【岐阜県高山市】舩坂酒造店の日本酒でおうち居酒屋デート!200年の伝統が生んだ銘酒を堪能

自宅でのお酒を飲みながらのデートをおすすめする本記事では、岐阜県の蔵元「舩坂酒造店」の日本酒をご紹介します。

舩坂酒造店では「深山菊」「甚五郎」「四ッ星」の3つの看板銘柄をはじめ、お酒好きから日本酒初心者まで楽しめる多様な日本酒を製造・販売しています

今回は舩坂酒造店の魅力やおすすめの銘柄、それぞれの風味と旨味を活かした飲み方、相性の良いおつまみなどを総合的に紹介します。普段の食事のお供に、舩坂酒造店のお酒を選んでみてはいかがでしょうか。

飲酒は二十歳になってから

飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や乳児期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。飲んだ後はリサイクル。

飛騨高山の伝統が息づく「舩坂酒造店」の歴史と魅力

冬の舩坂酒造店

舩坂酒造店は1703年創業の、岐阜県高山市にある蔵元です。江戸時代後期からの伝統を受け継ぎつつ、国内外から年間約500万人が訪れる観光地「飛騨高山」の一員として、時代のニーズに合わせて進化し続けています

看板銘柄の1つである「深山菊」は創業当初からの旨味や風味を受け継いでおり、舩坂酒造店で作られている全てのお酒のベースになっています。その伝統的な味わいを基に、さまざまな特徴を持つ日本酒を造り出しています。

例えば、シャープで辛口な「甚五郎」、ゆずの華やかな香りが魅力の「四ッ星」など、多様なニーズや好みに応えられる日本酒を製造しているのです。

直営売店には試飲コーナーや食事処を併設しており、飛騨高山を訪れる際には、日本酒の味わいと共に地域の文化を体験できる魅力的なスポットとなっています。

今回は舩坂酒造店の広報担当スタッフ・信田祐輔さんにお話を伺いました。舩坂酒造店の300年以上の歴史やおすすめの銘柄、そして伝統と革新を融合させた酒造りへの想いを詳しく教えていただきます。

200年以上の伝統:舩坂酒造店の酒造りへの想い

編集部

酒造を始めたきっかけ、歴史、お酒づくりに対する思いを教えてください。

広報担当スタッフ・信田さん

舩坂酒造店は江戸時代末期、前身となる「大文屋」として酒造りをスタートしました。実に200年以上もの間、様々な出来事を乗り越えて歴史を紡いでまいりました。現在は年間約500万人が訪れる観光地である「飛騨高山」のメインストリート「古い町並」に母屋を構えており、国内外から多くのお客様をお迎えしています。

私たちは単に酒を造って卸すだけでなく、観光土産品とともに直接お客様に枡酒を楽しんでいただける直売小売店や、飛騨牛など飛騨の味覚と共に日本酒を楽しんでいただく食事処を併設しております。

舩坂酒造店の直営売店の様子
▲飛騨高山の名産品がずらりと並ぶ舩坂酒造店の直営売店

舩坂酒造店の直営売店の棚
▲舩坂酒造店のお酒が揃っています

舩坂酒造店の直営売店にある蔵BAR
▲枡酒を飲める休憩場所「蔵BAR」。本物の酒蔵を改造してつくられました

舩坂酒造店は「造る」「味わう」「買う」の3つが揃った、「日本酒のテーマパーク」のような造り酒屋と自負しております。

造り出すところから、お客様が味わい、お買い求めいただくところまで。生産から販売までを一貫してお客様に提供することで、訪れた方に名産品探しを楽しんでいただくだけでなく、実際にお酒を飲まれた方の声を聴き、商品開発に活かすサイクルを生み出しています。

舩坂酒造店の中庭の桜の木
▲春は桜を見ながらテラス席でお酒の試飲ができます

伝統を守りながら、新たな造りにも積極的に挑戦し続ける造り酒屋でありたいと考えております。

舩坂酒造店の3つの看板銘柄:「深山菊」「甚五郎」「四ッ星」の特徴

編集部

舩坂酒造店の看板銘柄を教えていただけますか?

広報担当スタッフ・信田さん

舩坂酒造店の看板銘柄は、次の3つです。

  • 甘辛中庸で芳醇な「深山菊」
  • スッキリ辛口の「甚五郎」
  • 華やかフルーティーな「四ッ星」

深山菊や甚五郎には岐阜県産酒造好適米「ひだほまれ」を主に使用しています。

四ッ星には兵庫県産の酒米「山田錦」を使用しています。精米歩合を40%にとどめることで、米の「旨味」を存分に味わいながら、後味を軽く、フルーティーな風味を実現しました。

実はこの四ッ星、杜氏歴30年以上の平岡杜氏が長年夢見た大吟醸でもあります。「夢に見ましたこのお酒、夢に花が咲きました。」と、平岡杜氏が杜氏人生で培った技術や経験をもとに醸造しているお酒です。飲む際には「ワイングラス」でお楽しみいただくことをおすすめします。

舩坂酒造店の杜氏・平岡誠治さんの写真
▲舩坂酒造店の杜氏・平岡誠治さん

華やかな香りと、ほんのり届く麹の香りが口の中を優しく包み込みます。冷蔵庫から出した後、瓶に水滴が出はじめたら飲みごろの目安です。

飛騨高山:知られざる日本酒の名産地としての魅力

編集部

舩坂酒造店として、PRしたいポイントはありますか?

広報担当スタッフ・信田さん

飛騨高山の日本酒は、全国的にはまだまだ認知度が低いのが現状です。しかし、私たちは酒処と呼ばれる有名な地域に負けないくらいの「気候」「水」「技術」を持っています。ぜひ多くの方に、飛騨の地酒の魅力を知っていただきたいですね。

手作業で蒸した酒米を運ぶ杜氏の様子
蒸した酒米を運ぶ杜氏の様子。大吟醸四ッ星は現在も一部醸造工程を手作業で行っております。

醸造作業をしている杜氏の写真
▲醸造作業をしている様子

編集部

なるほど、飛騨高山は標高2,000~3,000m級の山々が連なる日本アルプスのふもとに位置していますね。お酒造りに適した雪解け水も豊富にありそうです。舩坂酒造店では、地元の豊かな天然資源と長年培われた技術を活かしたお酒を製造しているのですね。

舩坂酒造店が誇る多彩な日本酒ラインナップ

信田さんに、舩坂酒造店で人気の銘柄を教えていただきました。お酒選びに迷ったときは、まずは次の4つの銘柄から選んでみるのがおすすめです。

  • 大吟醸四ッ星
  • 深山菊秘蔵特別純米
  • 上撰 深山菊
  • ゆず兵衛

それでは、これらの銘柄について詳しくご紹介していきます。

舩坂酒造店の人気No.1:「大吟醸四ッ星」の魅力

使用しているお米「山田錦」を、通常の醸造工程より手作業を増やして醸造した日本酒です。

通常、お酒用に蒸したお米を冷ますときは放冷機を利用します。しかし「大吟醸四ッ星」に使うお米は、舩坂酒造店の併設レストランを2日間休業して一面にシートを敷き、「窓」と名の付くものは全て開け広げ、手作業で放冷作業を行うそう。

しかも放冷作業を行うのは、平均最低気温が-6度の1月。舩坂酒造店がある飛騨では極寒とも言われるシーズンです。

人の手で行われる作業で、長期的な醪(もろみ)に対応できる蒸し米へと変化させる、とても手の込んだ銘柄です。

舩坂酒造店で一番人気の銘柄「大吟醸四ッ星」 原材料 米(国産)
米こうじ(国産米)
醸造アルコール
原料米 山田錦(精米歩合40%)
日本酒度 +4
アルコール分 16度
価格 720ml:5,680円
1.8L:12,000円
味わい やや辛口で華やかスッキリ系
飲み方 冷やす

辛口愛好家に人気の「深山菊秘蔵特別純米」

この銘柄は、単なる美味しい純米酒ではなく、地元産にこだわった辛口の逸品です。純米酒でありながら、後味のキレが良く、すっきりとした飲み心地が特徴です。

酒米には岐阜県産の酒造好適米「ひだほまれ」を使用し、酵母には岐阜県が独自に開発した「G酵母」を採用しています。これにより、地元の風土を存分に生かした味わいを実現しています。

純米酒ならではのコクがありながら、飛騨高山の名産「飛騨牛」のような濃厚な味わいの料理と合わせても、口の中ですっきりと旨味を引き立てます。同時に、酒本来の風味をゆっくりと堪能することができます。

舩坂酒造店の辛口で一番人気の銘柄「深山菊秘蔵特別純米」 原材料 米(国産)
米こうじ(国産米)
原料米 ひだほまれ(精米歩合 60%)
日本酒度 +4
アルコール分 15度
価格 720ml:1,580円
1.8L:2,920円
味わい 辛口

甘口の定番「上撰 深山菊」:創業以来の味わい

舩坂酒造店創業以来、大切に味を受け継いできた銘柄です。岐阜県産の酒米「ひだほまれ」を使用し、精米歩合を70%に設定した飛騨高山の定番酒として親しまれています。

「上撰深山菊」は、舩坂酒造店のすべての日本酒のルーツとも言える製品です。おすすめの飲み方は40度程度のぬる燗ですが、冷やや常温でも美味しく楽しめます。気取らず、飾らずに自宅での飲酒を楽しんでみてください。

舩坂酒造店の甘口で一番人気の銘柄「上撰深山菊」 原材料 米(国産)
米こうじ(国産米)
醸造アルコール
原料米 ひだほまれ(精米歩合70%)
日本酒度 +1
アルコール分 15度
価格 300ml:500円
1.8L:2,150円
味わい 普通で甘辛中庸
飲み方 40℃程度のぬる燗
(冷やす、常温も美味しく飲める)

日本酒以外でおすすめのお酒は「ゆず兵衛」

国産のゆずを、舩坂酒造店の代表銘柄「甚五郎(じんごろう)」にたっぷり混ぜ合わせて作った銘柄です。お酒に使用するゆずは産地から直接仕入れているため鮮度が高く保たれており、飲むとゆず果汁のジューシーな風味が口いっぱいに広がります

ゆず特有の旨味と香りを存分に生かすため、200種類以上のサンプルを作成し、試行錯誤を繰り返して商品化されました。ゆずの魅力を最大限に引き出すことにこだわり抜き、香り・旨味・油分が飛騨の地酒「甚五郎」とスッキリと調和しています。その結果、市販のゆず酒とは一線を画す独特の風味を持つ銘柄となりました。

舩坂酒造店の日本酒以外でおすすめの「銘柄ゆず兵衛」 原材料 日本酒(自社製造)
ゆず果汁(国産)
果糖
アルコール分 7度
価格 500ml:1,480円
飲み方 オンザロック
サイダー割り
お湯割りなど

信田さんからのコメント

「これは美味しいですね!日本酒が入っているんですね。次回は日本酒にも挑戦してみようかな」と思っていただければ嬉しいです。ゆず生産者の想いと蔵元の想いを感じながら、ゆっくりと味わってみてください。

日本酒通も唸る!舩坂酒造店のおすすめ銘柄3選

信田さんに、日本酒好きのカップルにおすすめの銘柄ベスト3を教えていただきました。それぞれの特徴について詳しくご紹介いただいているので、おうちデートの際に様々な日本酒を楽しんでみるのもおすすめです。

それでは、おすすめの銘柄3つについてご紹介していきます。

1位:「大吟醸深山菊」伝統の技が生み出す至高の一杯

従来の大吟醸とは一線を画す、辛口好みの大吟醸です。現在は杜氏歴30年以上の平岡杜氏が、先代から受け継いだ技術で醸造しています。一子相伝で杜氏の技が脈々と受け継がれている、歴史ある大吟醸と言えます。

特徴的なのは日本酒特有の「吟醸香」です。口に含むとふわりと香る華やかさがあり、つい何杯も飲みたくなる魅力があります。のど越しは滑らかで口あたりは柔らかいのですが、芯にはキリリとした辛みがあり、まさに「酒の芸術品」と呼ぶにふさわしい味わいです。

上品さと力強さを兼ね備えた味わいは、食中酒として幅広く活躍します。飲み方はワイングラスの使用がおすすめです。おつまみは淡白な味から濃厚な味のものまで、幅広く楽しむことができます。

舩坂酒造店の日本酒好きにおすすめの銘柄第1位「大吟醸深山菊」 原材料 米(国産)
米こうじ(国産米)
醸造アルコール
原材米 ひだほまれ (精米歩合 50%)
日本酒度 +4
アルコール分 16度
価格 720ml:2,620円
1.8L:5,980円
味わい やや辛口で淡麗、吟醸香控えめ
飲み方 冷やす、常温。
ワイングラスのような口元が繊細な酒器が理想

信田さんからのコメント

お刺身(白身・赤身)、パスタなどの和洋料理とも相性が良いです。

2位:「どろどろ濁原酒」濃厚な味わいとおつまみを一緒に楽しむ

「甘いけど、甘くない。」がキャッチフレーズの、にごり酒の原酒です。舩坂酒造店の代表銘「柄飛騨仙郷」を踏襲しています。風味は濃厚ながら、甘みを感じにくいのが特徴です。

甘みが抑えられているため、食中酒としても活躍でき、単品で飲んでもダイレクトに米の味わいを強く感じられます。

味が濃いものから薄いものまでその時食べたいおつまみと一緒に、飲みたいときに飲める銘柄です。チキンをガーリックでソテーした料理、生姜天などとも合わせやすいですよ。お酒好きのカップルは、宅飲み用に1本常備してみてください。

舩坂酒造店の日本酒好きにおすすめの銘柄第2位「どろどろ濁原酒」 原材料 米(国産)
米こうじ(国産米)
醸造アルコール
原材米 ひだほまれ
日本酒度 -2
アルコール分 18度
価格 300ml:730円
720ml:1,480円
1.8L:2,980円
味わい やや甘口の日本酒度ながら、
実際に飲むと甘く感じにくい
飲み方 冷やす、常温。
おちょこ、枡で飲むのがおすすめ

3位:「飛騨の甚五郎上撰」切れ味抜群のスッキリ辛口

岐阜県産の「ひだほまれ」を使用し、精米歩合70%に設定したスッキリ辛口の日本酒です。

銘柄名に取り入れている「左甚五郎(ひだりじんごろう)」は、江戸初期に活躍した建築・彫刻の稀代の名工として知られています。その技術の高さは、江戸城の大改築や日光東照宮、上野寛永寺の造営に従事したという説があるほど評価されています。

「飛騨の甚五郎上撰」は、その名工にちなんで名付けられたシャープな切れ味を実現したスッキリ辛口の本醸造酒です。口の中をさっぱりとリセットできる味わいで、ついついもう一杯飲みたくなる魅力的な銘柄です。

舩坂酒造店の日本酒好きにおすすめの銘柄第3位「飛騨の甚五郎上撰」 原材料 米(国産)
米こうじ(国産米)
醸造アルコール
原材米 ひだほまれ(精米歩合70%)
日本酒度 +3
アルコール分 15度
価格 720ml:1,280円
1.8L:2,480円
味わい やや辛口でスッキリしている、定番の日本酒
飲み方 冷やす、常温、熱燗。
おちょこ、枡で飲むのがおすすめ

信田さんからのコメント

飛騨牛のような、脂に旨味の詰まっている食材との相性が良いです。また、骨酒(焼いた魚の骨やヒレと一緒に飲む飲み方)もおすすめです。

日本酒デビューにぴったり!初心者向けおすすめ銘柄3選

信田さんに、日本酒初心者におすすめの銘柄ベスト3を教えていただきました。これから一緒に日本酒デビューするカップルはもちろん、彼氏・彼女のどちらかが日本酒に初めて挑戦する際にも参考にしてみてください。

それでは、初心者におすすめの日本酒銘柄3つについて、それぞれの特徴をご紹介します。

1位:「大吟醸四ッ星」五感で楽しむ日本酒の魅力

派手すぎず優しく立ち昇る香りがあり、口に含むとふわりと優しい米の甘味を感じる銘柄です。フルーティーな吟醸香を楽しみながら、口の中をスッと通り、上品な米の甘味が余韻として穏やかに残ります。五感すべてを活用して日本酒の良さを感じられるのが魅力です。

近年、市販されている大吟醸の精米歩合は、39%・23%と低くなる傾向にあります。お米の中心部分「心白」に近い部分を使うほど、飲み口や後味のよいお酒ができる傾向があるためです。

しかし舩坂酒造店の「大吟醸四ッ星」は、あえて40%精米を貫いて醸造しています。これにより、「飲み口の良さ」だけでなく、酒米本来の風味が程よく残っているのが特徴です。お酒の香りがクセになり、また飲みたくなる魅力的な銘柄に仕上がっています。

このお酒のコンセプトは、食前酒や食中酒として幅広く楽しめることです。料理と一緒に飲むのはもちろん、お酒単体で味わうのもおすすめです。からすみなどの珍味や、マグロやブリなどの脂の乗った魚との相性が特に抜群です。

2位:「純米吟醸深山菊」やや甘口で料理との相性抜群

華やかに広がる甘い香り、口の中に広がる米の甘味と旨味の中にあるピリッとした辛さ、喉越しのキレの良さが特徴の、やや甘口の純米酒です。濃厚な味わいですが生の酒米の風味が生きており、お米の甘味を余韻として残しつつ、重すぎず爽やかに飲むことができます。

この日本酒に使用されているのは、酒造好適米の「ひだほまれ」です。「ひだほまれ」の特性を長年の酒造りで熟知している平岡杜氏によって醸造された、伝統を受け継ぐ純米吟醸酒です。

元来「深山菊」は甘辛中庸で芳醇な銘柄ですが、冷やして飲むことで旨味は控えめに感じられます。口に含むと、体温で日本酒が温まり、酒質がまろやかになります。そのため、最初は辛く感じられた味わいが、次第に「甘み」へと変化していきます。

日本酒の本質的なおいしさを堪能できる銘柄です。ホタテの天ぷらやアサリのお吸い物など、貝を使った和食メニューとの相性が特に良いので、ぜひ一緒に楽しんでみてください。

舩坂酒造店の日本酒初心者におすすめの銘柄第2位「純米吟醸深山菊」 原材料 米(国産)
米こうじ(国産米)
原料米 ひだほまれ (精米歩合 60%)
日本酒度 -2
アルコール分 16度
価格 720ml:2,100円
味わい やや甘口で濃醇系
飲み方 冷やす

3位:「上撰 深山菊」万能な味わいで料理を選ばない

舩坂酒造店で醸造されている「上撰深山菊」は、すべての日本酒のベースとなる銘柄です。創業当時から代々大切に受け継がれており、近年の吟醸酒ブームにあえて乗らず、大衆的で変わらぬ味を守り続けてきました。

ランクは普通酒ですが、舩坂酒造店の基本となる銘柄であるため、醸造には最も細心の注意が払われています。

香りは控えめで口当たりはスムーズ、喉越しは柔らかく、米の甘みがじわりと広がるのが魅力です。冷やせばさっぱりと、温めれば米の旨みが増し、和食から洋食まで幅広いジャンルの料理と合わせられます。特にイワナなどの白身魚や刺身との相性が抜群です。

日本酒初心者の方も、おうちデートの際に料理と一緒に「上撰深山菊」を出せば、食卓の雰囲気がより華やかになることでしょう。

信田さんからのコメント

一番大切なことは「相手のことを思ってお酒を選ぶこと」です。日本酒は長い歴史を持つお酒なので、様々な考え方や飲み方が広まっています。料理との相性も大切ですが、お相手との楽しいひと時を演出するきっかけとして日本酒を楽しんでいただければ嬉しいです。

舩坂酒造店の日本酒を手に入れる:直営店とオンラインショップ

舩坂酒造店で醸造された日本酒は、直営売店もしくはWEBショップから購入できます

直営売店は岐阜県高山市の観光名所「古い町並」の中にあります。試飲コーナーや日本酒バー、中庭も併設されており、1ヶ所で多様な体験ができます。銘柄選びや実際に日本酒を味わうことはもちろん、趣のある中庭テラスでの休憩、歴史ある日本建築の見学など、充実した時間を過ごせます。

舩坂酒造店の直営売店の商品棚の様子

舩坂酒造店の直営売店に併設されている「蔵バー」の写真

舩坂酒造店の直営売店の中庭

春の舩坂酒造店の中庭で飲む枡酒の写真

スクロールで直営売店の写真が見られます→

まとめ:多様な味わいで魅了する舩坂酒造店の日本酒

今回は「舩坂酒造店」のお酒の魅力や、おすすめの銘柄を紹介しました。

舩坂酒造店の看板銘柄は「深山菊」「甚五郎」「四ッ星」です。これらはいずれも、舩坂酒造店の長年の伝統を受け継ぎながら、現代の消費者ニーズに合わせて洗練された銘柄です。

日本酒愛好家におすすめの銘柄第1位は「大吟醸深山菊」、日本酒初心者におすすめの銘柄第1位は「大吟醸四ッ星」となっています。お酒を選ぶ際は、料理との相性を考えたり、一緒に飲む相手の好みを想像したりすると、宅飲みの楽しみがさらに広がります。

おうちデートで日本酒を楽しもうと考えているカップルの皆さまは、ぜひこれらの情報を参考にしてみてください。素敵な時間をお過ごしいただけるはずです。

舩坂酒造店の基本情報

住所 〒506-0846
岐阜県高山市上三之町105番地
問合せ先 0577-32-0016
営業時間

8:30~18:00

※冬季は営業時間が変更になる場合があります

定休日 不定休
公式サイト https://www.funasaka-shuzo.co.jp/

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。