東国三社・息栖神社で古のパワーをもらうリフレッシュデート|茨城県神栖市

本記事では、茨城県神栖市に鎮座する「息栖(いきす)神社」に参拝して古(いにしえ)から伝わるパワーをいただき、非日常の雰囲気で気分転換できる近隣スポットを巡るデートプランを紹介します。

息栖神社は、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)・香取神宮(千葉県香取市)とともに「東国三社」と呼ばれ、応神天皇の御代(第15代・3~4世紀)に創建されたとされる由緒ある神社です。

近年は、東日本でも有数のパワースポットとして注目を集め、参拝するカップルも増加傾向にあります。周囲は水郷特有ののどかな風景が広がり、ゆったりとしたドライブデートを楽しむのにも最適な環境です。

日々の疲れを感じている方や、心身をリフレッシュしたいと考えているカップルには、特におすすめのデートコースとなるでしょう。神栖市周辺でのデートを計画している二人は、ぜひ参考にしてみてください。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:18歳〜49歳
おすすめカップル:神社仏閣が好き、パワースポット巡りをしている、リフレッシュしたい
どんなデート?:東国三社、三社参り、水郷、スーパーカー、旧車、ステーキ

息栖神社:水郷に佇む東国三社のパワースポット

常陸利根川のほとりに建つ「息栖神社」は、静かな自然の森の中にたたずみ、凛とした空気感に包まれています。「一の鳥居」は常陸利根川の川辺に立ち、水辺に沈む夕日も美しいスポットです。

今回のデートのメイン
息栖(いきす)神社
周辺のデートスポット
・神栖市1,000人画廊
・港公園
・サーキットの狼ミュージアム
ランチにおすすめのお店
ステーキハウスさいとう
日本料理 六左衛門

息栖神社には、カップルの愛が深まると伝わる「忍潮井(おしおい)」など、数々のパワースポットが存在しています。東国三社の一つでもあり、神秘的な雰囲気を体感できる由緒ある神社です。

お昼時には、車で3分ほどの「ステーキハウスさいとう」がおすすめです。シェフが目の前の鉄板で、本格的なステーキやガーリックライスを調理してくれます。リーズナブルな価格も魅力的です。

ランチ後には、写真映えする「神栖市1,000人画廊」を訪れるのもよいでしょう。鹿島灘に面した海岸沿いに、風力発電の大きな風車と護岸壁に描かれた絵画が約6kmも続く様子は、圧巻の光景です。

ここからは、今回のデートでメインとなる息栖神社について、具体的に見ていきましょう。

東国三社の一角・息栖神社のパワースポットと魅力

「息栖神社」社殿と開花した宮桜

水郷地帯に鎮座する東国三社の一角を占める「息栖神社」は、ほかの2社に比べると比較的コンパクトで、身近な親しみやすい印象を受ける方も多いでしょう。

鹿島神宮と香取神宮では武神とその神剣が祀られているのに対し、息栖神社では武神の乗り物であった「天鳥舟(あめのとりふね)」という控えめな存在を祀っています。これが親しみやすさの一因かもしれません。

息栖神社の境内には他の2社に劣らないパワースポットが存在し、水郷の情緒あふれる周辺スポットとともに、多くの参拝者を魅了しています。広大な敷地のため、車での来訪がおすすめです。

今回は、息栖神社の氏子総代(うじこそうだい)(※1)にインタビュー取材を行い、同神社の特徴や魅力について詳しくお話を伺いました。

(※1)氏子の中から選ばれた代表世話人で、宮司に協力し、祭祀や神社の保持振興に努める役割を担う。

都心からのアクセスと駐車場情報:ドライブデートに最適

編集部

以前も参拝させていただきましたが、常陸利根川沿いで、のどかな水郷の雰囲気にも惹かれています。最初に、「息栖神社」の特徴やロケーションについて、お話しいただけますか?

息栖神社・氏子総代

息栖神社は、茨城県の神栖市に鎮座しており、鹿島神宮・香取神宮と並んで、古くから東国三社として知られてきました。鹿島・香取の両神宮と比較すると、小規模な神社ですが、歴史は非常に古いです。自然の森に囲まれた境内のご神域に足を踏み入れると、身も心も洗い浄められるような静寂を感じることができます。

編集部

東国三社の中では、あまり観光化されていないことも魅力に感じます。静かで、凛とした御神気を感じる境内ですね。最寄り駅は、小見川駅でしたか?

息栖神社・氏子総代

はい、最寄りの駅はJR成田線の小見川駅で、6.4kmほど離れています。JR鹿島線の鹿島神宮駅からは、約10kmほどの距離です。公共交通は比較的不便ですが、神栖市のコミュニティバスが両駅と結んでいます。

また、JR東京駅の八重洲南口発の高速バスかしま号(鹿島神宮駅行き)利用で約90分乗車し、最寄りの「鹿島セントラルホテル」バス停で下車すれば、タクシー利用で5分ほど(徒歩約30分)で到着できます。

編集部

息栖神社や周辺は、意外と都心部からアクセスしやすいですね。近隣在住でなくても、都内からであれば、日帰りデートでの参拝も十分可能だと実感しています。

息栖神社・氏子総代

自家用車で参拝される方も多く見受けられます。駐車場は、息栖神社専用の駐車場と、神栖市の駐車場との2ヵ所で、バス4台、普通車120台ほど駐車可能です。両駐車場とも無料で利用できます。

編集部

駐車場については、ドライブデートの一環で参拝するカップルも、まったく心配なさそうですね。車利用の方が動きやすいエリアなので、周囲のスポットと合わせて楽しみやすいと感じます。

1,600年の歴史を持つ息栖神社:人生の岐路に訪れたい古社

編集部

「息栖神社」の御由緒や歴史について、簡単にご紹介をいただけますか?

息栖神社・氏子総代

息栖神社の創建は、第15代応神天皇の御代(3~4世紀)と伝えられています。御祭神の神格から、神代時代に鹿島・香取両神宮の御祭神に従って東国に至ったものと考えられます。

当神社の御祭神である久那斗神(くなどのかみ)および天鳥船神(あめのとりふねのかみ)は、はじめ海辺の港・日川(にっかわ)に留まっていました。応神朝になってから、神社として祀られたと伝えられています。久那斗神は出雲の大神さまより、鹿島・香取の大神さまの道案内を命じられて、東国に来られたとされています。

その後、第51代平城(へいぜい)天皇の勅命を受けた藤原内麿呂によって、日川より現在の息栖地区に遷座したのが大同2年(807年)の4月とされています。国史書・三代実録に記された「於岐都説(おきつせ)神社」が現在の息栖神社です。

編集部

東国三社の一角とされるだけあり、鹿島・香取の両神宮と息栖神社は密接な関係にありますね。関東でも有数の古社で、ご創建以来1,600年以上の歴史があるということですね。息栖地区にご遷座してからも1,200年以上が経過しているわけですね。

御祭神・五柱の御神徳や御利益についても、ぜひ教えてください。

息栖神社・氏子総代

久那斗神は路(みち)の神で、別れ道での災厄を防いでくれる神であり、井戸の神でもあります。天鳥船神は航海・航空の神です。住吉三神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)は海上交通・漁業の神として、ご神徳が下されています。

江戸期には、関東以北の人々が伊勢神宮参拝後、利根川沿いの景色を楽しみながら「下三宮巡り」をしたそうです。当時、年間約1万7,000名が東国三社に詣でたと言われています。

編集部

江戸期には、息栖神社も東国三社として一般庶民に広く知られていたのですね。

二人の将来を考えていたり、人生や事業に新たな一歩を踏み出そうとしているカップルにとって、ありがたい御祭神だと感じました。大切な決断を下す前に、息栖神社を参拝することをお勧めします。

忍潮井をはじめとする境内の四季折々のパワースポット

編集部

とりわけ歴史の長い「息栖神社」ですが、カップルがデートの一環で訪れた際、見どころはどちらになるでしょうか?パワースポットも多く残されていると伺っています。

息栖神社・氏子総代

息栖神社には、複数のパワースポットがあります。代表的なパワースポットとしては、日本三霊泉(※2)の一つと言われいる「忍潮井(おしおい)」です。

(※2)他2つは、伊勢の明星井(あけぼのい)と伏見の直井(なおい)と言われる。

常陸利根川に面した一の鳥居の両サイドには、小さな鳥居がある井戸があり、男瓶(おがめ)と女瓶(めがめ)が設置されていて、真水が湧き出しています(忍潮井)。

女瓶の水を男性が飲み、男瓶の水を女性が飲むと二人は結ばれるとの伝承が古くからありますが、現在は危険なので飲むことはできません。手水舎の水が同じ水脈なので、手水舎で飲んでいただけますよ。

「息栖神社」一の鳥居と両サイドにある忍潮井
▲常陸利根川沿いに立つ一の鳥居と、両サイドに湧く忍潮井(小さな2つの鳥居の下にある)

編集部

一の鳥居は、境内の外側の川沿いに立っていて、他の神社では見られない面白い光景だと思います。先に忍潮井の中の男瓶・女瓶を覗いてきましたら、とても澄んだ水で、魚も泳いでいましたね。

息栖神社・氏子総代

そうですね。一の鳥居は常陸利根川沿いにありますから、夕方になると、水辺に沈む美しい夕陽を眺めることもできるんですよ。

息栖神社の御神木は、樹齢1,000年以上の大杉で、別名「夫婦(めおと)杉」と言われます。一本の木が途中から2つに分かれ、決して離れない夫婦のようです。こちらも、パワースポットと言われます。

さらに、境内では、珍しい招霊(おがたま)の木も知られていますよ。1円玉の裏模様になっているモクレン科の木で、樹木の中で精霊を最も多く生み出し、幸運をもたらしてくれるそうです。

編集部

一の鳥居辺りは、確かにインスタ映えしそうな光景が広がっていますね。時間が許せば、夕陽を堪能できる時間まで、カップルでゆっくりしてもよさそうです。

御神木の大杉には、とても強い気が流れていると言う参拝者もいて、分かる方には分かるようでした。

息栖神社・氏子総代

他にも、希少な緑の桜と呼ばれる御衣黄(ぎょいこう)や、風が止んで静かになり、平和になるとされる凪(なぎ)の木なども生えています。境内の木々の花は、4~5月にかけて次々と咲くんですよ。

本殿前の宮桜(三笠宮崇仁親王殿下お手植えのソメイヨシノ)が4月から咲き始め、続いてオガタマの木や、御衣黄の花が開きます。オガタマの木の花は、心地よい芳香なんですよ。

「息栖神社」社殿と開花した宮桜
▲社殿と開花した宮桜(左側)

なお、令和5年度(2023年度)には、神栖市の観光誘致事業の一環として、周辺を一望できる展望台などが建設されました

編集部

四季折々で、境内のさまざまな木々が花開くのですね。季節ごとにデートの一環で参拝させていただくのも、新たな発見があって楽しめると感じました。展望台では、風情ある水郷の景色を一層満喫できそうです。

カップルにおすすめの参拝ルート:境内の魅力を効率よく堪能

編集部

デートの一環で「息栖神社」に参拝させていただく際、おすすめの参拝経路(順路)などはありますか?

息栖神社・氏子総代

神栖市の駐車場から二の鳥居まで、専用の参拝通路が150mほどあります。二の鳥居から境内に入り、両脇に並ぶ燈篭を眺めながら進むと手水舎に至るので、手を洗い、口をすすいで身を清めましょう。

その後、神門から内境内を進み、拝殿に向かい参拝します。参拝後に御神木の大杉(夫婦杉)に触れて、社務所で御朱印や御守を授与していただきましょう。

さらに、珍しい木々からパワーをもらい、松尾芭蕉らの句碑をご覧になって、二の鳥居前の伏見稲荷大社の勧請稲荷神社(境内社)もお参りしてください。

最後に、常陸利根川沿いの一の鳥居まで進み、両サイドにある忍潮井をご覧ください。社務所から忍潮井までは、おおよそ300mの距離です。

息栖神社・氏子総代

先ほど少し触れましたが、パワースポットと言われる忍潮井では、井戸の中にある男瓶・女瓶を見られると、カップルの愛が発展するとともに、幸運を授かると言われてきました。

また、御神木の夫婦杉に触れると、一層夫婦の絆が深まるとも伝わっています。これらのパワースポットは、カップルにとって特別な意味を持つ場所です。

編集部

カップルで息栖神社に参拝する際は、これらのパワースポットをしっかりと訪れることをおすすめします。より詳細な位置関係を知るには、公式サイトの境内案内図が参考になります。

>>息栖神社公式サイト「境内」

年間行事と参加できるお祭り:元旦祭を中心に

編集部

長い歴史を誇る「息栖神社」ですが、行われるお祭りについても、ぜひ教えていただけますか?

息栖神社・氏子総代

年間に行われる祭事は、計11回あります。大祭は3月6日の祈年祭、4月13日の例大祭(大祭式例祭)、そして11月13日の秋祭(新嘗祭・にいなめさい)の三祭です。

一般の氏子や参拝者が参加いただけるものとしては、この三祭となっています。正月の元旦祭では、氏子も初詣に来られ、お焚火で暖を取り、手水舎でお水取りを行い、地元の鹿島灘太鼓の奉納太鼓を楽しむことができます。

2月2日の節分祭では福豆を、6月30日の大祓(夏越の祓)では境内で振る舞われる餅をいただくことができます。

編集部

例大祭は、息栖神社の最大祭事であるとお聞きしていますが、鹿島神宮の大宮司が来られて祭詞を奏上されるそうですね。やはり、東国三社の強い結び付きを感じます。

一般参拝者が参加できるお祭りを目当てに、デートのスケジュールを調整するのもよいでしょう。二人で、印象深い時間を過ごせそうですね。

お祭りごとを除いても、息栖神社に参拝される方々が近年増えているそうですね。

息栖神社・氏子総代

息栖神社としての祭事ではありませんが、何と言っても東国三社参りの方々が年間を通じて多く、遠方より来ていただいております。近年は、東国三社巡りのバスツアーも多く企画されているようです。

古くは、伊勢神宮より北に住まう人々は、お伊勢さまの参拝後に「下三宮参り」と称し、さらなるご利益をいただくために、東国三社を詣でていました。

編集部

ドライブデートとして、カップルでの三社参りを計画しても楽しめそうですね。1泊2日のお泊りデートにすれば、水郷地帯の風情ある光景も存分に堪能できそうです。

息栖神社でのデートスタイル:季節ごとの楽しみ方

編集部

カップルがデートの一環で「息栖神社」に参拝した際に、ゆったりと過ごせる場所・時間帯などはありますか?

息栖神社・氏子総代

境内の参道や、常陸利根川の堤防を散策しながら、沈みゆく夕陽を観賞されるといいでしょう。ただし、息栖神社近辺にはお茶屋さんやお土産屋さんなどがありませんので、事前に準備をしておくことをおすすめします。

編集部

デートの一環で参拝するカップルの、季節ごとに違う楽しみ方などがありましたら、教えてください。

息栖神社・氏子総代

春は宮桜が本殿を飾り立て、オガタマの木の小さな花が香りを放ち、御衣黄が緑の桜を咲かせます。初夏はサツキの花が皆さまを迎えています。夏は境内の森で蝉しぐれを浴び、涼しさを味わえます。

冬に雪が降ると、参道両脇の燈篭に雪が積もり、赤い神門を一層際立たせて、一味違った境内の光景を楽しめますよ。

編集部

おすすめの記念撮影スポットなどが境内にあれば、ぜひご紹介をお願いします。

息栖神社・氏子総代

まず、二の鳥居前の「東国三社息栖神社」の看板石を入れた参道通りでの撮影がおすすめです。次に、一の鳥居と両サイドにある忍潮井の鳥居を入れた構図。そして、本殿脇の樹齢1,000年を超える御神木(夫婦杉)と一緒に撮影するのもよいでしょう。

「息栖神社」二の鳥居と看板石
▲二の鳥居と、その前に立つ看板石。「東国三社息栖神社」と彫られている

他にも、常陸利根川の堤防から眺める一の鳥居と二の鳥居を結ぶ参道通りも、よい撮影スポットです。水郷ならではの常陸利根川の水辺も、風情ある写真が撮れるおすすめスポットです。

カップルにおすすめの御朱印と御守:思い出に残る授与品

編集部

デートで「息栖神社」を参拝したカップルに、おすすめの授与品(御守)などはありますか?

息栖神社・氏子総代

鹿島神宮・香取神宮・息栖神社の三社共通の御守で、「東国三社守」がありますよ。三魂(木の玉)がついた木の三面に、各々の神紋を張り付けて完成するとご利益を得られるというものです。

息栖神社の御守は多種類ありますが、御祭神が路の神であることから、除厄招福や交通守護、海上守護などの御利益を得られるものが多いです。また、錦で作られた横型の「しあわせ守」も人気があります。

編集部

先ほど社務所を拝見しました。「しあわせ守」や、「とんぼ玉えんむすび御守」は、見た目も美しく、色違いで受けられるので、参拝記念にカップルでそろえるのも素敵ですね。

最近では御朱印を集めるカップルも増えてきているようです。息栖神社で受けられる御朱印について、具体的に教えてください。

息栖神社・氏子総代

御朱印は一種類で、息栖神社と彫られた角型象形文字印と、三笠宮崇仁親王殿下から下賜された篆書体(てんしょたい)で「参拝記念」と彫られた水晶印を、朱肉で押印しています。

水晶の記念朱印は、本来六角形ですが、あえて角を少し欠けさせて、縁起のよい八角形としています。

「息栖神社」で受けられる御朱印のサンプル
▲正統派で、まさに「ザ御朱印」といった感じ。下の捺印が三笠宮崇仁親王殿下から下賜された水晶印によるもの

編集部

サンプルを拝見しますと、「これぞ由緒正しき正統派の御朱印」という印象です。シンプルながら、品のよいスッキリとした美しさがあり、息栖神社らしさを感じます。

御朱印の受付は、社務所にて毎日16時まで、初穂料500円をお納めすると伺っています。

参拝者の声:息栖神社の魅力と評判

編集部

「息栖神社」に参拝された皆さんから、よく聞かれる感想などがありましたら、ぜひ教えてください。

息栖神社・氏子総代

参拝者の方々の多くは、息栖神社はこじんまりとしているものの、静かでほっとするような雰囲気がある、と感じられるようです。

松尾芭蕉がこちらを訪れた際、「この里は気吹戸主(くなとのかみ)の風寒し」という俳句を詠んだように、心身ともに清々しい気分になると言われます。

編集部

同感です。東国三社の中では最も小規模ですが、不思議な落ち着きや安らぎを境内から感じます。

新たな道に一歩を踏み出そうとしているカップルはもちろん、最近少々お疲れ気味のカップルにも、ぜひ参拝をおすすめしたいと思います。

口コミから見る息栖神社の魅力:癒しの空間と絶景

編集部でも取材させていただく前に、息栖神社についてWeb上でリサーチしました。デートの一環で参拝するカップルが参考になりそうな口コミも見かけましたので、いくつか要約して紹介しましょう。

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常陸利根川沿いの鳥居付近の光景が何とも素敵です。
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境内社の稲荷神社は、お狐さんが綺麗!境内の空気が爽やか!
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東国三社の中では小さいけれど、観光化され過ぎてなくてよい。

静かで、落ち着ける境内に心惹かれる参拝者が多い印象でした。常陸利根川沿いの、フォトジェニックな光景にもファンが多そうです。デートの一環で参拝しても、充実した一日を過ごせるでしょう。

「息栖神社」からカップルへのメッセージ

編集部

最後になりますが、今後デートの一環で「息栖神社」に参拝することを検討中のカップルに向けて、メッセージをお願いします。

息栖神社・氏子総代

こじんまりした神社ですが、清々しい空気を味わっていただき、縁結びの忍潮井で男瓶・女瓶を覗いて、お二人の縁が深まるように願ってください。また、境内のパワースポットも豊富です。

そして、神社発祥の由来が記された古事記の神話にも興味を持っていただき、息栖神社を含めた東国三社を心に留めていただければと思います。東国三社とは、息栖神社、鹿島神宮、香取神宮のことで、いずれも歴史ある重要な神社です。

編集部

長い歴史と由緒がある古社だけに、パワースポットも豊富に見られますね。ホッと安らぎたいカップルや、新たな一歩を模索している二人には、おすすめのデートスポットになりそうです。

本日はお忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。

息栖神社:アクセス・参拝時間等の基本情報

住所 〒314-0133
茨城県神栖市息栖2882
電話 0299-92-2300
アクセス 【車】
(東関東自動車道)潮来ICより約15分/佐原・香取ICより約20分
(水戸方面より)国道51号・国道124号・県道44号経由で約90分
(銚子方面より)国道124号・県道44号経由で約35分

【公共交通機関】
(JR成田線・成田回り)小見川駅下車・タクシー利用で約15分
(JR鹿島線)鹿島神宮駅/潮来駅下車・タクシー利用で約25~30分
※神栖市コミュニティバスが両駅より息栖神社まで運行していますが、本数が非常に少ないため注意が必要です。
(高速バスかしま号)JR東京駅八重洲南口発の鹿島神宮駅行き利用・「鹿島セントラルホテル」バス停まで約90分・下車後タクシー利用で約5分
※徒歩の場合は約30分かかります。
駐車場 無料駐車場あり
※息栖神社専用駐車場と神栖市営駐車場の2か所
※普通車約120台駐車可能
社務所開設時間 毎日8:30~16:00
御朱印・昇殿参拝受付時間 毎日9:00~16:00
飲食施設 なし
公式サイト https://ikisujinja.com/

※最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

息栖神社周辺のおすすめデートスポット

ここからは、「息栖神社」参拝と合わせて訪れたい周辺スポットをご紹介します。神栖市ならではの魅力あふれるスポットや、デートにぴったりのランチ処もあります。カップルの皆さんはぜひ参考にしてみてください。

周辺のおすすめデートスポット

ランチにおすすめ:「ステーキハウスさいとう」のコスパと魅力

「ステーキハウスさいとう」は、息栖神社から車でわずか3分の場所にある本格的なステーキレストランです。目の前の鉄板で、シェフが上質な肉を丁寧に焼き上げてくれる、臨場感あふれる食事体験が楽しめます。

カジュアルながら本格的な肉料理を楽しみたいカップルには、リーズナブルなランチセットがおすすめです。ステーキ肉150g、サラダ、もやしソテー、ライス、お味噌汁がセットになって、驚きの1,250円という価格で提供されています。

より多くの肉を楽しみたい方向けに、ステーキ肉を200gに増量したお得なセットも用意されています。料理を待つ間も、シェフの巧みな調理技術を間近で見られるため、自然と会話が弾むでしょう。なお、毎週月曜日が定休日となっていますので、ご注意ください。

※公式サイト・公式SNSは現在ありません(お問い合わせ:0299-92-1468)
食べログページ:https://tabelog.com/ibaraki/A0804/A080401/8013148/

インスタ映えスポット:「神栖市1,000人画廊」の風車と壁画

「神栖市1,000人画廊」は、全長6kmほどの南海浜護岸壁面をキャンバスとして、市民の皆さんが一般公募で大きな壁画を描いてきた作品群です。壁画と並んで立ち並ぶ風力発電の大きな風車が織りなす光景は、まさに圧巻の眺めとなっています。

鹿島灘に面したこのフォトジェニックなスポットは、数多くの映画やドラマ、ミュージックビデオのロケ地として使用されてきました。近年では、写真映えする場所としてSNSで話題となり、市外・県外からの来訪者も急増しています。

壁画の多くは芸術性が高く、じっくりと鑑賞する価値があります。十分に楽しむためには、少なくとも1時間程度の滞在時間を確保することをおすすめします。また、壁画の撮影やSNSへの投稿は神栖市が推奨しているので、安心して楽しむことができます。

参考URL:神栖市観光協会「1,000人画廊」

車好きカップルに:「サーキットの狼ミュージアム」のスーパーカー展示

「サーキットの狼ミュージアム」は、昭和のスーパーカーブームを彷彿とさせる実車展示の博物館です。スーパーカーだけでなく、国産旧車やバイクも展示されており、自動車やバイクのファンにとっては見逃せない場所です。

展示の中心はフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、ロータスなどの欧州系旧車です。運が良ければ、コンディション維持のために動かしている車を間近で見られることもあり、貴重な体験ができます。

オーナーやスタッフの対応も良く、カップルの来館を歓迎している点も魅力的です。ただし、開館時間は土曜日・日曜日・祝祭日の10:00~16:00(最終入館15:30)に限定されているので、訪問の際はこの点に注意が必要です。

公式URL:サーキットの狼ミュージアム

息栖神社周辺のその他おすすめデートスポット

  • 港公園(鹿島港の工業地帯が一望できる絶景スポット。昼の風景はもちろん、夜景も幻想的で、工場夜景マニアにはたまらない場所です)
  • 日本料理 六左衛門(味わい深く、見た目にも美しい和食を落ち着いた雰囲気で楽しめます。店内には珍しい車やバイクの展示もあり、食事以外の楽しみも)

まとめ:息栖神社と周辺スポットで楽しむ水郷のリフレッシュデート

この記事では、茨城県神栖市に鎮座する東国三社の一つ、「息栖神社」にカップルで参拝し、地元ならではの魅力にあふれた周辺スポットも巡って、リフレッシュするデートプランを紹介しました。

息栖神社は、風情ある水郷に位置し、落ち着いた雰囲気の境内と常陸利根川沿いの絶景が魅力の由緒ある神社です。新たな一歩を踏み出す二人や、日常から離れてリフレッシュしたいカップルにとって、絶好のデートスポットとなっています。

東国三社の中では規模が最も小さい神社ですが、境内には多くのパワースポットがあり、見逃せない魅力がたくさんあります。神栖市周辺でデートを計画しているカップルの皆さまに、この情報がお役立ていただければ幸いです。