石岡市観光協会おすすめ!映えスポット巡りと絶景散策で楽しむカップルデート|茨城県

この記事では、石岡市観光協会の安蒜さんにお聞きした情報をもとに作成した、石岡市の"映え"スポットを巡るデートプランをご紹介します。

石岡市は茨城県のほぼ中央に位置する、自然豊かなまちです。名峰・筑波山をはじめとする山々、さらには国内で2番目に大きな湖・霞ヶ浦に囲まれたロケーションにあり、四季折々の里山の絶景を堪能できます。

そういった水と緑あふれる立地や温暖な気候を活かし、果物や花を中心とした農業が盛んです。また、江戸時代から続く街並みや歴史的遺産も数多く残っており、自然・食・歴史といった多彩な角度から石岡市の魅力に触れられます

今回は、石岡市で特に人気の"映え"スポットを巡るデートコースをご紹介します。カップルの皆さまはもちろん、友人同士や家族でのお出かけにもおすすめですので、ぜひ参考にしてみてください。

石岡市観光協会おすすめ!映えスポット巡りデートコース

石岡市での写真映えするスポット巡りは、JR石岡駅西口の市街地からスタートです。中町通りには、洋風のデザイン装飾が施された「看板建築」の建物が並んでいます。特に注目すべきは、国の登録有形文化財「丁子屋」を改装した「まち蔵 藍」です。ここでは、茨城県の伝統工芸である藍染め体験ができ、オリジナルの作品を作ることができます。

次におすすめのスポットは、2021年にリニューアルオープンした「いばらきフラワーパーク」です。900品種・9,000株のバラを中心に、ボタン、ツツジ、アジサイなど、四季折々の多彩な花々が楽しめます。色とりどりの花々に囲まれて、美しい写真を撮影できるでしょう。

最後に、日本の里山100選にも選ばれた八郷地区でフルーツ狩りを楽しむのはいかがでしょうか。この地域には多くの観光果樹園があり、季節によってりんご、柿、みかん、ブルーベリー、ぶどう、いちごなどの収穫体験ができます。自然の中で新鮮なフルーツを味わいながら、素敵な思い出を作ることができます。

おすすめ“映え”スポット1:「まち蔵 藍」

まち蔵 藍の外観

「まち蔵 藍」は江戸時代末期に建てられた染物店「丁子屋」を改装した施設です。中町通りの風情ある街並みの中にあるので、散策の途中でぜひ立ち寄ってみてください。

店内は昔ながらの駄菓子店のような雰囲気で、駄菓子や地元の特産品、お祭りグッズなどが販売されています

まち蔵 藍の内観
▲「まち蔵 藍」の店内には、懐かしさを感じる駄菓子類が豊富に揃っています

また、店内ではハンカチーフの藍染め体験も楽しめます(事前予約制)。抹茶やコーヒーなどを楽しめるカフェスペースもあるので、藍染め体験の合間にゆっくりと休憩できます。

近くには古い建物を利用したそば屋や喫茶店などがあるので、「まち蔵 藍」の前後にゆったりとランチを楽しむのもおすすめです。

男性スタッフのアイコン
安蒜さん

「まち蔵 藍」は雛祭りの時期もおすすめです。雛祭り期間中は店頭と玄関口にお雛様を飾っておりますので、ぜひじっくりとご鑑賞ください。

まち蔵 藍の店頭に飾られた雛人形
▲雛祭りシーズンには、さまざまな種類の雛人形が店頭に飾られます

まち蔵 藍の店内に飾られた雛人形
▲店内にも雛人形やつるし飾りなどが多数飾られるので、ぜひご覧ください

昭和レトロな雰囲気を楽しむ!「まち蔵 藍」のフォトスポット

インスタグラムに投稿されているまち蔵 藍の写真その1
▲昔ながらの雰囲気の中でレトロな写真を撮影できます(引用:インスタグラム

インスタグラムで「まち蔵 藍」と検索すると、風情豊かな外観の写真が数多く投稿されています。江戸時代の建物を活用した古民家カフェの魅力が伝わってきます。また、店内での藍染体験の様子や、夏季限定で提供される人気のかき氷の写真を撮影する方も多く見られます。「まち蔵 藍」は、歴史的な雰囲気と体験型のアクティビティ、季節限定メニューなど、様々な魅力を持つ観光スポットとして注目を集めているようです。

歴史と文化に触れる!「まち蔵 藍」周辺の観光スポット「常陸國總社宮」

常陸國總社宮(ひたちのくにそうしゃぐう)は、「まち蔵 藍」から徒歩10分ほどのところにある神社です。約1,000年前に常陸國(現茨城県)の神々を国府の地に祀ったことが創建の由来で、境内には寛永4年(1627年)建造の本殿や、ヤマトタケルノミコトが腰かけたと伝わる石など、さまざまな見どころがあります。

例年9月には「石岡のおまつり(正式名称:常陸國總社宮例大祭)」が開催され、神輿(みこし)や山車(だし)、幌獅子(ほろじし)などの40数台が市街地を練り歩きます。3日間の開催期間中には約50万人の見物客が訪れ、夜遅くまで賑わいが続きます。

石岡のおまつりの風景(昼間)
▲獅子頭と小屋をつなげた「幌獅子」は全国でも珍しく、迫力満点の光景です

石岡のおまつりの風景(夜間)
▲夜間もこれほどの賑わいで、地元住民はもちろん市外、県外からの観光客も大いに盛り上がります

男性スタッフのアイコン
安蒜さん

「まち蔵 藍」にはおまつりグッズが種類豊富に販売されています。お気に入りのグッズを購入して参加すれば、さらに気分が盛り上がりますよ。ぜひチェックしてみてください。

公式:常陸國總社宮

「まち蔵 藍」の基本情報(アクセス)

住所 〒315-0014
茨城県石岡市国府3丁目5番6号
電話番号 0299-23-8723
アクセス 【車の場合】
・常磐自動車道 千代田石岡ICから石岡駅まで約10分
・常磐自動車道 石岡小美玉スマートICから石岡駅まで約15分
【電車の場合】
・JR常磐線「石岡駅」下車、徒歩約10分
営業時間 (3月~10月)10:30~17:30
(11月~2月)10:30~16:30
休館日 ・毎週木曜日(祝日の場合は翌日)
・年末年始(12月29日~翌年1月3日)
公式サイト https://www.ishioka-kankou.com/page/page000008.html

おすすめ“映え”スポット2:観光果樹園

石岡市の果樹園で栽培されているぶどう

石岡市では果物の栽培が盛んに行われており、特に八郷地区を中心に多くの観光果樹園が点在しています。フルーツ狩りの種類は各施設によって異なりますが、季節ごとに1~5月はいちご、6~8月はブルーベリー、8~10月はぶどう、9~11月は柿とりんご、10~12月はみかんなどのフルーツ狩りを楽しむことができます。

石岡市の果樹園で栽培されているいちご
▲茨城県で誕生した「いばらキッス」をはじめ、とちおとめや紅ほっぺ、やよいひめなど、様々な品種のいちごを味わえます

石岡市の果樹園で栽培されている柿
▲柿のシーズンは9月下旬から11月下旬で、11月初旬からは『柿の王様』と呼ばれる「富有柿」を堪能できます

男性スタッフのアイコン
安蒜さん

石岡市では1年中果物が収穫されており、訪れる季節によって異なる種類のフルーツ狩りを楽しむことができます。四季折々の新鮮な果物を味わえるのが魅力です。

カラフルなフルーツで映える!観光果樹園のフォトスポット

インスタグラムに投稿されているいちご家のむのむの写真
▲フルーツ狩りは映える写真の宝庫!かわいい写真を手軽に撮影できますよ(引用:インスタグラム

観光果樹園では、色鮮やかなフルーツを主役に撮影するのがおすすめです。例えば、いちご狩りを楽しめる「いちご家のむのむ」のインスタグラムには、みずみずしいいちごをアップで撮影した写真がたくさん掲載されています。真っ赤ないちごの色合いや、つやつやした表面の質感が魅力的に映し出されています。

また、果樹園の多くは筑波山のふもとに位置しているため、筑波山系の山々をバックに果物狩りの様子を撮影するのもよいでしょう。雄大な自然と果物狩りの楽しさを一枚の写真に収められます。

公式Instagram:いちご家のむのむ

フルーツ狩りの後は温泉でリラックス!「やさと温泉ゆりの郷」

やさと温泉ゆりの郷の外観

フルーツラインと呼ばれる果樹園が多く点在する地域の近くには、日帰り温浴施設の「やさと温泉ゆりの郷」があります。筑波山系の山々を一望できる2つの露天風呂が魅力で、さらに内湯や寝湯、源泉浴など多様な入浴施設も充実しています。

やさと温泉ゆりの郷の露天風呂
▲自然との一体感を味わえる「万葉の湯」

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安蒜さん

館内の食事処「紫峰(しほう)」では、地元の新鮮な食材をふんだんに使用した料理をお楽しみいただけます。特に野菜の鮮度と味わいが評判で、多くのお客様から好評をいただいています。

公式:やさと温泉ゆりの郷

観光果樹園の基本情報(アクセス)

住所 茨城県石岡市内各所(詳細は公式サイトを参照)
電話番号 やさと観光果樹組合:0299-23-7741
アクセス 果樹園によって異なる
営業時間・定休日 果樹園によって異なる
公式サイト https://www.ishioka-kankou.com/page/dir000025.html

おすすめ“映え”スポット3:「いばらきフラワーパーク」

いばらきフラワーパークの外観

いばらきフラワーパークは、1年を通して花や里山の自然に触れられるスポットです。広大な園内には四季折々の花々が咲き誇り、訪れる時期によって異なる景色を楽しめます。

特に茨城県の県花であるバラの鑑賞スポットが充実しています。四季で変化する「バラテラス」、花の色別に分けた「色別バラ」、香りの違いを感じられる「香りのバラ」、かぐわしさと美しさに包まれながら散策できる「バラのトンネル」など、バラ好きにはたまらない見どころが満載です。

男性スタッフのアイコン
安蒜さん

900種以上のバラが栽培されており、その形や色、香りの違いに驚く方が多いですよ。見頃を迎える春と秋がおすすめです。

いばらきフラワーパークのローズファームマーケット周辺の風景
▲彩り豊かなバラ×周囲の大自然の景色は絶景です

いばらきフラワーパークの園内の風景
▲色とりどりの花々に囲まれた空間で、癒しのひとときを過ごせます

また、園内の「アトリエローズファーム」では、自然や地域の魅力を再発見する「100の体感」アクティビティを実施。ブーケや石けんづくり、藍染体験などのワークショップにチャレンジできます。これらの体験を通じて、自然の美しさや地域の文化をより深く理解できるでしょう。

園内の散策でお腹が空いたら、レストラン「ローズファームハウス」がおすすめです。花と緑に囲まれた心地良い空間で、茨城県八郷の新鮮食材を使用したメニューを楽しめます。さらに、地元の人気ベーカリーショップが手掛ける天然酵母のパンなども味わえ、地元の味覚を存分に堪能できます。

バラのトンネルや季節の花々!いばらきフラワーパークの撮影スポット

インスタグラムに投稿されているいばらきフラワーパークの写真その1
▲お気に入りの花のアップや、花と周囲の風景を組み合わせた写真を撮影するのがおすすめです(引用:インスタグラム

いばらきフラワーパークでは、園に入ってすぐのところにある「バラのトンネル」での撮影がおすすめです。つるバラで覆われたこのトンネルは、手前から奥へ進むにつれて濃いピンク色から薄い色へとグラデーションになるように植栽されています。

さらに、このトンネルにはウインドチャイムが吊るされており、風が吹くとチャイムが揺れて心地よい音色を奏でます。視覚だけでなく聴覚でも自然を感じながら、ゆったりと撮影や散策を楽しむことができます。

男性スタッフのアイコン
安蒜さん

トンネル入口(エントランス側)には、パークオリジナルのバラ「ユイット・カンパーニュ」が植えられています。ぜひこの特別なバラもチェックしてみてくださいね。

懐かしの学び舎で体験学習!「朝日里山学校」でノスタルジックな思い出作り

朝日里山学校の外観

いばらきフラワーパークを訪れた際は、車で約5分の場所にある「朝日里山学校」にぜひ立ち寄ってみてください。この施設は、昭和30年に建てられ平成16年3月に廃校となった旧朝日小学校を活用した体験型観光施設です。ここでは、地元の農産物や自然、山林、歴史などの地域資源を活かした様々な体験プログラムに参加することができます。

男性スタッフのアイコン
安蒜さん

木造平屋建ての校舎は石岡市にとって大変貴重な財産です。訪れる方々に昭和の懐かしさを感じさせる素敵な建物となっています。当時の面影を残しつつ、現代のニーズに合わせて改修されているのが特徴です。

朝日里山学校の内観
▲レトロな雰囲気たっぷりの校舎内で撮影を楽しむのもおすすめです!

石岡市観光協会公式:朝日里山学校

いばらきフラワーパークの基本情報(アクセス)

住所 〒315-0153
茨城県石岡市下青柳200番地
電話番号 0299-42-4111
アクセス 【電車・バスの場合】
・JR常磐線「石岡駅」よりバスで約30分(関鉄グリーンバス1番のりば・フラワーパーク経由柿岡車庫行き)
【車の場合】
・常磐自動車道土浦北インターチェンジから約15分
・常磐自動車道石岡小美玉スマートインターチェンジから約20分
・北関東自動車道笠間西インターチェンジから約25分
営業時間 【2023年3月1日~9月30日】
9:00~17:00
【2023年10月1日~11月30日】
9:00~20:30
【2023年12月1日~2024年1月14日】
平日12:00~20:30/土日祝9:00~20:30
【2024年1月20日~2月29日】
9:00~16:00
休園日 火曜日
公式サイト https://www.flowerpark.or.jp/

取材協力:石岡市観光協会(https://www.ishioka-kankou.com/