婚活サービスにおける本人確認の役割について

婚活サービスの本人確認

結婚相談所や婚活アプリ、婚活パーティーといった「婚活サービス」を利用する際には、本人確認のために免許証やパスポートなどを提示する必要があります。

しかし、「なぜ本人確認が必要?」「身分証の流出や悪用の恐れはないか、きちんと管理されているのか心配…」など、個人情報を渡すことに疑問や不安を感じる人もいるかもしれません。

そこで、今回は「婚活サービスにおける本人確認」をテーマに、登録時に本人確認が必要な理由や信頼できるサービスの見分け方を解説します。さらに、本人確認の基本的な流れや必要書類についても詳しくまとめました。

婚活サービスに登録するときに本人確認が必要な理由

婚活サービスに登録するときに本人確認が必要な理由

婚活サービスに登録する際に本人確認が必要な理由は、主に以下の3つです。

  • 18歳未満の登録を防ぐ
  • 正確なプロフィールを表示するため
  • 迷惑ユーザーの登録を防ぐ

具体的にどのようなことなのか、それぞれの理由について詳しく解説していきます。

18歳未満の登録を防ぐため

本人確認のために身分証を提出するひとつの理由が、「18歳未満の登録を防ぐため」です。

たとえばインターネットを通じて男女が交流するマッチングアプリの場合は、「出会い系サイト規制法(正式名称:インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律)」によって18歳未満の利用が禁止されています

そのため、ユーザーは利用時に運転免許証やパスポート、その他の年齢または生年月日を証する公的書類を提示し、その写しの送付または画像の送信を行うことが必要です。

また、結婚相談所や婚活パーティーを主催する事業者においては、「結婚できない18歳未満は登録にふさわしくない」と考えられています。

民法で18歳未満は「児童」と定められていること、さらには結婚できる年齢が2022年4月から男女ともに「18歳以上」と制定されることが大きな理由です。

そのうえ18歳未満の人が紛れていると、周囲に「結婚相手としては若すぎる」といった不安を招きかねません。

さらに本人的にも周囲との温度差を感じてスムーズに活動できない可能性があることから、18歳未満の登録をNGとしているケースが一般的です。

なかには年齢制限を「20歳以上」や「22歳以上」と定めている事業所もあり、真剣に結婚を前提としているサービスほど下限年齢を高めに設定している傾向がみられます。

結婚において安定した収入を得られるかどうかや、デート時に飲酒する可能性などを踏まえての配慮によるものであると考えられます。

正確なプロフィールを表示するため

正確なプロフィールを表示するため

婚活サービスではユーザーひとりひとりの「正確なプロフィール」を把握し、表示することに努めています。

ユーザーはプロフィールに記載されている情報を頼りに自分に合う人を探すことから、運営側は「プロフィールの正確性=自社の信頼性」と考えるためです。

特に重要なのが年齢や性別といった基本的な情報で、申告された年齢や生年月日に嘘がないかを確認する意味でも公的書類による本人確認が行われています。

もしもユーザーによって登録されたプロフィールが本人確認なしで表示されてしまうと、以下のようなケースが発生する恐れがあります。

  • プロフィールには「30歳」とあるが、実際は35歳だった
  • プロフィール上は25歳だが、実は17歳だった
  • 女性で登録されているが、実際の性別は男性

つまり、正確なプロフィールではない人が活動することによって「結婚の直前で真実を知り、破談になった」「未成年とお付き合いするところだった」といった問題が起こる可能性があります。

そういったリスクを未然に防ぐためにも、婚活サービスの登録時には公的書類による本人確認が行われるケースが一般的です。

迷惑ユーザーの登録を防ぐため

他人になりすまして登録する人、あるいは他の目的をもつ悪質業者といった「迷惑ユーザーを排除する」目的としても、婚活サービスの登録時には本人確認が行われています。迷惑ユーザーの主な特徴は以下の通りです。

  • プロフィール写真に他人の画像を使用する
  • 一人で複数のアカウントに登録して活動する
  • 異性との交際以外の目的でサービスを利用する(他サービスへの誘導など)

上記のような迷惑ユーザーが存在していると、真剣に結婚を考えている人の活動が脅かされる恐れがあります。

また、「待ち合わせ場所に行ったら写真とは違う人が来た」といったトラブルが起きて事業者自身の責任を問われる可能性があるため、そういったリスク回避の目的としても身分証による本人確認を徹底している事業者が多い印象です。

個人情報をきちんと管理している企業・婚活サービスの見分け方

個人情報をきちんと管理している企業・婚活サービスの見分け方

これまでご紹介したようなさまざまな理由から、婚活サービス登録時の本人確認は大変重要な手続きです。

なかには本人確認なしのサービスも存在しますが、トラブルに巻き込まれる恐れがあるため注意が必要です。

ただし、必ずしも「本人確認を行っている事業者=安全」というわけではありません。個人情報の流出や漏えいのリスクがあることを考慮し、提示した個人情報をきちんと管理している婚活サービスを慎重に見極めたうえで利用することが大切です。

そこで、ここではきちんと管理している企業や婚活サービスを見分けるポイントを2つご紹介します。

1:プライバシーポリシーが掲載されているか

まず注目したいのが、事業者の公式サイトに「プライバシーポリシー」が掲載されているかどうかです。

プライバシーポリシーとは個人情報保護に関する方針のことで、ユーザーから預かった個人情報をどのような目的で利用しているのか、どう管理しているのかが明示されています。

そもそも個人情報の管理に関しては「個人情報保護法」でルールが決められており、個人情報を取得して利用する場合はプライバシーポリシーを作成して公表しなければなりません。

つまり、プライバシーポリシーを掲載していない事業者は信用できないため、実際に婚活サービスを利用する前にしっかりと確認することが大切です。

2:第三者機関によるセキュリティ認定があるとより安心

より安心して婚活サービスを利用したい場合にチェックしたいのが、「第三者機関によるセキュリティ認定があるかどうか」です。

自社における個人情報の取り扱いや保護に問題がないかを第三者機関からチェック・認証を受けている場合、公式サイトに認証マークが掲載されています。

セキュリティ関連の第三者認証機関は、主に以下の通りです。

  • プライバシーマーク
  • digicert(デジサート)
  • TRUSTe(トラストイー)
  • ISO27001/ISMS

認定を受ける際にはさまざまな審査や項目をクリアしなければならないため、「第三者認証マークがある=セキュリティ対策をきちんと実施している」と判断できます。

また、第三者機関に委託をしていることによって「個人情報保護への意識の高さ」もうかがえることから、より安心してサービスを利用したい場合にぜひチェックしておきたいポイントです。

婚活サービスでの本人確認の流れ・必要な書類

婚活サービスでの本人確認の流れ・必要な書類

最後に、婚活サービスでの本人確認において必要な書類を解説するとともに、提出の流れについても詳しくご紹介します。

本人確認で認められる書類と認められない書類

婚活サービスでの本人確認の際には、「身分を証明できる公的な書類」を提出します。身分を証明できる書類にはさまざまな種類がありますが、なかには有効ではない書類もあるため注意が必要です。

どの書類が有効なのかは利用する婚活サービスによって異なりますが、ここでは一般的に「認められる書類」と「認められない書類」についてまとめました。

本人確認で認められることの多い書類

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 健康保険証
  • マイナンバーカード
  • 住民基本台帳カード
  • 在留カード

本人確認で認められないことの多い書類

  • 社員証
  • 学生証
  • 年金手帳
  • 住民票
  • マイナンバー通知カード

たとえば同じマイナンバー関連の書類であっても、顔写真付きの「マイナンバーカード」であればOK、顔写真なしの「マイナンバー通知カード」はNGとしているところが多いです。

また、事業者によっては「健康保険証を提示する場合は住民票とセットで」などと定められている場合もあるため、利用したい婚活サービスのルールに従って準備を行う必要があります。

なお、本人確認書類を用意する際には「有効期限が切れていないか」も確認してください。また、正しい住所が記載されていないと無効となってしまうため、もしも引越し後などで住所変更を行っていない場合は注意が必要です。

提出方法と提出時の注意点

提出方法と提出時の注意点

本人確認書類は、「公式サイト上で画像をアップロードする」「郵送する」のいずれかの方法で提出可能です。

郵送の場合は到着までに時間がかかるほか、切手代は自己負担のケースが多いため、より手軽に提出したい方は画像のアップロードにてご対応ください。

ただし、画像のアップロードにて提出する場合には以下の注意点があります。

全体を写した画像を提出する

証明書の写真を撮影する際には、名前や生年月日といった一部分ではなく全体を写すことが大切です。画像が途中で見切れていたり、一部が欠けていたりすると審査の対象外となるためご注意ください。

また、コンピューターで情報を読み取ることから、画像がぼやけていないかどうかも気をつけて申請する必要があります。

健康保険証を提出する場合は「記号」「番号」「保険者番号」「QRコード」を隠す

本人確認書類として健康保険証を提出したい場合は、「記号」「番号」「保険者番号」「QRコード」のマスキングが必要です。

2020年10月1日に施行された健康保険法改正により、「健康保険事業やこれに関連する事務を遂行する以外の目的で、上記の記号や番号などを求めてはならない」と定められたためです。

マスキング方法は簡単で、付箋やテープ、紙などで「記号」「番号」「保険者番号」「QRコード」の箇所を隠します。また、写真を撮影後に画像編集アプリ等を用いてモザイクや塗りつぶし加工を行い、提出することも可能です

誤って上記以外を隠してしまうと無効となるため、正しくマスキングを行って撮影するようご注意ください。

審査の流れ

本人確認書類を提出すると、婚活サービス側で審査が行われます。審査の目的は「登録内容と提出書類に相違がないかの確認」で、スタッフの手作業によって行われるケースが一般的です。

提出してから審査終了までにかかる時間は各サービスごとに異なり、1時間以内で結果が出る場合もあれば2~3日ほどかかる場合もあります

なお、提出書類に不備があると時間がかかりやすく、再提出の手間も発生するため注意が必要です。

なお、真剣に結婚を前提としている結婚相談所のなかには、審査の際に本人確認だけでなく「安定した収入があるか」「結婚の意思は固いか」といった点も入会に必要な条件としているところがあり、収入証明や学歴・資格証明書の提出が必要なケースもあります。

スムーズに入会資格を得るために、必要な書類を事前に確認することをおすすめします。

まとめ

まとめ

婚活サービスの登録時に本人確認を行う主な理由としては、「18歳未満の登録を防ぐため」「正確なプロフィールを表示するため」「迷惑ユーザーの登録を防ぐため」の3点が挙げられます。

ユーザーが安全にサービスを利用するうえで大変重要な手続きなので、ルールに従って正しく申請を行うことが大切です。

もしも個人情報を提供することに不安を感じる場合は、プライバシーポリシーを明確に掲載している事業者、さらには第三者機関によるセキュリティ認定を得ている事業者を利用するとよいでしょう。

ぜひ今回ご紹介した内容を参考に本人確認書類を準備して、安全に、そしてスムーズに婚活サービスを利用してください。

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