後を引く香ばしいゴマの香り!「紅乙女酒造」のごま焼酎をおうちデートで堪能

本記事では『おうちデートで美味しいお酒を味わう』をテーマに、福岡県久留米市田主丸町(たぬしまるまち)にある「紅乙女酒造」の焼酎をご紹介します。

紅乙女酒造は、上品なごまの風味が特徴的な「ごま焼酎」をメインで製造している蔵元です。長期熟成手法によってじっくりと熟成させることで、ごまならではの芳醇な香りを活かしながらも口当たりがよく飲みやすい焼酎に仕上がっています。

おしゃれなラベルも女性に大人気で、おうちディナーの際に食卓に置いたら「素敵!」と喜ばれますよ。

今回はそんな紅乙女酒造の歴史や焼酎造りに対するこだわりを解説しながら、特に人気の高い銘柄や焼酎好きの方向けの商品をピックアップしました。ぴったりなおつまみも合わせてご紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

飲酒は二十歳になってから

飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や乳児期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。飲んだ後はリサイクル。

長期熟成で仕立てたごま焼酎が人気の「紅乙女酒造」

紅乙女酒造の杜氏が香りを確認している様子

紅乙女酒造が蔵を構える福岡県久留米市田主丸町は、筑後川や巨瀬川、耳納連山といった大自然に囲まれた豊かな環境の町です。そんな恵まれた風土を活かし、紅乙女酒造は1978年(昭和53年)に創業されました。

メインで製造しているのは、赤いパッケージの「紅乙女」をはじめとするごま焼酎。「紅乙女」はごまの芳醇な香りを堪能できる逸品で、特に女性にファンが多い銘柄です。

さらに麦焼酎や芋焼酎、梅酒のラインナップも揃っているので、一通りチェックしてみると楽しいですよ。こだわりの素材や製法だけでなく、おしゃれなボトルデザインにも注目です。

今回は紅乙女酒造の営業企画室に務める草野さんにインタビュー取材を行い、紅乙女酒造の創業秘話や焼酎造りへのこだわりポイント、人気の銘柄などを教えていただきました。

女性の発想から生まれた新感覚の「ごま焼酎」

紅乙女酒造のごま焼酎の原料となるごま

編集部

紅乙女酒造では「ごま焼酎」をメインに製造されているそうですね。焼酎製造を始めたきっかけや、焼酎造りに対するこだわりについて教えてください。

草野さん

紅乙女酒造の歴史は、創業者・林田春野がここ田主丸町に蔵を構える日本酒の酒蔵に嫁いだことから始まります。そして全く新しい美酒造りを目指すなかで「ごまを使ったかぐわしい香りの焼酎造り」に辿り着き、1978年(昭和53年)に紅乙女酒造の創業へと至りました。

蔵のある田主丸町は豊かな自然と歴史、そしてフルーツの町として知られています。また、蒸留所の背後にそびえる耳納連山からはやわらかな伏流水が湧き出ており、美酒造りに大変適した地です。

酒は正直で、原料の持ち味がそのまま酒の質となって現れます。なかでも酒の命は「水」と言っても過言ではなく、清らかな耳納連山の伏流水によって磨き抜かれた蒸留酒こそが弊社の誇るごま焼酎です。

耳納連山の美味しい伏流水と一人の女性醸造家の夢が生んだごま焼酎を、ぜひゆっくりとご堪能ください。

耳納連山の伏流水
▲耳納連山から湧き出る伏流水

紅乙女酒造で使用している仕込み水
▲清らかな伏流水を活かした焼酎造り

編集部

創業者の林田春野さんは「香水のような上品な香りの焼酎」を目指し、さまざまな材料を試して試行錯誤のうえでごま焼酎を開発されたと伺いました。ごまを使用して醸造された焼酎はとても珍しいので、どのような風味がするのかぜひ味わってみたいです。

じっくりと熟成させて仕上げられる「紅乙女」

紅乙女酒造の内観

編集部

紅乙女酒造の代表銘柄について教えていただけますか?

草野さん

弊社では原材料に麦・米麴・ごまを使用した唯一無二のごま焼酎「紅乙女」をメインに製造しています。従来の麦焼酎にごまを使ったもろみを仕込むことで、心地良い香りの焼酎を生み出しました。

初めて口にした方はみな「あ、ほんとにごまの香りだ」とつぶやかれます。その個性豊かな香りや味わいが評価され、2021年に開催された「第9回福岡県酒類鑑評会」では金賞をいただきました。

ちなみに紅乙女は「熟成」が大きな特徴です。 「百術不如一誠」百の術策も一つの誠意には及ばないという、この言葉を私たちは大切にしています。

良い原料を使うこと、手間と時間をかけて造ること、しっかりと熟成の時を待つこと。 それが時代を超えて守り続けられる紅乙女の酒造りです。

蒸留したての原酒は、味わいに角があります。 貯蔵庫で寝かせ、味に丸みが出て芳醇な風味が生まれて、初めて「ごま焼酎紅乙女」となります。

編集部

紅乙女酒造の「紅乙女」は福岡県酒類鑑評会で何度も金賞に輝いているほか、以下のような受賞歴もあるそうですね。

iTQi(国際味覚審査機構):最優秀味覚賞/クリスタル味覚賞
モンドセレクション:最高金賞

口コミでも「香ばしいごまの香りで飲み飽きない」「紅乙女は焼酎特有のクセがない」などと高評価でした。

ちなみに紅乙女酒造では『焼酎』ではなく『祥酎』と表現されており、そこには「幸せを運ぶお酒でありたい」という創業者の想いが込められていると伺いました。『祥』という字には「めでたいこと」「喜ばしいこと」といった意味合いがあるので、記念日のお酒やお祝いギフトなどにぴったりですね。

紅乙女酒造で人気のラインナップ

紅乙女酒造では看板商品であるごま焼酎をはじめ、麦焼酎や芋焼酎、梅酒を製造・販売しています。

ここでは、商品ラインナップのなかで特に人気の高いごま焼酎「紅乙女STANDARD」と、焼酎以外で注目の銘柄「十八番梅酒」の2点をピックアップしました。

不動の一番人気!「紅乙女STANDARD」

紅乙女酒造における一番人気は、ごま焼酎の「紅乙女STANDARD」です。ほのかなごまの香りとさっぱりした口当たりが特徴で、ごまのやわらかな旨みが口いっぱいに広がります。

紅乙女酒造の紅乙女STANDARD 分類 ごま焼酎
アルコール度数 25度
原料 麦(国産)、米麹(白麹:国産米)、ごま(10%以上)
金額 300ml:650円
720ml:1,047円
900ml:1,218円
1,800ml:2,396円

焼酎以外で注目の銘柄「十八番梅酒」

「十八番梅酒」は古城梅をごま焼酎で漬け込んだ梅酒で、「全国梅酒品評会2021」では銀賞を受賞した注目の逸品です。トロリと濃厚な大人テイストで、特に女性に好まれやすいまろやかな味わいに仕上がっています。

甘みがあって飲みやすいので、焼酎に苦手意識のある方にも向いています。

紅乙女酒造の十八番梅酒 分類 リキュール
アルコール度数 18度
原料 本格焼酎(国内製造)、梅実(国産)、糖類
金額 720ml:1,617円

焼酎好きに紹介する銘柄ベスト3

焼酎好きなカップルに紹介するのは、紅乙女酒造のごま焼酎・麦焼酎・芋焼酎の3種類です。その日の気分に合わせて選んだり、複数の銘柄を用意して飲み比べをしたりと、さまざまなスタイルで楽しめますよ。

カップルでお揃いのグラスを用意すれば、自宅デートがさらに盛り上がるはず。焼酎に合うおつまみを用意して、ペアリングを満喫するのも良いでしょう。

ここでは紅乙女酒造の人気焼酎ベスト3をご紹介するので、ぜひ銘柄選びの参考にしてみてください。

第1位:ごま焼酎の「紅乙女ゴールド」

「紅乙女ゴールド」は、長期貯蔵酒ならではのやわらかな味わいと、芳醇なごまの香りが特徴的なごま焼酎です。過去には「福岡県酒類鑑評会」にて金賞、「iTQi」にて最優秀味覚賞やクリスタル味覚賞などを受賞している名実ともに優れた銘酒で、食後酒として、お酒そのものの豊潤さを是非オンザロックで味わって下さい。

紅乙女酒造の紅乙女ゴールド 分類 ごま焼酎
アルコール度数 38度
原料 麦、米麹(白麹)、ごま(20%以上)
金額 720ml:4,015円

第2位:麦焼酎の「河童九千坊 本流」

「河童九千坊 本流」は、 福岡県産の二条大麦を全量使用した本格麦焼酎です。バナナのような甘い香りとすっきりとした味わいが魅力で、軽めの口当たりなのが特徴です。

なお、こちらは令和3年に実施の「第9回福岡県酒類鑑評会」にて福岡県知事賞を受賞しています。

紅乙女酒造の河童九千坊 本流 分類 麦焼酎
アルコール度数 25度
原料 麦、麦麹
金額 720ml:1,210円

第3位:芋焼酎「河童九千坊 ふくおかのいも」

「河童九千坊 ふくおかのいも」は、福岡県うきは市産の紅芋「ベニオトメ」を原料に使用した本格芋焼酎です。紅芋の特徴である甘い香りと米麹仕込みのキレの良い後味が特徴で、素材本来の旨みを存分に堪能できます。

ちなみに、原料であるベニオトメは、従業員が自ら芋掘りを行って仕立てるというこだわりぶりです。素材選びや製造工程のひとつひとつを丁寧に行うことにより、紅乙女酒造ならではの魅力的な味わいが生み出されています。

河童九千坊ふくおかのいもの芋掘り風景
▲紅乙女酒造で行われた芋掘りの様子

紅乙女酒造の河童九千坊 ふくおかのいも 分類 芋焼酎
アルコール度数 25度
原料 芋、米麹
金額 720ml:1,375円

代表銘柄「紅乙女」は中華とのペアリングがおすすめ

紅乙女酒造の紅乙女と餃子
▲ごま焼酎×餃子はぜひソーダ割りで!!

ごま焼酎「紅乙女」にはさまざまな種類がありますが、どれもごま油をたっぷりと使う中華との相性が抜群です。特に餃子のような味がしっかり目のおつまみにマッチしやすいので、ぜひお好みの紅乙女とともに味わってみてはいかがでしょうか。

お好みの飲み方で楽しめますが、たとえば「紅乙女STANDARD」を中華と味わうなら炭酸割りに。炭酸が香りをしっかりと引き出してくれるので、より華やかな味わいを堪能できますよ。炭酸のキレの良さも加わって、口の中をすっきりとリセットしてくれます。

また、シンプルに水割りも良いですが、グレープフルーツジュース割りも向いています。麦由来の少しビターな風味がグレープフルーツジュースにマッチし、そこにごまの風味が加わることで複層的な味わいを楽しめます。

コップのふちにごま塩を軽くまぶすと、また違った角度から「紅乙女」を堪能できますよ。

紅乙女酒造の紅乙女とお肉
▲赤身のお肉との相性もバッチリです!

紅乙女酒造の紅乙女とお刺身
▲お刺身と合わせてさっぱりといただくのも◎

紅乙女酒造の焼酎を購入する方法

紅乙女酒造の焼酎は、耳納連山の麓にある「紅乙女耳納蒸留所」の売店やオンラインショップで購入できます。

蒸留所には紅乙女酒造の杜氏たちが丁寧に管理している蒸留器が展示されているほか、木製の樽に入れられて長期貯蔵されている焼酎の様子を見学できますよ。気になる商品は試飲をしてから購入できるそうなので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

なお、紅乙女酒造の焼酎に関する最新情報はInstagramやfacebookに投稿されているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

▼紅乙女酒造のオンラインショップはこちら
https://beniotome.stands.fun/shop

▼紅乙女酒造のInstagramはこちら
https://www.instagram.com/beniotome_shuzo/

▼紅乙女酒造のfacebookはこちら
https://www.facebook.com/beniotomeshuzo/

まとめ:ごま焼酎×中華で美味しいおうちデートを

最後に、紅乙女酒造の草野さんからいただいたメッセージをご紹介します。

草野さんからのコメント

ごま焼酎「紅乙女」を通して、お酒を酌み交わすシーンが幸せなものであることをたくさんの方に実感していただきたいです。また、その場面に彩りを添えるようなお酒を送り出していきたいと思っております。

ぜひ紅乙女酒造の焼酎とともに、お2人で素敵な時間をお過ごしください。

「洋酒に引けを取らない香り高い焼酎を造りたい」という創業者の志によって誕生した、紅乙女酒造のごま焼酎。手間のかかる長期熟成製法によって旨みをじっくりと熟成させているからこそ、ごまの風味が最大に活かされた極上の味わいに仕上がっているのだと感じました。

焼酎独特のクセを感じさせないすっきりとしたテイストなので、焼酎デビューをしたいカップルにもぴったりですよ。もしも酒造に足を運ぶチャンスがあったら、お2人で貯蔵庫の見学や試飲をしてみると楽しそうですね。

ぜひ中華とともにごま焼酎を用意して、食事もお酒も大満足のおうちデートをお過ごしください。

紅乙女酒造の基本情報

福岡県久留米市にある紅乙女酒造の外観

住所 〒839-1213
福岡県久留米市田主丸町益生田214-2
お問合せ 0943-72-3939(代表)
営業時間 9:00~17:00
公式サイト https://beniotome.co.jp/

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