アプリで恋人ができた人は何が違う?経験者1000人にアンケート調査
認知度が高まり、利用者が一気に増えたマッチングアプリ。弊社が過去に行った調査では、マッチングアプリの認知度はほぼ100%、利用経験者も約40%という高い数値が出ています。(参考:マッチングアプリの認知度は5年間で50%からほぼ100%に!認知度が上がった理由とは?)
ただ、実際にマッチングアプリに関する声を調査する中で気になったのが「使ってみたけど、出会えない」「出会えるなら、使いたい」と考えている人が多いこと。
そこで、今回はマッチングアプリ利用者1000人にアンケート調査を行い、マッチングアプリで恋人ができた人とそうではない人にどのような違いがあるかを男女別で比較しました。
この調査結果を見ることで、自分がマッチングアプリを使った際に、どのような成果が出るのかを考えたり、アンケート結果の平均と比較して自分成果を確認したりしてみてください。
また、調査結果をもとに、より多くの異性と出会うために何をすればいいのか知ることができるでしょう。
アプリで恋人ができた男性の平均成果
まずは男性の結果から解説をしていきます。
マッチングアプリを通じて恋人ができた、と回答した男性の平均をまとめた結果がこちらです。
利用期間 | 約6ヶ月 |
---|---|
マッチング人数 | 約20人 |
メッセージ人数 | 約8人 |
デート人数 | 約2.5人 |
お付き合い成立 | 1人 |
利用しているアプリ | with、Omiai、ペアーズ、タップルから2つを利用 |
マッチング人数を母数としたとき、お付き合いまで進む確率は約5%でした。
マッチングした20人中、恋愛に発展するのが1人であることを考えると、職場や学校などで出会って恋愛に発展するケースと、大きな差はないと感じます。
これからマッチングアプリで恋人を探そうと考えている男性は、まずは20人と知り合ってみることを一つの目標としてみてはどうでしょうか。
ここからは、さらに細かくデータを分析していきましょう。
【男性】45%が彼女ができた
マッチングアプリを利用していた男性のうち、恋人ができたと回答した人は45%でした。約半数が恋人を作っていると考えると、割合としては高いと感じます。
年代に偏りはない
年代によって恋人ができる・できないに差があるのかも調査してみました。結果としては、恋人ができた男性、できなかった男性で年齢分布に差はありませんでした。
【男性】6ヶ月の利用が多数派
次に、恋人ができた男性とできなかった男性で、アプリの利用期間に違いがあるのかを見ていきました。
恋人ができた男性は3ヶ月以上の利用が73%に対し、恋人ができなかった男性は3ヶ月以上の利用が57%と全体的に短くなっています。
特に1ヶ月以内に辞めてしまう男性が多く、長く利用を続けていれば、恋人ができていたかもしれないと感じざるを得ない結果となっていました。
マッチングアプリの料金プランは1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月の4つに設定されていることが多いです。また、恋人ができていた男性の利用アプリ数が平均2つだったため、「3ヶ月プラン×2つのアプリで計6ヶ月の利用」を目安に活動をすると良さそうです。
【男性】マッチング数は10人以上を目指そう
マッチング人数について、恋人ができた・できないでどの程度差があるかを調査しました。
当たり前ですが、恋人ができた男性でマッチング数が0人のケースはありませんでした。全てのスタートがマッチングですので、マッチングすることを目先の目標にして良いでしょう。
そして、アンケート結果では、恋人ができた男性の方がマッチング人数が多くなっています。
ただし、「5〜10人程度」の割合はほとんど変わらなかったため、多い方が恋人ができる確率は上がるものの、10人程度のマッチングでも恋愛に繋がる可能性は十分にあるといえます。恋人が欲しいからといって、50人や100人など大量マッチングは目指さなくても大丈夫なようです。
まずは10人のマッチングを目標とし、その中で好きになれる女性がいなければ、マッチング数を30人ほどまで増やしてみてはいかがでしょうか。
【男性】メッセージのやり取りは5人前後を目安に
マッチングの次のステップとなるメッセージについても人数を調査しました。
メッセージに関しても、恋人ができている男性の方がメッセージのやり取りをした人数が多いです。10人まで広げて考えると50%以上になりますが、5人前後のやり取りでも35%は恋人ができています。そのため、メッセージもマッチングと同じく多くの女性とやり取りをする必要はないといえます。
恋人ができなかったとの回答では、マッチング人数よりもメッセージ人数の方が%が上回る不思議な結果となっていました。
これは、マッチングアプリの中にはマッチングせずともメッセージを送ることができる機能があり、マッチング率が上がらないことへの対策として、メッセージからスタートしようと試行錯誤した人が多かったからではないでしょうか。
注目すべきは、恋人ができた男性はマッチング人数の割合と、メッセージ人数の割合がほとんど変わっていないことです。この結果から、恋人ができている男性はマッチングした女性全てに対して、きちんとメッセージのやり取りができているとも読み取ることができます。
【男性】3〜5人とのデートを目標にしよう
マッチング、メッセージの次のステップはデートです。
恋人ができた男性はできなかった男性よりも、4〜5人の女性とデートしている割合が高く出てきます。また、5人以上で比較しても差が大きく、お付き合いのためには複数人とのデートが必要とも読み取れます。
デートに断られたり、1人目のデートでうまくいかなかったりしてアプリをやめてしまうのはもったいないようにも感じます。2〜3人とデートをしてみるところまで頑張ってみると、お付き合いできる確率が高まりそうです。
【男性】アプリによる恋人の出来やすさの違い
恋人ができた人と恋人ができなかった人で、利用アプリに違いがあるのかをみました。
【恋人ができた人の利用割合が高かったアプリ】
1位 | with(9ポイントアップ) |
---|---|
2位 | Omiai(8ポイントアップ) |
3位 | ペアーズ(6ポイントアップ) |
4位 | タップル(4ポイントアップ) |
【恋人ができなかった人の利用割合が高かったアプリ】
Tinder(−2ポイント) |
イヴイヴ(−1ポイント) |
東カレデート(−1ポイント) |
Dine(−1ポイント) |
また、恋人ができている人、できない人では同時利用しているアプリの個数でも差が生まれていました。
恋人ができた人は平均2.1個のアプリを利用
できなかった人は平均1.8個のアプリを利用
恋人が欲しいのであれば、with、Omiai、ペアーズ、タップルの4つのアプリから2つを選ぶと確率が高くなりそうです。
アプリで恋人ができた女性の平均成果
続いて、女性の結果を解説をしていきます。
マッチングアプリを通じて恋人ができた、と回答した女性の平均は次の通りです。
利用期間 | 約6ヶ月 |
---|---|
マッチング人数 | 約30人 |
メッセージ人数 | 約20人 |
デート人数 | 約3.5人 |
お付き合い成立 | 1人 |
利用しているアプリ | withとOmiai、ペアーズかタップルの合計3つを利用 |
全ての人数において男性よりも多い結果となりました。女性の方がより多くの男性と交流をして、1人を選んでいるようです。
マッチングアプリで恋人を探そうと思っている女性は、上記の平均値を目安に活動をしてみてください。
では、上記の数値の詳細を解説していきます。
【女性】彼氏ができたのは53%
アプリ利用者のうち、恋人ができたと回答した人が53%で、男性の45%よりも少しだけ高い結果となりました。
女性は30代は恋人ができやすい傾向あり
さらに、恋人ができた人とそうではない人の年齢分布を調べてみたところ、男性は変化がなかったのに対して、女性は30代の割合が高く出ていました。
30代の女性に絞ると、50%の人がマッチングアプリで恋人を見つけていました。これはおそらく、結婚を意識して積極的に活動をしている年代が30代であり、女性はその傾向がより強く出るからだと分析しています。
【女性】恋人が欲しいなら、6ヶ月利用が目安
次に、利用期間についてのデータを見ていきましょう。
6ヶ月が利用期間の一つの目安となりそうです。
恋人ができた人とできない人の違いとしては、1ヶ月以上継続しているかどうかが大きな違いです。また、恋人ができなかった人は3ヶ月以内に辞めてしまう割合が高く、逆に半年〜1年継続して行けば、恋人ができる確率を高めることができると言えそうです。
男性と比較すると、3ヶ月の割合が8%高くなっています。男性よりも女性の方が早くに恋人ができる確率が高いとも言えます。
【女性】マッチング数は20〜30を目指そう
マッチングした人数も見ていきます。
30人前後のマッチング数があれば、恋人ができる確率が高くなると言えます。恋人ができなかった人のマッチング数は5人以下が多数派だったため、5人以上のマッチング数を目指すと良いでしょう。
【女性】メッセージは10人ほどを目安に交流しよう
メッセージでのやりとりを、どのくらいの方と行っているのか伺いました。
メッセージの割合で見ると、恋人ができている人は10〜30人とメッセージをしている人が多かったです。マッチング数と比較すると、50人以上の割合が減っているため、メッセージのやり取りができる限界値は30人ほどと考えていいかもしれません。
ちなみに、男性でも同様の現象だったのですが、0人の割合がマッチングよりも少ないのは、おそらく一部のアプリでマッチングなしでメッセージできる機能があるためだと思われます。
【女性】デートは3〜5人を目標にしよう
では、デートまで進んだ人数を見てみましょう。
恋人ができた女性のデート人数を見ると5人程度までで64%と多数派です。そのため、まずは5人とあってみることを目標にすると良さそうです。
男性と比較すると1人だけの割合が少ないため、男性よりも女性はより多くの人とデートに行っていることもわかります。
一方で、恋人ができなかった人は誰とも会っていないか、1人ととしか会っていない人で57%でした。合う数を増やせば恋人ができそうに感じますが、実際には会えない、または会おうとしない何かの理由があるのかもしれません。
【女性】恋人ができやすいのはOmiaiとwith
恋人ができた女性とできなかった女性で、利用アプリにどのような差があるかも調べました。
【恋人ができた女性の利用割合が高かったアプリ】
1位 | Omiai(+16ポイント) |
---|---|
2位 | with(+12ポイント) |
3位 | ペアーズ(+7ポイント) |
4位 | タップル(+5ポイント) |
【恋人ができなかった人の利用割合が高かったアプリ】
TInder(−1ポイント) |
同時利用数は以下の通りです。
恋人ができた人は平均2.5個のアプリを利用
恋人ができていない人は平均1.9個のアプリを利用
恋人が欲しいのであれば最低2個、できれば3個のアプリを利用すると恋人ができる確率を高めることができると言えそうです。具体的なアプリで言えば、Omiaiとwithに、ペアーズかタップルどちらかで合計3つがいいかもしれません。
【女性】「好み」より「真剣度」を重要視するのがコツ
恋人ができた女性とできなかった女性で大きく違いがあったのが、アプリに対する不満でした。
「好みの男性がいない」という回答に対して、できた人とできなかった人で19%ものずれがありました。また、その分、男性の真剣さに不満を感じる人の割合が4%上がっています。
恋人ができなかった女性のうち、実際に会っていない人がほとんどのため、ここで指している「好みの異性」とは、マッチングアプリ上のプロフィールやメッセージのやり取り上で好みの異性ではないと感じていたのではと思います。
この仮説であれば、実際にデートをした人数が極端に少なくなっているのも納得できますね。
恋人ができている女性は、プロフィールやメッセージ内容が好みのタイプかよりも、真剣さが感じられるかを重要視しているため、自然と対象者を広げていることにつながっているのだと読み解きました。
つまり、マッチングアプリで恋人を作りたいのであれば、「プロフが好みじゃないから会わない」という選択をできるだけ避けて、真面目そうな男性ならまずはあってみるのがポイントであると言えます。
アプリの満足度=恋人ができるかに左右
恋人ができた人とできなかった人の調査結果で大きく違いがあったものに、アプリの満足度の評価がありました。
恋人ができた人は、「アプリを使ってよかったことなんてない」と悲観的な回答をしたのはたった2%でした。一方で、恋人ができなかった人は25%と10倍の差が生まれました。
また、恋人ができた人は「異性との出会いが増えた」を選んでいる人が+33ポイント、「デートが増えて楽しくなった」が+15ポイントと大きくプラスになりました。
異性との出会いに前向きで楽しめる人にとっては、マッチングアプリは満足できるツールのようです。
まとめ:アプリでの恋人作りは出会える母数を増やすことがポイント
これらの結果を見ていくと、マッチングアプリを上手に活用して恋人を作るためには、いかに多くの異性とマッチングし、デートに進んでいけるかが鍵になりそうです。
マッチング数を増やすにはプロフィールの工夫が、デートに進むにはメッセージでの工夫が必要といえます。マッチングアプリで恋人を作りたいと思っている方は、ぜひプロフィールやメッセージに力を入れてみてくださいね。
次回の調査では、恋人ができている人、できていない人の間で、プロフィールとメッセージに違いがあるかを調査してみようと思います。
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:マッチングアプリを利用した経験のある男女
アンケート母数:計1000名
実施日:2023年1月
調査実施主体:マッチングアプリ大学
調査会社:株式会社ネクストレベル
上記内容のプレスリリース配信:2023年4月4日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000137.000032757.html