「桜井甘精堂 本店」で栗本来の美味しさに感動!スイーツ好きに捧げる至福のデート|長野

こちらの記事で紹介するのは、長野県上高井郡小布施町にある「桜井甘精堂 本店」をメインにしたデートプランです。

桜井甘精堂(さくらいかんせいどう)は210年以上に渡り、小布施で栗菓子を作り続けている老舗ブランドです。栗本来の味を引き立てることを重視して作られたお菓子は、まさに感動もの!きっと、栗のスイーツを色々と食べ歩いている方でも思わず唸ってしまうことでしょう。

本店の近くにはカフェや食事処もあるので、美味しい栗グルメ&スイーツを満喫しながら、小布施の町を二人でのんびり散策すると、きっと思い出深いひと時が過ごせるはずです。

今回は桜井甘精堂の企画・広報部に所属する井口さんに詳しくお話を伺いました。

創業1808年!素材にこだわる老舗店・桜井甘精堂

長野県上高井郡小布施町にある「桜井甘精堂 本店」の外観

編集部

桜井甘精堂は、小布施近辺ではもちろん全国的にも有名なブランドですね。歴史が長いと聞きますが、いつ創業されたのでしょうか?

井口さん

桜井甘精堂の創業は1808(文化5)年でして、栗の郷・小布施で210年以上に渡り、暖簾を守る栗菓子屋です。

本店ではお土産やご贈答向きの多彩な栗菓子を販売していますが、他にも栗を中心にしたお店をいくつか営んでおります。栗おこわなどを提供する食事処や、栗を使った洋風スイーツをじっくり食べられるカフェ、テイクアウトにぴったりな手軽な栗スイーツに注力する店舗もあります。

余計なものは加えない。栗の美味しさをストレートに実感できる

長野県上高井郡小布施町にある「桜井甘精堂 本店」で使われている栗

編集部

様々な栗スイーツ&栗グルメをいただける桜井甘精堂は栗への思いが強いことと思いますが、どんなこだわりをお持ちかご紹介いただけますか?

井口さん

私たちは「本物を提供する」というポリシーのもと、原料の栗をはじめ素材は厳選したものを使い、美味しさと品質の両方を重んじて作っています。

栗菓子は栗そのものの自然の風味を大切にし、余計なものは加えません。たとえば、栗の甘露煮に栗あんを絡めた「栗かの子」の原料は栗と砂糖、ただそれだけです。本物の栗菓子にはごまかしはきかないという信念で、栗の美味しさを追求しています。

長野県上高井郡小布施町にある「桜井甘精堂 本店」の栗かの子
▲熟練の職人が、栗のベストな状態を見極める。

栗以外の素材にも、こだわりがいっぱいです。たとえば「泉石亭」の料理で使っている調味料は、名のある老舗の醸造場で時間と手間をかけてつくられたもの。納得のいく味を出すために、細かなところまで妥協せず作っています。

また、お菓子や料理だけでなく、サービスにおいても「本物」を目指しています。サービスについては「本物」と言っても堅苦しくなく、お客様の気持ちに寄り添ったホッとできる空間や接客を理想としています。

派手さはないけれど地元の方々が和み旅行中の方々が安らぐ、なんだか心地よくてあたたかい、そんな場所を提供するのが理想です。

桜井甘精堂の歴史を学べる!「桜井甘精堂 本店」の魅力

長野県上高井郡小布施町にある「桜井甘精堂 本店」の周辺

編集部

続いて、「桜井甘精堂 本店」について詳しく聞かせてください。本店ではどのようなお菓子が買えますか?

井口さん

「桜井甘精堂 本店」では様々な栗菓子を販売していますが、特に伝統があるのは「栗ようかん」と「栗かの子」です。

刻んだ栗を散りばめた自慢の栗あんを挟んだ「栗どらやき」も、人気があります。栗あんは、栗と砂糖だけで練り上げて作っているんですよ。店内は広々としていますので、ゆっくり選んでくださいね。

編集部

「桜井甘精堂 本店」は、桜井甘精堂の歴史や栗について学べる「栗の木ひろば」があるのも特徴的に感じます。栗の木ひろばの展示についても教えてください。

井口さん

栗の木ひろばでは、パネルや写真、昔使われていた道具や以前のパッケージなどを展示しています。栗菓子への理解を深めてくれるものを展示していますので、栗が好きな方であればきっと興味を持っていただけるでしょう。お買い物の合間に、ぜひご覧ください。

また、店舗の外にベンチやテーブルをご用意しています。お買い上げになった商品を召し上がるのに使っていただくのもいいですし、小布施の町の散策途中に一息つく際もぴったりです。

お庭も素敵!「桜井甘精堂 本店」のデートでの楽しみ方

編集部

「桜井甘精堂 本店」は、和菓子が好きなカップルにはまさにうってつけのデートスポットだと感じますが、カップルに特におすすめなのはどちらの商品でしょうか?

井口さん

「ひとくち栗ようかん」はいかがでしょうか。賞味期限まで1年あるので12本入りを購入して、小布施旅行を思い出しながら毎月ひとつずつ時間をかけて召し上がるのもいいと思います。

長野県上高井郡小布施町にある「桜井甘精堂 本店」で買えるひとくち栗ようかん
▲口に入れた瞬間、栗の香りがふわりと立ち上がる。栗、砂糖、寒天のみで練りあげたひとくち栗ようかん。

最近、お土産として人気のリーフパイ「栗の葉」もおすすめです。二人で栗の葉を1枚ずつ逆さにして持ち、合わせるとハートの形になります。

長野県上高井郡小布施町にある「桜井甘精堂 本店」で買える栗の葉
▲二人で栗の葉を持っているところ。心和むいい写真が撮れる。

写真を撮った後に、仲良く食べるのも幸せなひと時だろうと思います。

編集部

「桜井甘精堂 本店」には、写真撮影に向いている場所はありますか?

井口さん

雨降りでなければ、本店のガーデンで撮影するのがおすすめです。ウッドデッキのパラソルの下に座り、草花をバックにすると素敵な写真が撮れると思います。

秋は、モミジが真っ赤に染まって綺麗ですよ。

新栗を使ったお菓子は並んででも食べる価値あり!

編集部

「桜井甘精堂 本店」には、購入できる期間が限られる特別な商品はありますか?

井口さん

はい。栗の収穫期である秋に様々な期間限定の商品が登場しまして、店舗は新栗で作ったお菓子を求めるお客様でにぎわいます。

新栗で作った特別な生ようかん「舟流し栗ようかん」は、1年のうちで3日間だけしか販売されない特別なお菓子です。収穫期に数量限定で販売する「栗きんとん」や「焼き栗」も人気があります。

季節商品や限定メニュー、イベントなどは桜井甘精堂のSNSで都度告知しますので、よろしければご覧ください。

栗の奥深さを実感!桜井甘精堂の食事処・カフェの魅力

長野県上高井郡小布施町にある「栗の木テラス」のショーケース

編集部

桜井甘精堂が運営する食事処やカフェなど、本店以外の店舗についても詳しく教えてください。

井口さん

栗を味わえる食事処やカフェは、本店の周辺にあります。なお、食事処やカフェではきのこやフルーツなど地元の食材を使ったメニューもありますので、信州の魅力を存分にご堪能ください。

では、桜井甘精堂のデートにおすすめの施設をひとつずつ紹介しますね。

美しい和庭園を眺めながら食事ができる「泉石亭」

長野県上高井郡小布施町にある「泉石亭」を庭から眺める

井口さん

本店の向かいにある食事処「泉石亭」では、栗おこわやお蕎麦などの食事のほか、栗の甘味もお召し上がりいただけます。

長野県上高井郡小布施町にある「泉石亭」の栗おこわ
▲栗おこわは小布施の名物!

泉石亭は全面ガラス張りになっていて、庭園を眺めながら食事ができるのもポイントです。歴史を偲ばせる和風庭園でして、結婚式のロケーションフォトに使われることもあります。

庭園はオープンガーデンになっていますので、どなたでもお気軽にお入りいただけます。庭園を抜けて、そのまま路地裏に抜けるのもよいでしょう。

庭園には、桜井甘精堂の七代目・桜井佐七が蒐集した絵画等を展示する「小さな栗の木美術館」もあります。小さな栗の木美術館は、芸術新潮で「気まぐれ美術館」を連載していた美術エッセイストで画廊経営者の洲之内徹氏と佐七の、長い親交がきっかけでできた美術館です。

長野県上高井郡小布施町にある「小さな栗の木美術館」の内観
▲古い土蔵をリノベーション。小さいが趣深い雰囲気で、心を落ち着けてくれる。

小さな栗の木美術館では、古賀春江・山口薫・吉岡憲など、異色の作家の秀作をご覧になれます。入場無料です

こだわりの栗スイーツと世界の紅茶の専門店「栗の木テラス」

長野県上高井郡小布施町にある「栗の木テラス」の内観

井口さん

「栗の木テラス」はアンティークの家具で統一されたシックなインテリアで、年代問わずデートにおすすめの店です。

いちばん人気のモンブランや栗ぷりん、地元産のフルーツを使ったケーキなど洋風の栗スイーツと世界の紅茶(※)を味わってください。月替りの季節限定メニューもあり、秋には大人気の「新栗モンブラン」も提供します。
※紅茶は注文の後、順番に淹れるため提供まで時間を要する場合あり。

長野県上高井郡小布施町にある「栗の木テラス」のモンブラン
▲栗本来の味がぎゅっと詰まっていてすごく濃厚!

栗の木テラスへお越しの際は、裏の通路にまわり栗の木テラスの洋菓子工房ものぞいてみてください。栗の木テラスで提供しているケーキや焼菓子の一部を作っている様子を、ガラス越しに少しご覧いただけます。

長野県上高井郡小布施町にある「栗の木テラス」の洋菓子工房
▲パティシエたちによる、手作業での丁寧なお菓子づくりは見もの!

甘〜い香りが漂っているので、路地を通るだけでも幸せな気分になれるでしょう。

ちなみに、栗の木テラスの裏の石畳の中にはハート形のものがあるんですよ。お時間に余裕があれば、ぜひ探してみてください。

絶品の食べ歩きスイーツがある「カフェ茶蔵」

長野県上高井郡小布施町にある「カフェ茶蔵」のくりあげまんじゅう

井口さん

小布施散策をしながらの食べ歩きにぴったりな栗スイーツを扱っているのが、「カフェ茶蔵」です。とりわけおすすめなのは、「くりあげまんじゅう」と「モンブランソフトクリーム」

くりあげまんじゅうは茶蔵限定の商品で、栗と黒糖が香る芳ばしい揚げまんじゅうです。モンブランソフトクリームには、桜井甘精堂自慢の栗あんとオブセ牛乳のソフトクリームの上に、さらに栗の木テラスのモンブランペーストをかけています。栗の風味が強く、美味しいですよ。

天気がよければ、本店の横にあるウッドデッキのテーブルまで行き、お庭を眺めながら召し上がるのもおすすめです。

「桜井甘精堂 本店」の周辺にあるデートスポット

長野県上高井郡小布施町にある「桜井甘精堂 本店」の前後に訪れたい「千曲川ふれあい公園」

編集部

「桜井甘精堂 本店」を中心に桜井甘精堂の各店を巡る際、あわせて訪れたいおすすめのスポットはありますか?

井口さん

はい。まず訪れてほしいのは、小布施の中心部にある「北斎館」です。浮世絵師・葛飾北斎が小布施で描いた掛け軸や肉筆画、迫力満点の祭り屋台の天井絵など貴重な作品が展示されていて、ミュージアムショップではおしゃれなお土産も買えます。

公式サイト:北斎館

雁田山の麓にあるふたつのお寺「浄光寺」「岩松院」も人気の観光名所です。「岩松院」の葛飾北斎が描いた天井絵「八方睨み鳳凰図」は、見ものですよ。

公式サイト:浄光寺

公式サイト:岩松院

縁結びの薬師さんとして親しまれる「浄光寺」の入り口には、四季折々の花が咲き誇る「フローラルガーデンおぶせ」と、新鮮な農作物が集まる「農産物直売所ろくさん」もあります。

公式サイト:フローラルガーデンおぶせ

参考サイト:農産物直売所ろくさん

町内には100以上のオープンガーデンがあり様々なお庭を散策できますし、小布施はコンパクトでありながら様々な魅力で溢れています。

編集部

小布施は自然が豊かなので、季節ごとに景色が変わるのもポイントだと思います。季節の限られる、おすすめの景色はありますか?

井口さん

小布施橋の河川敷にある千曲川ふれあい公園の、春の桜堤もぜひご覧いただきたいです。

長野県上高井郡小布施町にある「桜井甘精堂 本店」の前後に訪れたい「千曲川ふれあい公園」の桜堤
▲「カフェ茶蔵」でテイクアウトしたスイーツを片手に、お花見をしよう。

全長4kmに渡り、600本の八重桜が咲き誇ります。

車で約1時間!パワースポット・戸隠神社もあわせて訪れよう

編集部

泊まりがけで訪れる場合など、もう少し遠くまで足をのばしたいというカップルもいそうです。小布施の周辺にはどのような場所がありますか?

井口さん

周辺の市町村には、温泉街やキャンプ場、スキー場も多くあります。自然に囲まれて過ごしたい方にはぴったりですね。

長野市にある善光寺も一見の価値ありですし、パワースポットとして全国的に人気のある戸隠神社も、小布施からであれば車で1時間弱で行けます。見どころがいっぱいありますので、数日かけて旅行するのも良いでしょう。

公式サイト:善光寺

公式サイト:戸隠神社

「桜井甘精堂 本店」からのメッセージ

長野県上高井郡小布施町にある「桜井甘精堂 本店」の舟流し栗ようかん

編集部

桜井甘精堂を中心に小布施でデートをしようと考えているカップルへ、メッセージをお願いします。

井口さん

「栗と北斎と花の町」小布施で、二人で美味しいものを味わい、北斎がいた江戸時代に思いをはせ、庭園や北信濃の景色を眺めながら散策すると素敵な思い出ができるはず。

トップシーズンは新栗が味わえる秋ですが、かなり混み合いますので、ゆっくり過ごしたい方には別の季節もおすすめです。春はたくさんの花々で溢れ、夏は深緑と冷たいメニューが楽しめ、冬は雪景色の中ゆったり静かなひと時を過ごせます。ちなみに、個人的には春がいち押しです

栗が好きな方はもちろん、そうでない方もたくさんの楽しみが待ち受けています。ぜひ小布施へお越しください!

編集部

桜井甘精堂の栗を使ったお菓子は、素材と製法にこだわったものばかりなので、スイーツに詳しい方もきっと感動されるだろうなと思いました。

どんな栗スイーツ・栗グルメを食べたいかはもちろんのこと、季節ごとどのような過ごし方ができるかを踏まえてデートプランを検討すると、より充実したひと時が過ごせそうですね。本日はありがとうございました。

「桜井甘精堂 本店」の口コミ・感想

長野県上高井郡小布施町にある「泉石亭」のクリーム栗あんみつ

編集部でも「桜井甘精堂 本店」に訪れた方や「桜井甘精堂 本店」のお菓子を食べた方の感想を見つけたので、まとめてみました。

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桜井甘精堂のお菓子は、栗をそのまま食べているみたいで美味しい!
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モンブランは苦手だけど、栗の木テラスのだけは食べられる
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接客がいつも丁寧。気遣ってくれるのが嬉しい
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入店までかなり待ったけど、そんなことを忘れてしまうほどに美味しい。また行きたい
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おこわの栗が、感動ものの美味しさだった
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栗かの子が、栗きんとんのような味わいで栗感が強く美味
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栗おこわは、私にとって桜井甘精堂がナンバーワン

新栗を使ったお菓子はもちろんのこと、通年商品も含め様々な商品に「美味しい」という声が寄せられているのが印象的でした。栗本来の味を大切している桜井甘精堂だからこそ、栗の香りや味わいが強く深く印象に残るようです。

「桜井甘精堂 本店」の基本情報(アクセス・営業時間)

住所 〒381-0201
長野県上高井郡小布施町小布施774
電話番号 026-247-1088
アクセス 【電車】
・小布施駅より徒歩8分
【車】
・須坂長野東ICより約10km
・信州中野ICより約6km
・小布施スマートIC(ETC限定)より約3km
営業時間・定休日 【営業時間】
8:30~17:00
【定休日】
無休
駐車場 あり(店舗前に5台、専用の有料駐車場60台)
関連施設 ・泉石亭(本店向かい)
・カフェ茶蔵(泉石亭横)
・栗の木テラス(カフェ茶蔵の3軒隣)
・北斎亭(北斎館の向かい)
・小さな栗の木美術館
※カフェ茶蔵と小さな栗の木美術館は、冬期は休業。
※閉店時間が早いため、営業時間や定休日を公式サイトで事前に確認すること。
予約 不要
公式URL https://www.kanseido.co.jp/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
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