒造の入門3選
日本酒初心者でも飲みやすい銘柄をランキングで紹介します。ここでは、特に初めて日本酒を楽しむカップルにおすすめの銘柄を厳選しています。
珍しい名前のお酒も多くあるので、名前の雰囲気で初めて飲む日本酒を選ぶのも楽しいかもしれません。例えば「夜明け前」や「獺祭」など、想像力をかき立てる名前のお酒を選んでみるのはいかがでしょうか。イメージ通りの味なのか、それとも意外な味わいなのか、2人で感想を言い合ってみるのも素敵なデートの会話になりそうですね。
甘美な誘惑『愛米魅 I MY ME いちご酒』の魅力
▲左から2番目がいちご酒
リキュール『愛米魅 I MY ME いちご酒』は、栃木県産のとちおとめを100%使用した日本酒ベースの甘いリキュールです。度数を感じさせないほど飲みやすいのが特徴です。古代米の純米酒をベースにしているため、豊富な旨味成分が含まれており、まるでいちごジャムを口にしたときのような甘い風味が広がります。
西堀さんからのコメント
リキュール『愛米魅 I MY ME いちご酒』は、冷やしてお召し上がりいただくのがおすすめです。ストレートでもお楽しみいただけますが、アルコール度数が12%ありますので、ソーダ割りもおすすめです。また、牛乳や飲むヨーグルトと混ぜたり、かき氷にかけて食べるなど、様々な飲み方をお楽しみいただけます。
『愛米魅 I MY ME いちご酒』で彩るデザートタイム
いちごを一緒に味わうような組み合わせがおすすめです。具体的には、いちごのショートケーキやタルト、フレッシュないちごそのもの、いちご味のアイスクリームなどと一緒に召し上がると、とてもよく合います。甘酸っぱいいちごの風味が、ワインの味わいを引き立てます。
優しい味わいの『西堀 フィリア』で日本酒入門
純米吟醸『西堀 フィリア』は、米の豊かな風味が感じられる初心者向けのやや甘口の日本酒です。フィリアとは「愛」を意味するギリシャ語で、"やさしく包み込むような味わい"をイメージして丁寧に醸されました。口当たりが柔らかく飲みやすいため、日本酒特有のアルコール感や苦味が苦手な方にもおすすめです。米の旨みと程よい甘みのバランスが取れた、初めての方でも楽しめる一本となっています。
西堀さんからのコメント
純米吟醸『西堀 フィリア』は、10℃程度に冷やしてグラスでお召し上がりください。この温度帯で香りと味わいが最も引き立ち、フィリアの特徴である優しい口当たりと米の旨みを存分に楽しんでいただけます。
『西堀 フィリア』と楽しむ味わい深いご飯のお供
純米吟醸『西堀 フィリア』は、お米由来のふくよかな香りと豊かな旨味が特徴です。そのため、味付けのしっかりした料理と相性が良く、白いごはんのおかずとしても楽しめます。また、焼き魚や鶏肉のグリル焼き、すき焼きなどの和食はもちろん、サラミのような洋風の食材とも絶妙にマッチします。この日本酒は、幅広い料理とのペアリングが可能で、食事をより一層楽しむことができます。
古代米が織りなす『愛米魅 I MY ME 金の純米酒』の独特な風味
純米酒『愛米魅 I MY ME 金の純米酒』は、酒米を使わず古代米の「赤米」と「緑米」だけを使った日本初の純米酒です。最適な醸造方法を見出すまでに、13年近くの試行錯誤を重ねました。
従来の日本酒のイメージを覆す、まるで洋酒(白ワインやシェリー酒)のような味わいのお酒です。香り高く、口に含むと甘さが広がり、その後に古代米由来の酸味が感じられます。この甘酸っぱさが癖になり、独特の風味が余韻として残ります。日本酒でありながら、その特殊性から日本酒度を表現できないほどユニークな味わいとなっています。
さらに、国際的な評価も高く、2021年にスペインのCINVE2021で金賞(Oro/Gold)、2019年にイタリアのMILANO SAKE CHALLENGE 2019でSilver(銀賞)を受賞しています。ワインの本場である欧州のコンテストでの複数受賞は、この日本酒の品質の高さを証明しています。
西堀さんからのコメント
純米酒『愛米魅 I MY ME 金の純米酒』は、10℃程度に冷やしてグラスでお楽しみいただくのがおすすめです。また、温め燗酒にしておちょこで飲む玄人向けの飲み方も魅力的です。お好みの飲み方でお楽しみください。
『愛米魅 I MY ME 金の純米酒』で広がる洋風料理の可能性
純米酒『愛米魅 I MY ME 金の純米酒』は、グラスでお楽しみいただくのがおすすめです。和食はもちろん、イタリアンや中華料理とも相性が良く、幅広い料理と楽しめます。特に、酢豚などの味付けがしっかりとしたお肉料理と好相性です。また、オイリーな料理と合わせても、この純米酒の爽やかなのど越しが口の中をさっぱりとさせ、心地よい飲み心地を楽しめます。
西堀酒造の商品の購入方法
西堀酒造のお酒はオンラインショップで簡単に購入できます。特におすすめなのは、栃木県内でほとんど消費されてしまう人気の『門外不出』シリーズの飲み比べセットです。通常では手に入りにくいこの貴重なお酒を、ぜひ自宅でゆっくりと味わってみてください。
酒蔵見学では西堀酒造の歴史も学べる
西堀酒造では酒蔵見学も受け付けています。(※要予約)敷地内には国登録有形文化財指定の酒蔵があります。歴史を感じる建物や、実際の製造現場まで足を踏み入れることができる酒蔵見学として、好評です。実際に蔵の作業をするスタッフの方々から、丁寧に案内をしてもらえます。酒蔵を見学してから、そこで造られたお酒を飲むと、より一層味わえる気がしますね。
まとめ:伝統と革新の融合が生む西堀酒造の魅力
西堀さんから自宅でリラックスしながら日本酒を楽しみたいカップルへメッセージをいただきました。
西堀さんからのコメント
日本酒には、無数の楽しみ方があります。同じボトルでも、温度や酒器、食事との組み合わせで印象が大きく変わります。
お酒の飲み方に正解はありません。心地よい空間で、会話を楽しみながら飲むお酒は格別です。日本酒が日々の生活に彩りを与えるきっかけになれば、造り手として嬉しく思います。
西堀酒造では、六代にわたって引き継がれた伝統的な日本酒造りの技法と、革新的な技法が共存しています。この両立が、魅力ある日本酒を生み出し続ける源となっているようです。
カップルでの楽しみ方としては、誕生日のお祝いに『愛米魅 I MY ME いちご酒』をプレゼントし、バースデーケーキと一緒に味わうのがおすすめです。また、友人のパーティにお呼ばれした際に、お土産として『門外不出』を持参すれば、話題を呼ぶこと間違いありません。
BSテレ東の「都会を出て暮らそうよ BEYOND TOKYO」では、西堀酒造の『門外不出 純米大吟醸 CLEAR BREW(クリアブリュー)』や『西堀 ピュシス 』が紹介されています。今回インタビューにお答えいただいた西堀哲也さんが出演されていますので、ぜひご覧ください。
西堀酒造の基本情報
住所 | 〒329-0201 栃木県小山市大字粟宮1452 |
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お問合せ | 電話番号:0285-45-0035 FAX:0285-45-1628 |
営業時間 | 8:00~17:00(月~土) 日曜、祝日休み ※若盛販売店アンテナショップ 月~金:10:30~17:30 土日祝:10:00~17:00 年中無休 |
公式サイト | https://nishiborisyuzo.com/ |
※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。