一日楽しめる!「道の駅 木曽ならかわ」で伝統の魅力を体感するデート|長野県塩尻市

この記事では、長野県塩尻市にある「道の駅 木曽ならかわ」をメインにしたデートプランをご紹介しています。

400年以上の伝統を誇る「木曽漆器」の展示販売や、地場の新鮮な野菜・果物の直売を行っており、地元ならではのアクティビティも楽しめる道の駅です。

ランチや休憩での利用にピッタリなお食事処も併設されていますから、デートや観光の拠点としても、使い勝手のよいスポットになってくれるでしょう。

今回は、「道の駅 木曽ならかわ」の店長で、振興課長でもある青木さんにインタビュー取材をお願いし、詳しいお話を聞かせていただきました。 

木曽の魅力を凝縮!和モダンな「道の駅 木曽ならかわ」

「道の駅 木曽ならかわ」の正面外観
▲木曽地域の静かな山間にある、和モダンでおしゃれな道の駅

編集部

今回初めて「道の駅 木曽ならかわ」さんにお邪魔しています。最初に、ロケーションや周辺環境の特徴・魅力についてお話しいただけるでしょうか。

青木さん

私ども「道の駅 木曽ならかわ」は、長野自動車道・塩尻ICと中央自動車道・伊那IC、それぞれから車で30分ほどの国道19号線沿いに位置します。

木曽地域の北の玄関口であり、国指定の重要伝統的建造物群保存地区である「漆工町・木曽平沢」の入り口にも当たる場所で、付近には、同じく国指定の重要伝統的建造物群保存地区「中山道・奈良井宿」も控えているんですよ。

国指定の重要伝統的建造物群保存地区「中山道・奈良井宿」にかかる「木曽の大橋」
▲国指定の重要伝統的建造物群保存地区「中山道・奈良井宿」にかかる「木曽の大橋」。インスタ映えも抜群のスポット!

編集部

次に、道の駅のテーマ・コンセプトや、自慢できるポイントなどについても教えてください。

青木さん

はい、当駅のメイン施設である「木曽くらしの工芸館」は、「全館ミュージアム&ショップ」をコンセプトとしておりまして、展示・陳列する品々はもちろんのこと、建材や家具も含めて木曽地域が誇る「木」を使うことにこだわりました。

「道の駅 木曽ならかわ」の内部
▲地元産の木材が多用された、開放的で、和モダンな雰囲気の内部

和モダンな印象で、開放感のある造りの建物は、木曽路のおしゃれな道の駅として、お立ち寄りいただくお客さまからも好評を博しています。回廊から中庭の風景をバックにして、記念撮影もおすすめです。

「道の駅 木曽ならかわ」の回廊から中庭を望む
▲回廊から中庭を望む。しっかりインスタ映えもする道の駅!

伝統工芸品から普段使いの暮らしの道具、食の特産品に至るまで、塩尻市・木曽地域の魅力が凝縮されたスポットとなっています。とりわけ、国指定の伝統的工芸品「木曽漆器」や、ファンが多い「塩尻産ワイン」の品揃えでは、他の追随を許しませんよ。

ちなみに、木曽平沢の漆職人の技が採り入れられた、「長野冬季オリンピック(1998年開催)」の入賞メダルの実物・工程をご覧いただくことができます。

「道の駅 木曽ならかわ」で常設展示される長野冬季五輪の入賞メダル(金・銀・銅)
▲常設展示される長野冬季五輪の入賞メダル(金・銀・銅)。地元の漆職人の技(わざ)が活かされている

当駅にお立ち寄りの際には、匠(たくみ)の丹念な仕事ぶりが光る金・銀・銅のメダルを、ぜひご覧になってみてくださいね。

犬などペット連れでもデートもしやすい道の駅

編集部

昨今では、ワンちゃんなどのペットと一緒にデートを楽しむカップルも増えてきました。「道の駅 木曽ならかわ」さんでは、ペット連れでのデートも可能でしょうか。

青木さん

はい、ペットをお連れのお客さまにも、当駅をよくご利用いただていますよ。中庭にはベンチもありますし、開放的な雰囲気の中、ペットと一緒にくつろがれている皆さんも多い印象です。

「道の駅 木曽ならかわ」の回廊から中庭を望む
▲回廊から望むおしゃれな中庭。ワンちゃん連れカップルがのんびりとするのにもぴったり!

併設の「CAFE LE BOIS(カフェ ル・ボワ)」でフード類・ドリンク類をテイクアウトして、ワンちゃんと一緒に中庭で召し上がっている方も見かけますね。

塩尻市や木曽地域の特産品が豊富に揃った道の駅

「道の駅 木曽ならかわ」内部の「塩尻産ワイン」販売コーナー
▲「塩尻産ワイン」の販売コーナー。これほどの品揃えがあることは珍しく、ワイン好きならワクワクしてしまう

「道の駅 木曽ならかわ」は、さまざまな地元産のお土産を選んだり、地場の食材を用いたランチを堪能したりと、いろいろな楽しみ方ができるスポットです。青木さんに、詳しくお聞きしてみました。

特に人気のお土産品は木曽漆器のお箸・スプーンや塩尻産ワイン

編集部

「道の駅 木曽ならかわ」さんのメイン施設「木曽くらしの工芸館」で取り扱われる主なアイテムについて、改めてご紹介いただけるでしょうか。お土産品として人気の商品にも触れていただけると嬉しいです。

青木さん

当駅の「木曽くらしの工芸館」では、その名の通り塩尻市・木曽地域の工芸品から食品まで、幅広い商品を扱っています。

メインホールには、地元の伝統工芸品「木曽漆器」の他、特産であるワインや地酒を販売中です。食のコーナーには、地元で採れる新鮮な野菜類や果物類に加えて、蕎麦(そば)やジュースなどの加工品も並んでいますよ。

「道の駅 木曽ならかわ」内部の地場野菜の直売コーナー
▲地場野菜の直売コーナー。新鮮な採れたて野菜が驚くほどのお買い得価格で並ぶ

「道の駅 木曽ならかわ」内部の地酒販売コーナー
▲目移りしそうな地酒の販売コーナー。日本酒ファンの方向けに、贈答品を選ぶのにも使えそう

お土産品としては、「木曽漆器」のお箸やスプーン、「塩尻産ワイン」が人気です。また、塩尻市はブドウの名産地であることから、秋にはブドウを買い求めるお客さまが多くいらっしゃいますね。あと、オリジナルのドリップコーヒーも好評です。

「道の駅 木曽ならかわ」で販売されるオリジナルのドリップコーヒー
▲人気のオリジナルドリップコーヒー。コーヒー好きな方へのちょっとした手土産にもぴったり!

おうちデートを引き立てるおすすめのアイテムにも注目!

編集部

カップルがおうちデート用に買って帰るとしたら、何がいいでしょうか。青木さんのおすすめを教えてください。

青木さん

それでしたら、「木曽漆器」の漆グラスに「塩尻産ワイン」を合わせてはいかがでしょうか。おうちデートを引き立てるアイテムとして、ぴったりだと思います。

「道の駅 木曽ならかわ」で展示販売される「木曽漆器」の漆グラスの数々
▲展示販売される「木曽漆器」の漆グラスの数々。洗練された、美しいデザインのワイングラスがお手頃価格で入手できる!

ハートの形をした「木曽漆器」のお箸も取り扱い中ですよ。当駅に立ち寄られた記念になりますし、お二人の素敵な時間を演出する小物になってくれるのではないでしょうか。

「道の駅 木曽ならかわ」で展示販売されるハートの形をした「木曽漆器」の箸
▲ハート形の断面をした「木曽漆器」のお箸。オリジナリティあふれるアイテムで、他ではまず手に入らない

地元グルメを楽しんで!質の高いランチを楽しめる2店を併設

編集部

「道の駅 木曽ならかわ」さん内のお食事処や、実際にいただけるランチ・スイーツなどについて、お話しいただけるでしょうか。

青木さん

はい、「木曽くらしの工芸館」横には「食事処 与志田(よしだ)」、中庭には「CAFE LE BOIS(カフェ ル・ボワ)」が併設されています。

「食事処 与志田」では、信州蕎麦をメインに、地場の山菜や川魚、馬刺し、漬物、おやき、五平餅など、木曽地域の特産品を活かした地元ならではのお料理を盛り込んだ定食なども提供中です。食器には、「木曽漆器」を使っていますよ。

公式:そば食事処 与志田

「道の駅 木曽ならかわ」に併設の「食事処 与志田(よしだ)」で提供される信州蕎麦(そば)
▲併設の「食事処 与志田(よしだ)」でいただける、本場の信州蕎麦(そば)

他方、「CAFE LE BOIS」は、森の中にある喫茶店をコンセプトにしており、ゆっくりとくつろげる雰囲気です。地元食材を活かしたシェフ特製のカレーやジェラートが人気を集めています。

「道の駅 木曽ならかわ」に併設の「CAFE LE BOIS(カフェ ル・ボワ)」で提供されるシェフ特製のカレー
▲中庭の「CAFE LE BOIS(カフェ ル・ボワ)」では、地元産の素材を活かしたシェフ特製カレーが人気だそう

カレーは小盛りから大盛までありまして、毎回お腹の減り具合と相談可能なんですよ。天候に恵まれた日には、カップルでテイクアウトして、開放的な中庭で召し上がっていただくのもおすすできます。

公式:木曽くらしの工芸館 CAFE Le Bois(Facebook)

デートの楽しみ方!漆器づくり体験のアクティビティも

「道の駅 木曽ならかわ」で展示販売される「木曽漆器」の漆グラスの数々
▲見た目にも美しい「木曽漆器」の漆グラス各種。日本の工芸品は、つくづくレベルが高いと実感!

ここからは、デートで訪れることに特化して、「道の駅 木曽ならかわ」での楽しみ方を青木さんにお聞きしてみましょう。

おうちデートで使える食器を「木曽漆器づくり体験」で制作しよう

編集部

「道の駅 木曽ならかわ」さんで、デート中のカップルが楽しめるアクティビティがありましたら、ぜひご紹介ください。

青木さん

当駅では、事前予約制ながら、「木曽漆器づくり体験」が可能です。伝統的な塗り技法の一つ、「木曽堆朱(ついしゅ)(※)」の模様を研ぎ出していただく工芸体験となります。
(※)木曽漆器の代表的な技法で、たっぷりと漆を含ませたタンポを使って「型置(模様づけ)」し、凸凹のできた面に彩漆を何度も塗り重ね、表面が平になったら、水ペーパーと砥石で塗面を研磨すると、木の年輪に似た独特の模様が表れます。現在では色彩も色々あります。

幾層にも塗り重ねられた、色漆を研ぎ出すんですよ。研ぎ具合により、個々に違った漆模様になりまして、実に味わい深い仕上がりとなります。お二人仲よく、職人さんになった気持ちでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

「道の駅 木曽ならかわ」の「木曽漆器づくり体験」で箸を制作している様子
▲「木曽漆器づくり体験」で箸を制作中。カップルでの参加者も多い

1アイテム制作の所要時間は60~80分ほど、費用は2,200円~2,500円とリーズナブルな設定となっています。お揃いで使えるように、お箸とスプーンを制作するカップルのお客さまが多い印象です。

体験希望日の2週間前までに、ご予約をお願いしています。具体的詳細については、公式サイトをご覧になってくださいね。

公式:道の駅 木曽ならかわ「木曽堆朱塗りの研ぎ出し体験」

「道の駅 木曽ならかわ」周辺のおすすめ観光スポット

編集部

「道の駅 木曽ならかわ」さんを利用する前提で、カップルが楽しめる周辺のデートスポットがありましたら、ご紹介をお願いします。

青木さん

インタビューの冒頭で触れました、国指定の重要伝統的建造物群保存地区である「漆工町・木曽平沢」と「中山道・奈良井宿」は、何と言ってもおすすめの観光スポットです。往時の面影が色濃く残っていて、歴史のロマンを体感できますよ。

木曽平沢は、江戸時代を通して、中山道随一の木曽漆器の生産地として栄えてきました。たくさんの漆器店が軒を連ね、この地ならではの伝統技術が確かなかたちで息づいています。カップルで、ゆったりと散策するのがおすすめです。

参考:木曽平沢町並み保存会

国指定の重要伝統的建造物群保存地区「漆工町・木曽平沢」の街並み
▲国指定の重要伝統的建造物群保存地区「漆工町・木曽平沢」。静かな山間の美しい集落

奈良井宿は、中山道屈指の難所「鳥居峠」を控え、「奈良井千軒」とも呼ばれてきました。木曽十一宿の中では、かつて最も賑わった宿場です。奈良井川に沿って続く1kmほどの街並みは、日本最長の宿場と言われています。

国指定の重要伝統的建造物群保存地区「中山道・奈良井宿」の街並み
▲こちらも国指定の重要伝統的建造物群保存地区である「中山道・奈良井宿」の街並み。インスタ映えする光景が、そこかしこに展開する

古きよき日本をシッカリと感じられる街並みは、昨今では外国人観光客からも人気です。フォトジェニックな光景がそこかしこに展開し、どこで撮影しても素敵な一枚を狙えるかと思います。

参考:中山道木曽路 奈良井宿観光協会

江戸時代の旅籠を体感!「中山道・奈良井宿」に宿泊してみよう

編集部

周辺の観光スポットに立ち寄った後、お泊りデート可能なカップルがそのまま宿泊できる施設を思い付かれましたら、教えていただけるでしょうか。

青木さん

先にご紹介した「中山道・奈良井宿」には、11軒の宿泊施設が営業中です。風情ある、旅籠(はたご)の趣(おもむき)を感じる和風宿が揃っていますから、お二人で江戸時代の宿場町に思いを馳せてみてください。

外国人の彼女や彼氏を連れて行ってあげれば、感動して、大喜びしてくれるのではないでしょうか。

参考:中山道木曽路 奈良井宿観光協会「泊まる」

「道の駅 木曽ならかわ」からカップルへのメッセージ

「道の駅 木曽ならかわ」の中庭
▲天候がよい季節には、中庭でランチやお茶を楽しんでもいい

編集部

これから「道の駅 木曽ならかわ」さんに立ち寄ることを検討中のカップルに向けて、何かメッセージがありましたら、ぜひお話しください。

青木さん

「道の駅 木曽ならかわ」は、塩尻市と木曽地域の魅力がギュッと凝縮されたスポットです。地元の伝統工芸品や食の特産品だけでなく、四季折々の野菜や果物なども並びます。足を運んでいただく度に、新たな発見がある道の駅です。

おかげさまで、お客さまから「おいしかった!」「楽しかった!」などのお声を多々頂戴しておりまして、スタッフ一同、本当に嬉しく思っています。ぜひ一度、お気軽に立ち寄ってみてくださいね。

編集部

道の駅は全国の津々浦々にありますが、「道の駅 木曽ならかわ」さんは、お買い物や食事以外にも、地域の文化や歴史、伝統工芸などの「本物」に触れられるスポットだと感じました。

青木さん、いろいろなお話を聞かせていただきまして、本日はどうもありがとうございました。

「道の駅 木曽ならかわ」の口コミ・感想をチェック!

「道の駅 木曽ならかわ」内部の地場野菜の直売コーナー
▲コスパ抜群の野菜や果物を目当てに、通って来るお客さまも多い様子。おうちデートの買い出しにも使えそう

「道の駅 木曽ならかわ」を訪れるカップルの参考になるよう、実際に同駅を利用した皆さんがWeb上に残した口コミ・感想もチェックしてみましょう。

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伝統工芸品制作の体験がしたくて来館しましたが、彼氏と一緒に楽しめました。中に入ると、とてもおしゃれな造りで、アーティスティックです。
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販売される工芸品とワインの豊富さに驚いた。友人への贈り物を用意する際には、ぜひ再訪したいと思う。
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ブドウやモモを目当てに時々立ち寄っています。質が高く、いつもおいしいです。地元産の新鮮な野菜やキノコも格安で並びます。
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旅行中の休憩と食事で利用しましたが、展示される工芸品は見応えがあります。お手洗いもきれいで、気持ちよく過ごせました。

年齢性別を問わず、評判のよい道の駅だと感じます。とりわけ「木曽漆器」や「塩尻産ワイン」の豊富な品揃えに感心するコメントが目立ちました。地場の高品質な野菜や果物を目当てに、時々訪れている方も少なくないようです。

目や舌の肥えた大人カップルには、塩尻市内の魅力的なお立ち寄りスポットになるでしょう。

「道の駅 木曽ならかわ」の基本情報(営業時間・アクセス)

住所 〒399-6302
長野県塩尻市木曽平沢2272-7
電話番号 0264-34-3888
最寄り駅・アクセス 【公共交通機関】
JR中央本線:木曽平沢駅にて下車し、徒歩約20分

【車】
中央自動車道:伊那ICより国道19号線経由で約30分
長野自動車道:塩尻ICより国道19号線経由で約30分
駐車場 無料駐車場あり
※普通車100台分
営業時間

【木曽くらしの工芸館】
9:00~17:00
※時間変更の場合あり

【食事処 与志田(よしだ)】
11:00~15:00
※時間変更の場合あり

【CAFE LE BOIS(カフェ ル・ボワ)】
11:00~15:00
※時間変更の場合あり

休業日 【木曽くらしの工芸館】
毎週火曜日、年末年始
※8~11月は無休
※臨時休業となる場合あり


【食事処 与志田(よしだ)】
毎週火曜日
※臨時休業となる場合あり

【CAFE LE BOIS(カフェ ル・ボワ)】
毎週月・火曜日
※臨時休業となる場合あり
飲食施設 食事処 与志田(よしだ)、CAFE LE BOIS(カフェ ル・ボワ)
車中泊の可否
※火気には注意のこと
公式URL https://www.kiso.or.jp/
※最新の情報は、公式サイト等で都度ご確認をお願いします。
※記事中の金額は、すべて税込の表示です。