岐阜・舟伏の里へおんせぇよぉ~!廃校カフェで楽しむ郷土料理と自然満喫デート
岐阜県山県市にある、「北山農家レストラン 舟伏の里へ おんせぇよぉ~」をメインにしたデートプランを紹介します。
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」は、まるでおばあちゃんの住む田舎を訪れたかのような気分で過ごせる、温かい雰囲気の飲食店です。
近くの山で採れた新鮮な山菜や、スタッフが丹精込めて育てた地元の農作物を中心に、季節の野菜がたっぷり使われています。体の中から元気が湧いてくるような料理を楽しめます。忙しい日常を離れて、のんびりとした時間を過ごしたい二人にはまさにおすすめのデートプランです。
今回は「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」の代表を務める山口さんに、お店の魅力について詳しくお話をうかがいました。
廃校を活用した「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」の3つの魅力
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」は、岐阜県山県市にある廃校となった旧北山小学校を利用した施設です。店舗として使用されているスペースだけでなく、教室や図書室にも自由に入ることができます。二人で施設内を巡ると、懐かしい学校の雰囲気に包まれ、思い出に浸ることができるでしょう。
それでは、「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」の魅力について、詳しくお聞きしていきましょう。
清流と山に囲まれた自然豊かな立地
編集部
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」のランチは大変人気で、遠方からもたくさんの方が来られると聞きました。まず、「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」の立地の特徴について教えていただけますか?
山口さん
廃校を活用したお店「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」は山間にあり、学校のすぐ横には長良川の源流域のひとつである神崎川が流れています。神崎川はどこまでも透明で、深い場所では鮮やかなエメラルドグリーンに輝き、「神崎ブルー」や「癒しの清流」と言われるほどに美しいんです。眺めるだけで、清々しい気分になれます。
この自然豊かな地域で生まれ育った方が、「おばあちゃんたちが輝ける場所を」と考え2013年10月にオープンさせたのが、「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」です。
地元のおばあちゃんたちが創る温かな空間
編集部
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」という店名は、印象に残るネーミングで素敵だと感じます。「おんせぇよぉ~」というのは、どういう意味なのでしょうか?
山口さん
「おんせぇよぉ~」というのは、「いらっしゃい」と同じ意味です。「北山地区にある舟伏山の麓にあるお店へ、気軽にいらっしゃい」という想いを込めて名付けました。
「いつでも帰っておいで」という気持ちで皆さんをお迎えしています。忙しい時もありますが、できる限りお客さまとひと言でも会話を交わすように心がけています。「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」で、地元のおばあちゃんの家に来たような温かい雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。
懐かしの給食ルームで味わう郷土料理
編集部
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」は、廃校となった北山小学校にあるという点も、大きな特徴だと感じます。小学校だった当時、食事をいただける場所は、どのように使われていたのでしょうか?
山口さん
食事をしていただく場所は、当時ランチルームとして使われていたところです。全校生徒がランチルームに集まり、一緒にお昼ご飯を食べていました。
私どもは、旧北山小学校という場所はもちろん、北山で育まれてきた田舎料理も、次の世代に残していきたいと考えています。
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」には若い方々がお手伝いに来てくれることがあり、おばあちゃんたちが持ち寄った田舎料理の知識や技術を積極的に伝えています。
お客様には、この空間を感じ、食事を味わい、おばあちゃんと触れ合って、心温まるひと時をお過ごしいただけたら嬉しいです。
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」の絶品メニュー3選
編集部
続いて、食事の内容について詳しく教えてください。「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」には、どのようなメニューがありますか?
山口さん
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」には、大きく分けて次の3種類のメニューがあります。どの料理も地域で受け継がれている手作り料理で、滋味深いですよ。
季節の主菜と、田舎料理の副菜5種類がセットになったメニューです。小鉢を籠に詰め込んだ、温かい雰囲気も魅力です。
つなぎを使わない蕎麦粉100%の蕎麦と、田舎料理の副菜3種類のセットです。かつて舟伏山には蕎麦畑があり、蕎麦の花で山肌が白く見えたそうです。昔の景色を想像しながらお召し上がりください。
みそ煮に田舎料理の副菜2種類と野菜盛りが付きます。この地域には、山仕事の際にみそを持参し、昼食として食べる風習がありました。昔ながらのみそ煮は、格別な味わいです。
▲味噌煮は具材を目の前で煮込むスタイル。グツグツするほどに香りが広がり、幸せな気分になります。
夏季限定で、地元の美山製麺所の麺を使った「冷麦ランチ」も提供しています。ツルツルとした喉越しで、暑さで火照った体を癒してくれます。
全てのメニューに混ぜご飯が付きます(※)。「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」の混ぜご飯は、季節に応じて具材が変わるのも特徴です。
※みそ煮ランチは基本的に白米ですが、混ぜご飯を選択することができます。
食欲旺盛な方には、天ぷら・デザート・ドリンクが追加される「特製ランチ」がおすすめです。お盆の上にたくさんの器が並ぶ様子は圧巻です。全てのメニューを特製ランチに変更可能です。
また、お食事と一緒に提供しているお茶は、地元産の「北山茶」を使用しています。
▲豊かな自然の中で育てられた北山茶は香り豊か。特に水出しでは、お茶本来の甘みを感じられます。
お茶も好評ですので、ぜひお楽しみください。
スタッフ自ら収穫!新鮮な山菜と野菜のメニュー
編集部
どのメニューも、北山でしか味わえない貴重な料理ばかりだと思います。こだわりがたくさん詰まっていると思いますが、最大の特徴を挙げるとしたら何でしょうか?
山口さん
田舎料理とみそを含め、すべて手作りしている点が、「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」の最大の自慢です。
野菜はスタッフが自ら育てたものを主に使用し、山菜は春に各スタッフの持ち山で収穫したものを使っています。このような自然の恵みを、昔ながらのおばあちゃんの味付けで楽しめる場所は、現代ではなかなか珍しいと言えるでしょう。
カップルにおすすめ!2種類の特製ランチの楽しみ方
編集部
読者の中には、どのメニューを頼もうか迷ってしまう方もいそうです。特に人気が高いのは、どのメニューでしょうか?
山口さん
「舟伏の里 特製ランチ」が一番人気です。おかずの種類が最も多いのが魅力的だと思います。おばあちゃんたちが心を込めて作った様々な味を楽しんでいただきたいので、私のおすすめもこのメニューです。
次に人気があるのは「蕎麦 特製ランチ」です。寒くなる季節には「味噌煮 特製ランチ」も多くご注文いただきます。
カップルの方には、別々のメニューをご注文いただくのがおすすめです。主菜は心温まる料理ばかりですし、蕎麦も印象に残るはずです。それぞれの料理を分け合うことで、会話も弾むでしょう。
カップルへのお土産に!手作り味噌と季節の特産品
編集部
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」では、お土産品は売られていますか?カップルにおすすめのものがあれば、教えてください。
山口さん
はい、様々なお土産品を取り揃えています。料理が好きなカップルには、手作り味噌が最もおすすめです。コクがあるので、普段作る料理もひと味違った味わいになります。二人で楽しむお家ご飯の満足度が上がるはずです。
他にも、食べるラー油や地域の方が作ったクラフト製品なども販売しています。春の季節限定品としてワサビの醤油漬けもあります。季節に応じて商品が変わりますので、ぜひゆっくりとお楽しみください。
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」でのデートを2倍楽しむコツ
ここからは、「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」での楽しみ方について、特にカップルやデートでの過ごし方を中心に聞いていきましょう。
廃校の雰囲気を満喫!校舎内探検の楽しみ方
編集部
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」でランチをいただいた後、おすすめの過ごし方はありますか?
山口さん
ぜひ施設内をひと周りしてください。図書室や教室などが当時のままに残っている場所があります。
教室にはチョークを置いていますので、お互いの学生時代の思い出を語り合いながら黒板に文字や絵を書くのも楽しいですよ。先生役と生徒役になりきって授業をするのも、童心に返ったような気持ちでワクワクすると思います。
2階にある資料館もおすすめです。古い民具や学校の教材などを展示していますので、地域の歴史や文化についての理解が深まり、興味深いひと時が過ごせるはずです。また、資料館には本も置いてあり、自由にお読みいただけます。
インスタ映え間違いなし!思い出の写真スポット
編集部
懐かしい雰囲気が漂う施設内は、写真撮影したくなる場所が多いのではないでしょうか。記念撮影におすすめの場所を教えていただけますか。
山口さん
校舎内は、子どもたちが授業を受けたり遊んだりしている様子が思い描かれるような懐かしい雰囲気で、どの場所も絵になります。
また、円原(えんばら)川の清流をバックにした記念撮影もおすすめです。円原川は光芒の風景が有名で、心が澄み渡るような美しい写真が撮れると思います。
写真を撮ってSNSにアップする際は、「#おんせぇよぉ」でタグ付けしていただけると嬉しいです。皆様の思い出の共有を楽しみにしています。
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」周辺の観光スポット
編集部
敷地内を巡った後、時間に余裕がある場合の過ごし方や、デートにぴったりな近くの場所はありますか?
山口さん
神崎川・円原川の清流を眺め、自然を間近に感じながら散策するのがおすすめです。
コーヒー好きのカップルには、「Phin and Bean」がおすすめです。DIYで作られたおしゃれな空間で、本格的なベトナムコーヒーを楽しめます。
公式サイト:Phin and Bean
山登りが好きな方には、標高1,040mの「舟伏山」がおすすめです。特に春の新緑は見事で、心に残る景色に出会えるでしょう。
参考サイト:舟伏山(山県市ホームページ)
イベント好きの方は、ウェブサイト「山県ツアーズ」をチェックしてみてください。「山菜摘み」「手もみ茶作り」「味噌作り」など、季節ごとの体験イベント情報が掲載されています。珍しい内容が多いので、二人で参加すると良い思い出になるはずです。
地元の方が講師を務めることが多いので、山県の人々と触れ合える点も魅力です。
公式サイト:山県ツアーズ
古民家宿泊とサウナで楽しむ非日常カップル体験
編集部
遠方から「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」に来られる方のために、周辺のカップル向け宿泊施設について教えていただけますか?
山口さん
カップルの方には「古民家 水音」がおすすめです。昭和初期に建てられた古民家をリノベーションしたゲストハウスで、当時の襖や照明を活かしたインテリアが心を落ち着かせてくれます。
公式サイト:古民家 水音
また、サウナ好きのカップルには、「古民家 水音」の宿泊と交流コワーキングスペース「神崎よってちょ」のテントサウナがセットになったプランがおすすめです。サウナ後のクールダウンには、清流の川に入ることができます。サウナでリフレッシュし、古民家で二人の時間を過ごすことで、思い出に残るデートになるでしょう。
公式サイト:神崎よってちょ
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」からのメッセージ
編集部
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」でのデートを検討しているカップルへ、メッセージをお願いします。
山口さん
学校を改装した施設ならではの懐かしい雰囲気を味わいながら、おばあちゃんの手作り田舎料理に癒されていただけると幸いです。自然豊かな環境で、ゆったりとした時間を過ごしていただけると思います。
編集部
野菜を育てたり、山菜を採ったりするところから、スタッフの方がされている点は特に感銘を受けました。「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」の田舎料理が人気なのは、おばあちゃんの長年の経験や知恵、そして心のこもった愛情がたっぷり入っているからなのでしょうね。本日はどうもありがとうございました。
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」の口コミ・感想
ここからは、「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」を訪れた方々の口コミを紹介します。多くの方が料理の美味しさや雰囲気を高く評価しています。
- 野菜が多く使われていて健康的な印象です。
- 季節の野菜が食べられるので、旬の味わいを楽しめます。
- キッチンが見えるオープンな造りで、スタッフのおばあちゃん達とコミュニケーションが取れて楽しいです。
- 特にみそ汁とみそ煮が絶品です。
- 里芋の揚げ物がもっちりして美味しいです。春には、よもぎご飯も登場して好評です。
口コミを見ると、「美味しい!」という感想が圧倒的に多く、訪れた方々は大変満足しているようです。運が良ければ、おばあちゃんスタッフから地域の歴史や料理にまつわる話を聞くこともできるそうです。
心温まる時間を過ごせる場所なので、懐かしい雰囲気や家庭料理を楽しみたいカップルの皆さまには、ぜひ一度訪れていただきたいスポットです。
「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」の基本情報(営業時間・アクセス)
住所 | 〒501-2301 岐阜県山県市神崎100(北山交流センター内) |
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電話番号 | 080-2648-8175 ※営業時間内のみ対応可能 |
営業時間・定休日 | 【営業時間】 11:00〜15:00(ラストオーダー14:30) 【定休日】 月曜日~木曜日 お盆期間 12月~2月の冬季 |
最寄り駅・アクセス | 【公共交通機関】 岐阜駅よりバス利用、「北山交流センター」下車 【自動車】 関広見インターチェンジより約30分 |
駐車場 | あり |
予約 | 不要 ※10人以上の団体利用の場合は電話連絡が必要 |
料金の目安 | 1,000円~1,400円 |
公式URL | http://gifu-yamagata.wixsite.com/onseiyo |
※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示となっております。