四万十市で“映え“スポット巡り!菜の花畑や沈下橋の絶景を堪能するデートプラン|高知県

この記事では、四万十市観光協会の広報でチーフを務める野地さんに伺った内容をもとに、四万十市の"映え"スポットを巡るデートプランをご紹介します。

高知県の南西部に位置する四万十市は、清流四万十川と太平洋に面し、豊富な山林資源を有する自然豊かなまちです。春には菜の花が咲き誇り、秋には美しい紅葉を堪能できる“映え“スポットとしても人気が高く、遠方からの観光客も数多くみられます。

今回は、四万十市内で特に人気のスポットを巡り、写真撮影を楽しむデートコースを考えました。ぜひ次回のデートの参考にしてみてくださいね。

四万十市の“映え“スポットを巡るおすすめルート

『日本最後の清流』と称される、美しく穏やかな四万十川が流れる四万十市。市街地は街並みが碁盤の目になっており、その風景が京都に似ていることから「小京都中村(※1)」と呼ばれています。
(※1)中村:四万十市の旧地名

ご当地グルメとしては「中村の塩たたき」が有名です。ぶしゅかんという柑橘を使い、塩や酢を効かせたタレで食べるカツオのたたきで、すっきりとした酸味と独特の香りがクセになる絶品メニューですよ。

そんな四万十市で人気の“映え“スポットは、アクセスに便利な車で巡ることをおすすめします。

まずは菜の花の絶景で有名な「入田ヤナギ林(にゅうたやなぎりん)」からスタートし、そこから車で約10分の場所にあるレトロな「喫茶ウオッチ」に立ち寄って休憩タイム。続いて、車を10分ほど走らせて「佐田沈下橋」へ向かい、橋をバックに記念撮影を楽しみましょう。

そして、佐田沈下橋から徒歩1分のところにある「hotori COFFEE」でコーヒーブレイクを満喫したら、そこから車で約40分の場所に位置する「岩間沈下橋」で雄大な山をバックに絶景写真を撮影するコースです。

なお、四万十川沿いではカヌーやラフティング、SUP、シュノーケリングなどのリバーアクティビティもおすすめです。運営会社によって取り扱っているアクティビティの種類や内容が異なるため、まずはさまざまなプランを比較し、ご自身に合ったアクティビティを見つけてみてください。

▼四万十川沿いのリバーアクティビティをチェック!

公式:四万十市観光協会「四万十川でカヌー&体験」

ここからは、上記のルートでご紹介したおすすめ“映え”スポットの詳細についてひとつひとつ解説していきます!

おすすめ“映え”スポット1「入田ヤナギ林(入田河川敷)」

入田ヤナギ林の菜の花

「入田ヤナギ林」は、四万十川下流に位置する四万十市入田の河川敷(右岸側)に広がるヤナギの自然林です。春になると林の中に約1,000万本の菜の花が咲き誇り、辺りが黄色一色に染まります

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野地さん

林の中に遊歩道があり、菜の花の黄色に包まれるように撮影できますよ。時期としては、菜の花が咲き始める3月初旬や山の新緑が始まる5月頃がおすすめです。

「入田ヤナギ林(入田河川敷)」の基本情報(アクセス)

住所 〒787-0020
高知県四万十市入田
アクセス 【ICからの所要時間】
・四万十町中央ICから車で約1時間10分
【最寄り駅からの所要時間】
・土佐くろしお鉄道中村駅から車で約10分
公式サイト https://www.shimanto-kankou.com/kanko/natural-park/nanohana.html

おすすめ“映え”スポット2「佐田沈下橋(今成橋)」

佐田沈下橋の風景

四万十川にあるさまざまな沈下橋のうち、最下流にあり、かつ最長のものが「佐田沈下橋(今成橋)」です。沈下橋とは増水時に水面下に沈むように設計された欄干のない橋のことで、四万十川のシンボルとして親しまれています。

写真撮影の際は、佐田沈下橋の小高い丘にあるカフェの「hotori COFFEE(このあと「食べる映えスポット」として紹介)」から橋をバックに写すアングルがおすすめ。四万十川と沈下橋がしっかりと入り込み、清流に来た!と感じる一枚を撮影できます

また、遊覧船に乗り、引きのアングルで四万十川×山々の絶景を撮影するのも素敵です。

遊覧船から望む佐田沈下橋と山々
▲遊覧船ならではのダイナミックな風景を撮影できます

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野地さん

佐田沈下橋の風景は1年中楽しめますが、特におすすめのシーズンは春と夏です。春は四万十川沿いの山々が新緑になり美しく、夏は四万十川の向こうに見える夏空が気分を高揚させてくれますよ。

なお、GWや夏休み、冬休み、春休みには市街地から佐田沈下橋行きの観光バス「あかめ号」が走るので、市街地から公共交通機関でアクセスしたい方はぜひチェックしてみてください。

公式:四万十市観光協会「四万十ぐるっと観光バスあかめ号」

周辺のおすすめスポット:「一條神社」

佐田沈下橋から車で約10分、天神橋商店街のすぐそばにある「一條神社」にもぜひ足を運んでみてください。歴代土佐一條家が祀られている神社です。

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野地さん

境内には看板ネコの「みこちゃん」がいて、首輪には『お参りありがとう』の札がついており何とも可愛らしいです。ぜひ注目してみてくださいね。

公式:一條神社

「佐田沈下橋(今成橋)」の基本情報(アクセス)

住所 〒787-1106
高知県四万十市佐田
最寄り駅
アクセス
【ICからの所要時間】
・四万十町中央ICから車で約1時間20分
【最寄り駅からの所要時間】
・土佐くろしお鉄道「中村駅」から車で約20分もしくは自転車で約50分
公式サイト https://www.shimanto-kankou.com/kanko/shimanto-river/shimantoriver.html#subsidencebridge

おすすめ“映え”スポット3「岩間沈下橋」

岩間沈下橋の風景

「岩間沈下橋」も、先ほどご紹介した佐田沈下橋と同様に四万十川にかかる沈下橋のひとつです。雄大な山々と美しい空、鏡のような水面のコントラストが大変美しく、テレビCMや観光用パンフレット、ポスターなどでしばしば起用されています。

撮影する際は、橋の中央付近から駐車場のある山をバックに映すアングルがおすすめ。美しい山の緑とまちの日常風景が合わさった、何ともノスタルジックな写真を撮影できます。

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野地さん

春夏秋冬と楽しんでいただけますが、特におすすめは春と夏です。四万十川を囲む新緑の山々と、そこに溶け込む地域の景色はまさに絶景ですよ。

周辺のおすすめスポット:「道の駅 よって西土佐」

岩間沈下橋から車で10分ほどのところには、四万十川で獲れる天然のあゆやうなぎ、ツガニなどの新鮮魚介が豊富に揃う「道の駅 よって西土佐」があります。館内の食堂には幻の和牛と称される「四万十牛」を使用したメニューが充実しており、デート中のランチにおすすめですよ。

デザートには、ぜひ館内にある洋菓子店「ストローベイルSANKANYA」の地元食材を用いたケーキを味わってみてください。購入したケーキは、2階にあるテラス席で四万十川を眺めながら味わうこともできます。

公式:道の駅 よって西土佐

岩間沈下橋の基本情報(アクセス)

住所 〒787-1321
高知県四万十市高知西土佐岩間
最寄り駅
アクセス
【ICからの所要時間】
・四万十町中央ICから車で約1時間
【最寄り駅からの所要時間】
・JR予土線「江川崎駅」から車で約15分
公式サイト https://www.shimanto-kankou.com/kanko/shimanto-river/shimantoriver.html

食べる“映え”スポット1「喫茶ウオッチ」

喫茶ウオッチの内観

「喫茶ウオッチ」は、入田ヤナギ林から車で10分ほどのところにある老舗の喫茶店です。クラシックなインテリアで統一された店内には、静かにジャズが流れる心地良い空間が広がっており、地元の方の憩いの場として愛されています。

ノスタルジックな雰囲気の喫茶ウオッチ

本格ブレンドコーヒーや昔ながらのカプチーノ、アイリッシュコーヒーなどの多彩なドリンクメニューが揃っているほか、ドリアやサンドイッチといったお食事メニューも充実。特に「映える!」と人気なのがレタス・トマト・ツナをたっぷりと使用した「ツナ焼きサンド」で、緑や赤で美しく彩られた断面が何とも綺麗です。ボリューム満点なので、カップルでシェアするのもおすすめですよ。

ちなみに、夜の時間帯にはアルコール類の提供もあります。

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野地さん

オーナー手作りのケーキやゼリーもおすすめです。そちらと一緒にブレンドコーヒーを味わうと気持ちがほっこりして、リラックスしたひとときを過ごせますよ。

「喫茶ウオッチ」の基本情報(アクセス)

住所 〒787-0021
高知県四万十市中村京町2-3
電話番号 0880-34-5796
最寄り駅
アクセス
【ICからの所要距離】
・四万十中央ICから車で約1時間5分
【最寄り駅からの所要距離】
・土佐くろしお鉄道「中村駅」から車で約5分
営業時間 11:00~20:00
定休日 日曜・月曜(臨時休業あり)
公式サイト ▼Facebook
https://ja-jp.facebook.com/coffeewatch/

食べる“映え”スポット2「hotori COFFEE」

hotori COFFEEの外観

「hotori COFFEE」は、佐田沈下橋のすぐそばに位置する小さなコーヒーショップです。

メインとなるメニューは厳選豆を使用した本格的なスペシャリティコーヒーで、時間をかけて丁寧にハンドドリップされた希少な1杯を味わえます。お店の目の前を流れる四万十川と青空を背景にドリンクを撮影すると、おしゃれな写真に仕上がりますよ

また、「hotori COFFEE」では和菓子や洋菓子などのスイーツも販売しており、なかでもおすすめは「hotoriのねむりねこ-MONAKA」。愛らしい猫型の最中に地元の和菓子屋さんが手作りしたあんこを包んだもので、コーヒーとの相性抜群です。ちょっとした手土産にもぴったりなので、ぜひチェックしてみてください。

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野地さん

私のお気に入りは、夏季限定で販売される黒潮町産のグリーンレモンを使ったレモネードです。こちらにはご近所で飼っているネコちゃんたちが頻繁に遊びにくるので、ぜひネコちゃんの撮影や触れ合いも楽しんでくださいね。

「hotori COFFEE」の基本情報(アクセス)

住所 〒787-1106
高知県四万十市佐田2874
電話番号 なし
最寄り駅
アクセス
【ICからの所要時間】
・四万十町中央ICから車で約1時間20分
【最寄り駅からの所要時間】
・土佐くろしお鉄道「中村駅」から車で約20分または自転車で約50分
営業時間 10:00~17:00頃
定休日 雨の日は休む場合もあり(インスタグラムで要確認)
公式サイト ▼インスタグラム
https://www.instagram.com/hotori.coffee_/

取材協力:四万十市観光協会(https://www.shimanto-kankou.com/