一生に一度は見たい絶景が魅力の蔵王で、思い出に残る“映え”デートを楽しむ|山形県

“映え”デートプランをお届けする当サイト。今回は「観る」も「遊ぶ」も「食」も贅沢に楽しめる蔵王エリアについてご紹介します。

蔵王は四季折々異なる表情を見せる東北随一の観光地でもあり、「一度は行ってみたい日本の絶景」(※)として大手旅行サイトでもよく取り上げられています。

今回は、蔵王温泉観光協会の案内所スタッフである村形和恵さんにお伺いした情報をもとに、蔵王エリアの見どころスポットやおすすめグルメなどをまとめました。東北地方へのお出かけをお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

(※)参考:特集ページの一例

蔵王エリアの映えスポット巡りおすすめルート


▲冬季は通行止め区間があるため、事前の確認をお願いいたします。

蔵王エリア巡りでは、絶景エリアの散策・ウィンタースポーツを楽しんだ後に、温泉街の散策や温泉で疲れと汗を流していただくルートがおすすめです。温泉街では温泉が流れ込んだ川から湯気が立ちのぼり、情緒ある雰囲気を楽しめますよ。

蔵王温泉街は徒歩で移動できますが、蔵王エリアの観光地への移動は車が必須となるため、自家用車で行けない際はレンタカーを借りることをおすすめします。

なお冬場は通行止め区間もあるので、必ず事前にルートの確認を行い、必要に応じてスタッドレスタイヤやチェーン装着など、スリップ防止対策を行いましょう。

おすすめ“映え”スポット1「ドッコ沼」

秋のドッコ沼
▲鮮やかな彩りの紅葉が透き通るエメラルドグリーンに反射する景色は映えること間違いなし

蔵王エリアに着いたら、まずは神秘的な絶景を観に行かれてはいかがでしょうか。自然の中に広がるドッコ沼は、忙しない日常を忘れさせてくれる癒しスポットです。

優しい木漏れ日が降り注ぐ湖畔でひとやすみ

夏のドッコ沼
▲やわらかな木漏れ日が心地よいドッコ沼は暑い夏の避暑地にもなる

透き通ったエメラルドグリーンのドッコ沼は周囲約350m・平均水深2mの沼で、湧き水であることから枯れてしまうことのない大切な水源となっています。「昔は水の神様がいた」との言い伝えもあるそうです。

ドッコ沼の湖畔には木で作られたテーブルやイスがあり、たくさんの木々の間から降り注ぐあたたかな陽を浴びながら、読書やお昼寝などゆったりとした時間を過ごせます。大自然に囲まれたドッコ沼では、新緑・紅葉・霧氷など四季折々の美しい表情を楽しめるのも魅力です。

美しいロケーションに県外からの来訪者も多く、「何度でも来たい」という声もよく聞かれています。

女性スタッフのアイコン
村形さん

ドッコ沼へ向かうロープウェイから見下ろす大自然も絶景ですよ!ゆっくりと空中散歩をお楽しみいただけます。

ドッコ沼の基本情報(アクセス)

ドッコ沼へは、蔵王中央ロープウェイ温泉駅からロープウェイに乗って行く方法があります。ロープウェイに乗り約8分で「鳥兜駅」に到着します。駅から鳥兜山展望台までは、徒歩1分です。そこからドッコ沼までは徒歩で約15分かかります。なお、ロープウェイの運行間隔は20分おきなので、運行時間に注意しておきましょう。

ロープウェイに乗り、空中散歩気分で蔵王の絶景を楽しむのもいかがでしょうか。

住所 【ドッコ沼】
〒990-0017
山形県山形市上宝沢

【蔵王中央ロープウェイ温泉駅】
〒990-2301
山形県山形市蔵王温泉940-1
電話番号 023-694-9328蔵王温泉観光協会
最寄り駅
アクセス
【JR山形駅より】
蔵王温泉行き路線バス終点にて下車
→終点の蔵王温泉バスターミナルより徒歩約5分
→蔵王中央ロープウェイ温泉駅よりロープウェイ乗車
→鳥兜駅より徒歩15分

【山形自動車道】
山形蔵王ICより西蔵王高原ライン約25分
→蔵王中央ロープウェイ温泉駅よりロープウェイ乗車
→鳥兜駅より徒歩15分

【東北中央自動車道】
山形上山ICより県道21号約20分
→蔵王中央ロープウェイ温泉駅よりロープウェイ乗車
→鳥兜駅より徒歩15分
営業時間 【4月1日~10月31日】8:30~17:00
【11月1日~12月16日】8:30~16:00
【12月17日~3月31日】平日8:15~17:00
※運行期間の日時については今後変更になる可能性がございます
※蔵王中央ロープウェイをご利用の際は、最新情報をご確認ください
定休日 不定休
公式サイト https://zaomountainresort.com/

おすすめ“映え”スポット2「樹氷」

蔵王の樹氷
▲「一度は見てみたい絶景」として大手旅行会社でも特集を組まれることが多い山形蔵王の樹氷

樹氷は、風で飛ばされた水蒸気が樹に付着して凍ったものが何層にも重なり大きくなった自然現象です。天候にも左右されますが、樹氷が形成される時期は例年12月~3月とされています。見ごろは2月が最盛期で、3月に入ると気温の上昇に伴い樹氷が崩れていきます。

広大な白銀の地に広がった大迫力の樹氷は一つとして同じものはなく、気温や風などそのときどきの自然の摂理にともない刻々と姿を変化させていきます。雄大かつ繊細な姿は、冬シーズンならではの絶景ですね。

樹氷鑑賞の楽しみ方!

蔵王ロープウェイ・フニテル
▲樹氷を360度見渡せるロープウェイからの景色も絶景です

山形蔵王の樹氷は、ロープウェイでゴンドラに乗り絶景を見下ろしながら山頂まで空中散歩を楽しめます。樹氷ができる条件上、現地の気温はマイナス10℃前後と大変冷え込むため、防寒対策はしっかりした方が良いです。

また日にち限定ではありますが、17時以降に樹氷のライトアップが行われることもあり、日中見るのとは異なるより幻想的な樹氷を見られます。蔵王の樹氷は外国人観光客も多く、シーズン中はロープウェイ乗車待ちの列ができるため、時間に余裕を持っておくと良さそうです

樹氷と一緒に楽しめる「蔵王地蔵尊」

蔵王地蔵尊
▲夏場の蔵王地蔵尊

蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅から徒歩1分ほどのところに蔵王地蔵尊があります。蔵王地蔵尊は災難除けの地蔵として、樹氷観光に来た多くの人が願かけをしていくそうです。

高さ2.34m・肩幅1.2m・膝幅1.8m・台座の高さ0.34mの坐像は近くで見ると圧巻の大きさ。200年以上も前に安山岩で造られ、天候の激変する高い山頂にありながら今もなお堂々と佇むお地蔵さまです。冬季は雪に埋もれた珍しい姿を見られます。

冬の蔵王地蔵尊
▲どんな天候の中でも蔵王山頂から人々と大自然が創り上げた樹氷を見守る

樹氷の基本情報(アクセス)

住所 〒990-2301
山形市蔵王温泉229-3(蔵王山麓駅)
電話番号 023-694-9328蔵王温泉観光協会
最寄り駅
アクセス
【JR山形駅より】
バスで約45分

【東北自動車道・山形自動車道】
・山形上山ICから国道13号線を約20分
・山形蔵王ICから国道13号線を約40分
営業時間 【山麓線】
8:30~17:00(変更の場合あり)

【山頂線】
8:45~16:45(変更の場合あり)

【樹氷ライトアップ】17:00~21:00
※上り最終は、蔵王山麓駅発19:50
(例年12月下旬~2月下旬の特定日開催)
定休日 不定休
公式サイト https://zaomountainresort.com/winter/

おすすめ“映え”スポット3「酢川温泉神社」

「酢川温泉神社」は昔ながらの温泉街の高湯通りの突き当りにある神社です。参道の入り口には朱色の鳥居があり、鳥居をくぐると真っすぐ伸びる石段の参道がフォトスポットになっています

酢川温泉神社
▲酢川温泉神社の参道

酢川温泉神社は家内安全・厄難除け・縁結びの神様が奉られています。辺りが暗くなると鳥居に明かりが灯り、湯けむりと相まって情緒があります。

夜の酢川温泉神社の鳥居
▲晴れた日は星もきれいに見える。湯冷ましに夜のお散歩のおすすめ

神社周辺にはアジサイが沢山あり、梅雨の時期もおすすめです。また、長い階段の灯篭には「面白川柳」があるそうで、ただ歩くだけでなく探しながら進んでみるのも楽しそうですね。

酢川温泉神社周辺のおすすめスポット

蔵王温泉の入り口に位置する「鴫の谷地沼(しぎのやちぬま)」も見どころの一つです。

「鴫の谷地沼」の魅力はなんといっても季節ごとに異なる表情を見せる美しい自然。山桜・水芭蕉・レンゲつつじ・紅葉と、季節ごとの花々を楽しみながら遊歩道を散策されてはいかがでしょうか。

鴫の谷地沼
▲鴫の谷地沼の周囲は1.2㎞でお散歩にもちょうど良い

また、冬場はワカサギ釣りができることでも知られる「盃湖」もおすすめスポットの一つです。四季折々の景色が湖面に映る様子は絶景です。

秋の盃湖
▲紅葉シーズンは空気も澄み渡り自然の美しさを存分に味わえる

酢川温泉神社の基本情報(アクセス)

住所 〒990-2301
山形県山形市蔵王温泉字坂の上関神811-6
電話番号 023-694-9328(蔵王温泉観光協会
最寄り駅
アクセス
蔵王温泉バスターミナルより参道入り口まで約徒歩10分
公式サイト https://zaomountainresort.com/酢川温泉神社/

おすすめ“映え”スポット4「上湯共同浴場」

上湯共同浴場

蔵王温泉の共同浴場は、上湯(かみゆ)・下湯(しもゆ)・川原湯(かわらゆ)が営業しており、中でも上湯は蔵王温泉で一番歴史のある共同浴場です。

古くは大湯(おおゆ)と呼ばれ、蔵王温泉街が発展するきっかけともなりました。蔵王温泉は1,900年の歴史があると云われ、「美肌の湯」とよばれる所以の強酸性の硫黄泉が特徴です

おすすめの撮影スポットである、建物の裏のデッキには灯籠と水車があり、歴史ある温泉ならではな情緒あふれる雰囲気を醸し出しています。

冬の上湯共同浴場建物裏手の灯籠と水車
▲雪が積もった灯籠と水車はより深い情緒を感じる

下湯の建物脇には足湯と手湯(温泉が湧き出ているモニュメント)が併設されていて、着替えの用意などがなくても気軽に温泉の湯を楽しむことができます。

川原湯は浴槽の底がすのこ状になっており、足元から温泉が湧く仕組みになっています。建物の裏には小さいながら湯畑があり、そこから湧き上がる湯けむりがより温泉街らしい趣を感じさせます。

下湯の足湯と手湯
▲下湯共同浴場・建物脇足湯と手湯

川原湯
▲川原湯。浴槽の底がすのこ状になっているのが分かる

上湯共同浴場の基本情報(アクセス)

住所 〒990-2301
山形県山形市蔵王温泉30-2
電話番号 023-694-9328(蔵王温泉観光協会
営業時間 6:00~22:00
料金 入浴料金/大人200円・小人100円
定休日 不定休
公式サイト https://zaomountainresort.com/about/

食べる“映え”スポット

旅をする際はその土地ならではのグルメも欠かせません。蔵王に来たらぜひ食べていただきたいというとっておきのグルメを紹介します。

稲花餅
▲蔵王温泉名物「稲花餅」

一口サイズが可愛い!稲花餅

蔵王温泉の名物ともいえる稲花餅(読み:いがもち)は、一口サイズが可愛いあんこが入ったお餅です。黄色く染色したもち米がアクセントになっており、笹の葉に3つ並んだ可愛らしい見た目が魅力で、長きにわたり地元の方々や観光客から親しまれています。
女性スタッフのアイコン
村形さん

製造販売は3店舗で行っていますので、食べ比べもおすすめですよ。

特製のタレが食欲をそそる!ジンギスカン

ジンギスカン

蔵王温泉名物のジンギスカンは、鉄兜のような形をした鉄鍋でラム肉や野菜を焼き、つけダレにつけて食べるスタイルです。

ジンギスカンを食べられるお店はいくつかあり、つけダレは各お店がこだわりを持ってつくった特製のタレなので、お店によって味が異なります。蔵王エリアの観光や散策などでお腹をすかせて、ボリューム満点のジンギスカンを思いっきり楽しんではいかがでしょうか。

取材協力:蔵王温泉観光協会(https://zaomountainresort.com/