独身中高年の12%が恋愛観に変化!恋愛から遠ざかっていた人に「恋人ほしい」と思わせた要因とは?

外でたそがれる女性

今回はあまり語られることのない独身中高年の結婚と恋愛にスポットを当て、独身の40〜50代男女計192人を対象にアンケート調査を行いました。

コロナ禍は中高年のシングルライフにどんな影響をもたらしているのでしょうか。生活の変化や意識の変化、結婚観や恋愛観の変化をアンケートの結果から分析します。

今回の調査は、40‐50代の独身男女192人を対象に実施しました。192人のうち「結婚経験なし」が75.0%で、「結婚経験あり」は25.0%、「子どもがいる」は14.1%です。

職業の内訳は、会社員・契約社員52.6%、パートアルバイト17.2%、自営業15.6%、公務員1.0%、その他4.7%、無職8.9%。年収は、100万円以下13.5%、101~200万円20.3%、201~300万円20.3%、301~400万円21.9%、401~500万円11.5%、501万円以上12.5%でした。

7割の40・50代独身男女が、コロナ禍で「将来に不安」

コロナ禍の生活で影響を受けたことについてのアンケート結果

まず新型コロナウイルスの感染拡大によって、これまでにどんな影響を受けたか尋ねました。

もっとも多かったのが「外出する機会が減った」で18.7%で、次が「人と話す機会が減った」の20.0%です。

「収入が減少した」「生活が苦しくなった」などの金銭面の影響(33.3%)よりも、生活スタイルにかかわる影響(66.7%)の方が大きいということが分かりました。

現時点では影響なくとも、“お金”や“仕事”への将来的な不安を持っている

コロナ禍で将来に不安を感じるようになったかどうかのアンケート結果

「コロナウイルスが流行する前後で将来に不安を感じるようになったか」尋ねたところ、7割を超える人が将来への不安を感じるようになったと回答しました。

現時点ではまだ仕事や家計に目立った影響が出ていない人でも、今後に対する不安は確実に増大しているようです。

不安を感じるようになったと答えた人には、何について不安を感じているのかも聞きましたが、ここでは「お金」や「仕事」を挙げる人が多くなっています。

コロナ禍で不安を感じるようになったことに関するアンケート結果

その他には、「健康」や「老後」に対して不安を感じている人も少なくありませんでした。

男性は「仕事」に関する不安が強い傾向

仕事をする男性

男性に関しては、次のような「今後の仕事」に対する強い不安や懸念が目立ちました。

  • 今後どうなるかわからない不安(3件)
  • 給料が一部未払い(1件)
  • 仕事が減ってしまった(2件)

などの声がありました。

女性は1人でいることへの不安も

不安そうに窓を眺める女性

女性はお金や仕事に関すること以外でも、

  • 人との関わりが減り寂しい(2件)
  • 同居している両親が健康でいてくれるか(1件)

などの意見がありました。

コロナ禍による40・50代独身男女の「結婚願望」の変化

結婚観や恋愛観などはどう変化したのでしょうか。

まずは、現在の結婚願望について聞きました。

現在、結婚願望があるかどうかのアンケート結果

「結婚願望ある」「どちらかというとある」が45.8%、「結婚願望ない」「どちらかというとない」は54.2%で、結婚願望ない派が少し多い結果になっています。

「結婚願望がある」「結婚願望ない」のそれぞれの理由についても聞いてみました。

「結婚願望がある」と答えた人に理由を尋ねたアンケート結果

「結婚願望がある」の理由では、「精神的に支えてくれるパートナーが必要」が1位で27.4%、「老後の生活が寂しい、不安」(19.3%)「1人で生活しているのが寂しい、不安」(18.4%)と続きます。

不安の解消や精神的な拠り所を求め、結婚を希望する人が多いようです。

次に結婚願望ない派の理由を見てみます。

「結婚願望がない」と答えた人に理由を尋ねたアンケート結果

こちらは、最多だった「1人で生活するのが好き、快適と感じる」(29.8%)や、「結婚に縛られたくない、自由でいたい」(21.6%)など、自由を求める回答が多い傾向にありました。

ただその一方で、「精神的に余裕がない」(15.1%)、「金銭的に余裕がない」(13.8%)、「時間的に余裕がない」(5.5%)など、状況的に結婚できないという回答が41.7%と半数近くを占める結果となりました。

40・50代独身男女の約10%がコロナ禍で「結婚願望」に変化あり

さらにコロナ禍によって結婚願望に変化があったかを聞きました。

結婚願望の変化 比率
変化なし 91.7%
結婚願望なし→結婚願望あり 6.2%
結婚願望あり→結婚願望なし 2.1%

その結果、「結婚願望なし」から「結婚願望あり」に変化したのが6.2%、「結婚願望あり」から「結婚願望なし」になったのが2.1%と、約10%の人の結婚観が大きく変化したことが分かりました。

コロナ前と現在で結婚願望が変化した人に理由を尋ねたアンケート結果

次に結婚願望が変化した理由を尋ねてみたところ、一番多かったのは「将来に不安を感じるようになった」(21.4%)という回答でした。

結婚願望を変化させた不安とはどのようなものなのか、具体的な理由を聞いてみました。

「孤独感」「寂しさ」が、結婚願望が生んだ

ソファでくつろぐ中高年の夫婦

結婚願望なし→ありへ変化した理由

孤独感がある。喜怒哀楽を共有できる人がいれば、寂しさも紛らわせることができると思う(40歳会社員男性)
1人の時間は必要だと思うし、嫌いではないが、今年のように家にこもることが多くなると誰かに会いたいし、周りの結婚してる友人たちを羨ましく感じるので結婚したくなった(43歳会社員男性)
世間から孤立した感覚を味わったから(45歳会社員女性)
家族という単位をこんなにも感じたことはなく、不安に感じることが多すぎた(41歳無職女性)
この生活がいつまで続くか分からないので一人でいるのはあまりにも寂しいし不安(42歳会社員女性)
外出自粛の中、自分自身に何かあった時に高齢の両親に頼ることは出来ないなと感じた(40歳会社員女性)
精神的に辛い時に支え合える人が欲しい(45歳会社員女性)

コロナ禍がきっかけで「結婚願望なし」から「結婚願望あり」へ気持ちが変化した人たちは、男女問わず、「孤独感」「寂しさ」が理由だったようです。

万が一の不安から、一緒に支え合って生きていける人が欲しいと感じるようになったという回答が多く見られました。

経済状況の悪化により、結婚に消極的になった人も

「結婚願望あり」から「結婚願望なし」へ気持ちが変化したのは4人でした。うち3人が「結婚にはかなりお金がかかるから」(46歳会社員女性)など経済的な事情を挙げていました。

家計が悪化したことで、結婚に消極的になるケースもあるようです。

コロナ禍による40・50代独身男女の「恋愛観」の変化

現在「恋人がいない」と回答した人に、恋人がほしいかどうか尋ねたアンケート結果

次に40・50代独身男女192人のうち「恋人がいない」131人に対して、「恋人は欲しいと思う?」と尋ねてみました。その結果、7割以上が「恋人がほしい」という回答でした。

恋人いない40・50代の約13%がコロナ禍で「恋愛観」に変化あり

恋人がいない人に、コロナ禍の前後で「恋人がほしい、ほしくない」の気持ちに変化があったかどうか聞きました。

「恋愛観」の変化 比率
変化なし 87.0%
恋人はほしくない→恋人がほしい 12.2%
恋人がほしい→恋人はほしくない 0.8%

恋人がいない人の13.0%が「変化があった」と回答しています。恋愛観の変化があった人の理由をみてみます。

コロナ前と現在で恋愛願望が変化した理由を尋ねたアンケート結果

「1人だと何かあったときに心配」(20.5%)、「精神的に頼れる人が欲しい」(20.5%)が同率1位という結果でした。やはり精神的な拠り所や、不安や寂しさの解消を求める理由が多くなっていることが分かります。

「孤独感」「寂しさ」が恋愛観にも変化をもたらした

会話を楽しむ中高年の男女

恋人ほしくない→ほしいへ変化した理由

テレワークに移行したので会話する機会が減少してしまったから(41歳会社員男性)
少しおしゃべり出来る人がいてもいいかなと思うようになった(47歳自営業男性)
一人だと寂しいし、何かあったときに誰からも通報すらしてもらえなければ寂しい(45歳会社員男性)
結婚までには踏み切れないが、何かあった時に家族以外で頼れる、または繋がっている人が欲しいと思った(40歳会社員女性)
基本的に恋人がほしいとはあまり考えないが、経済的な安定を求めることにより、精神的にも楽になるのではないかと考え、助けてくれるような人がほしい(47歳無職女性)
人と会う機会がほとんどなくなって話をする人がいなくなったので(53歳会社員女性)
自分ひとりだとこれから先にどうやって時間を埋めていくか、考えなければならないと思った(45歳会社員女性)

恋愛観に関しても結婚願望と同じように、「孤独感」や「寂しさ」が理由で「恋人がほしい」と感じるようになった人が大半でした。

また仕事の不安定さや将来に対する不安も、「誰か頼れる人が欲しい」と思わせる要因の一つになっているのかも知れません。

逆に「恋人がほしい」から「恋人はほしくない」へ気持ちが変化した人は1人で、その理由は「自分のことだけに集中できる。気持ちが楽(41歳会社員女性)」というものでした。

恋人は欲しいが、出会うための恋活は「してない」が70%

コロナ以降、恋活・婚活を行っているかどうか尋ねたアンケート結果

恋人が欲しい人が7割以上存在していることが分かりましたが、「恋人を探す」ことは出来ているのか尋ねたところ、「何も行動していない」が70%を超える結果でした。

「行動しようと考えるようになった」という人が4.6%いますが、実際に「行動をはじめた」という人はおらず、逆に「行動をしたいが自粛している」が14.5%にも登りました。

>>自粛中に恋人ができた人の4割が出会った場所とは

コロナ禍の恋活・婚活は総じて低調ですが、実際に行動している人、行動しようとしている人は、どんな恋活・婚活を考えているのでしょうか。

40・50代独身男女でも、マッチングアプリなどのオンライン恋活がメジャーに

どのような恋活・婚活をしているのか尋ねたアンケート調査結果

恋活・婚活をしている人、したいと考えている人にその方法について尋ねたところ、マッチングアプリなどのオンライン恋活が、社会人サークルや習い事などの出会いと同率1位という驚くべき結果となりました。

全体的にはまだまだオフラインでの活動を行う人が多いものの、40・50代という年代を考えると、オンライン恋活が予想以上に広がっていることが分かります。

直接会わなくて済むオンライン恋活は今後一層広まりを見せそうです。

40・50代の中高年の方でこれから出会いを求める方は、次のようなページを参考にすることで、今まで知らなかった自分にあった出会いの方法を見つけられるかも知れません。

人生のパートナーを探す好機となりうる

向き合う男女

ここまで40・50代独身男女の意識の変化についてみてきましたが、生活の変化で不安や寂しさを感じるようになり、「精神的な支えが必要となった」「一緒にいる人がほしくなった」という人が増加傾向にあることが分かりました。

今から10年前、東日本大震災が起きたときは「震災婚」「絆婚」が話題になりました。未曾有(みぞう)の事態、困難な状況では、人との絆がより求められるようになり、独身の人の結婚観にも影響が出ると言われます。

多くの人にとって、人間関係を改めて見つめなおすきっかけになっています。今回の調査でも、「結婚願望がない」「恋人はほしくない」と思っていた人の考え方が、大きく変化したケースがあることが分かりました。

もしかすると中高年のシングルにとって今は、人生のパートナーを探す好機なのかもしれません。

調査方法:インターネットアンケート
アンケート母数:計192名
実施日:2020年11月28日~12月03日
調査実施主体:マッチングアプリ大学(https://jsbs2012.jp/
調査会社:株式会社ネクストレベル