【千葉】旬菜里で10種以上の絶品いちご食べ比べ!農業体験も楽しむデートプラン

今回ご紹介するのは、千葉県山武市の体験農園「旬菜里」でのいちご狩りをメインにした、自然・農業・グルメを体験できるデートプランです。

旬菜里では、その時期の旬な食材について、来園者に収穫や植え付けの体験を案内しています。1月から5月上旬には、さまざまな品種のいちごを食べ放題で楽しめるいちご狩りも開催されており、非常に人気です。

いちご狩りのあとは、里山散策やたけのこ掘り、お弁当ランチなどがセットになったプランも用意されています。周辺には道の駅やレストランなど、地元食材を生かしたメニューを提供する飲食店があるので、山武市のグルメを存分に楽しむことができます。

今回は、いちご狩りを中心に、自然体験と一緒に旬の味覚を満喫できるグルメデートをご紹介します。

こんなカップルにおすすめ!
向いている年代:30歳〜59歳
おすすめカップル:アウトドアが好き、グルメ好き
どんなデート?:いちご狩りを楽しむ、里山散策をする、道の駅へドライブ、地元食材を使ったレストランで食事

10種以上の絶品いちごと自然を楽しむ山武市デート

今回ご紹介する「旬菜里」は、いちご狩りと併せて里山散策や農業体験ができる農園です。千葉県山武市は、新鮮な海産物や農作物に恵まれた地域で、周辺には地元食材を活かした飲食店が複数あります。自然とグルメの両方を満喫できるデートプランをご提案します。

今回のデートのメイン
旬菜里でのいちご狩り
周辺のデートスポット
・浪切不動尊
・道の駅「オライはすぬま」
・有野実苑
食事におすすめのお店
・道の駅「オライはすぬま」内のレストラン
・有野実苑内の「農園リストランテ・ヴェルデューレリッコ」

まずは旬菜里でいちご狩り体験をしましょう。プランによっては、そのあと周辺の里山散策に案内してもらえたり、お弁当を楽しめる場合もあります。

旬菜里での体験のあとは、車で15分ほど移動して道の駅「オライはすぬま」へ。新鮮な野菜や魚が買える直売所や、地元食材を使ったメニューをいただけるレストランがあります。お弁当なしのプランでいちご狩りに参加した場合は、ここでのランチがおすすめです。

食後は浪切不動尊に立ち寄り、高台にある本堂へ向かいましょう。たどり着くまでの階段が、食後の運動にぴったりです。

それでは今回のメインスポットである「旬菜里」について詳しくご紹介します。

旬の食材のすばらしさを伝える体験農園「旬菜里」

旬菜里で案内しているいちご狩りの様子
▲旬菜里が案内しているいちご農園でのいちご狩りの様子

旬菜里は、千葉県山武市にある体験農園です。代表の川島さんは、13年前からこの地で農業を始め、平日は都会で仕事をしながら、週末を山武で過ごしています。都会と田舎両方の良さを知る川島さんは、「旬の食材は、その時期に必要な栄養素をたっぷり含んでいる」という考えに基づき、旬の食材のおいしさを伝えたり、栽培体験などを行ったりしています。

川島さんは17アール(約1,700平方メートル)の畑で、落花生・さつまいも・そら豆など多様な農作物を栽培しています。この畑を活用して、参加者に作付けや豆まきなどの農業体験を提供しています。

体験後も川島さんがブログで農作物の成長状況を発信するため、参加者は自分が植えた農作物の成長過程を定期的に確認できます。単なる一回の体験で終わらず、農作物の成長を見守る喜びや農業の苦労を身近に感じられることが魅力です。

毎年1月から5月上旬に行われるいちご狩りは、近隣のいちご園と提携して案内しています。提携園では土づくりにこだわり、複数種類のいちごを栽培しているため、様々な品種の絶品いちごを食べ比べできると好評です。

さらに、いちご狩りと組み合わせて周辺の里山散策やたけのこ掘り体験ができるプランも用意しています。このプランに参加すれば、自然や農業の魅力をより深く体感できます。

以下では、旬菜里の代表である川島さんに、詳しいお話を伺った内容をご紹介します。

3つの提携農園で40分食べ放題!本格いちご狩り体験

編集部

旬菜里では、その時期の旬の食材のおいしさを人々に知ってもらうために、さまざまな農業体験ワークショップをおこなっているそうですね。

川島さん

はい、その通りです。例えば、毎年1月から5月中旬にかけて「いちご狩りの体験」を実施しています。

料金は時期によって変動しますが、1,200円~2,000円で40分間のいちご食べ放題を楽しんでいただけます。

旬菜里で案内しているいちご園になっているいちご
▲苗になっているいちごを食べたいだけ摘み放題!

編集部

いちごは通常高価なフルーツですが、この金額で好きなだけ食べられるのはとてもお得ですね。旬菜里では、近隣の複数の農園でいちご狩りを案内されているそうですが。

川島さん

はい、現在は以下の3つの農園でいちご狩りをご案内しています。

順子のいちご園の入り口の様子
▲いちご栽培一筋35年以上の「順子のいちご園」

緑川苺園の入り口の様子
▲広々としたハウスと、14種類もの豊富な品種を育てているのが特徴の「緑川苺園」

梶いちご園のいちごハウスの写真
▲44年もの間いちごを作り続けている「梶いちご園」

これらの農園は全て土づくりにこだわっていちごを育てています。さらに、低農薬栽培に努めているので、安心してお越しいただけます。

旬菜里が提携しているいちご園の方
▲品種の違いや食べごろについて教えてくれる農家さんもあります

編集部

順子のいちご園のオーナーコラムを拝見しましたが、土づくりをはじめ、いちごの栽培環境をとても大切にしている様子が伝わってきますね。特に堆肥を一から手作りされているのには驚きました。

>>順子のいちご園のオーナーコラムはこちら

安心・安全な栽培環境は、いちご狩り農園選びの重要な基準の1つだと考えられます。

希少品種を含む10種類以上!豊富ないちごの食べ比べを楽しむ

編集部

いちごは品種によって甘さや酸味、食感が大きく異なりますね。旬菜里のいちご狩りでは、どのような品種を扱っているのでしょうか?

川島さん

旬菜里がご案内している園では、各園とも10品種以上のいちごを取り扱っています。主な品種はこちらです。

  • さちのか
  • とちおとめ
  • 紅ほっぺ
  • おいCベリー
  • あきひめ
  • ゆめのか
  • 真紅の美鈴(黒苺)
  • チーバベリー

編集部

さちのか、とちおとめ、紅ほっぺなどはスーパーなどでもよく見かける人気の品種ですね。一般的なものから珍しいものまで、さまざまな品種を食べ比べられるのが魅力的です。

ちなみに数ある品種の中で、特にお客様から人気のあるものはありますか?

川島さん

千葉で生まれた品種、真紅の美鈴(黒苺)が一番人気があります。こちらはとても甘くて、私もおすすめの品種です。ぜひご賞味いただきたいです。

編集部

通称黒苺と呼ばれる「真紅の美鈴」は、糖度が20.9度もあるそうですね。一般的ないちごの平均糖度は10度前後とのことなので、非常に甘いいちごだということが分かります。

千葉県の新品種で、希少価値も高いそうですね。旬菜里でのいちご狩りで見かけた際には、ぜひ味わってみたいです。

ゆったり座って楽しめる!ビュッフェスタイルのいちご狩り

編集部

一括りにいちご狩りと言っても、食べ方などは園によってさまざまですよね。旬菜里で実際にご案内しているいちご狩りは、どのような流れでおこなうのでしょうか?

川島さん

各園ともハウス内で収穫したあと、設置された席にて食べるビュッフェ方式を導入しています。現在は、感染症対策として決められたお席で召し上がっていただきます。

編集部

いちご狩りに参加するにあたって、注意点などがあれば教えてください。

川島さん

まず、いちごを園外へ持ち出したり、パックをハウス内に持ち込んだりすることはご遠慮ください。また、みつばちの巣箱・換気扇には絶対に触れないでください。さらに、いちごが傷ついてしまうので、苗をまたいだり園内を走ったりしないでください。

編集部

注意点のほかに、いちごをおいしく食べるためのアドバイスなどがあればぜひ教えてください。

川島さん

自宅で食べる場合、いちごを洗ってからヘタを取るようにすると、いちごの甘みが逃げずおいしく召し上がれますよ。

編集部

今までヘタを取ってから洗っていましたが、それだと甘みが逃げてしまうのですね。手順を入れかえるだけの簡単な方法でおいしく食べられるのは、とても参考になります。

いちご狩りと一緒に自然体験ができるのが旬菜里ならでは

編集部

旬菜里ではいちご狩りと一緒に、さまざまな体験ができるプランもあるそうですね。具体的にはどのようなことをご案内していらっしゃるのでしょうか?

川島さん

旬菜里では、各農園さんのいちご狩りと一緒に、散策やたけのこ掘りなどをセットにしてご案内しております。丘陵地で自然にふれあう体験ができますよ。例えば、里山散策では季節の植物や地域の歴史を学べる寺社仏閣を巡ります。これらの体験を通じて、都会では味わえない自然の魅力を存分に楽しんでいただけます。

編集部

いちご狩りのオフシーズンにもさまざまな体験イベントをおこなっているそうですね。どのようなものを開催しているのか、こちらについてもぜひ教えてください。

川島さん

時期に合わせて、さまざまな体験イベントをおこなっています。

6月ごろ じゃがいも収穫体験
9月ごろ 落花生収穫体験
11月3日 旬菜里の秋「里の秋ライブ&星空観察」
11月ごろ さつまいも収穫体験
3月〜10月 草木染め体験
お土産にぴったり!こだわりのいちごジャムやスイーツ

編集部

いちご狩りを楽しんだあとは、お土産を買って帰りたいというカップルも多いと思います。旬菜里で案内しているいちご農園では、お土産の販売はありますか?

川島さん

はい、3農園すべてでオリジナルいちごジャムを販売しています。さらに、各農園ごとに特色あるお土産を用意しています。梶いちご園ではフィナンシェと苺大福、順子のいちご園ではお米といちごプリンを販売しています。

順子のいちご園で販売している手作りいちごジャムの瓶の写真
▲順子のいちご園で販売されている手作りいちごジャム(引用:
順子の苺園

緑川苺園で作っているいちごレモンのジャム
▲緑川苺園のジャムは、いちごのほかにレモンも入れて作っています(引用:緑川苺園

順子のいちご園の売店に売っているいちごの写真
▲そのほか、売店ではいちごの直売もおこなっています。

編集部

各園のこだわりいちごで作られた手作りジャムは、パンやヨーグルト、デザートなど様々な食材と相性が良く、お土産に最適ですね。プリンやフィナンシェなどのスイーツも魅力的です。食べ放題でいちごを堪能した方も、自分用やおうちデート用に購入したくなりそうです。

旬菜里の提携農園でいちご狩り体験した人の感想・口コミ

旬菜里が案内しているいちご園になっているいちご

旬菜里で体験できるいちご狩りについてより具体的なイメージを持っていただくため、提携いちご園でいちご狩りを楽しんだ方々の口コミを紹介します。

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(梶いちご園)農園の方の対応が親切です。入場時にいちごの品種について詳しい説明があり、とても良かったです。特に黒いちごの味が格別でした。
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(順子のいちご園)ヘタの部分まで赤く熟したいちごが多く、練乳なしでも十分甘くておいしいです。様々な品種があり、食べ比べを楽しめました。
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(緑川苺園)多くのいちご園を訪れましたが、ここが最高においしいです。苗の高さが腰の位置まであるので、かがまずに摘み取れて食べやすいのも魅力的です。

どの園も、いちごの味の良さと、豊富な品種で食べ比べができる点が高く評価されています。このように美味しいいちごを、手頃な価格で食べ放題で楽しめるのは、とても魅力的ですね。

旬菜里の基本情報

住所 〒289-1318
千葉県山武市寺崎
提携園住所 【梶いちご園】
〒289-1311
千葉県山武市早船1482

【順子のいちご園】
〒289-1321
千葉県山武市富田ト249-4

【緑川苺園】
〒289-1321
千葉県山武市富田273
アクセス 【車】
国道126号線沿いにあり

【電車】
JR成東駅下車
基幹バス「蓮沼行き」に乗車後、下記バス停で下車
緑川苺園:協同館下車
順子のいちご園:富田東下車
梶いちご園:早船下車

※成東駅前の観光協会でレンタサイクル利用可能
各園まで10~15分程度で到着可能
営業時間 10:00~15:00
※完熟いちごがなくなり次第、早めに終了する場合あり。午前中の来園がおすすめ
>>各園の営業状況はこちら
駐車場 各農園とも、売店の反対側に駐車場あり
開園時期 1月5日〜5月中旬
食べ放題 あり(40分)
料金

◆12月中旬~1月4日
2,000円

◆1月5日~2月末
1,800円

◆3月1日~3月24日
1,700円

◆3月25日~4月6日
1,500円

◆4月7日~5月中旬
1,200円
※すべて小学生以上の料金

公式サイト https://farming.shunnasato.com/

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

いちご狩り後におすすめ!山武市周辺のデートスポット

旬菜里でのいちご狩りは、単体だと40分、散策などの体験とセットの場合は4~5時間ほどの所要時間です。せっかく自然豊かで作物のおいしい山武市に来たのですから、併せて周辺のデートスポットをいくつか巡ってみてはいかがでしょうか。山武市の魅力をさらに楽しめるおすすめの場所をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

おすすめのデートスポット

地元グルメの宝庫!道の駅「オライはすぬま」でランチデート

旬菜里から車で15分ほどのところにある道の駅「オライはすぬま」では、地元産の新鮮な野菜や鮮魚を直売所で購入することができます。また、それらの食材を使ったご当地グルメを提供するレストランも併設されています。看板メニューのいわし丼は、特製のタレといわしとの相性が抜群で絶品です。いちご狩りで食事なしのプランを選んだ場合は、ここでランチを楽しむのがおすすめです。

週末には、インド料理やタイラーメンなどさまざまな国際的なグルメイベントが開催されることもあります。食事以外にも、ソフトクリームやたいやきなど、ドライブデートにぴったりな軽食も販売しています。山武市でデートを楽しむ際は、ぜひ立ち寄ってみたい魅力的なスポットです。

道の駅「オライはすぬま」公式:https://oraihasunuma.jimdofree.com/

絶景スポット!朱色の本堂が美しい「浪切不動尊」

浪切不動尊は、約1,300年前に建立された歴史ある寺院です。寺院の主尊である不動明王は、「浪切」すなわち海難除けを祈願する役割を担っています。境内全体に朱色が施され、重厚な雰囲気を醸し出しています。

本堂は高台に位置しており、周辺に高層建築物がないため、ここからの眺望が素晴らしいです。急な階段を上るのは少し大変ですが、頂上からの景色を楽しむことができ、その労力に十分見合う価値があります。

千葉県公式観光物産サイト:https://maruchiba.jp/sys/data/index/page/id/6658

自然の中の創作イタリアン!キャンプ場「有野実苑」でディナー

旬菜里から車で20分ほどのところにある「有野実苑」は、キャンプ場、農園、レストラン、キャンプグッズや農作物を販売するお店が揃った複合施設です。豊かな自然に囲まれ、きれいに区画されたキャンプサイトは写真映えすることから、おしゃれなキャンパーたちに人気を集めています。

いちご狩りの帰りに立ち寄るなら、敷地内にあるレストラン「農園リストランテ・ヴェルデューレリッコ」での食事がおすすめです。ランチとディナーの両方のメニューが用意されており、房総半島で採れた新鮮な魚や野菜を活かした創作イタリアンは絶品です。ログハウス調の店内は、キャンプ場ならではの雰囲気を楽しめる特別な空間となっています。

有野実苑公式サイト:https://arinomi.co.jp/

まとめ:旬菜里で絶品いちご狩りと農業体験を満喫するカップルデート

今回ご紹介したのは、千葉県山武市の「旬菜里」でのいちご狩りをメインにした、グルメと自然に触れるデートプランです。

旬菜里でのいちご狩りは、一般的ないちご狩りと違い、里山散策や農業体験も一緒にできるのが特徴です。ただいちごを食べるだけでなく、自然や農業に触れることで、農作物ができるまでの過程や、自然の美しさを直接体験することができます

アウトドアが好きなカップルはもちろん、特別な思い出を作りたいカップルにもおすすめのデートプランです。千葉県でデートを予定しているカップルは、ぜひ参考にしてみてください。自然豊かな環境で、楽しく美味しい時間を過ごせることでしょう。