観音ミュージアムで長谷寺のお宝と対面!古都の歴史を体感するデート|鎌倉市の博物館

この記事でご紹介するのは、神奈川県鎌倉市の「観音ミュージアム」で、鎌倉有数の古刹・長谷寺の御本尊である観音菩薩にちなむ仏像や、仏画などの古美術品を鑑賞し、古都の魅力を体感するデートプランです。

ちょっと気分を変えて知的なデートを楽しみたい、鎌倉の街に根付いた仏教美術を堪能したい、そんな二人にぴったりのスポットになると思います。長谷寺のお参りと合わせて見学でき、境内で素敵なランチタイムを満喫できることも、デートには嬉しいポイントですね。

今回は、観音ミュージアムの展示内容や見どころ、デートでの楽しみ方などについて、学芸員の宗藤(むねとう)さんにお話を伺いました。 

長谷寺の御本尊を主題にした観音ミュージアムの展示

「観音ミュージアム」の正面外観(その1)
▲鎌倉有数の古刹・長谷寺の境内に建つ「観音ミュージアム」

鎌倉でも指折りの古刹・長谷寺では、1300年近い歴史の中で伝えられてきた寺宝を守り、広く世に知ってもらうため、御本尊の観音菩薩を主題とする博物館「観音ミュージアム」を運営しています。

まずは、観音ミュージアムの展示内容について、具体的に見ていきましょう。

観音信仰にまつわる仏像・仏画などの古美術品を展示する博物館

編集部

長谷寺には、子供の頃から何度かお邪魔しているのですが、境内に博物館・観音ミュージアムがあることは、失礼ながら存じませんでした。

最初に、施設のコンセプトやロケーションについて、お話しいただけますか?

宗藤さん

花の寺としても知られる鎌倉・長谷寺(通称:長谷観音)は、開創は奈良期の天平8(736)年と伝わっており、鎌倉でも有数の古刹です。すでに1300年ほどの歴史を重ねてきたことになりますが、創建当初のことはよくわかっていません。ただ、現存する資料からは、800年前の鎌倉期には、かなり大規模な寺院になっていたことがわかります。

>>鎌倉 長谷寺(公式サイト)

「観音ミュージアム」と長谷寺境内の案内図
▲「観音ミュージアム」と長谷寺境内の案内図。御本尊が安置される観音堂のすぐ隣!

その境内の一角にある観音ミュージアムは、長谷寺の御本尊である観音菩薩(観音さま)にちなみまして、観音信仰にまつわる仏像・仏画などの古美術品や、歴史資料を中心に展示している博物館です。

おもに長谷寺の寺宝を収蔵・展示していますが、長谷寺ゆかりのものに限らず、時代や国・地域を超えた観音信仰の広がりを感じていただけるよう、国内外の作品・資料も広く収集するよう努めています。

「観音ミュージアム」の常設展で展示中の「十一面観音菩薩立像(前立観音)」と「三十三応現身像」
▲常設展に展示される「十一面観音菩薩立像(前立観音)」と「三十三応現身像」。何ともエレガントで、スタイリッシュな空間!

観音さまは、「華厳経(けごんきょう)」という仏典によれば、海に囲まれた補陀落山(ふだらくせん)という山にお住まいです。由比ヶ浜の海を望む当館のロケーションは、観音信仰の歴史に想いを馳せるのに相応しいのではないでしょうか。

1300年の歴史を体感!観音信仰にまつわる寺宝が並ぶ常設展

編集部

観音ミュージアムの常設展について、ご紹介ください。常設展を鑑賞するポイントなど、お話しいただけると嬉しいです。

宗藤さん

常設展の鑑賞ポイントは、大きく分けて2つです。

まずは、1階に展示している「観音菩薩三十三応現身像(さんじゅうさんおうげんしんぞう)」。「法華経」などの仏典には、観音菩薩が33のお姿に変身する、という考え方が出てきます。京都の有名な三十三間堂なども、この記述に基づいて建立されたものなんですよ。

「観音ミュージアム」の常設展で展示中の「三十三応現身像」(その1)
▲常設展で鑑賞できる「三十三応現身像」。圧倒的な存在感で、ずっと眺めていても飽きない!

当館で展示しているお像は、1体1体の高さが約90cmあり、この種のお像にしては大きく、顔の表情や服装も個性的ですから、眺めていて飽きません。ぜひ、カップルでお気に入りを探してみてください。

次に、2階で展示している「懸仏(かけぼとけ)」です。700年ほど前の鎌倉末期に制作されたもので、国指定の重要文化財となっていますよ。

「観音ミュージアム」の常設展で展示中の「懸仏(かけぼとけ)」
▲常設展で展示中の「懸仏(かけぼとけ)」。御神鏡に仏像を彫った神仏習合思想の賜物

懸仏は、「神仏習合」という日本特有の考え方に基づき、神社の御神体である鏡の表面に、仏像を彫刻したものです。現存するのは6体で、こちらも1体1体の表情や、細部の作り込みが異なっています。子供のような、愛らしい顔をしたお像もあるので、じっくりと観察してみてください。

編集部

宗藤さんが特にお好きな展示や、コレクションについても教えてください。

宗藤さん

私のお気に入りは、季節限定の展示(※1)となりますが、七福神のお一人・弁天さま(弁才天像)です。
(※1)観音ミュージアムにおける、弁才天像の展示期間は、例年12月下旬~翌年春頃まで。令和4(2022)年度については、12月25日~3月12日までとなる予定。

「観音ミュージアム」の冬季限定の展覧会で鑑賞できる「弁天さま(弁才天)」
▲冬季限定の展覧会で鑑賞できる「弁天さま(弁才天)」。これまた歴史を感じる本物!

当館の弁才天像は、弘法大師の作とも言われますが、実際には室町末期~江戸初期の作だと思います。この時代になると、一般的には仏像の形式化が進むとされているものの、こちらの弁天さまは、小さいながらも立体感があって、表情も豊かです。

これまでに多くの皆さんの想いを受け止めてこられたのでしょうね。当館ではほかにも、弁天さまの掛け軸や、浮世絵なども所蔵していますよ。

「弁天さまは、カップルでお参りすると嫉妬する!」という俗説もありますが、気にされなくて大丈夫でしょう(笑)。むしろ、良縁成就のご利益で知られる弁天さまは、全国にも多いですから。

まずは長谷寺の御本尊・十一面観音菩薩にお参りしよう!

編集部

宗藤さんおすすめの、観音ミュージアムでの見学方法、推奨の見学順路などがありましたら教えていただけますか?

宗藤さん

まずは、当館に隣接する「観音堂」に足を運んでいただき、ぜひ長谷寺の御本尊・十一面観音さま(十一面観音菩薩)にお参りください。高さ3丈(約9m)で、伝統的な技法で造られた木彫仏としては、奈良の長谷寺の御本尊と並んで、国内最大級と言われていますよ。

「観音ミュージアム」の常設展で展示中のご本尊
▲こちらは観音堂にお祀りされている「御本尊」

奈良の長谷寺は、西国三十三所の第八番、鎌倉の長谷寺は、坂東三十三所の第四番の札所です。ともに全国有数の観音霊場となっています。

御本尊の圧倒的な存在感と迫力、霊験あらたかなことを感じた上で、観音信仰についてご自身なりの興味や、関心を抱いて観音ミュージアムにご入館いただければ、鑑賞体験がより豊かなものになるでしょう。

夏休みと秋に毎年2回!見てもらうための工夫を凝らした企画展

編集部

観音ミュージアムで、毎年繰り返し行われているような企画展(展覧会)があれば、ぜひご紹介ください。

宗藤さん

毎年、夏休み期間には「地獄絵展」、秋の紅葉シーズンには「長谷寺縁起絵巻(えんぎえまき)展」という、2つの展覧会(企画展)を催しています。そして、新年になれば、大黒天さまと弁才天さまの御開帳、というイベントもありますよ。

「観音ミュージアム」の秋の展覧会で鑑賞できる「長谷寺縁起絵巻(えんぎえまき)」(一部)(その1)
▲「長谷寺縁起絵巻(えんぎえまき)」の一部。描かれた人物の表情は、生き生きとして豊か

公式サイトの「展覧会情報」ページでご案内しているので、ご興味があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

>>公式サイト「展覧会情報」

ちなみに、地獄絵は、子供さんやご家族連れのほか、海外から来られた方にもとても人気があるんですよ。秋の縁起絵巻展は、毎年違った場面を中心に展示するようにしていますから、リピーターになってくださる皆さんも多くなっています。

編集部

毎年開催されるこれら2つの企画展ですが、人気の理由はどちらにあると思われますか?

宗藤さん

紅葉シーズンは、鎌倉と同じく「古都」とよばれる京都や奈良などでも、文化財の特別公開を行う寺社さんが多いですね。こちら鎌倉でも、建長寺や円覚寺の「宝物風入れ」があります。

「観音ミュージアム」の常設展で展示中の「梵鐘」(その2)
▲常設展の目玉のひとつ、重要文化財の「梵鐘」。秋の旅行時期には、文化財鑑賞を楽しみに参拝する皆さんが多くなるとのこと

ほかの季節に比べて、秋の紅葉シーズンには、文化財鑑賞を旅の目的にされている参拝者の方々も多く、期待値も高い傾向です。

そこで、当館では、同じ縁起絵巻という作品を扱っても、「今回はここに注目してください!」という推しのポイントを毎年変えるようにしています。リピーターの皆さんを飽きさせないための工夫ですね。このような工夫が奏功している面もあるのではないでしょうか。

写真もOK!見える収蔵庫がある観音ミュージアムの魅力

「観音ミュージアム」2階の企画展示室内の様子
▲2階の企画展示室内の様子

編集部

宗藤さんが思われる、「観音ミュージアム」の魅力や、見どころについても、お話しいただけますでしょうか?

宗藤さん

館内には、合計5つのコンテンツを搭載した4台のタッチパネルと、3つの映像コンテンツが用意されています。展示資料をただ眺めるのではなく、さまざまな方法で観音信仰にアプローチすることが可能ですよ。

コンパクトですが、見学者を飽きさせない空間になっていると自負しています。

「観音ミュージアム」館内に設置されているタッチパネルの様子
▲館内に設置されている観賞用のタッチパネル。前提知識がなくても、展示資料を理解しやすい

また、令和4(2022)年の3月には、展示室に接した収蔵庫の壁の一部を取り払って、収蔵庫内に保管された仏像を鑑賞可能な「見える収蔵庫(ビジブル・ストレージ)」をオープンしました。おそらく、鎌倉エリアでは初の試みだと思いますね。

「観音ミュージアム」の企画展示室内にある「見える収蔵庫(ビジブル・ストレージ)」
▲企画展示室内にある「見える収蔵庫(ビジブル・ストレージ)」。斬新な試みで、仏像の美しさを堪能できる

編集部

ほかの類似施設と差別化できるポイントや、ちょっと自慢したい部分などがありましたら、ぜひ教えてください。

宗藤さん

豊かな文化財と歴史に彩られた古都・鎌倉には、多くの国宝や、重要文化財が存在しています。それでも、皆さんが常時拝観できるのは、実はほんの一部なんですよ。ましてや個々の寺社で、独立した寺宝の展示施設を持っているところとなると、長谷寺など極めて限られます。

当館は、文化財や古美術に触れたくて鎌倉を訪れた方々を「がっかりさせない」施設、と自負しているんです。古都の精華の一端に触れて、旅の思い出を増やしていただきたいと思います。

展示資料の写真撮影に関しては、個人利用で常設展ならば、フラッシュなしで原則OK(SNS投稿も可)です(※2)。優れた文化財の魅力をどんどんシェアしてくださいね。
(※2)メディア掲載・放送・商用利用の場合は、事前の申請が必要。

編集部

展示資料以外にも、観音ミュージアムの見どころがありましたら、ご案内いただけますか?

宗藤さん

長谷寺は、見どころが実に豊富なお寺ですので、こちらをメインに1日ゆっくりと過ごされる方も多いです。観音ミュージアム裏手にある眺望散策路からの光景も、ぜひご覧になってくださいね。由比ヶ浜のパノラマを楽しめますよ。

「観音ミュージアム」裏手にある眺望散策路から眺める光景
▲「観音ミュージアム」裏手にある眺望散策路からは、由比ヶ浜のパノラマを楽しめる

また、建物の外の境内にも多くの仏像や石碑があって、それぞれに由緒があります。カップルで、一つ一つ巡っていただくのもおすすめですよ。

編集部

来館の季節やタイミングが異なることにより、違った楽しみ方がありましたら、教えてください。

宗藤さん

6月には長谷寺境内の紫陽花(あじさい)の観賞、11月ならば紅葉の観賞を兼ねて、ご来館いただけます。とりわけ6月は、紫陽花にちなんだ写真や絵画作品の展示も行っているんですよ。

「観音ミュージアム」の6月の紫陽花(あじさい)(オリジナルポストカードより)
▲梅雨時に見頃を迎える紫陽花(あじさい)。

6月中旬~7月上旬にかけて、紫陽花が満開になる頃に長谷寺を参拝される方は大変多く、混雑時には、散策路の紫陽花を観賞するための待ち時間が発生することさえあります。その間は、冷房の効いた涼しい当館で、ゆったりとお過ごしいただくのがおすすめですよ(笑)。

デートでの楽しみ方もいろいろ選べる観音ミュージアム

「観音ミュージアム」の秋の展覧会で鑑賞できる「長谷寺縁起絵巻(えんぎえまき)」(一部)(その2)
▲秋の展覧会で鑑賞できる「長谷寺縁起絵巻(えんぎえまき)」の一部

ここまでは、「観音ミュージアム」のコンセプトや見どころなど、観光で訪れた際の魅力を中心にお聞きしてきました。ここからは、デートの一環で見学する場合に特化して、お話を伺ってみましょう。

今後にも期待大!カップルも楽しめるイベントを準備中

編集部

観音ミュージアムでは、デート中のカップルが楽しめるようなイベントも、開催されておりますでしょうか?

宗藤さん

以前は、毎週土曜日の学芸員によるギャラリートークや、11月の土日の紅葉ライトアップに合わせたナイトミュージアムを催しておりました。現在、社会情勢などを考慮しながら、早期の再開に向けた準備を進めているところです。

「観音ミュージアム」の秋の紅葉ライトアップ(オリジナルポストカードより)
▲秋の紅葉ライトアップ。

具体的な再開スケジュールが固まりましたら、公式サイトなどで告知させていただきますね。

また、令和4(2022)年の10月には、鎌倉芸術祭の一環として、鎌倉在住の水彩画家・矢野元晴さんのライブペインティングを実施しています。プロの画家さんの技を間近に見ることができるため、大いに好評でしたよ。

全席オーシャンビュー!境内にはランチデート向きレストランも

編集部

館内にランチがいただけるような飲食施設(カフェ・レストランなど)がありましたら、簡単にご紹介ください。

宗藤さん

観音ミュージアムの館内自体には、飲食施設はありません。

長谷寺の境内には、当館を出て少し海側に行くと、お寺のレストラン「お食事処 海光庵」があります。鎌倉の街並みや、由比ヶ浜の絶景を楽しめて、精進料理を応用したカレーやパスタ、それにスイーツも人気なんですよ。

全席オーシャンビューとなっていますから、お二人でゆったりとランチタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。お食事もののラストオーダーが15:00なので、そこだけ注意してくださいね。

>>鎌倉 長谷寺「お食事処 海光庵」

個性たっぷり!ミュージアムショップで人気のお土産をゲット

編集部

デート中のお土産探しを楽しみにしているカップルも多いかと思います。館内のミュージアムショップで人気のお土産がありましたら、ご紹介いただけますか?

「観音ミュージアム」内のミュージアムショップの様子
▲改装して間もないミュージアムショップ。二人のお気に入りアイテムを探したい

宗藤さん

令和4(2022)年の11月にミュージアムショップを改装しまして、新たなラインナップも徐々に増やしているところです。今回のリニューアルに合わせた新作の一つに、「観音ミュージアム限定 夜光る御朱印風記念カード」があります。

「観音ミュージアム」内のミュージアムショップで販売される「観音ミュージアム限定 夜光る御朱印風記念カード」(その1)
▲これが「観音ミュージアム限定 夜光る御朱印風記念カード」。仏像のイラスト(左上)は、宗藤さんの手によるもの

長谷寺の正式な御朱印とは別もので、観音ミュージアムご来館の記念になれば、と制作したものなんですよ。イメージキャラクターの「かのんちゃん」と、収蔵品をモチーフにした仏像のイラストの部分が、蓄光塗料で光ります。ちなみに、仏像のイラストですが、私が描かせていただきました(笑)。

そのほか、当館オリジナルのポストカードや、一筆箋などもご好評をいただいています。

観音ミュージアム周辺のデートスポット

「観音ミュージアム」の常設展で展示中の「三十三応現身像」(その3)

編集部

「観音ミュージアム」を見学する前後に立ち寄れる、おすすめのデートスポットが周辺にありましたら、教えていただけますか?

宗藤さん

そもそものお話、鎌倉は見どころがとても多いので、お二人であらかじめテーマを決めて、1日じっくりと散策するスタイルをおすすめします。

例えば、「観音さま」をテーマにして、ともに長谷寺と同じ「坂東三十三所」の札所になっている二階堂の「杉本寺(大藏山杉本寺)」と、大町の「安養院(祇園山安養院田代寺)」を訪ねてみるのはいかがでしょうか。

>>大藏山 杉本寺(公式サイト)
>>公益社団法人鎌倉市観光協会「安養院」(参考サイト)

杉本寺は、茅葺き屋根がとても風情のある古刹です。安養院は、春のツツジで有名なお寺ですが、それ以外にも尼将軍・北条政子の墓所があるなど、見どころには事欠きません。

バス便もあるのですが、徒歩で散策された方が鎌倉の風情を体感できますし、古(いにしえ)の札所巡りの気分を味わえると思いますよ。鎌倉は狭い道が多いので、車には十分気を付けてくださいね。

観音ミュージアムからのメッセージ

「観音ミュージアム」の学芸員・宗藤(むねとう)さん
▲今回取材にご対応くださった宗藤さん

編集部

これから「観音ミュージアム」を見学するカップルへのメッセージや、今回のインタビュー取材で伝えきれなかった想いなどがありましたら、ぜひお話しください。

宗藤さん

長谷寺は、鎌倉でも人気がある古刹の一つですが、その境内に博物館「観音ミュージアム」があることは、意外に知られていないように思います。

それでも、長谷寺や鎌倉のリピーターさんはもちろん、どちらも初めてという方にも、当館はおすすめできるスポットです。先人たちが守り伝えてくれた遺産の上に、今の鎌倉が存在していることを実感することで、古都・鎌倉の魅力を存分に体感いただけると思っています。

編集部

鎌倉や葉山は、子供の頃から馴染み深い土地でした。決して広いエリアではないのに、知るほどに奥が深い土地ですよね。観音ミュージアムを見学して、その奥深い理由の一端が分かるような気がしました。

デートの一環でカップルが訪れれば、今までよりも一歩踏み込んで鎌倉を楽しむための、きっかけ作りになりそうです。

宗藤さん、本日はいろいろと興味深いお話を聞かせていただき、どうもありがとうございました。

観音ミュージアムの口コミ・感想をチェック!

「観音ミュージアム」内のミュージアムショップで販売される「観音ミュージアム限定 夜光る御朱印風記念カード」(その2)

ここまで、「観音ミュージアム」について、さまざまな魅力を伺ってきました。デートの参考になるよう、実際に観音ミュージアムを見学した皆さんの口コミや、感想もチェックしておきましょう。

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観音さまのパワーを感じます。予想以上の迫力がある展示です。
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お寺関連の施設内で、写真撮影OKのところは珍しい!インスタ映えするシーンも多く、嬉しい驚きだった。
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照明が落とされ、静寂に包まれた空間で、何とも落ち着きます。長谷寺をお参りする際には、リピーター確定です。

全般的に評価は高く、外界から隔絶された静かな空間で、じっくりと展示資料に向き合えること、フラッシュを使用しなければ、写真撮影が可能であることに、多くの方が感心していました。観音ミュージアムのリピーターになっている方も散見されます。

歴史や文化財に興味を持つカップルだけでなく、鎌倉をより深く知りたい・堪能したいと感じる二人にとっても、ぴったりのデートスポットになってくれそうです。

観音ミュージアムの料金・混雑しない日時

「観音ミュージアム」の正面外観(その2)

入館料 大人(中学生以上):一人300円
小人(小学生):一人150円

※長谷寺の拝観料については、別途必要。詳細は、長谷寺の公式サイトをご参照
>>鎌倉 長谷寺「拝観のご案内」(公式サイト)
比較的混雑しない日時 平日の午前中が最も空いている
※正午を回ると、平日・土日祝日を問わず、混雑してくる傾向

※金額はすべて税込表示です。

観音ミュージアムの基本情報(アクセス・営業時間など)

住所 〒248-0016
神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
※鎌倉 長谷寺境内
電話 0467-22-6100
アクセス 【公共交通機関】
(江ノ島電鉄線)長谷駅下車・徒歩約5分
(京浜急行バス/江ノ島電鉄バス)長谷観音バス停下車・徒歩約5分
※JR横須賀線の鎌倉駅や、JR東海道本線・小田急江ノ島線の藤沢駅から、多数のバス便あり
【車】
(横浜横須賀道路)朝比奈ICから約30分
※県道204号線経由
駐車場 長谷寺の有料駐車場を利用
※普通車30台分
※350円/30分
開館時間 9:00~16:30
※最終受付は、16:00
休館日 なし
※展示替えや、設備点検等により、臨時休館の場合あり。公式サイト「カレンダー」をご参照
>>公式サイト「カレンダー」
公式サイト https://www.kannon-museum.jp/

※最新の情報は公式サイト等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。