「當麻寺 西南院」で御朱印を受けて葛城市の魅力も満喫する安らぎのデート|奈良県

この記事では、奈良県葛城市に建立された「當麻寺 西南院(たいまでら さいないん)」に参拝して御朱印をいただき、周辺の魅力あるスポットも巡って、ホッと安らげるデートプランを紹介します。

西南院は、1,400年ほど前の創建と伝わる古刹「當麻寺」の塔頭(たっちゅう)(※1)の一つ。季節の花々や見どころにあふれたお寺で、インスタ映えする光景がひときわ人気ですよ。
(※1)本寺の境内にある末寺のこと。塔中とも書く。

お庭をゆったりと眺めながら、抹茶をいただいてくつろぐひと時も至福。日々の雑念から解放され、リフレッシュしたい二人には、ぴったりのデートになると思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:20歳〜59歳
おすすめカップル:寺社仏閣巡りが好き、御朱印を集めている、歴史に興味がある
どんなデート?:庭園、秘宝、重要文化財、三重塔、瓦そば、道の駅、ピクニック

概要:心安らぐお庭と地元の魅力を楽しむデートプラン

今回は、7世紀初めの白鳳時代の建立とされる當麻寺の守り寺院として、1,300年以上前に創建された「當麻寺 西南院」に参拝して御朱印を受け、地元の魅力も体感できるデートを考えてみました。

今回のデートのメイン
當麻寺 西南院(たいまでら さいないん)
周辺のデートスポット
道の駅 ふたかみパーク當麻 當麻の家
二上山ふるさと公園
ランチにおすすめのお店
(道の駅 ふたかみパーク當麻 當麻の家に附設の食事処を利用)
はしもと商店 味のかけ橋

西南院には、御本尊の秘宝・十一面観音菩薩を始め、重要文化財も多く残されており、デートで参拝しても長い歴史をしみじみと感じられるでしょう。

誰もが絶賛するお庭は、天平建築の粋・西塔を池の水に映す設計なのだそう。まるで一幅の絵画のようで、シャクナゲやボタン、ハス、モミジなど四季折々の花と紅葉も観賞できます。

お昼時には、車で6~7分北上したところにある「道の駅 ふたかみパーク當麻 當麻の家」に移動しましょうか。地元食材をふんだんに使ったランチを、お値打ちの価格でいただけますよ。

天気がよければ、人気のちらし寿司などをテイクアウトして、隣り合う「二上山ふるさと公園」でピクニック気分を味わうのもおすすめ。

ここからは、今回のデートのメインである「當麻寺 西南院」について、具体的に見ていきましょう。

四季の花々と水琴窟の音にゆったりと癒やされる西南院

「當麻寺西南院」の門と実を付けたムラサキシキブ(秋)
▲西南院の門と実を結んだムラサキシキブ(秋)

「當麻寺 西南院」へは、近鉄南大阪線の当麻寺駅から徒歩15分ほどと、車を使わないデートでも比較的簡単にアクセスできます。古都・奈良の中心である奈良公園一帯からは、車なら60分前後の距離です。

奈良盆地の西の端、二上山の麓に当たり、自然の豊かな土地。緑豊かな葛城市にある西南院のお庭は、池泉廻遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)(※2)と呼ばれ、リピーターも多くいるんですよ。
(※2)広い池や泉を中心に置き、舟遊びや散策など庭園をさまざまな角度から観賞し、楽しめるようにする技法で造られた庭園。

今回は、そんな「當麻寺 西南院」でご住職を務められる山下さんにインタビュー取材を行い、同院の特徴や魅力について語っていただきました。

電車利用でも参拝しやすい!奈良県西部の緑豊かな田園に建つ古刹

「當麻寺西南院」の山門正面
▲堂々とした雰囲気が漂う西南院の山門

編集部

「當麻寺 西南院」に今回初めて伺いましたが、緑豊かな周辺の環境に少々驚きました。

最初に、ロケーションや環境の特徴について、お話しください。

山下さん

西南院は奈良県の葛城市にあり、近鉄南大阪線の当麻寺駅から徒歩約15分の場所です。車で御来院の場合は、西名阪自動車道の柏原ICから約15分、南阪奈道路の葛城ICで下りていただき5分ほどになります。

奈良盆地の西の端・二上山の麓にあり、自然豊かな土地です。

「當麻寺西南院」の緑豊かな周辺環境
▲緑豊かな田園地帯が広がる西南院の周辺

古都・奈良の中心地で、世界遺産に登録された奈良公園一帯からは、車で約60分ほどは離れています。また違った奈良の雰囲気を感じてもらえる場所ではないでしょうか。

編集部

電車利用のデートでも、比較的参拝しやすいロケーションだと感じました。自然が豊富に残された田園風景の中に寺社が多く建っていて、それが新鮮な光景に映りますね。

創建から1,300年超!秘宝の御本尊などは毎年11月にご開帳

「當麻寺西南院」の本堂正面と境内の花々(春)
▲御本尊の秘宝がお祀りされている本堂の正面と境内の花々(春)

編集部

「當麻寺 西南院」の御由緒や歴史について、教えていただけますか?

山下さん

西南院は、「當麻寺」の塔頭の一つであり、高野山真言宗のお寺です。

推古天皇20年(612年)に聖徳太子の弟である麻呂子親王(まろこしんのう)により草創された「萬法蔵院禅林寺」を、天武天皇10年(681年)に麻呂子親王の孫である當麻真人国見(たいまのまひとくにみ)が、百済の恵灌僧正を導師に迎えて當麻寺として還造しました。

この際に、坤(こん・ひつじさる・西南の裏鬼門を表す)の守り寺院として、西南院が創建されたのです。また、西南院は、西塔の別当(管理する者)ともなっています。

「當麻寺西南院」の全景と開花したナンジャモンジャの木(春)
▲當麻寺の塔頭として創建された西南院の全景と開花したナンジャモンジャの木(春)

編集部

西南院は、聖徳太子とも縁(ゆかり)あるお寺とお聞きしていましたが、創建からすでに1,300年を優に超える歴史を持っているわけですね。

山下さん

御本尊は、十一面観音菩薩(重要文化財・弘仁時代)です。その他にも、聖観音菩薩(重要文化財・弘仁時代)や千手観音菩薩(重要文化財・藤原時代)を始め、多くの文化財となっている仏さまを本堂にお祀りしています。

「當麻寺西南院」の秘仏・三観音(御本尊の十一面観音菩薩・聖観音菩薩・千手観音菩薩)
▲本堂にお祀りされる三観音(御本尊の十一面観音菩薩・聖観音菩薩・千手観音菩薩)。いずれも秘宝

>>西南院の主な文化財

編集部

今お話しいただいた三観音菩薩像は秘宝であり、普段は一般公開されていないそうですね。基本的には、毎年11月23日~30日に予定される「西南院本堂御開帳」の際に、拝観できると伺っています。

具体的な詳細については、電話(0745-48-2202)で個別に問い合わせをさせていただけばよろしいですね。

常時受けられる御朱印は7種!16:30までに受付を済ませよう

「當麻寺西南院」の庭園で花開くシャクナゲと書院裏外観(春)
▲書院裏のお庭で花開くシャクナゲ(春)

編集部

昨今では、デート中に御朱印集めをするカップルも増えてきた感があります。「當麻寺 西南院」に参拝した際、受けることができる御朱印にはどのようなものがあるでしょうか?

山下さん

西南院で通常受けられる御朱印は、7種類あります。まずは、御本尊・十一面観音菩薩の御朱印と御詠歌、関西花の寺25ヵ所霊場第21番札所の御朱印、仏塔古寺十八尊霊場第8番札所の御朱印です。

さらに、住職を兼務する竹之坊(當麻寺の塔頭の一つ)の御朱印と百済寺(広陵町にあり離れている)の御朱印、御詠歌となります。また、西南院本堂御開帳の期間には、限定デザインの御朱印を受けることも可能ですよ。

編集部

寺社の御朱印を紹介するサイトで拝見しましたら、男性的な堂々とした筆跡で味があり、後で見返しても、西南院に参拝したご縁をひときわ感じられそうな雰囲気でした。

御朱印に直書きと、和紙に書き置きの2タイプの御朱印があるそうですね。西南院本堂御開帳期間の限定デザイン御朱印には、4種類があるとお聞きしています。

御朱印を授与いただける場所や、御朱印の志納料についても教えてください。

山下さん

すべての御朱印は、受付にて拝観時間内(毎日9:00~17:00)にお受けいただけます。志納料は、各300円です。

編集部

受付は、門を2つくぐった先にある拝観料を納めさせていただく場所で、受付対応は16:30まででしたね。志納料300円というのは、相場から見てもありがたい設定だと感じます。

郵送での御朱印授与も可能!西南院オリジナルの御朱印は2種

「當麻寺西南院」の境内で開花したロウバイ(冬)(その1)
▲境内で開花したロウバイ。寒空に黄色が鮮やかで美しい(冬)

編集部

御朱印は、持参した方がよろしいでしょうか?また、「當麻寺 西南院」オリジナルの御朱印についても、特徴を教えていただけますか?

山下さん

御朱印をお持ちいただければ、そこに御朱印を授与させていただけます。西南院オリジナルの御朱印帖は、現在2種類です(志納料は各1,500円)。

1つは、表紙に東西両塔とシャクナゲのお花、裏表紙にモミジがデザインされた、織物で仕上げた御朱印帖になります。もう1つは、江戸期の當麻寺境内図を金箔押しした御朱印帖ですよ。

「當麻寺西南院」で授与されるオリジナル御朱印帳(東西両塔とシャクナゲ、モミジの柄)
▲西南院のオリジナル御朱印。フェミニンな印象の東西両塔とシャクナゲ、モミジの柄

「當麻寺西南院」で授与されるオリジナル御朱印帳(江戸期の當麻寺境内図を金箔押し)
▲西南院のオリジナル御朱印。江戸期の當麻寺境内図を金箔押ししたもので、男性ウケしそう

編集部

先ほど、受付にてオリジナルの御朱印を少し見せていただきました。とりわけ東西両塔と石楠花が表紙にデザインされた方は、落ち着いたグリーンカラーベースで、女性ウケがよさそうな印象ですね。

カップルならば、デートの一環で西南院に参拝した記念に、オリジナルの御朱印を受けて、そちらに御朱印を直筆で頂戴してもいいと思いました。

ちなみに、昨今の社会情勢の影響からか、郵送で御朱印を受けたいと考える方も増えているようです。西南院では、可能なのでしょうか?

山下さん

御朱印の郵送での授与は、現在のところ可能です。書き置きタイプの御朱印をお送りしています。

編集部

それはありがたいです。申し込み方法や志納料・送料をお納めする方法などについては、電話(0745-48-2202)で個別に問い合わせをさせていただきますね。

何より御朱印は、御本尊とのご縁を結ばせていただいた証なので、御朱印や御朱印は粗末に扱わず、大切に保管させていただきたいと思いました。

書院でお抹茶をいただける!お庭のお花と水琴窟の音を愛でる贅沢

「當麻寺西南院」の書院裏外観と庭園
▲書院の外観とお庭・池泉回遊式庭園

編集部

カップルがデートの一環で「當麻寺 西南院」に参拝した際、見どころはどちらになると思われますか?

山下さん

書院の裏には、江戸初期に造られたお庭・池泉回遊式庭園があります。春はボタンとシャクナゲの花、そして新緑やハスの花、秋にはモミジ、冬のセンリョウという具合に、季節ごとにいろいろな姿を見せてくれる庭園です。

「當麻寺西南院」の庭園で開花したボタン(春)(その1)

「當麻寺西南院」の庭園で開花したボタン(春)(その2)

「當麻寺西南院」の庭園で開花したシャクナゲ(春)

「當麻寺西南院」の新緑にあふれた庭園(春)

「當麻寺西南院」の本堂と開花しつつあるハス(夏)

「當麻寺西南院」の庭園で色付くモミジ(秋)

「當麻寺西南院」の庭園に設置された水琴窟と実を付けたセンリョウ(冬)

→庭園で楽しめる四季折々のお花や新緑、紅葉の写真を横スライドで参照できます

また、「みはらし台」という、撮影スポットとしても人気の展望台が境内にあって、東西両塔や奈良盆地を見渡すことが可能です。境内も四季折々でいろいろなお花が咲くので、目の保養となるでしょう。

「當麻寺西南院」境内のみはらし台から眺める東西両塔と紅葉(秋)
▲みはらし台から眺める東西両塔と紅葉。當麻寺全体の中で、東西両塔が最も美しく見える場所だそう(秋)

庭園や境内のお花などをご覧になり、日常とは違う景色で、目と心と身体を休めていただきたいですね。

編集部

まるで一幅の絵画のようにも見える書院裏のお庭ですが、天平建築の粋・西塔をお池の水に映す設計になっているそうですね。江戸期の庭師の粋(いき)を感じる、何とも風情ある演出だと感心しました。

「當麻寺西南院」庭園の実を付けたセンリョウと池に映る西塔
▲書院裏のお庭で実を付けたセンリョウと、お池に映る西塔。庭師の粋を感じる演出

Web上に残された参拝者の書き込みを目にしましたが、お庭のファンはとても多いようです。境内のみはらし台からは、東西両塔が當麻寺全体の中で最も美しく見える、というコメントも見かけました。

お庭や境内で、とりわけ注目して欲しいポイントなどはありますか?

山下さん

書院裏の庭園の一隅には、水琴窟(すいきんくつ)(※3)が2ヵ所つくられていて、不思議と日々違う音色を奏でていますよ。心安らぐ場だと思いますので、心静かに耳を傾けてみてください。
(※3)江戸期に始まる日本庭園の装飾の一つ。手水鉢近くの地中に作った甕(かめ)の中に、水滴をランダムに落下させ、その際に発せられる反響音を楽しむ仕掛け。

「當麻寺西南院」の庭園に設置された水琴窟の一つ
▲お庭につくられた水琴窟の一つ。水滴の心安らぐ共鳴音に時を忘れる

>>水琴窟とは

編集部

水琴窟が奏でる音色は、楽しむ者の心が穏やかな状態でないと、綺麗に響いてこないと耳にした覚えがあります。デート中のカップルも心静かに臨めば、静寂な和の世界を味わえそうです。

お庭のお花を眺めたり、水琴窟が奏でる音に耳を傾けたりしながら、二人でゆったりと過ごせる場所はありますでしょうか?

山下さん

書院から庭園を眺めて、お抹茶を楽しめるお席がありますよ(干菓子付き・拝観料込み700円)。

「當麻寺西南院」の書院で供されるお抹茶と干菓子
▲書院で供されるお抹茶と干菓子

編集部

気ぜわしい日々を送っているカップルには、心安らぐ至福のひと時になりそうな気がします。受付で拝観料をお納めする際、書院でのお抹茶席付きを希望させていただけばよろしいですね。

「傘みくじ」で運試し!「みはらし台」は絶好の撮影ポイント

「當麻寺西南院」の境内で開花したボタンと番傘(春)
▲境内で見事に開花したボタンと番傘(春)

編集部

「當麻寺 西南院」には、記念撮影に適したスポットや、人気の撮影ポイントなどはありますか?

山下さん

やはり、先ほども触れた境内の「みはらし台」で、両塔を背景に記念撮影される方が多いです。お花と一緒に撮影される方もいますね。

編集部

フォトジェニックな「みはらし台」からの眺望は、デート中のカップルがいつまでも眺めていたくなるような、飽きない美しさだと感じました。まさに、インスタ映えしそうな光景ですね。

ちなみに、カップルがデートの一環で参拝している場合、人気の授与品などがあれば教えてください。

山下さん

西南院の本堂前では、さまざまな御守を受けられますよ。最近は、傘の形をしたおみくじ「傘みくじ」や、悪いことを吹き飛ばす「厄割玉」も人気です。

「當麻寺西南院」境内の庫裡で受けられる「傘みくじ」
▲デート中のカップルにも人気の「傘みくじ」

編集部

先ほど境内の庫裡(くり)(※4)で、「傘みくじ」を受けてきました。カラフルで和傘の形をしていて、ミニチュアでもちゃんと開閉できるんですね。彼女や彼氏が外国人の国際カップルなら、ひときわ喜びそうです。
(※4)寺院の境内にある伽藍(がらん・建物)の一つ。僧侶が居住する場合が多い。

「當麻寺西南院」境内の庫裡で受けた「傘みくじ」を結び付ける台
▲境内のおみくじ結びには、カラフルな「傘みくじ」が多く残されている

本堂前で受けられる「厄割玉」は、白い素焼きの丸玉で、設置されている木箱の中に叩き付けて割り、取り付いた厄を払うものだと伺いました。最近何だか調子が今一つという二人ならば、厄落としもいいかもしれません。

「當麻寺 西南院」の口コミ・評判をチェック!

「當麻寺西南院」の境内で開花したロウバイ(冬)(その2)
▲寒い季節の古刹とロウバイの木の組み合わせは、何とも風情を感じる光景(冬)

編集部

お庭や境内がひときわ美しい「當麻寺 西南院」ですが、参拝される皆さんの反応はいかがでしょうか?

山下さん

日常の疲れが癒やされて、心が豊かになる場所だとのことで、たくさんの方が何度も訪れてくださっていますよ。庭園や境内に四季折々のお花が咲いて楽しめることもあり、リピーターの方が多いです。

編集部

なるほど、お庭も時間や季節でさまざまな表情を見せてくれるので、自ずと何度も訪れたくなるのでしょうね。デートで参拝する場合、季節ごとに訪れてみるのも、二人の楽しみが増えてよさそうです。

「四季折々の花が美しい!」「何度も訪れたいお庭!」の声も多数

編集部でも取材させていただく前に、西南院についてWeb上でリサーチしました。デートで訪れるカップルが参考にできそうな口コミ・評判も見かけたので、いくつか要約して紹介しましょう。

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東西の三重塔を綺麗に撮影できる。御池に西塔が映り込むさまも、実に風情がある。
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水琴窟の音が心地よいです。季節を変えて再訪したくなりました。
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見どころの多いお寺。お抹茶をいただきつつ、お庭を眺めて癒やされた。

参拝された方からは、高評価を受けることが多い印象です。一度参拝すると、多くの方がリピーターになってしまうようでした。それだけに、デートスポットとして見ても、魅力的なお寺だと感じます。

「當麻寺 西南院」からカップルへのメッセージ

「當麻寺西南院」の門と開花した枝垂れ桜(春)
門の前で花開く枝垂れ桜(春)

編集部

最後になりますが、今後デートの一環で「當麻寺 西南院」に参拝しようと検討中のカップルに向けて、メッセージをお願いします。

山下さん

騒がしい日常から離れた空間で心を落ち着かせ、非日常を楽しんでください。書院裏の庭園は山裾を利用した造りで、階段が多いです。履き慣れた靴でお越しいただくとよろしいでしょう。

編集部

西南院の境内やお庭は、季節や時の流れを味わうことができて、ホッと安らげるような静寂も体感できます。気ぜわしい日々から距離を置くためにも、時折カップルで参拝させていただきたいですね。

山下さん、本日はお忙しい最中にお時間を割いてくださり、大変ありがとうございました。

「當麻寺 西南院」の基本情報

住所 〒639-0276
奈良県葛城市當麻1263番地
電話 0745-48-2202
アクセス 【車】
■大阪方面から

(西名阪自動車道)柏原ICより国道165号線経由で約15分
(南阪奈道路)葛城ICより県道30号線経由で約8分
■名古屋方面から

(西名阪自動車道)香芝ICより県道168号線経由で約15分

【公共交通機関】
(近鉄南大阪線)当麻寺駅下車で徒歩約15分
駐車場 近隣の有料駐車場を利用
※市営観光駐車場と民営駐車場あり
拝観時間 毎日9:00~17:00
※受付は16:30まで(御朱印も含む)
※定休日なし
料金 【拝観料】
(大人)一人300円
※書院でのお抹茶席付きの場合は、一人700円
※曼荼羅堂・金堂・講堂の拝観料は、一人+500円(4/13~15の特別拝観期間は600円)
※特別開帳期間の拝観料は、別料金を設定、料金は直接お問い合わせ


【御朱印の志納料】
各300円

【オリジナル御朱印の志納料】
各1,500円
公式サイト http://taimadera-sainain.or.jp/

※最新の情報は、公式サイト等でご確認をお願いいたします。

「當麻寺 西南院」と一緒に訪れたいデートスポット

ここからは、「當麻寺 西南院」に参拝する前後にカップルで立ち寄りたい、地元の魅力にあふれた周辺スポットを紹介しましょう。併せて訪れれば、より充実したデートになると思いますよ。

周辺のおすすめデートスポット

「道の駅 ふたかみパーク當麻 當麻の家」でランチと地元食材探し

「道の駅 ふたかみパーク當麻 當麻の家」は、西南院から車で6~7分のご近所さん。ファミリーやカップルに人気の「二上山ふるさと公園」に隣接した道の駅で、地元の方や観光客で賑わっています。

民芸風のお食事処では、地元の新鮮な素材をふんだんに使ったお料理も豊富です。「當麻の家うどん」や「力うどん」、「力そば」、「カレーライス」などが人気のメニューになっていますよ。

地場の採れたて野菜や旬の果物、お味噌などの加工食品、お惣菜なども販売中。天候がよければ、名物のちらし寿司をテイクアウトして、公園でピクニック気分のランチを味わうのも気持ちよさそうです。

公式URL:道の駅 ふたかみパーク當麻 當麻の家

ピクニック向きの広い芝生!道の駅が隣の「二上山ふるさと公園」

先に出た「道の駅 ふたかみパーク當麻 當麻の家」に隣り合っているのが、「二上山ふるさと公園」。二上山の麓に広がった自然公園で、ピクニックにも使いやすい、気持ちのよい芝生広場が人気ですよ。

公園の中には池や水辺があって、カップルでの散策も楽しめます。また、奈良盆地を一望できる展望台も有名で、456段の石段をぜひ一度登ってみてください。ランチ後の腹ごなしにもぴったりですね。

近鉄南大阪線の二上神社口駅から徒歩10分ほどと、車を利用しないデートでも立ち寄りやすいのも魅力。火曜日・水曜日の毎週2日間が休園日となっているので、そこだけは注意したいところです。(水曜日が祝日の場合は開園します)

参考URL:葛城市役所「二上山ふるさと公園紹介」

奈良で下関名物の瓦そばを堪能する「はしもと商店 味のかけ橋」

西南院から徒歩でも10分強の「はしもと商店 味のかけ橋」では、山口県下関市の郷土料理・瓦そばを味わえる地元の人気店です。熱々の瓦に茶そばや甘辛い牛肉、錦糸玉子を乗せて、テーブルで焼きます。

大根おろしとレモンを添えて、温かいつゆでどうぞ。そばは上が柔らかく、下はパリッと仕上がって、2つの食感を楽しめます。下関名物・ねり天(薩摩揚)の老舗だけに、ねり天丼もおすすめのメニュー。

ねり天のお持ち帰り用セットも豊富に用意されているので、おうちデートの食材や、ちょっとした手土産にもいいですね。スタッフさんも親切で感じよく、リピーターらしきお客さまを多く見受けますよ。

公式URL:はしもと商店 味のかけ橋

まとめ:水琴窟の音と季節の花々に安らぎをもらう一日

「當麻寺西南院」の境内で開花した白モクレンと三重塔(春)

この記事では、奈良県葛城市に開山した「當麻寺 西南院」に参拝して御朱印を受け、風情ある静かなお庭で癒やされてから、地元の魅力いっぱいの近隣スポットも巡るデートプランを紹介しました。

お付き合いをスタートして間もないカップルなら、いつもと違う新鮮なデートを楽しめると思います。結婚も見えてきた二人ならば、しっとりした大人デートで、絆が一層深まるのではないでしょうか。

長い歴史と、美しい自然に恵まれた土地にこそ、本当の意味での豊かさがあるのだと体感できますよ。葛城市や周辺でのデートを検討中のカップルにとって、この記事が参考になれば幸いです。