【島根県】名勝「堀庭園」の美しい自然と小京都・津和野の魅力を堪能するデートプラン

この記事では、島根県津和野町にある「堀庭園」を中心に、山陰の小京都と謳われる津和野の人気観光スポットを巡るデートプランを紹介します。

「堀庭園」は、江戸時代から続く庭園で、時代の変遷と共に形を変え、各時代の建築技術や造園技法を今に伝える、歴史的価値のある庭園です。四季の自然を感じながらゆったりとした時間が過ごせる、とデートスポットとしても人気なんですよ。

また津和野は、山陰と山陽を結ぶ街道沿いにあり、古くから栄えていた城下町です。今でもその雰囲気を感じられる古い街並みや、史跡がたくさんあり、観光名所が揃っています。

今回は、堀庭園と合わせて津和野の主要スポットを回るデートプランを考えました。津和野方面でのデートを考えているカップルは参考にしてください。

こんなカップルにおすすめ!
おすすめ年代:20代~40代
おすすめカップル:日本の歴史や文化、レトロな雰囲気が好きなカップル
どんなデート?:日本庭園見学、古い城下町を散策

概要:国名勝「堀庭園」と津和野の名所を巡るデートプラン

今回のメイン「堀庭園」は、津和野の中心街から車で15分くらいの位置にあります。そのため、デートの最初か最後、どちらかに行くことをおすすめします。

午前中の静かな時間帯に訪れるか、夜のライトアップされた庭園(※)を見るか、訪れる時期やふたりの好みで決めてくださいね。 ※ライトアップは期間限定です

今回のメイン
堀庭園(旧堀庭園)
おすすめランチ
「糧」で身体にいい自然食ランチ
周辺スポット
・太鼓谷稲成神社
・殿町通り 
・道の駅津和野温泉なごみの里(あさぎりの湯)

それぞれのスポットは、どこも比較的のんびりと景色を見たり、非日常の雰囲気を感じて癒されたりする場所です。きっちり時間を決めて回るよりも、ふたりの気の赴くまま、気に入った場所に長く滞在するなど、自由な過ごし方がおすすめです。

ここからは、今回のメインである「堀庭園」について詳しく説明していきます。

奥津和野の四季を美しく彩る「堀庭園」

庭から撮った楽山荘の様子
▲100年以上の歴史を重ねた貴重な木造建築

島根県鹿足郡津和野町にある「堀庭園」は、笹ヶ谷銅山の銅山師であった堀氏によって江戸時代に造られた建築物および庭園です。明治・大正と時代を経ながら建屋や庭が増築され、周辺の借景を含む広大なエリアが国名勝に指定されています。

四季を彩るモミジやツツジなどの植栽、池や滝、雪見灯篭などが美しい景観を作り出す庭園は、カップルでゆっくりと回遊するのにピッタリです。

今回は、津和野町教育委員会・堀庭園集落支援員である佐々木さんに、堀庭園の魅力や見どころについて詳しく教えていただきました。

堀庭園では建築と庭園、生活の歴史が学べる

堀家の家紋が入った蔵の外観
▲銅山開発で繁栄を極めた堀氏が残した建築や庭園が見られる

編集部

まずは堀庭園がどんなところなのか、基本的な特徴を教えてください。

佐々木さん

当園は、築300年の主屋前の庭園、明治期築庭の客殿、楽山荘の庭園、大正期築庭の和楽園、大小3つの庭園と建物が一体となって、年間を通じて美しい景観をつくり出しているところです。

編集部

江戸時代に建てられたものに、明治、大正と時代を経てさらに魅力的な空間が加わり、今のカタチになっているということですね。一つの空間で、建築や造園技術の特徴や違いを見ることができるのはとても興味深いと思います。

建物や美しい庭園を見るために訪れる方が多いと思いますが、歴史や文化についても学ぶところが多いでしょうね。

佐々木さん

そうですね。当園の創設者である堀氏・15代400年間の銅山経営の歴史や、江戸時代の主屋、明治時代の楽山荘それぞれの建築様式、主屋のかまど、囲炉裏などから見える当時の生活など、様々なことを学んでいただけると思います。

堀庭園内の主屋にあるいろりの様子
▲江戸時代の生活が偲ばれる主屋のいろり

堀庭園内の主屋にあるかまどの様子
▲3連式のかまどは実際に使える!

編集部

いろりやかまどなど、日常生活に使われていた道具を見ながら、当時の人々の暮らしを想像するのも楽しそうですね。

HPを拝見したところ、開けられず閉まったままの金庫があると書いてありました。中に何が入っているのか、興味津々です!カップルで、中身にどんなものが入っているか一緒に考えると盛り上がりそうだと思いました。

見る角度を変えてお気に入りのビューポイントを探そう

編集部

佐々木さんおすすめの「ここはぜひ見てほしい」というところはありますか?

佐々木さん

門の外から見る石垣の壮麗な眺め、また和楽園の中腹にある六角堂からの楽山荘庭園の眺めは、一年を通じて四季折々の風景を楽しむことができます。

隙間なく積まれた輝緑石の美しい石垣
▲隙間なく積まれた石垣は「蟻も通わぬ」と言われるほど!

堀庭園内の新緑に彩られた楽山荘
▲明治33年築、風情を感じる佇まいの「楽山荘」

編集部

同じ建物や庭園でも、見る角度や季節、時間帯によって違った印象になるのでしょうね。ゆっくり見て回りながら、自分のお気に入りのビューポイントを探すのも素敵だと思います。

建物の内部にも様々な展示物がありますが、佐々木さんイチオシのものを教えてください。

佐々木さん

私のお気に入りは、楽山荘2階の8畳茶室にある14代伴成の銅像です。開園時に雨戸を開け終えた後、その銅像の鼻に触れることで、その日のパワーをもらっています。

ご来園の際は、鼻に限らず伴成銅像に触れてみるのも良いですよ。

14代堀伴成の銅像
▲佐々木さんが毎日鼻にタッチするお気に入りの銅像

編集部

面白いルーティンですね!堀家の長い歴史が培ってきたパワーを受け取っているのかも知れませんね。私も鼻や頭を撫でてパワーを分けてもらいたいです。

季節ごとの年中行事やイベントを多数開催

編集部

展示の他に、何かイベントは行っていますか?

佐々木さん

年間を通して楽しめる企画を生み出し、イベントとして開催しています。春のひな祭りから始まり、新茶の会、五月人形飾り、新緑ライトアップ、蛍鑑賞会、紅葉時期の紅葉祭りなどを行っています。

おひな様を飾り付けている様子
▲春のひな祭りにむけてせっせと準備

昔ながらのお姫様を見学する保育園の園児達
▲今では珍しい昔ながらのおひな様に子供達も興味津々

新緑の季節にライトアップされた堀庭園外観
▲新緑の季節にライトアップされた堀庭園外観

床の間に飾られた五月人形展示
▲五月人形を床の間に飾ってお祝い

楽山荘の庭から見える真っ赤に色づいた紅葉
▲紅葉祭りの時期は一番の賑わいをみせる

編集部

ひな祭りや五月の節句などはだんだん簡略化され、お雛様や鯉のぼりを自宅に飾らない家も増えているので、こうして年中行事の文化を継承していくのは大切なことだなと感じました。

また、年間を通して様々なイベントがあると、それをきっかけに異なる季節に訪れて、違った魅力に出会えそうですね。デートで来た時も「次は他の季節に来ようね」と、先が楽しみになるような約束が自然とできそうです。

佐々木さん

当園は紅葉の名所と言われていますが、紅葉だけでなく5月のGW頃には美しい新緑が見られます。そこで、3年前から新緑ライトアップを外から観賞する形式で開催しはじめました。新緑となる時期、紅葉となる時期、ともに鑑賞いただけると嬉しいです。

新緑ライトアップ、紅葉ライトアップは毎年開催しており、紅葉ライトアップは、地元観光協会の協力を得て、例年3日間くらいの夜間入場可能なライトアップも開催しています。

編集部

木漏れ日を感じる昼間も素敵ですが、ライトアップされた夜の庭園はひときわロマンティックでしょうね。デートにピッタリだと思います。

佐々木さん

ライトアップの時期はもちろん、四季を通じて、自然の中で心やすらぐ時間を過ごすことができますよ。

雪化粧で覆われた堀庭園外観
▲雪化粧で覆われた堀庭園外観

雪化粧で覆われた堀庭園の様子
▲シーンと静まり返った雪景色に心が洗われるよう

編集部

どの季節も素敵なので、時期を変えてふたりで何度も訪れたくなる場所になりますね。

珍しい体験もできるワークショップや体験イベント

編集部

見るだけでなく、なにか体験やワークショップなどの参加型のイベントもありますか?

佐々木さん

年間を通して、体験イベントを開催しています。事例は以下のような内容です。

  • 初夏の新茶の会(手作り菓子と新茶)
  • 楽山荘でお抹茶体験
  • 楽山荘で冷抹茶体験(真夏)
  • 紅葉祭り
  • 俳句・川柳募集&発表展示
  • 椎茸菌植え付け体験

普段あまりできない体験もあるので、大変喜んでいただいています。

楽山荘の縁側で抹茶を嗜んでいる女性
▲庭園を眺めながらお抹茶をいただくのは最高!

新茶の会の準備がされた楽山荘内観
▲真夏には室内のテーブル席で冷たいお抹茶体験ができる

楽山荘の庭から見える真っ赤に色づいた紅葉
▲秋の紅葉祭りの時期は、絵巻のように美しい庭園がみられる

レトロな型のミシンで布を縫う様子
▲レトロな足踏みミシンを実際に使う体験ができる

音楽イベントの様子
▲建屋の中では音楽イベントなど様々な催しが行われる

体験イベントでもてなされる栗ご飯や芋煮
▲体験イベントでもてなされる栗ごはんや芋煮

編集部

体験型イベントの種類がとても多彩ですね。観光スポットとしての魅力だけでなく、地元の方々の交流の場、地域活性化にも繋がっているのだなと感じました。

また、普段できない体験をすると、パートナーの新たな一面も見られて新鮮な気持ちになれそうですよね。

撮影を楽しみながら隠れたハートを探そう!

編集部

お庭も建物の中も、とても絵になる場所なので、たくさん写真を撮りたくなると思います。佐々木さんおすすめの、カップルにぴったりなフォト映えポイントがあれば教えてください。

佐々木さん

カップルで想い出の写真を撮影できるスポットと言えば、やはり楽山荘二階の主座敷です。四季折々の楓の木を眺められてゆっくり過ごせるかと思います。

また、屋敷内には色々な細工が施してある箇所がたくさんあります。

その中でも楽山荘では、色々な場所で、カップルに嬉しい形を探す体験もできます。撮影しながら、ぜひ探してみてください!

楽山荘の2階から見た新緑の様子
▲楽山荘2階からは、まるで絵画のように美しい景色を見られる

ハートの形にくり抜かれている建具の一部
▲楽山荘のどこかにある小さなハートを探して!

ハートの形に見える苔が生えた自然の岩
▲よーく見ないと見つからない?!ふたりで一緒に探してみよう

編集部

隠れハートを探すのはとても楽しそうです。カップルでどちらが先に見つけられるか競争したりと、盛り上がりそうですね!

堀庭園の口コミや評判

編集部

こちらを訪れた方からは、どんな感想をいただくことが多いですか?

佐々木さん

「お屋敷が立派で住んでみたい」「庭園が絵になる」というお声をよくいただきます。皆さん縁側に腰掛けてお庭を眺めながら、ゆっくりとした時間を楽しまれていますよ。

紅葉を絶賛する声を中心に満足度の高い声多数

編集部

編集部でも堀庭園を訪れた方の口コミを調べてみたので、その一部を要約して紹介します。

アイコン
歴史を感じるお屋敷が立派!
アイコン
教科書に載っていた昔の家具や生活品が見られた
アイコン
ライトアップされた庭園が幻想的だった
アイコン
今まで見た紅葉で一番キレイだった
アイコン
津和野に来たら絶対寄るべき!すばらしい

秋の紅葉シーズンに寄せられたコメントが圧倒的に多かったですが、紅葉の美しさはもちろん、建物内部の装飾や昔の家具などが興味深かった、という声も多数挙がっていました。

津和野を訪れるカップルへのメッセージ

堀庭園の入り口に立って微笑む佐々木さん
▲優しい笑顔で豆知識も教えてくれる佐々木さん

編集部

最後に、これから津和野方面を訪れるカップルへのメッセージをお願いします。

佐々木さん

当園は街中より少し離れた場所にあるので、津和野を回っていただく場合は、初めに来られるか、最後にされるのがおすすめです。

紅葉シーズン以外なら、平日は比較的時間を問わず空いています。お昼頃に来て、30分~1時間程度滞在する方が多いですよ。

昭和49年開園以来の想い出「書きとめ帳」を園内の主屋で閲覧できるので、そちらもぜひご覧ください。過去に有名人がお書きになったもの等、探してみるのも面白いと思います。若い頃の某男性アイドルのメモなども見つかりますよ。

編集部

空いている時間帯や、書きとめ帳の情報など、参考になる情報をどうもありがとうございました!

堀庭園の基本情報

住所 〒699-5622
島根県鹿足郡津和野町邑輝795
アクセス ・中国自動車道「六日市IC」から約1時間15分
・中国自動車道「小郡IC」から約1時間25分
・JR「津和野駅」から町営バス「長野行き」乗車、「堀庭園」下車すぐ
開園時間 9:00〜16:30(最終入園時間16:00)
定休日 毎週月曜(ただし月曜日が祝日の場合はその翌日。11月は無休)
年末年始(12/30~1/4)
駐車場 有(普通自動車30台・バス7台)
料金 【旧堀氏庭園入園料】
一般:500円
【衣食の学び舎旧畑迫病院との共通入園料】
一般:600円
公式サイト https://tsuwano-bunka.net/horiteien/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です

堀庭園と合わせて行きたいレストランや観光スポット

堀庭園で歴史的価値のある建築や日本庭園を堪能した後は、津和野市街の人気観光スポットに向かいましょう。

ランチは街中に行ってからでも良いですが、堀氏にゆかりのある旧畑迫病院跡地にあり、医食同源をテーマにしたちょっと珍しいレストランに行ってみるのも良い思い出になりますよ。

津和野は山陰の小京都と呼ばれる、風情とロマンにあふれる城下町なので、観光地としてもとても人気が高く、一日でも旅行気分をたっぷり味わえます。

おすすめのデートスポット

医食同源をテーマにした「糧」で身体に良いランチ

糧(かて)は、堀庭園のすぐ近く、文化財「旧畑迫病院」にある医食同源をテーマにしたレストランです。季節に沿った食や暮らしの知恵などが学ぶことができ、レストランの他に、調味料が購入できたり、ワークショップが開催されることもあります。

野菜ソムリエの自家菜園ランチや、週替わりのスパイスカレーなど、自然の素材にこだわった身体に優しいメニューが味わえるほか、シフォンケーキや自家製シロップを使ったソーダなどのカフェメニューもあります。

公式URL:http://72recipes.jp/

願い事が叶う「太皷谷稲成(タイコダニイナリ)神社」

太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)は、1773年に当時の津和野藩主により領民の安穏を願って建てられた、歴史と由緒ある神社です。日本5大稲荷の一つにも数えられ、島根県内では出雲大社に次いで多くの参拝者が訪れます。

この神社は全国でも珍しく「稲荷」ではなく「稲成」と書くのですが、その理由は願望成就のためと言われています。良縁・学業・受験など成就したいお願い事を叶えてくれると評判なので、デートで立ち寄って、ふたりの未来についてお願いしてみてはいかがでしょうか。

公式URL:http://taikodani.jp/

津和野のシンボル「殿町通り」を散策

小京都と呼ばれる津和野らしい風景に出会えるのが、ここ殿町通りです。江戸時代の家老屋敷のなごりを感じさせる白壁となまこ塀、鯉が泳ぐ掘割(水路)など、タイムスリップしたような雰囲気を味わうことができます。

カトリック教会や藩校跡などの観光スポットも付近に集中し、お洒落なカフェや土産店も並ぶので、休憩を挟みながらのんびり歩くのにちょうどよいスポットです。

通りからちょっと脇の小路に入ると、古い商家や蔵なども見ることができるので、気の向くままに散策するのも楽しいでしょう。

公式URL:https://tsuwano-kanko.net/

道の駅「津和野温泉なごみの里」でゆったり

津和野の街中からも近い「道の駅 津和野温泉 なごみの里」内には、天然温泉に浸かれる日帰り温泉「あさぎりの湯」があります。内風呂、外風呂があり、津和野の大自然を眺めながらゆったりと入浴することができますよ。

湯上がりにくつろげる無料休憩室、津和野の特産品や名物が買えるショップも充実しているので、デートの締めくくりに立ち寄るのにピッタリです。

公式URL:http://nagomi-nosato.com/publics/index/6/

まとめ:堀庭園をはじめ、津和野でしっとり落ち着いた大人デートを

今回は、津和野にある「堀庭園」をメインに、津和野の主要観光スポットを回るデートプランを紹介しました。

堀庭園で、絵巻のような美しい自然美を堪能し、城下町の雰囲気が色濃く残る津和野の街歩きなどを楽しんだ後は、道の駅内の津和野温泉でじんわりと温まってリフレッシュしてから帰ることができます。

津和野は派手な観光地ではないけれど、ふたりでゆったりした一日を過ごせる場所です。ぜひ参考にしてくださいね。

公式アカウントをフォロー

マッチングアプリ大学公式ツイッターマッチングアプリ大学公式フェイスブック