同棲経験のあるカップル100組に聞いた、同棲にかかる生活費などのお金の相場
この記事は、彼と同棲にかかる生活費用について解説します。
【こんな人に読んで欲しい】
- 分担方法がわからない
- 生活費の相場が知りたい
- できれば同棲にかかる生活費やお金を節約したい
生活費の分担方法はカップルによって違います。自分たちに合う分担方法は、2人で話し合いをしなければ見つかりません。
でも生活費はお金の問題。「彼とうまく話し合えるかどうか心配」「行き当たりばったりでお金の話を切り出してしまって、話がこじれた」という方も多いと思います。
どうせなら生活費を上手に分担して、できるだけお金のトラブルは避けたいですよね。
そこでこの記事では、彼と生活費を上手に分担するために必要な、4つの準備を紹介しています。
前もって準備をしておけば、彼とスムーズかつ建設的に生活費について話し合いができますよ!
実際に同棲中の私と、同棲経験のある先輩カップル100組の意見をもとに紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
同棲中の生活費をうまく分担する唯一の方法は「話し合い」
同棲には生活費がかかります。その生活費をどのように分担すればいいのかは、カップル同士の話し合いが必須です!
というのも、カップルによって
- 収入
- お金の使い方
- お金に対する価値観
が違うからです。
十分に話し合いをしないまま生活費を分担してしまうと、「自分のために使えるお金が少なすぎる」「収入的にももっと彼に多めに出して欲しい!」なんて不満が生まれてしまいます。
実際、同棲経験のあるカップル100組のうち、半数の約50%がお金で揉めた経験があるそうです。
生活費はお金の問題なので話し合いにくいことですよね。でもだからこそ、同棲前に話し合っておけば、その後に余計な心配や不満が生まれづらくなります。
そのためにも、これから紹介する
この4つをおさえておきましょう!
同棲の生活費を上手に分担する準備①同棲にかかる生活費の相場を知る
彼と同棲の生活費について話し合う前に、まずは同棲にかかる生活費の相場を知っておきましょう。
実際、同棲中のカップル100組に「同棲にかかる生活費はどれくらいですか?」と聞いたところ次のようになりました。
10〜15万円が半数以上と最も多く、15〜20万円と10万以下が約2割という結果になりました。
ただ生活費は、住んでいる場所によって相場が異なるので、次に都会と地方の生活費の内訳を紹介します。よりリアルに生活費がどれくらいかかるのかイメージする参考にしてみてください。
【同棲中のカップルに聞いた!】都会と地方の生活費内訳を紹介
生活費は都会と地方で金額に差があります。
家賃や物価などが違うため、中には家賃を浮かすために都会に勤務しながら住居を地方にしているカップルもいるくらいです。
そこでここでは、都会と地方、それぞれで同棲しているカップルの生活費の内訳を紹介します。
【体験談】都会の同棲カップルは26万円かかっている
項目 | かかるお金 |
---|---|
家賃 | 130,000円 |
光熱費(水道・ガス・電気) | 25,000円 |
食費 | 40,000円 |
通信費(スマホ・インターネット) | 20,000円 |
交際費/娯楽費 | 30,000円 |
日用品など | 15,000円 |
都会に住む場合は、家賃が高い分生活費が高くなります。
また、物価が高いと食費も上がり、地方カップルに比べて生活費がかかってしまうようです。
【体験談】地方の同棲カップルは21万9千円かかっている
項目 | かかるお金 |
---|---|
家賃 | 90,000円 |
光熱費(水道・ガス・電気) | 20,000円 |
食費 | 30,000円 |
通信費(スマホ・インターネット) | 9,000円 |
交際費/娯楽費 | 50,000円 |
日用品など | 20,000円 |
ちなみに、これは私の生活費の内訳です。地方で同棲中で総額21万9000円かかっています。
家賃を除いて特にお金がかかるのは食費です。お昼ご飯を買う日が多いと、それだけ月の食費が高くなるので、お弁当を作るなどして工夫しています。
都会で同棲するのと地方で同棲するのとでは、生活費に年間約50万の差が出るようです。都会に住むか地方に住むか、彼との話し合いの参考にしてみてくださいね。
同棲の生活費を上手に分担する準備②生活費をうまく分担しているカップルの特徴を知る
同棲にかかる生活費を上手に分担するためには、先輩カップルがどうやって生活費を分担しているかも知っておきましょう。
というのも、彼と生活費の話しをするときに「他の人たちはこんな風にしてるみたいだよ」と言えるだけでもスムーズに話し合いが進むからです!
実際に、同棲中のカップルに「今の生活費の分担に満足していますか?」と質問したところ、次のような結果になりました。
約7割のカップルが、生活費の分担方法に満足しているようです。
その秘訣を探るべく、今の生活費の分担に満足しているカップルに限定して、生活費の分担方法を聞いてみました。
「割り勘」が約4割と最も多く、「項目別に分けている」「男性側が多めに出す」「収入に応じて、支払い割合を変えている」と続いていますね。
そこでここからは、生活費をうまく分担しているカップルが実践していて、同棲中の私もおすすめできる
- 割り勘
- 収入に応じて、支払い割合を変える
- 項目別に分ける
- 彼が多めに支払う
この4つの分担方法について、詳しく紹介します。
収入差がない場合は割り勘で平等に分担するのがおすすめ
家賃を割り勘で支払う場合、お互いが同じ金額を支払うため平等に家賃を負担することができます。
一方で、収入が少ない方の負担が大きくなってしまうのがデメリット。そのため、お互いに収入に差がなく、費用も平等に支払いたいタイプのカップルにおすすめです。
収入の割合に応じて分担すると不満が生まれない
カップル同士収入に差がある場合、収入の割合に応じて家賃を分担するとお互いに負担を分け合うことができます。
例えば彼が30万円、彼女が20万円の収入があった場合、収入の割合は「3:2」ですよね。この割合を、負担する金額に当てはめて分担します。もし家賃が10万円なら、負担額は彼が6万円、彼女が4万円です。
このように、収入の割合に応じて分担金額を計算すれば、お互いに負担している割合が一緒になります。
若干計算が面倒というデメリットもありますが、お金のトラブルを避けたい方はぜひ試してみてください。
財布を別にしたいカップルは項目別に負担するのもおすすめ
生活費を項目別に負担するカップルもいます。この方法は、お互いに収入を知られたくないカップルにおすすめです。
お互いに担当している項目の費用さえ支払えれば、収入を共有しなくても生活費をまかなえるからです。
ただ、どの項目をどちらの担当にするのか、判断が難しいのがデメリットです。
収入が多い方が家賃を負担して、少ない方が光熱費を負担するなど、お互いが納得できるように分担しましょう。
彼が多めに負担すると、女性側は経済的な安心感を得られる
彼女側に収入が少ない場合や、分担が面倒な場合、彼が多めに生活費を負担しているカップルもいます。
収入が少ない女性の負担が減るのはもちろん、女性からすると「経済的に支えてもらっている」という安心感がを得られるのもメリットです。
ただ、彼が「自分の負担が大きい」と不満を持ってしまう可能性も否めません。なので、彼が納得しているかどうか事前に確認しておく必要があります、
同棲の生活費を上手に分担する準備③今後必要なお金を把握しておく
彼と生活費について話し合う前に、実際にかかるお金を計算しておくのも重要です!
なぜなら、お金の問題は大きな不安要素の1つ。お金の計算をしないまま漠然と話し合いをしてしまうと、建設的な話し合いができなくなる恐れがあるからです。
お金のことでけんかになるのは、できるだけ避けたいですよね...。
逆に、どれくらいお金がかかるかを把握した上で話を切り出せれば
- どの項目をどう分担すべきか
- どの項目のお金を節約すべきか
- どの項目はどちらが多く負担するか
など、具体的な話し合いに進みやすくなります。
そこで、彼と話し合いをスムーズにするためにも、次に紹介する生活費計算ツールを使ってみてください。
私も、現実的にかかるお金を把握してから話し合いをしたところ、お互い感情的にならずに話し合いができたのでおすすめですよ!
同棲の生活費を上手に分担する④お互いのお金に対する価値観を把握しておく
- 同棲にかかる生活費の相場
- 生活費をうまく分担しているカップルの特徴
- 今後必要なお金
これらを知った上で最も重要なのが、お互いのお金に対する価値観を把握しておくことです。
というのも、何にどうお金をかけたいかによって、生活費の分担に対する納得度が変わるからです。
例えば、
→折半の提案をするよりも、2人で生活費を何割ずつ負担するか話し合った方がスムーズ
→趣味にかかるお金を踏まえた上で、別の項目で多めに出してもらうように伝える
このように、彼のお金の使い方を把握しておけば、お互いが納得できる分担方法を提案できます。
ただ、”お金の価値観について直接話すのは気がひける”という方もいますよね...。
そこでここでは、彼のお金に対する価値観をチェックする方法を紹介します。
普段の買い物をチェックしておく
普段から、彼が「何に」「どれくらい」お金をかけているのかチェックしてみましょう。
ちなみに最もお金の使い方が顕著に出るのがコンビニです。
値段を見るか見ないか、一度にどれくらいの金額を使うのかなどを意識してみると、彼のお金の使い方がわかりますよ。
デートに使うお金の払い方をチェックしておく
デートに使うお金を
- 割り勘するのか
- 彼が多めに出すのか
- 彼が全て払うのか
なども、チェックしておきましょう。
割り勘する彼の場合は、「生活費も折半したい」と思っているかもしれません。
また、普段から多めにお金を出す彼は、「生活費も男性が多く負担すべき」という価値観を持っている可能性が高いです。
このように、デート中のお金の使い方を踏まえて生活費の分担方法を提案すれば、彼が納得しやすい提案ができますよ。
彼の趣味を知る
彼の趣味を把握しておくのも、彼のお金の価値観を知るために必要です。
例えば、何かをコレクションする趣味がある場合は、固定で毎月または数ヶ月に1回ある程度の出費がありますよね。
彼にとって趣味に費やすお金は、重要な出費の可能性が高いです。その場合、彼の趣味への出費を踏まえて生活費を分担する必要があります。
なので、あらかじめどんな趣味があって、どれくらいお金をかけているのかもチェックしておきましょう。
お酒を飲むか、タバコを吸うかも重要
お酒・タバコは毎月の固定費です。
彼に限らず、お互いにお酒やタバコが好きな場合は、あらかじめ生活費のうちに含めて計算する必要があります。
また、どちらか一方がお酒やタバコが好きな場合は、好きな方が負担するよう提案するのがベストです。
ちなみにお酒やタバコの有無はもちろん、どれくらいの量を吸っている/飲んでいるのかも確認しておくと、生活費の分担をする際に役立ちますよ。
このように、彼の価値観を知れれば、生活費をどう負担すべきかイメージが湧いてきます。
同棲の生活費が分担できたら、節約・貯金のためににできることも話しておこう
ここまで、彼と生活費を分担する話し合いの準備について紹介しました。
加えて、節約・貯金について話し合いをしておくと、よりお金の心配事を減らせますよ。
というのも、結婚を見据えているならこの先
- 結婚式
- 新婚旅行
- 子育て
などお金が必要になるシーンが増えるからです。
結婚を考えているならなおさら、お金に余裕を持って同棲生活を送りたいですよね。
そこで、ここでは生活費を節約・貯金をするためにできることを3つ紹介します。
①家計簿をつける
家計簿を使ってお金を計算すると節約しやすくなるのでおすすめです!
なぜなら、家計簿をつけると何にいくら使っているのか把握できるからです。
自分たちが使えるお金や、使ったお金が目に見えて確認できると、「使いすぎは避けよう」という節約の意識が高くなります。
私たちカップルも日頃の出費を家計簿につけ始めてから、節約する意識が格段に上がりました。
②収入を増やす
貯金をするためには、収入を増やす手段もあることをおさえておきましょう。
最近は副業が解禁された会社も増えてきていますので、副業を始めて副収入を得る方法もあります。
また、仕事で収入を増やすほかにも不用品をフリマアプリで売るなど、隙間時間でできることは様々です。
ただ、カップルによっては収入を増やすよりも節約が得意な場合もあります。
収入を増やしてお金も増やすの、節約してお金を貯めるかは、彼と相談した上で決めることをおすすめします!
③節約・貯金する目的を決める
節約・貯金する目的を話し合っておくのも重要です。目的があれば、節約・貯金への意識が高まるので、よりお金がたまりやすくなります。
例えば
- 2ヶ月以内に旅行資金を貯めるために節約・貯金する
- 車を買うために節約・貯金する
- 新婚旅行のために節約・貯金する
など、2人で目的を共有できれば、積極的に節約・貯金する意識を持つことができます。
私も今彼と節約中ですが、車を買うという目的を共有しているので、確実にお金を貯められています!
結婚後もお金の話は避けて通れない。だからこそ2人で正解を導き出そう
同棲にかかる生活費はカップルによって違います。また、理想の分担方法もさまざまです。
なので、"理想的な生活費の分担方法を知るには2人で話し合うことが重要"です。
ただ、お金のことについて漠然と話を切り出してしまうと、話がこじれてしまうかもしれません。
そこで、今回紹介した
- 準備①同棲にかかる生活費の相場を知る
- 準備②生活費をうまく分担しているカップルの特徴を知る
- 準備③今後必要なお金を把握しておく
- 準備④お互いのお金に対する価値観を把握しておく
これらの準備をしてから、話し合いをしてみてください。
具体的に「何をどうすれば良いか」という現実的な話し合いができるので、彼とスムーズに話を進められるはずです。
また、生活費をおさえて将来のために節約・貯金をしたい場合は、目的と期限を決めておくのがおすすめです。
2人でお金に関する話し合いができれば、そのぶん不安も減っていきます。
良い同棲生活を送るためにも、お互いが納得できる生活費のやりくりの仕方を見つけましょう。