津軽びいどろの工場を見学!職人技を眺めてお気に入りの食器を見つけるデート|青森県

こちらの記事では、青森県青森市にある「津軽びいどろ」の工場見学をメインにしたデートプランを紹介します。

津軽びいどろは、美しい色をまとったガラス製品として1977年に誕生したブランドです。使われるガラスの色は、なんと100種以上!繊細な色を駆使して作られるガラス製品は、青森はもちろんのこと日本中から注目されています。

そんな、美しい津軽びいどろが作られている工場内は、まさに見ものです。ガラスを溶かす窯や職人技を間近で見られるので、津軽びいどろの魅力をより深く理解できますよ。

ガラス食器が好きな方はもちろんのこと、特別な日用品で暮らしを豊かにしたいというカップルにもぴったりです。

今回は、津軽びいどろを手がける北洋硝子の代表取締役社長・壁屋さんに、詳しくお話をうかがいました。

色彩豊かで魅力的!ガラス工芸品・津軽びいどろの特徴

青森県青森市にある「津軽びいどろ」の直営店で買える製品

編集部

青森の伝統工芸品である津軽びいどろは、華やかでファンが多いと聞きます。まず、津軽びいどろについて詳しく教えてください。

壁屋さん

津軽びいどろは、私どもの工場で作っているガラス工芸品です。

ブランドコンセプトは、「四季を感じるハンドメイドガラス」。津軽びいどろの最大の特長はカラフルで色彩豊かな点でして、日本ならではの季節ごとの色にこだわり、色を様々に組み合わせて四季を表現しています。

津軽びいどろには、タンブラー・お猪口・小鉢・小皿・豆皿など食事の様々なシーンで活躍するアイテムや、花器・置き物などインテリア向けのアイテムもあります。複数カラーで展開するシリーズが、豊富にあるのもポイントです。

移りゆく情景のように無限の表情を見せる津軽びいどろで、くつろぎの時間などに癒しを感じてもらえればという気持ちで、職人の手で丁寧に作り上げています。

繊細なガラス製品をハンドメイドで作る様子は迫力たっぷり

青森県青森市にある「津軽びいどろ」の工場内にいる女性職人

編集部

津軽びいどろは、季節ごとの良さを感じさせてくれる素敵なガラス製品ですね。工場見学は、どのようなきっかけで始めたのですか?

壁屋さん

生産現場を実際に見ていただくことで、商品の良さや作り手たちの思いが伝わり、津軽びいどろの魅力をより感じていただけるのではと思ったのが、工場見学に注力しだしたきっかけです。

津軽びいどろの生産工程は、それぞれ迫力があります。工場の中心には1,500℃の高温でガラスを溶融している窯があるんですよ。また、職人たちはベテランから若手まで幅広くいます。工場内には非日常の風景がいっぱいありますので、じっくりご見学ください。

作り方が分かる!津軽びいどろの工場見学での見どころ

青森県青森市にある「津軽びいどろ」の工場を引きで眺める

編集部

続いて、工場見学について教えてください。津軽びいどろの工場見学は、どのような流れで行われますか?

壁屋さん

まずは、1階にある工場に併設された直営店へお越しいただきます。お店には色彩鮮やかな津軽びいどろがたくさん並んでいますので、少し早めに到着された場合はお手にとってご覧になり、工場見学への期待をふくらませていただけると嬉しいです。

工場内へはスタッフがご案内します。津軽びいどろの工場が有する、ガラス成形技法は9つです。その中の4~6の技法を駆使して常時商品が作られていますので、それぞれの技法や作り方などを安全面に配慮しながらスタッフがご説明します。

津軽びいどろの工場見学の最大の魅力は、ガラス職人の匠な技を間近で見られる点です。当工場へお見えになるのは、クラフトガラスの生産工程を見学するのが初めてという方が多く、遠心力で作り上げる様子などに驚かれる方がたくさんいます。

青森県青森市にある「津軽びいどろ」の工場で皿を作る様子
▲「心に残る色を作りたい」と、理想を求めて勤しむ職人さん。

青森県に認定された伝統工芸士の巧みな技は見ものですし、女性の職人が一輪挿しや箸置きを制作している様子にも感動することでしょう。

工場見学の後は、直営店で津軽びいどろを購入することも可能です。実際に作っているシーンを見たアイテムは、製品に込めた職人の思いを感じやすいことと思います。

汗がじわっと出てきそう!1,500度に熱せられた窯の熱気を体感

青森県青森市にある「津軽びいどろ」の工場で話し合う職人たち

編集部

津軽びいどろの工場見学は、複数の技法を見られる点がすごく魅力的に感じます。津軽びいどろの奥深さを実感できそうですね。ちなみに、津軽びいどろの工場見学で、特に注目すると良いところはありますか?

壁屋さん

工場の中心にある窯は、ぜひ近くに寄ってその温度と熱気を感じていただきたいです。まさに非日常で、ドキドキしていただけると思います。

青森県青森市にある「津軽びいどろ」の工場にある窯▲汗だくになってガラス作りに励む職人さんの姿に、胸が熱くなる。

また、複数あるクラフトガラスの成形技法を紹介する際も、細部までじっくりご覧ください。100を超える色ガラスを駆使して作り上げる様子を間近で眺められるのは、津軽びいどろの工場ならではの魅力です。近くで見ることで、作り方を詳しく確認できます。

津軽びいどろのデートでの楽しみ方

ここからは、津軽びいどろの工場見学におけるデートの楽しみ方を聞いてみましょう。

工場内は撮影OK!気になった瞬間を逃さず撮ろう

おすすめフォトスポットの徐冷炉の出口付近で輝くグラス

編集部

津軽びいどろの工場内は感動的なシーンがいっぱいで、思わず写真に撮りたくなる方も多そうです。工場内で撮影しても良いでしょうか?

壁屋さん

はい。自由に撮影いただいて問題ありません。お気に入りの場所や作り手の臨場感あるシーンなども、お気軽にお撮りください。

青森県青森市にある「津軽びいどろ」の工場にいる職人の手元▲職人さんがガラスを成形する様子は目を離せない!

おすすめのフォトスポットは、徐冷炉の出口付近です。徐冷炉というのは、ガラスを成形した後にゆっくり冷ますためのトンネル状の窯のことでして、ガラスは徐冷炉の中を約2時間かけて通過します。

成形したガラスを冷やす工程もフォトジェニック▲おすすめフォトスポットの徐冷炉の出口付近。ガラスがキラキラ輝いてとても綺麗。

徐冷炉の出口付近の、外光を受けて光る津軽びいどろは実にフォトジェニックです。

ペアセットもある!気になった津軽びいどろをお土産に買おう

青森県青森市にある「津軽びいどろ」の直営店

編集部

津軽びいどろが作られる様子を見て感動した後に直営店へ行くと、あれもこれも欲しくなってしまいそうです。特にカップルにおすすめのものはどちらですか?

壁屋さん

ペアセットの中からお選びいただくのが良いと思います。種類豊富に揃っているので、お二人の日常を思い返しながらお選びください。

なお、津軽びいどろは四季の移ろいを表現した綺麗が色合いが特長ですので、色で選ぶのもおすすめです。それぞれの好みにフィットしそうな色合いの商品を、お互いに選び合うのも素敵だと思います。

工場で生産している津軽びいどろの商品のほとんどが直営店に並んでいますので、工場見学で印象に残ったものを選ぶのも良いでしょう。限定品もありますので、ゆっくりご覧ください。

津軽びいどろの周辺にあるデートスポット

津軽びいどろの周辺には、魅力的なデートスポットが数多くあります。ここでは、壁屋さんに津軽びいどろの周辺のおすすめデートスポットをお伺いしました。

オリジナルの魚介丼を作ってハッピーなランチタイムを!

編集部

津軽びいどろの前後に、昼食をと考えるカップルもいると思います。近隣で食べるなら、どのような食事がおすすめですか?

壁屋さん

青森県は海に囲まれていますので、鮮度抜群の海鮮料理を食べるのがおすすめです。ホタテやウニなど、旬だからこその味覚も数多くありますので、季節の移ろいを感じられます。

青森市街には職人が握る寿司店も多いですし、地元の市場である「青森魚菜センター」でランチをするのも良いでしょう。食事券を購入し、市場内に並ぶお店を巡ってご飯や好きな魚介類をのせてもらう「青森のっけ丼」が人気です。色々な種類をのせるのも良いですし、特に好きなものに絞り1種類だけをたっぷり堪能するのも贅沢だと思います。

公式サイト:青森魚菜センター(青森のっけ丼)

青森らしさを感じたい方には、滋味溢れる郷土料理もぴったりです。根菜や山菜をたっぷり入れた「けの汁」など、色々とあります。

寒く長い冬の季節は、温かいご当地ラーメンもおすすめです。鰯の焼き干しや煮干しを使って出汁をとった「津軽ラーメン」や、青森市内で食べられるのは5軒のみという「味噌カレー牛乳ラーメン」を食べられるお店も、工場の近所にあります。

新青森駅の周辺にはデート向けの施設がいっぱい!

編集部

津軽びいどろの周辺には観光スポットがたくさんあるようですが、特にデートにおすすめの場所はどちらでしょうか?

壁屋さん

青森市街地を散策するのであれば、大型ねぶたが常設展示されている「ねぶたの家 ワ・ラッセ」や、青森のお土産が揃うおしゃれなスポット「青森県観光物産館アスパム」がデート向きでしょう。

公式サイト:ねぶたの家 ワ・ラッセ

公式サイト:青森県観光物産館アスパム

時間に余裕のある場合は、「奥入瀬渓流」がおすすめです。紅葉に染まる秋は特に魅力的ですが、あちこちで絶景が見られますので年間を通じて満喫できます。

参考サイト:奥入瀬渓流(十和田湖国立公園協会)

4月下旬から5月上旬にデートをされる場合でしたら、桜を見に行くのも良いですね。桜の名所はたくさんありますが、国内屈指の桜の名所「弘前公園」は特に圧巻だと思います。津軽びいどろの工場から弘前公園へは、車で約1時間です。

公式サイト:弘前公園

お祭りが好きなカップルは、東北三大祭りのひとつ「青森ねぶた祭」にあわせて津軽びいどろの工場見学へお越しください。青森ねぶた祭の開催期間は8月2日~7日と長くはありませんが、荘厳華麗で迫力があり一見の価値ありです。

津軽びいどろからのメッセージ

青森県青森市にある「津軽びいどろ」の工場にいる二人の職人

編集部

津軽びいどろの工場見学へ訪れようと考えているカップルへ、メッセージをお願いします。

壁屋さん

青森県にはたくさんの魅力的な観光スポットや郷土料理がありますが、青森県の伝統工芸品・津軽びいどろもそのひとつです。

津軽びいどろが作られるシーンを見学したことは、きっと良い思い出になるでしょう。

編集部

津軽びいどろは彩り豊かで繊細な印象でありながら、工場の中は熱気と迫力で満ちていて驚かされました。職人の方々が手作業で作っている姿はすごく興味深く、忘れがたい光景だと思います。

二人でお揃いのアイテムを購入することで、日常をより豊かな気持ちで過ごせそうです。本日はどうもありがとうございました。

職人技への感動の声多数!津軽びいどろの口コミ・感想

青森県青森市にある「津軽びいどろ」の工場でガラスを整えている様子

ここまで、津軽びいどろの壁屋さんにお話をうかがってきました。続いて、津軽びいどろの工場を見学した方の感想を見てみましょう。

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工場には若手の職人さんが多く、元気をもらえた
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作っている様子は、スピード感があり大迫力。見ているだけで楽しい気分になった
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女性の職人さんもいて、思ったよりも華やかな雰囲気だった
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ひとつずつハンドメイドされている様子を見て、津軽びいどろの価値を再認識できた
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暑い中、職人さんが汗だくになりながら一生懸命ガラス製品を作っている光景が印象的
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津軽びいどろは綺麗で丈夫。食卓が華やぐ

職人の方々がひとつずつ丁寧に作っている様子を間近で眺めると、やはり胸を打たれるようです。製品ひとつひとつの価値を再確認できるので、お家で使うたびに優しい気持ちで包み込まれそうに思いました。

津軽びいどろをもっと深く知りたい方は、津軽びいどろのコンセプトムービーもご覧ください。

公式サイト:コンセプトムービー(津軽びいどろ)

なお、津軽びいどろの公式サイトでは、青森県の日本酒や観光名所にフォーカスした記事も掲載されています。デートプランの参考になる情報がいっぱいですよ。

公式サイト:読み物「四季と暮らす」(津軽びいどろ)

津軽びいどろの料金・予約

入場料 無料
予約 必要(電話にて受付)

津軽びいどろの基本情報(アクセス・営業時間)

住所 〒038-0004
青森県青森市富田4-29-13
電話番号 017-782-5183(工場見学の予約専用ダイヤル)
アクセス 新青森駅より車で約5分
営業時間 9:00~16:00
休業日 日曜日・祝日
土曜日は不定休
駐車場 あり
公式URL http://tsugaruvidro.jp/

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