無料試飲も!「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵見学で純米酒の魅力に浸る大人デート|富山

この記事では、大人向けのデートスポットとして、富山県富山市にある「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵見学をご紹介します。同社は、「よしのとも」ブランドの日本酒で知られ、明治初期の創業から140年を超えました。

酒米と仕込水にこだわって、日本酒は純米酒のみを製造している蔵元です。酒蔵見学では、歴史を感じる雰囲気の中、代表取締役が自ら案内をしてくれますよ。日々高品質なお酒造りと真摯に向き合っている、心意気・誇りを感じ取れるはずです。

今回は、「吉乃友酒造有限会社」の営業ご担当・宮原さんにインタビュー取材をお願いし、酒蔵見学の魅力とデートでの楽しみ方を中心にお話しいただきました。

飲酒は二十歳になってから

飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や乳児期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒は楽しく適量を。飲んだ後はリサイクル。

純米酒のみを全量製造している「吉乃友酒造有限会社」

「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵正面外観
▲蔵元の長い歴史を感じる、趣(おもむき)ある酒蔵。何とも絵になる光景!

明治10(1877)年創業の「吉乃友酒造有限会社」は、昭和40年代より他社に先駆けて純米酒の製造を始めた蔵元です。昭和60(1985)年頃になると、純米酒の製造比率が5割超となり、 現在では製造量の100%が純米酒となっています。

吉乃友という会社名は、「吉」は蔵元である吉田家の吉から取り、「友」は酒を酌み交わす気のおけない友人を意味したものです。

代表銘柄の「よしのとも」は、「吉乃友」を平仮名表記したもので、おいしいお酒を友と気軽に呑み交わしてほしい、という創業以来の蔵元の想いが込められています。

そして、自社で栽培する酒米を昨今では多くの蔵元が委託精米に切り替えている中、あえてこれに逆行して、精米施設を自社内で運用してきました。

「吉乃友酒造有限会社」の精米機▲あくまでも自社精米にこだわり、このような大型の精米機を運用している蔵元は、今や貴重な存在

「吉乃友酒造有限会社」は、フランスワインで言うところのドメーヌ(※)同様、原料から製品化までの「一貫造り」を行っています。
(※)自家栽培醸造家を指し、仏ブルゴーニュ地方を中心に使用される言葉。畑と醸造所を所有し、ブドウ栽培から醸造・熟成・瓶詰めまでを、一貫して自ら行っている。

細部にわたり、独自の精米調整を行えることで、さまざまなお酒造りに挑戦してきた蔵元です。

また、水も日本酒の風味を決める重要な要素の一つですが、同蔵元の水は、毎年30mほどの降雪がある立山連峰の伏流水(常願寺川・軟水)を使用してきました。仕込み水として、酒蔵見学をする皆さんも味わうことが可能です。

社長が案内してくれる「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵見学

「吉乃友酒造有限会社」の清酒タンク
▲製造したお酒を貯蔵する清酒タンク。酒蔵らしい光景!

「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵見学では、時間が許す限り、代表取締役の吉田氏(社長)が自ら蔵内を案内してくれます。日本酒の現状から、将来に向けてどうしていくのかなど、貴重なお話をダイレクトに伺うことが可能ですよ。

ここからは、そんな「吉乃友酒造有限会社」の酒造りへこだわり、そして酒蔵見学での見どころなどについて、お話しいただきます。

記念撮影もできる!リアルな酒造りの現場を体感する酒蔵見学

編集部

最初に、酒蔵見学では、どのような感じでご案内いただけるのか、ご説明いただけるでしょうか。こだわりのポイントなどがありましたら、触れていただけると嬉しいです。

宮原さん

実際の製造現場に、酒造りの様子を撮影した写真を展示しておりまして、どのようにして日本酒が造られるのかという段取りをご説明しながら、ご案内をさせていただきますよ。

蒸した酒米を運ぶために使用する空の木桶を実際に持っていただいて、記念撮影をすることも可能ですよ。なかなかインスタ映えする一枚になるのではないでしょうか。

「吉乃友酒造有限会社」の酒米蒸し器▲酒米蒸し器。蒸し上げた酒米は、木桶で運ばれる

仕込みの時期にご見学いただく場合でも、できる限り仕込み蔵などもお見せしています。せっかく酒蔵見学に足をお運びいただくわけですから、酒造りの現場のリアルな雰囲気をご体感いただければ幸いです。

また、ご案内する蔵自体が歴史の厚みを感じられる、趣(おもむき)ある建造物となっています。歴史的建造物や隠れ家的施設を巡るのがお好きなカップルでしたら、とても喜んでいただけるのではないでしょうか。

「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵正面外観
▲まるで絵葉書みたいな一枚。酒蔵自体がインスタ映えも抜群!

無料で試飲体験も可能!ノンアルコールの甘酒なども提供中

編集部

「吉乃友酒造有限会社」さんの酒蔵見学の中では、試飲や利酒体験などもできますでしょうか。

宮原さん

はい、試飲可能です。蔵内に小粋なカウンター席を設けておりますから、製造工程をご見学になった後、そちらで無料で試飲していただけます。通常、4~5種類をお試しいただいており、大変喜ばれているんですよ。

お車を運転して帰られる方には、アルコール類の提供はできませんが、ノンアルコールの甘酒などもご用意しておりますので、ドライブデートでいらっしゃったお二人も、酒蔵見学をお楽しみになれます。

「吉乃友酒造有限会社」の試飲カウンター
▲おしゃれな雰囲気が漂う試飲カウンター。小粋な日本酒バーのよう

「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵見学なら事前に電話で予約を!

編集部

酒蔵見学の申し込み方法や、見学にかかる所要時間などについても、お話しいただけますか。

宮原さん

酒蔵見学のお申し込みについては、事前にお電話でご希望の日時をお伝えになっていただき、ご予約をしてくださいね。対応可能なお時間であれば、土・日・祝祭日を含め、いつでも承っておりますよ。

ご見学になれる時間は、個別の組ごとの対応で、8:00~17:00までとなっており、所要時間は30分程度です。これは、試飲や直売所でのお買い物の時間を含みません。

余裕を持って試飲やお買い物を楽しむならば、40~60分ほどの所要とお考えになるといいでしょう。

「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵見学の予約方法・所要時間・見学料金

「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵見学について、基本情報を以下にまとめました。

「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵正面外観

予約 【事前の電話予約が必須】
電話:076-466-2308
見学方法 個別
見学可能時間 10:00~17:00
※土・日・祝祭日なども可能な限り対応(要問い合わせ)
見学料金 無料
所要時間 30分程度
※試飲や買い物等の時間を含まない(試飲や買い物の時間を含めると、40~60分程度は見ておくとよい)

※記事中の金額は、すべて税込の表示です。

デート利用もできる「吉乃友酒造有限会社」の直売所

「吉乃友酒造有限会社」の絞り機
▲麹(こうじ)の絞り機。この機械を使って、清酒と酒粕を分離する

「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵には、直売所が併設されています。芳しい麹(こうじ)の香りやお酒造りへの真摯な想いに触れた後には、酒蔵が生んだ銘酒をお土産に欲しくなるのではないでしょうか。

ここからは、直売所ならではのデートの楽しみ方をご紹介しますので、ご参考にしてみてくださいね。

好みや用途にマッチしたお酒をおすすめしてくれる直売所

編集部

酒蔵見学の後に、附設の直売所でお酒を買い求める皆さんも多いかと思います。どのお酒を購入するか迷っている際に、アドバイスなどをいただけるでしょうか。

宮原さん

私ども「吉乃友酒造有限会社」の附設直売所では、お客さまの幅広いお好みに合うように、さまざまなタイプの日本酒を取り揃えています。お好みや用途をお話しいただければ、アドバイスをさせていただくことが可能です。

日常、日本酒を召し上がらない方への贈り物として、低アルコール度数のお酒や、自社で搾った梅や梨の果汁を使用したリキュール等もご用意しておりますよ。彼女・彼氏のご両親への手土産にされるのも、かなりおすすめです。

「吉乃友酒造有限会社」の代表的な商品・后ブラック
▲附設の直売所で購入できる純米大吟醸原酒「后ブラック」。大切な方へのお土産として、抜群の人気を誇る

レアな日本酒や季節限定のお酒が手に入ることも!

編集部

直売所だからこそ購入できるというお酒がありましたら、ぜひご紹介ください。

宮原さん

はい、駅ナカなどで開催される日本酒関連のイベントでしか味わえない限定酒を、酒蔵見学された皆さんにご提供させていただく場合もあるんですよ。

また、一般には流通していない、季節限定の甘酒などをご提供できることもあります。

訪れるタイミングによって、手に入るお酒が異なることも、楽しみになるのではないでしょうか。日本酒がお好きでしたら、ぜひ複数回にわたって遊びに来てみてくださいね。

「吉乃友酒造有限会社」からカップルへのメッセージ

純米酒と菊花

編集部

デートの一環で「吉乃友酒造有限会社」さんの酒蔵見学を検討中のカップルに向けて、何かメッセージがありましたら、ぜひお話しください。

宮原さん

私ども「吉乃友酒造有限会社」は、純米酒の製造にずっとこだわり続けてきました。純米酒は、 米と米麹、そして水だけを原料としていますから、日本酒本来の姿であると私どもは考えているんです。

お客さまの「おいしい!」のために、これからも純米酒を造り続けます。

酒蔵見学は、可能な限り代表取締役の吉田が自ら、分かりやすくご案内していますので、日本酒ファンのお二人はもちろん、お酒を普段は呑まないカップルにも楽しんでいただけるでしょう。ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。

編集部

今回初めて「吉乃友酒造有限会社」さんにお邪魔しましたが、趣(おもむき)あふれる酒蔵を眺めるだけでも、歴史好き・日本酒好きならワクワクしてしまうかもしれません。

皆さんのお酒造りにかける真摯な想いがひしひしと伝わってきますから、酒蔵見学はぜひ一度おすすめしたいですね。

宮原さん、いろいろなお話を聞かせていただきまして、本日はどうもありがとうございました。

「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵見学をしての声・感想

「吉乃友酒造有限会社」の敷地内で干される晒し布

「吉乃友酒造有限会社」の酒蔵見学をしようと考えているカップルの参考になるよう、実際に訪れた皆さんがWeb上に残した声・感想をチェックしてみましょう。

アイコン
蔵の中は麹(こうじ)のよい香りでいっぱいでした。途中写真なども交えながら、とても分かりやすく説明してくださいます。
アイコン
社長自ら酒蔵の説明をしていただき、米作り・精米から自家でされていることを知りました。見学には、おすすめできる酒蔵です!
アイコン
建物も歴史を感じるいい雰囲気で、中には小粋なバーカウンターが設えて(しつらえて)あり、無料で試飲もさせていただけます。

評判のよい酒蔵見学でした。とりわけ歴史を感じる雰囲気ある酒蔵や、代表取締役自ら案内していただけることには、多くの皆さんが感心しています。

仮に、日本酒の知識がないカップルが初めてデートで訪れたとしても、充実したひと時を過ごせると感じました。

「吉乃友酒造有限会社」の基本情報(アクセス・営業時間)

住所 〒939-2756
富山県富山市婦中町下井沢3285-1
問い合わせ 電話:076-466-2308
Web:公式サイト「お問い合わせ」ページより
アクセス・最寄駅 ■JR富山駅より車で約20分
■富山空港より車で約15分
■北陸自動車道・富山ICより車で約15分
駐車場 無料駐車場あり
※普通車10台分程度
営業時間 8:00~17:00
定休日 土・日・祝祭日
※酒蔵見学は、定休日でも可能な限り対応していただける(要問い合わせ)
公式URL https://yoshinotomo.jp/

※最新の情報は、公式サイト等で都度ご確認をお願いします。
※記事中の金額は、すべて税込の表示です。