マッチングアプリの認知度は5年間で50%からほぼ100%に!認知度が上がった理由とは?
マッチングアプリ大学編集長の白崎です。
「マッチングアプリ」という言葉を検索する人が増えてきたのが、2016年ごろ。当メディアでは、その2016年から次世代の婚活・出会いの形としてマッチングアプリに注目し、WEBメディアを通じて様々な情報を発信してきました。
その中で、マッチングアプリ自体の認識にも変化が起きていると感じてきました。2016年に世間の皆さんが思っている人マッチングアプリと、2023年の今では大きく違っているなという感覚です。
そこで、2017年度に行ったアンケート調査とまったく同じ質問で、2023年度に再度調査を行い、マッチングアプリに対する意識がどのように変わったのか、リサーチ・分析をしました。
認知度は5年間で50%からほぼ100%にまで上昇
まず、「マッチングアプリ」に関する認知度の調査結果からです。
驚くことに、50%だった認知度が約5年でほぼ100%にまで上昇していました。
これほどまでに認知度が高まった要因として、2020年以降、ソーシャルディスタンスを確保した出会いの形として、マッチングアプリが注目されたことが挙げられます。
テレビや雑誌でマッチングアプリの特集が組まれたり、電車広告の出稿が解禁されたりしたことも背景にあるでしょう。
利用経験:13%から39%へ、利用者は4割止まり
次に、マッチングアプリを利用した経験についての調査結果です。
上記は婚姻歴に限らずに調査した結果となっていますが、独身男女に絞ったところ、利用した経験があると回答した人は48%にまで増加しました。
このことから、独身男女の2人に1人はマッチングアプリを利用した経験があると分析できます。
「絶対に使わない」10分の1以下まで減少
驚いた結果がこちら。マッチングアプリに対してどのようなイメージを持っているか、という質問に対して、「絶対に使いたくない」と回答していた人が2017年の20%から2023年は1.6%にまで減少しています。
認知度が低い時期には、ネットで出会う怪しいイメージを払拭できず、懐疑的な人が多くいました。
しかし、各マッチングアプリを運営する企業が、婚活や恋活のクリーンなイメージで認知度を高めていったため、「絶対に使いたくない」と嫌悪感を持つ人の割合は1.6%にまで大幅に減少したと考えられます。
アプリの認知率:ペアーズが大躍進
具体的なサービスの認知度も調べました。
2017年時点ではゼクシィ縁結び(当時はゼクシィ恋結び)の認知度が飛び抜けて高く、ついでペアーズ、Omiaiとなっています。
一方、2023年ではペアーズが76%とダントツでトップになり、ゼクシィ縁結びを含む5つのサービスは50%台と混戦している状況です。
ペアーズは電車や駅構内、WEBを含め、多くの広告露出があったため、認知度が高くなったと思われます。
マッチングアプリを知ったきっかけは友人
ここまで爆発的に認知度が増えたマッチングアプリですが、利用している人はどのようなきっかけでアプリを知ったのでしょうか。
上記のように、半数以上が知人や友人に教えてもらったと回答しており、マッチングアプリは口コミ、いわゆるバイラルマーケティングとの相性が良いと感じます。特に女性のみに絞ると、友人に教えてもらった人の割合が61%にまでアップしていました。
また、複数回答をしている人が多いことから、マッチングアプリを目にするきっかけ自体が増えてきているともいえます。
女性の方が友達と恋愛の話をする機会が多い背景から、良い人とアプリで出会ったと言う話を聞き、自分も使ってみたいと思う人が増えたのかもしれません。
マッチングアプリ利用のきっかけは興味本位がNo.1
マッチングアプリを実際に利用しようと踏み切ったきっかけも聞いてみました。
1位は「興味本位」という以外な結果に。とは言え、知っている人が使っている安心感や、興味本位でスタートできる料金、スマホですぐに利用できる手軽さ、こういったいくつものメリットが重なったことで、利用という選択ができたのかもしれません。
この中で、利用の際のコストが大きな影響を与えているのではと考え、実際にマッチングアプリを活用している方はどのくらいのコストをかけているのか聞いてみました。
男女ともに、無料の範囲で試した方が多い結果に。特に女性は9割近くが無料で利用しているようです。
男性の場合でも1万円以下が8割なので、マッチングアプリは高いコストをかけなくても利用できることがわかります。
合コンや婚活パーティー、街コンでも1回の参加で5000円前後かかるケースが多いため、比較するとマッチングアプリの出会いはコスパが良いと言えるのではないでしょうか。
成果:実際に恋愛がスタートした人が60%
いくら安くて手軽だからといっても、恋愛につながらないと意味がありません。そこで、マッチングアプリ利用者のうち、どのくらいの人が恋愛につながる出会いがあったのかを調べてみました。
上記のように、60%の方が何かしら恋愛につながる出会いがあったと回答しています。注目したいのが、「恋人ができた」「結婚した・または婚約中」と回答した割合。2つを合わせると44%です。
また、惜しくも恋が実らなかった(お断りした・された)割合が16%です。逆にいえば、想像以上に告白の成功率が高いともいえるのではないでしょうか。
結論:認知度が高まり利用者が増えるだけの理由があった
2017年度と2023年度で、マッチングアプリにどのような変化が起こったかを調査しました。
結論として、マッチングアプリの認知度が高まり、利用者が増えている背景には、アプリを通じて実際に恋人ができている現状があるからだと感じています。
マッチングアプリの悪用も問題にはなっていますが、実際に出会い、恋愛に繋がっている方が多数派なのも事実です。
マッチングアプリに興味があるけれど、利用に踏み切れないと考えている方は、安全対策に関する知識を入れた上で、正しく活用してほしいと考えています。
■アンケート調査
マッチングアプリに関する認知度調査
・2017年11月にインターネットにて20代〜60代の男女781名を対象に調査
・2023年1月にインターネットにて20代〜60代の男女1000名を対象に調査
・2023年1月にインターネットにて、マッチングアプリで恋人探しをした経験がある20代〜50代の男女999名を対象に調査
上記内容のプレスリリース配信:2023年2月27日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000032757.html