【青森】「おおま宿坊 普賢院」で贅沢な静寂と海の幸を堪能する宿坊デート

本記事では、青森県下北郡にある「おおま宿坊 普賢院(ふげんいん)」の宿坊体験を中心とするデートプランをご紹介します。お寺に泊まる「宿坊」は昔から存在しますが、「おおま宿坊 普賢院」は全く新しい感覚の宿坊体験を提供しています。

「おおま宿坊 普賢院」の一番の魅力は、1日1組限定で広い境内とお坊さんを独占できることです。さらに、夕食では本州最北の地で獲れる高級マグロを堪能できます。広大な境内を2人だけで過ごす宿坊体験は、想像を超えるような心の変化をもたらし、特別な思い出となるでしょう。

周辺には海岸沿いの絶景スポットもありますので、こちらも合わせてご紹介します。宿坊体験に興味のあるカップルは、ぜひこのデートプランを参考にしてみてください。

こんなカップルにおすすめ!
向いている年代:20歳〜59歳
おすすめカップル:お寺好き、宿坊体験をしてみたいカップル
どんなデート?:お寺に宿泊、坐禅や写経の体験

概要:宿坊体験で心身をリフレッシュするデート

今回ご紹介するのは「おおま宿坊 普賢院」で宿坊体験をするデートプランです。

宿坊ではチェックイン(上山)後、坐禅、写経などの禅体験をしたり、境内をゆっくり散策したりして過ごします。温泉施設での入浴を楽しみ、夕食を堪能した後は、就寝までカップルでゆったりと過ごしましょう。

今回のデートのメイン
おおま宿坊 普賢院
周辺のデートスポット
・大間崎
・仏ヶ浦
・津軽海峡文化館アルサス
食事
おおま宿坊 普賢院

滞在中は、お坊さんのお話に耳を傾けたり、心の内を聞いてもらうこともできます。時間を気にせず、じっくりと自分自身や相手と向き合う貴重な時間を過ごせます。

夜は静かな宿坊でぐっすり眠り、朝は境内の自然の音で目覚めます。体にやさしい精進料理をいただき、禅体験や境内の動植物とふれあいながら過ごしてチェックアウト(下山)となります。

宿坊体験の後は、下北半島の絶景スポット巡りがおすすめです。

本州最北の「大間崎(おおまざき)」では津軽海峡を挟んで函館の街並みを望むことができ、景勝地「仏ヶ浦(ほとけがうら)」では巨岩群の美しさに息を飲むことでしょう。

「津軽海峡文化館アルサス」では、地域の文化に触れながら、思い出に残るお土産を選ぶこともできます。

ここからは「おおま宿坊 普賢院」の魅力について、詳しくご紹介していきます。

禅体験と海の幸で癒される「おおま宿坊 普賢院」

「おおま宿坊 普賢院」の宿坊棟

「おおま宿坊 普賢院」は、青森県下北郡大間町にある宿坊です。お寺に宿泊し、写経や座禅などの伝統的な体験ができる施設として、2018年に開設されました。

大間町は本州最北端の下北半島に位置し、マグロの一本釣りで全国的に知られています。「おおま宿坊 普賢院」では、この地の特産品である大間のマグロを堪能できるのが大きな魅力の一つです。

豊かな自然に囲まれた3,000坪の広大な境内では、野生のシカやリスが姿を見せることもあり、静かな環境の中で心を落ち着けることができます。

広大な境内を貸し切りにして、豪華な海の幸を味わえるこのユニークな宿泊体験は、新しいスタイルの宿坊として注目を集めています。

「おおま宿坊 普賢院」は、永代供養や樹木葬などの伝統的な寺院の役割を果たしながら、寺ヨガや音楽フェスなど現代的なイベントも開催しています。この斬新な取り組みは地域活性化のモデルケースとして、学校の教材にも取り上げられました。

宿坊を通じて地域を活性化したいという、若き僧侶の挑戦は現在も続いています。

「おおま宿坊 普賢院」では、他では体験できない究極の癒しを求めて、全国からリピーターが訪れています。

初めて宿坊を体験するカップルや、静寂と厳粛な雰囲気を味わいたいカップルにも最適な宿泊施設です。

今回は「おおま宿坊 普賢院」院代の菊池雄大さん(大澗山福蔵寺副住職)にお話をお聞きしました。

廃寺から再建された「おおま宿坊 普賢院」

「おおま宿坊 普賢院」の入口
(引用:公式Facebook

編集部

「おおま宿坊 普賢院」は新しくできた宿坊だとうかがいました。どのようなコンセプトがあるのか、教えていただけますか?

菊池さん

当院は、本州最北端、マグロで有名な青森県大間町の山奥に伽藍を構える、1日1組限定の禅宿坊です。

3,000坪の広大な境内に宿泊できるのは1組様だけ。日本でも類を見ないお寺、僧侶を1日貸し切れることをコンセプトにした新しい宿坊となっております。

編集部

「お寺の境内と僧侶を貸し切る」という発想は画期的ですね。本州最北端で新しい取り組みに挑戦する「禅宿坊」として、メディアでも注目されているとうかがっています。

宿坊としては2018年に始められたとのことですが、このきっかけについて聞かせていただけますか?

菊池さん

当院は曹洞宗大澗山福蔵寺(だいかんさんふくぞうじ)の別院です。南無普賢延命菩薩、薬師瑠璃光如来、成田山不動明王を御本尊とし、福蔵寺は宝暦4(1754)年開創、普賢院は平成2(1990)年に開山しました。

青森県下北半島の観光地、恐山と仏ヶ浦の中間にあり、開山当初は大変栄えていましたが、先代和尚の遷化(*1)に伴い長らく廃寺の期間がありました。

(*1)遷化=(せんげ)現世での教化を終えて別の世に遷ること、高僧の死。

「おおま宿坊 普賢院」の境内
▲朝の境内の様子。広い境内を2人きりで歩き、贅沢なひと時が過ごせます。

その廃寺を宿坊に生まれ変わらせたいと一念発起しました。10年で日本一の宿坊にすることを目標に、現在5年目のシーズンを迎え着々と進化し続けております。

編集部

菊池さんは、曹洞宗の大本山永平寺で修行された後、各地のお寺を経て、地元の大間に戻られたとうかがいました。お寺の再建には、地元に対するさまざまな思いもあったそうですね。

5年目を迎えられて、お寺を訪れる方にも変化があったのではないでしょうか?

菊池さん

はい。宿坊開山前は、年間参拝者が50人にも満たなかったのですが、2021年には参拝者が5000人まで増えるなど、たくさんの方々に足を運んでいただけるお寺に生まれ変わりました。

編集部

参拝者が100倍に増えたというのはすごいことですね。「10年で日本一に!」と一念発起された菊池さんの宿坊にかける思いが実りつつあるのがわかります。

3,000坪の境内とお坊さんを独占できる贅沢な宿坊体験

「おおま宿坊 普賢院」の受付
(引用:公式Facebook

編集部

宿坊の運営に関しては、どのような点にこだわっていらっしゃいますか?

菊池さん

当院は1日1組限定にこだわっています。3,000坪を超える自然豊かな境内で、たった1組という贅沢な環境の中で禅体験をしていただき、現代社会を生きる活力を養っていただいております。

日本には数多くの宿坊がございますが、広大な境内と僧侶を1日貸し切りで利用できる宿坊は、非常に珍しいと自負しております。

編集部

宿坊に関心があるカップルにとっては、大変魅力的な環境だと思います。訪れたカップルには、どのように過ごしてもらいたいとお考えですか?

菊池さん

禅体験を通じて、心と身体を整えていただきます。2人でゆっくりとした時間を過ごし、今後の2人の人生を見つめ直すきっかけにしていただければと思います。

実際に、3年先の結婚記念日までご予約をいただいているお客様もいらっしゃるんですよ。

編集部

1組限定という特別感は、大きな魅力ですね。ここで過ごす時間が、いかに貴重なものになるかが想像できます。

「おおま宿坊 普賢院」で過ごす醍醐味を知ったカップルとのご縁が、この先も続いていくのは素晴らしいことですね。こうした長期的な関係性が、菊池さんの目指される日本一の宿坊へとつながっていくのだと感じました。

お坊さんとの対話で深まる自己理解と絆

「おおま宿坊 普賢院」の花手水

編集部

どのようなときに「宿坊をやっていて良かった」と感じられますか?

菊池さん

当院には、誰にも打ち明けられない悩みを持った方もいらっしゃいます。例えば、学校へ通えないお子様を持つ親御さんや、どうしても生きづらいと感じている方などです。

そういった方々と向かい合うのではなく、"向かい合いきる"こと。これが当院の存在する意義だと考えております。

ある時は一晩中向かい合います。当院で心の奥底にある悩みを全て打ち明けられ、今では毎年、遠路はるばる訪れてくださっている方もいらっしゃいます。

これこそが正しく仏縁であると信じておりますし、僧侶冥利に尽きると思っております。

編集部

菊池さんが、じっくりとお話を聞いてくださるのですね。「宿坊」の意義が、少しずつわかってきたような気がします。カップルでお寺に泊まるだけでも新鮮ですが、こちらの話をじっくり聞いてもらうというのも、なかなかない機会だと思います。

お坊さんを前にすると緊張しそうですが、出演されたメディアを拝見すると、菊池さんの気さくなお人柄が伝わってきますね。お寺のFacebookも拝見しましたが、菊池さんの温かい日常にとても癒やされました。

菊池さん

そうですね。人生において、僧侶の友人が1人いたら面白い。そんなゆるい気持ちで訪れていただけたらと思います。利用していただいたお客様いわく、当院は、ゆるい宿坊「ゆる坊」と言われております。

編集部

「ゆる坊」、それをうかがって、少し緊張がほぐれました。宿坊を初めて体験するカップルも、リラックスした気分で訪れることができそうですね。

心を整える多彩な禅体験プログラム

「おおま宿坊 普賢院」の坐禅体験の様子

編集部

「おおま宿坊 普賢院」では、どのような体験ができるのか、教えてください。

菊池さん

当院では、お客様のご希望に応じて様々な体験をご用意しています。具体的には、祈祷、供養、坐禅、写経、御朱印帳作り、法話などがあります。

これらの体験はすべて住職が直接説明し、一緒に行います。体験を通じて心を整える時間を共有し、心の落ち着きを感じていただきたいと思います。

「おおま宿坊 普賢院」の写経体験の様子
▲写経体験の様子。約1時間かけて「摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」を写経します。

「おおま宿坊 普賢院」の御朱印帳作りの様子
▲御朱印帳作りの様子。自分だけのオリジナル御朱印帳が出来上がります。

編集部

写経は、筆を動かすことに集中することで、日常の雑念から離れ、心を整える効果があるそうですね。また、御朱印帳作りでは、和紙の優しい質感を楽しみながら、オリジナルの作品を作ることができるのですね。これらの体験は、心を落ち着かせ、思い出に残る時間になりそうです。

山小屋風の宿坊棟は究極の癒し空間

「おおま宿坊 普賢院」宿坊棟のベッド

編集部

お寺で体験できるのはもちろんですが、宿泊するお部屋も気になります。宿坊のお部屋はどのような雰囲気なのでしょうか。

菊池さん

宿坊のお部屋は、和モダンな作りとなっており、シモンズ社の高級ベッドを採用しています。木の温もりを感じられる上質な山小屋をイメージしたサンルームも特徴です。

テレビやインターネット接続から離れ、静かな環境でゆっくりとお過ごしいただけます。

「おおま宿坊 普賢院」宿坊棟のサンルーム
▲宿坊棟のサンルーム。こだわりが感じられるソファに座り、庭一面に広がる木々に癒やされる空間。

編集部

これが宿坊棟なのですね。とてもリラックスできそうな雰囲気です。ベッドにサンルームという組み合わせは意外でしたが、木の温もりが感じられる内装がとても落ち着きます。

2人で禅体験をした後、その余韻に浸りながら過ごすのにぴったりの空間だと思います。時間が止まってほしいと感じるほど、居心地の良さが伝わってきます。

菊池さん

当院利用のお客様は8割方が女性ですから、お部屋も料理もお風呂も、女性の方が喜んでいただけるよう配慮を重ねております。

当院でご用意しているアメニティーは以下の通りです。

宿坊棟「佛光庵」のアメニティーグッズ

作務衣、バスタオル、ミニタオル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、歯ブラシ、ドライヤー、茶菓子

編集部

女性が喜ぶ要素が揃っていると聞くと、カップルで訪れても安心ですね。宿坊棟では入浴もできるのですか?

菊池さん

宿坊にはシャワールームがございますが、ご入浴には近くの天然温泉をご案内しています。

近隣には、本州最北の温泉「おおま温泉海峡保養センター」と「大間温泉養老センター」の2種類の温泉がございます。ご希望に応じて、オススメの入浴施設へご案内させていただいております。本州最北の温泉をぜひご堪能ください。

>>おおま温泉海峡保養センター
>>大間温泉養老センター

編集部

近くで温泉に入れるのは嬉しいですね。どちらも「おおま宿坊 普賢院」から車で1~2分ということですから、温泉で温まった体で戻ってくることができます。お風呂上りに、このサンルームでくつろげたら、最高に気持ちよさそうですね。

大間マグロと精進料理で味わう食の贅沢

編集部

宿坊でもう一つ楽しみなのが、お料理ですね。「おおま宿坊 普賢院」では、大間ならではの料理を楽しみに訪れる方も多いと聞きました。

菊池さん

はい。四季折々の旬の地元食材を提供しております。通常の宿坊では2食とも精進料理であることが多いのですが、当院では精進料理は朝食のみ、夜は大間マグロをはじめとした海の幸を提供しています。

「おおま宿坊 普賢院」の朝の精進料理
▲朝食の精進料理。お粥に種類豊富な副菜が、とても豪華です。

夕食は豪華に、大間マグロの大トロ、中トロ、赤身の食べ比べがメインです。さらに、アワビ、もずく、帆立、マグロの胃袋や心臓の珍味盛り、マツモのしゃぶしゃぶなど、津軽海峡の海の幸の盛り合わせを提供しております。

特に、大間町より門外不出の希少な高級岩海苔を使ったおむすびは人気メニューです。このおむすびを食べるためにリピートする方もいるほどです。

「おおま宿坊 普賢院」の夕食
▲大間マグロをメインに地元の食材が並んだ豪華な夕食。

編集部

これは驚きました。色鮮やかな精進料理にも感激しますが、この夕食の豪華さは驚きですね。料理を楽しみに訪れる方が多いのもうなずけます。

大間のマグロは、築地市場でも高値で取引される高級品ですからね。贅沢な大間マグロを提供できる宿坊は、他にはないと思います。これは「おおま宿坊 普賢院」の大きな魅力ですね。

菊池さん

はい。世界に誇る大間産マグロを提供できる唯一無二の宿坊です。宿坊という概念を一旦置いていただき、新しい宿坊の在り方を食事を通じて感じていただけたらと思います。

食事を薬の如く頂く。命を頂くに値する1日を過ごす。普段の食事にも禅の教えを感じるだけでも、尊い味になることと思います。

編集部

食を通じて感じることも、宿坊体験の一つなのですね。食をいただくことは、命をいただくことです。神聖なマグロを前に、感謝の気持ちでいただく、そんな心になれると思いました。

提供されるお食事には、何か特別な配慮をされることはありますか?

菊池さん

素材の味を最大限に生かすことを心がけております。基本のコースのみになりますが、訪れる方の出身地を聞いて味付けを変えるなど、細かな気配りに重きを置いております。

編集部

料理を作る過程においても、丁寧な心遣いをされているのですね。そうした思いを知ってあらためて料理に向き合うと、大切に味わって食べる姿勢になります。

食事を楽しみにしているカップルは大満足な時間を過ごせると思います。五感を通して体験できる宿坊の奥深さに、あらためて感動しています。

ここだけの”寺ヨガ”を貸し切り

「おおま宿坊 普賢院」の四阿からの風景
(引用:公式Facebook

編集部

他にも何か、特別な催しなどはありますか?

菊池さん

お寺で貸し切りヨガを行っています。当院では宿坊利用のお客様限定で、1組だけのヨガ体験を提供しています。

宿坊でのヨガ体験は、日本でここだけの特別なものです。講師には青森県各地で活躍している古畑夏希先生をお招きしています。

境内を貸し切りにして、1組限定でヨガインストラクターを独り占めできます。贅沢な環境で心と身体を癒す、特別なひとときをお過ごしいただけます。

寺ヨガは事前予約が必要です。ご希望の方は、宿泊予約の際に寺ヨガ希望の旨をお伝えください。

編集部

とても贅沢な試みですね。2人だけのためのヨガという特別感は、ぜひ体験したいものです。

四季折々の自然に囲まれた境内の魅力

「おおま宿坊 普賢院」の境内
(引用:公式Facebook

編集部

素敵な境内ですが、菊池さんおすすめのスポットはありますか?

菊池さん

私の1番のおすすめは、高台に設置してある四阿(あずまや)から見下ろす境内です。周りが自然に囲まれている環境だからこそ、自然の立派さを実感できます。四阿からは境内全体を見渡すことができ、静寂な雰囲気を味わえます。

編集部

実際に1泊してみると、広い境内を独り占めという感覚が実感できるのだと思います。カップルがゆっくり過ごせるとしたら、どこが一番おすすめですか?

菊池さん

お部屋のサンルームですね。境内に広がる自然を見ることができます。坐禅をしながら、読書をしながら、晴れた日も雨の日も、どのような時でもくつろげる場所です。その都度見せてくれる自然の表情に、穏やかな気持ちになることと思います。

編集部

季節が変われば、周りの木々の移り変わりも楽しめると思いますが、境内ではどのような植物が見られるのですか?

菊池さん

3,000坪の境内には四季折々の花々が咲き誇り、以下のように季節によって様々な表情を見せてくれます。

境内で見られる四季の風景

春・・・桜、梅、福寿草、満作
夏・・・新緑のツツジ、サツキ、紫陽花、大手毬、小手毬、菖蒲
秋・・・沢山のもみじの紅葉
冬・・・パウダースノーの雪

自分だけのお気に入りのスポットをお探しください。

「おおま宿坊 普賢院」の境内の小径
▲境内を歩けば、木々や花々が迎えてくれます。(引用:公式Facebook

編集部

境内には見どころがいっぱいですね。自然豊かな一帯ですから、動物も姿を現すのではないでしょうか?

菊池さん

はい。四季折々の表情も魅力ですが、自然いっぱいの境内には沢山の野生動物たちが遊んでおり、時折見せてくれる姿は必見です。天然記念物の最北のサルやニホンカモシカ、リス、ウサギなど、沢山の野鳥を見ることができますよ。

「おおま宿坊」の境内に現れたカモシカ
▲境内に現れるニホンカモシカ。(引用:公式Facebook

編集部

なるほど、境内には野生の動物も訪れるのですね。野生動物に出会えたとしたら、この境内で歓迎されているような気持ちになります。とても贅沢な環境ですね。貸し切りの境内の魅力は尽きません。こんな非日常的な空間で過ごしたら、現実世界に戻りたくなくなってしまいそうです。

利用者の声から見る「おおま宿坊 普賢院」の魅力

編集部

宿坊を体験された方からは、どのような感想が寄せられますか?

菊池さん

様々なご感想をいただいておりますが、特に印象的なものをいくつかご紹介します。

アイコン
只管打坐(しかんたざ)の精神のもと、意味を考えず仏様と向き合って座る坐禅体験ができた。
アイコン
本格的な坐禅を体験できる貴重な機会だった。
アイコン
禅体験を通じて自らの人生を見つめ直し、生きた証となる自分自身の宝物に気付くことができる場所だ。

当院を利用される方の多くは、リピーターとして毎年訪れていただいています。

その魅力としては、1日1組限定という贅沢な空間であること、人生の節目に心を整えて明日への活力を養えること、などが挙げられます。

当院は檀家制度ではなくファン制度を採用しています。「おおま宿坊 普賢院」のファンとなっていただき、自分のマイ寺として通っていただくことは、寺院を護る立場としてとてもありがたいことです。

編集部

ファン制度の寺院というコンセプトが素晴らしいですね。ファンによって支えられ、それをまたファンに還元していく。その繰り返しが続くことで、多くの方との絆がより深く、より確かなものになっていくのだと感じました。

人には教えたくない宿坊!料理に感激

「おおま宿坊 普賢院」の口コミを探してまとめましたので、代表的な感想をご紹介します。

アイコン
料理の美味しさに驚いた
アイコン
広大な境内を貸し切りで利用できる満足感が非常に高い
アイコン
心のこもったおもてなしに感動した

特に料理の美味しさを称賛する声が多く、再訪したいという感想や、知る人ぞ知る隠れた名所として評価する意見も見られました。全体的に、訪れた方々が宿坊体験を高く評価している様子が伺えます。

「おおま宿坊普賢院」からカップルへのメッセージ

編集部

宿坊体験を考えているカップルへのメッセージをお願いできますか?

菊池さん

1日1組限定の禅宿坊に泊まり、自らの人生、パートナーとの関係を見つめ直す。当院には、そのような静かで落ち着いた環境が整っております。

心と身体を整える時間を過ごすことで、当院から帰路に着く際には、新たな視点で人生を歩むことができるでしょう。お寺と僧侶を貸し切れる特別な体験を通じて、パートナーとの絆を深める機会にしてみませんか?

皆様とお会いできる日を心より楽しみにしております。

編集部

今回は、とても貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

「おおま宿坊 普賢院」利用のための基本情報

住所 〒039-4601
青森県下北郡大間町大字大間字内山48−137
アクセス 最寄り駅「下北駅」より車で1時間
最寄りバス停・下北交通バス「七郎平」
駐車場 あり
送迎 なし
電話番号 0175-37-4649
利用時間 チェックイン:14時から(18時までにご到着ください)
チェックアウト:10時まで
宿泊料金 宿坊体験プラン(完全予約制・1組限定)
大人1泊1名 18,000円
室内設備 坐禅専用椅子、エアコン、コーヒーマシン、温水洗浄便座、仏教関連書籍多数
公式サイト https://www.ooma-fugenin.jp/shukubou

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

「おおま宿坊普賢院」周辺のデートスポット

下北半島の二大観光地、「恐山」と「仏ヶ浦」のちょうど中間に位置する「おおま宿坊 普賢院」は、観光拠点としての立地条件が抜群です。

下北半島ならではの絶景を楽しむには、海岸沿いの「大間崎」や「仏ヶ浦」がおすすめです。本州最北端の壮大な景色を存分に堪能してみてください。

周辺のおすすめデートスポット

大きなマグロのモニュメントが迎えてくれる「大間崎」

本州最北端の地「大間崎」までは「おおま宿坊 普賢院」から車でわずか10分の距離です。

目の前には津軽海峡が広がり、晴れた日には対岸の函館市汐首岬を見ることができます。大間崎から函館までの距離はわずか17.5kmです。

大間崎には大きなマグロのモニュメントがあり、それにまたがって2人で記念写真を撮ることができます。観光の思い出作りにおすすめです。

また、函館と大間を結ぶ津軽海峡フェリーの乗り場までも車で10分と、アクセスが非常に便利です。

公式URL:大間観光情報サイト(大間崎)

日本の秘境百選「仏ヶ浦」で神秘的な絶景を堪能

下北半島国定公園内にある「仏ヶ浦」は、日本の秘境百選にも選ばれている絶景スポットです。数百万年の歳月をかけて風雨と波によって削られた巨岩が、奇妙で不思議な形を連ねています。

白緑色の美しく神秘的な巨岩群は、訪れる人々に深い感動を与えます。この圧倒的な景観は、カップルにとって忘れられない思い出になることでしょう。遊覧船による観光もおすすめで、海上から巨岩群を眺める体験は格別です。

「おおま宿坊 普賢院」から「仏ヶ浦」までは約50キロメートルありますが、遊覧船乗り場までは車で約1時間の距離です。1時間半の遊覧コースの乗船料金は大人1人2,500円(往復)となっています。

公式URL:仏ヶ浦海上観光公式サイト

「津軽海峡文化館アルサス」で地元の魅力再発見

「津軽海峡文化館アルサス」は、青森県下北半島の西側に位置する複合文化施設です。仏ヶ浦への遊覧船のチケット売り場があり、遊覧船の発着場所としても機能しています。

施設内には、地元の味を楽しめるレストランや青森の伝統工芸品を扱う店舗、津軽海峡を一望できる展望室などが設けられています。観光客やカップルにとっては、地域の文化に触れながら思い出に残るお土産を見つけられる絶好のスポットです。

参考サイト:仏ヶ浦海上観光公式サイト(津軽海峡文化館アルサス)

まとめ:宿坊体験で自分と相手に向き合うデート

今回ご紹介した「おおま宿坊 普賢院」には、新しい宿坊の魅力が満載でした。豊かな自然に囲まれた環境で二人で過ごす時間は、かけがえのない思い出となり、お互いを見つめ直す貴重な機会となるでしょう。

大間産マグロのお刺身や、菊池院代の温かなおもてなしも、宿泊者の心を癒してくれます。

五感で感じる自然のパワーによって心身が浄化され、新たな可能性が開かれていく非日常的な体験。そんな特別な時間を過ごしたいカップルは、ぜひ「おおま宿坊 普賢院」を訪れてみてください。

二人の絆を深め、幸せを育む貴重な機会となることでしょう。