アプリで恋人ができた人の行動を分析。成功のカギは「自己開示」にあり!
今やすっかり一般的な出会いのツールとなったマッチングアプリ。
前日行った調査でマッチングアプリの認知度がほぼ100%となったことがわかりました。さらに、マッチングアプリで恋人ができた人がどのくらいの異性と出会っていたかなども調査しました。
今回は、恋人ができた人がアプリ内でどのような行動を取っていたかを深く分析し、成果の出る使い方について考えていきます。
結論:自己開示と密なコミュニケーションが重要
アンケートに回答した575人のうち、恋人ができた人は336人(全体の58%)、恋人ができなかった人は239人(全体の42%)でした。
それらの回答を分析した結果、マッチングアプリで恋人作りを成功させるためには、以下の2点がカギになることがわかりました。
- 「自己開示」をすること
- 相手と「密なコミュニケーション」をとること
アプリを通した出会いは、お互いに接点がなく初対面からスタートします。与えられる情報が多ければ、相手がどんな人かを判断することができ、安心につながるため、この結果には納得です。
今回は、アプリでの出会いを成功させた人の、
- プロフィールの作り方
- いいねの送り方
- メッセージのやり取り
を分析して、どのように活動していけば恋人ができやすいかを解説していきます。
プロフィールに掲載する写真は顔がわかるものがベスト
「メイン写真」にどのような写真を登録していたかのアンケートを行いました。
その結果、出会いを成功させている人は、自分の顔写真を登録している人が多いという結果になりました。やはり第一印象を左右するのと同時に、顔写真の有無が信頼に影響するようです。
恋人ができた人たちに+8ポイント多かったものが、「自分や友人が撮影した、自分の顔がわかる写真」です。一方で、恋人ができなかった人たちが+6ポイントだったのが、「顔は出していないが自分の姿やスタイルがわかる写真」でした。
「自分の雰囲気やスタイルが分かれば、顔は出さなくても良いだろう」と感じるかもしれませんが、このデータを見てみると、きちんと顔がわかる写真を掲載する方が出会いにつながる確率は高くなることがわかりました。
ここの項目も、結論で述べたとおり、自分自身を開示して相手に知ってもらうことが出会いにつながっています。
サブ写真にも顔写真を設定、顔がわかる写真を複数登録するのがポイント
次に、複数枚登録できる「サブ写真」にどのような写真を登録していたかを調査しました。(複数項目回答可)
メイン写真以上に大きく差がついているのが、「自分の顔がわかる写真」です。なんと18%もの差がありました。
さらに、実際に登録したサブ写真の枚数を調査したところ、恋人ができた人では、全体の66%が2枚以上の写真を登録しているという結果でした。
また、恋人ができなかった人と比べると、4枚以上の写真を登録している人の割合が高いです。アプリで恋人ができた人は、自分の顔写真を複数枚登録している人が多いということです。
とはいえ、顔写真なし・サブ写真なしでも恋人ができた人も少数ですがいます。「どうしても顔写真を出すことに抵抗がある」というタイプの方でも、わずかながら可能性はあると言えそうです。
「顔を出すのはやっぱり不安」「どんな写真を載せればいいの?」という人は、こちらの記事も参考にしてください。アプリに登録する写真例やプロフィールの書き方について詳しく解説しています。
>>男性版:マッチングアプリのプロフィール写真から出会いを成功させるコツ
>>女性版:マッチングアプリのプロフィール写真から出会いを成功させるコツ
プロフィールでの自己紹介は「オリジナルの文章で詳しく」書くのが◎
アンケートでは、出会いにつながりやすいプロフィールの文章についても調査を行いました。
まずは、アプリ利用者がプロフィール文をどのように作っていったか、結果を見ていきましょう。
結果として、恋人ができている人のプロフィール文は、全て自分で考えて作った「オリジナルの自己紹介文」である割合が高いという結果でした。その分、テンプレートを使っている割合が減っています。
その人らしい文章が好まれるということは、ここでも「自己開示」がキーワードになりますね。型にはまって整っている文章は読みやすいですが、それよりも「自分らしさを伝える」ことを意識して書くと良さそうです。
プロフィールには5つ以上の話題を入れるのがポイント
次に、プロフィールにどのような内容を書いているかについても調査しました。
トップ10までを紹介します。
注目すべき傾向としては、恋人ができた人の方が、全体的に各項目のパーセンテージが高く出ています。
これは言い換えると、出会いを成功させた人の方が、プロフィールの項目を詳しく埋めていて、自己紹介の内容が充実しているということを表しています。
「平均していくつの話題を自己紹介文の中に入れているか」をアンケートで確認したところ、恋人ができた人は平均4.7個のトピック、恋人ができていない人は3.9個でした。
これを参考にすると、恋人が欲しいと感じるなら自己紹介では5個程度の話題に触れるのがよく、具体的な内容は上記から選ぶと良いでしょう。
また、出会いを成功させた人とそうでない人で内容に大きく差がついていたのが、「性格について」の記載です。外見の雰囲気は写真でわかるため、自己紹介文で性格について言及することで自分のことをよくわかってもらうのは理にかなっていると言えます。
この他、恋人ができた人とそうでない人で10%近く差が出ていたのが、
- 趣味
- 登録理由
- 仕事
- 休日の過ごし方
- 好みの異性のタイプ
の5項目です。
上記の項目は、その人がどのような日常を過ごしているかがわかる内容ですね。マッチングアプリの自己紹介では、自分のライフスタイルについて記載すると、相手が自分のことをよく理解してくれるのだとわかります。
また、自己紹介の文章以外の項目をどれくらい埋めているかについても調査しました。
アンケート結果で大きく差がついたのが「全て埋めた」の割合です。プロフィールで公開したくないデメリット的な内容もあるのかもしれませんが、初めから全て公開をしている方が相手に信頼感を与え、最終的な交際にはつながりやすいのかもしれません。
以上の結果から、プロフィールの項目でも、自己開示を良くしている人の方が、恋人ができている確率が高かったと言えます。やはり、情報が多ければ相手を知ることができ、マッチングするかの判断がしやすいということですね。
次は、「いいね」の数についてみていきます。
恋人ができた人はもらっているいいねも送っているいいねも多い
プロフィールは相手からもらえるいいねの数にも影響しますが、恋人ができた人の方がより多くのいいねをもらっていました。特に割合が高かったのが、なんと50以上のいいねです。
元々異性からの好感度が高いタイプの方が有利であることは間違いないようですが、自分の魅力が伝わるようにきちんと自己開示をしてプロフィールを作ることで、もらえるいいね数も変わってくると言えます。
お相手探しを成功させるための活動:「いいね」は自分からたくさん送ろう
ここでは、恋人ができた人とそうでない人の活動内容の差を調べました。
まずは送っている「いいね数」の違いについてです。
ここに関しては想像通り、恋人ができた人の方が多くいいねを送っていました。それぞれ一番多かった項目をみると、恋人ができた人は6〜10人にいいねを送っており、恋人ができていない人は5人以下でした。
この結果では、自分から積極的に行動していいねを送ることが重要と言えます。
いいねを送る相手はきちんと絞り込んで選ぶのが良い
次に、いいねを送る相手をどのように探していったか見てみます。
一番大きく違いがあったのが、恋人ができた人は検索を通してお相手探しをしている人が多かったということです。一方で恋人ができていない人は、「無料いいね」を送れる範囲での活用が多いという結果でした。
この結果から、自分が希望する条件に当てはまる人とマッチングする方が、恋人になれる確率が高いと言えるのではないでしょうか。
また、相手の探し方については、恋人ができた人が1.7個の方法、できていない人は1.6個と探し方のバリエーションには大きな差は見られませんでした。
好み度が50%くらいならマッチングしてみる意識が大切
さらに、どのくらい理想の異性だと感じればマッチングするかについても聞いてみました。
大きな違いは見られなかったのですが、恋人ができた人では、そうでない人と比べると「50%ほど」と回答する割合が少し多かったようです。ただ、多数派だったのは、「80%ほど」という回答でした。
なかなか恋人ができないと悩んでいれば、いいなと思うところと悩むところが半々以上であれば、思い切ってマッチングをしてみてはどうでしょうか?
メッセージでは親密なコミュニケーションを意識しよう
次に、メッセージのやり取りについても調べてみました。
恋人ができた人の方が5%以上多かった項目は「相手を褒める」「自分の気持ちを伝える」の2つでした。
初回メッセージはコミュニケーションの第一印象にあたる部分ですので、自分の好意を伝えることにより、その後のコミュニケーションも取りやすくなる効果があるのかもしれません。
1通目の返信がなかなか返ってこないと悩んでいる方は、仲良くなりたい気持ちをストレートに伝えてみると良いかもしれません。
メッセージは1日1往復以上は必須!
また、メッセージの密度について調査しました。
差がついている項目は「週に数往復」のゆっくりペースのコミュニケーションです。恋人ができた人の方がコミュニケーションの量自体が少し多い結果となりました。
さらに、メッセージの文章量についても調べてみました。
大きな差はなかったものの、10行以上という長文の割合を見ると、恋人ができた人の方が2倍の結果となっています。
上記の結果から、内容が濃いコミュニケーションを意識する方が恋愛につながりやすいと言えるのではないでしょうか。
まとめ:まずは自己開示を意識して交流してみては?
この記事では、マッチングアプリで恋人ができる人とそうでない人の活動に違いがあるのかどうかを調査しました。
結果として、大発見と言えるほど大きな差分を見つけることはできませんでした。
傾向としては、自分のことや気持ちを相手に伝えている人の方が恋愛に発展しやすいのではと感じる結果となっていました。
一方で、「自己開示」はどの方法で出会っても、恋愛において必要なのは同じとも言えます。
そう考えると、マッチングアプリでの出会いでも、お互いのことをよく知り、たくさんコミュニケーションをとることが恋人を作るコツなのではないでしょうか。
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
アンケート母数:計575名
実施日:2023年3月
調査実施主体:マッチングアプリ大学
調査会社:株式会社ネクストレベル
上記内容のプレスリリース配信:2023年5月18日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000138.000032757.html