「道の駅 白川郷」で地元グルメとUNESCO世界遺産集落を満喫するデート|岐阜県

この記事でご紹介するのは、岐阜県大野郡白川村にある「道の駅 白川郷」を訪れて、地元グルメやお土産探しを楽しみながら、周辺観光スポットも一緒に満喫するデートプランです。

豊かな自然に囲まれた白川村には、UNESCO世界遺産(文化遺産)に登録された「白川郷荻町合掌集落」が存在します。駅内には、合掌造り集落を展示・解説した博物館も併設され、無料で見学可能なことも魅力です。

今回は、「道の駅 白川郷」の支配人(駅長)・下目(しもめ)さんにインタビュー取材をお願いし、さまざまな魅力をお聞かせいただきました。

世界遺産・合掌造り集落への入口「道の駅 白川郷」

「道の駅 白川郷」に併設の「合掌ミュージアム」正面外観
▲「道の駅 白川郷」に併設の「合掌ミュージアム」は、入館・見学無料

編集部

今回初めて「道の駅 白川郷」さんにお邪魔しています。まずは、ロケーションや環境の魅力について、お話しいただけるでしょうか。

下目さん

私ども「道の駅 白川郷」は、東海北陸自動車道・白川郷ICを降りてすぐの場所にあり、UNESCO世界遺産にも登録されている「白川郷荻町合掌集落」からは、北へ2kmほどに位置しています。

道の駅の建物は、白川郷の合掌造りをイメージしたもので、本物の茅葺き(かやぶき)屋根なんですよ。こちら白川村の中でも最大級を誇りますから、格好の撮影スポットにもなっています。

「道の駅 白川郷」の正面外観
▲「道の駅 白川郷」の正面外観。本物の大きな茅葺き屋根が見事で、格好の撮影スポットになっているそう

編集部

道の駅としてのテーマ・コンセプトについても教えてください。

下目さん

当駅は、地域の活性化をコンセプトに整備された施設です。駅内に併設された「合掌ミュージアム」は必見で、本物の合掌造り住宅を移築・展示しておりますよ(入館・見学無料)。

公式:道の駅 白川郷「合掌ミュージアム」

「道の駅 白川郷」に併設の「合掌ミュージアム」での屋根葺きの様子
▲併設の「合掌ミュージアム」では、茅葺き屋根をふく様子が見られる

「道の駅 白川郷」に併設の「合掌ミュージアム」を見学する様子
▲「合掌ミュージアム」を見学してから、UNESCO世界遺産の「白川郷荻町合掌集落」を訪れたい

合掌造りの屋根葺き(ふき)の様子や、構造をどなたにも分かりやすく解説しました。白川郷を訪ねるに先立ってご見学いただくと、デートでの集落観光も一層味わい深いものになると思います。

おすすめのお土産やランチメニューも豊富な道の駅

「道の駅 白川郷」のお土産店内部の様子
▲明るい雰囲気で、品定めもしやすいお土産店には、地元のさまざまな産品が所狭しと並ぶ

それでは、「道の駅 白川郷」で人気だったり、おすすめだったりするお土産やグルメについて、具体的に下目さんに伺ってみましょう。

地元や白川郷のお土産が並ぶ!「紫蘇もなか」や「どぶろく羊羹」も

編集部

駅内のお土産店では、主にどのようなアイテムを扱っていらっしゃいますか。人気の商品にも触れていただけると嬉しいです。

下目さん

お土産店では、地元オリジナルのお菓子や、白川郷で作られる加工食品、飛騨地方の地酒など、さまざまなお土産品を取り扱っています。春~秋にかけては、地場の採れたて野菜・山菜も出回るんですよ。

「道の駅 白川郷」のお土産店で販売される「紫蘇(しそ)もなか」
▲地元の老舗菓子舗が丁寧に作る「紫蘇(しそ)もなか」。人気商品の一つだそう

「道の駅 白川郷」のお土産店で販売される「どぶろく羊羹(ようかん)」
▲こちらも人気の「どぶろく羊羹(ようかん)」。ちょっとした手土産にも!

ちなみに、こちら白川村の老舗お菓子屋さん謹製の「紫蘇(しそ)もなか」や、「どぶろく羊羹(ようかん)」は、よく出る人気商品となっています。大豆の旨味が凝縮された「石とうふ」や、「油揚げ」などもおすすめできる逸品です。

「道の駅 白川郷」のお土産店で販売される「石とうふ」
▲ズッシリした重みで、食べ応え満点の「石とうふ」。型崩れしにくいから、いろいろな料理にも使いやすい

「道の駅 白川郷」のお土産店で販売される「油揚げ」
▲高品質なことが分かる「油揚げ」。おうちデート用の食材にいかが?

おうちデートにおすすめ!地元産素材で仕込む地酒「結心」

編集部

カップルが買って帰って、自宅で楽しめるお土産品を思い付かれましたら、ご紹介いただけるでしょうか。

下目さん

そうですね、お酒を飲めるお二人であれば、こちら白川村のきれいな水とお米で造られた地酒「結心(ゆいごころ)」をおすすめしたいですね。おうちデートのお供にいかがでしょうか。

「道の駅 白川郷」のお土産店で販売される地酒「結心(ゆいごころ)」
▲地酒「結心(ゆいごころ)」は、おうちデートのお供に!さまざまなサイズのボトルがあり、お試しでも買いやすい

おいしい酒米「ひだほまれ」と、村内のきれいな湧水「霧立の水」を使って醸造しています。造り酒屋が白川村内にはないため、醸造は飛騨市の業者さんに依頼しているのですが、販売は村内限定ですよ。

「道の駅 白川郷」のお土産店内の地酒コーナー
▲お土産店内の地酒コーナー。さまざまな地元の銘柄が並び、日本酒ファンなら大喜びしそう

地元グルメを満喫!メニューが充実したお食事処も併設

編集部

「道の駅 白川郷」さん併設のお食事処でいただける、主なメニューをご紹介お願いします。下目さんのおすすめメニューも教えてください。

下目さん

併設の「お食事処 水屋(みんじゃ)」では、ラーメン類やうどん・蕎麦類、ご飯物、定食類など、豊富なメニューをご提供中です。地元産ジビエのお料理もありますよ。

公式:道の駅 白川郷「お食事処 水屋」

特におすすめのメニューと言えば、地元・白川村育ちの「結旨豚」で作った自家製チャーシューをふんだんに味わえる、「結旨豚のちゃーしゅーめん」、そして「豚汁定食」などですね。

「道の駅 白川郷」に併設の「お食事処 水屋(みんじゃ)」内部の様子
▲併設の「お食事処 水屋(みんじゃ)」は、欅(けやき)のテーブルが温かみを感じる空間となっている

さらに、数量限定でのご提供となりますが、テイクアウト可能な「白川郷いなり」も推したいと思います。地元の白川村立白川郷学園の生徒さんが考案してくれた、合掌造りをモチーフにした稲荷寿司ですよ。

なお、お食事処のテーブルは、飛騨の匠(たくみ)の技が息づく欅(けやき)造りでして、家具職人の手による小粋な計らいがあります。ぜひ、カップルでご覧になってくださいね。

ランチデートにおすすめのメニューは「白山周遊満喫御膳」

編集部

デート中のランチとしていただくならば、下目さんなら、どちらのメニューをおすすめされますか。

下目さん

それでしたら、「白山周遊満喫御膳」はいかがでしょうか。石川県と岐阜県の食材の調和をコンセプトにしたメニューで、中心となるのは、つるりとした食感の「白川郷こしひかり米粉入りラーメン」を、石川県の「とり野菜みそ」でアレンジしたものです。

「道の駅 白川郷」に併設の「お食事処 水屋(みんじゃ)」で提供される「白山周遊満喫御膳」
▲満足度の高い「白山周遊満喫御膳」。これで一人1,270円なので、コスパは相当に優秀!

大豆の旨味たっぷりの白川郷産のとうふや、「飛騨牛のつくね」も付いてきますよ。「白山百膳(はくさんひゃくぜん)」でも紹介されているメニューで、コスパも優秀です。舌の肥えたお二人にも、満足度が高い逸品だと思います。

参考:白山商工会「白山百膳」道の駅 白川郷 食事処 水屋

ちなみに、ペットをお連れで当駅内には入れませんが、「お食事処 水屋」には、オープンテラス席もご用意しました。こちらならば、ワンちゃんなどペット連れでデート中のカップルも、ご注文いただいたお食事を召し上がっていただけますよ。

「道の駅 白川郷」周辺のおすすめ観光スポット

「道の駅 白川郷」近くの「白川郷荻町合掌集落」
▲「道の駅 白川郷」から車で5分ほど行くと、日本の原風景のような「白川郷荻町合掌集落」に着く。もちろん、そこかしこに映えスポットが広がっている

編集部

「道の駅 白川郷」さんを利用する前提で、併せて立ち寄れるおすすめデートスポットが周辺にありましたら、ご紹介をお願いします。

下目さん

何と言いましても、1995年にUNESCO世界遺産に登録された「白川郷荻町合掌集落」です。タイムスリップしたかのような日本の原風景を堪能して、豊かな自然と触れ合ってみてください。

参考:一般社団法人 白川郷観光協会

当駅からなら、車で5分ほど南に下ったところです。昨今では、外国人観光客にも人気のエリアとなっていますよ。

「道の駅 白川郷」に併設の「合掌ミュージアム」での屋根葺きの様子
▲道の駅内の「合掌ミュージアム」を見学した後、世界遺産の合掌造り集落を訪れるのがおすすめ。二人の感慨も一層深くなる

また、当駅から車で20分程度の距離になりますが、「白川郷平瀬温泉」まで足を伸ばされてもいいでしょう。

参考:白川村役場「平瀬温泉エリア」

白川郷の南に当たり、霊峰・白山に抱かれた、豊かな大自然が広がっています。白山の麓(ふもと)から湧き出す天然温泉は、白川郷を訪れる多くの皆さんを魅了してきた名湯です。日帰り入浴を受け付けている宿もあります。

白山登山の入口にもなっており、「白山国立公園」でのアクティビティも楽しめる穴場かもしれませんね。

貸し切り天然温泉も!白川村唯一のホテル「御宿 結の庄」に宿泊

編集部

先にご紹介いただいた「白川郷平瀬温泉」以外にも、カップルが宿泊しやすい施設は、「道の駅 白川郷」さん周辺にあるでしょうか。

下目さん

それでしたら、当駅に隣接した白川村で唯一のホテル、「御宿 結の庄」がありますよ。2019年3月にオープンした、和モダンの雰囲気が素敵な宿で、旬の地元産素材を活かした会席料理が自慢です。

公式:天然温泉 ゆるりの湯「御宿 結の庄」

天然温泉を楽しめる貸切風呂や、色浴衣も無料で利用できますから、デート中のお二人にぴったりではないでしょうか。木の温もりにあふれた、おしゃれなナイトバーもあって、ゆっくり語り合えると思います。

「道の駅 白川郷」からカップルへのメッセージ

「道の駅 白川郷」のお土産店で販売される地酒「結心(ゆいごころ)」

編集部

これから「道の駅 白川郷」さんを訪れようとしているカップルへのメッセージなどがありましたら、ぜひお話しください。

下目さん

私ども「道の駅 白川郷」は、世界遺産集落への玄関口に当たり、ドライブ休憩やランチ休憩、お土産物選びにも最適なスポットです。大きな茅葺き屋根が目印で、白川郷でのデートに期待が膨らむスタート地点となるでしょう。

情報館とお手洗いは、終日ご利用になれますから、一度お気軽に立ち寄ってみてくださいね。

編集部

まさに、世界遺産の村・白川郷へのゲートウェイとなる道の駅だと感じました。白川郷でのデートを計画しているカップルは、まずはこちらに立ち寄って、情報収集をさせていただくのもよさそうですね。

下目さん、いろいろなお話を聞かせていただきまして、本日は大変ありがとうございました。

「道の駅 白川郷」の口コミ・感想をチェック

「道の駅 白川郷」に併設の「合掌ミュージアム」展示室の入口付近

デートの一環で「道の駅 白川郷」に立ち寄る二人の参考になるよう、実際に利用した皆さんが残した口コミ・感想もチェックしてみましょう。

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白川郷への行き・帰りに立ち寄りやすい道の駅。ランチやお土産選びにはぴったりです。
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合掌造りの建物が素晴らしく、インスタ映えもバッチリでした。お食事処のメニューもおいしくて、待ち時間も短いです。
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駅内の「合掌ミュージアム」は、無料なのに内容が充実!白川郷を観光する前に見学しておくと、充実した時間を過ごせると感じます。

評判のよい道の駅でした。世界遺産・白川郷への玄関口に当たる絶好のロケーションや、お食事処で提供されるメニューの質の高さに触れるコメントが多い印象です。

白川郷でのデートの一環として、最初に訪れてみたいスポットだと思います。

「道の駅 白川郷」の基本情報(営業時間・アクセス)

住所 〒501-5625
岐阜県大野郡白川村飯島411番地
電話番号 05769-6-1310
最寄り駅・アクセス 【車】
東海北陸自動車道:白川郷ICを降りて、最初の信号を左折してすぐ
※世界遺産・白川郷までは、車で約7分
駐車場 無料駐車場あり
※普通自動車46台分・身障者用3台分(第2駐車場は、普通車115台分)
営業時間 【お土産店】
8:30~17:00

【お食事処 水屋(みんじゃ)】
9:30~16:00

【合掌ミュージアム】
8:30~16:45
※お手洗い・情報館は、終日利用可
休業日 年末年始(12月29日~1月1日)
併設の飲食施設 お食事処 水屋(みんじゃ)
※一部のメニューは、テイクアウトも可
※ペット同伴可のオープンテラス席もあり
車中泊の可否
※近隣住宅への配慮や、冬季の除雪協力に留意のこと
※敷地内での野営は禁止
公式URL https://rs-shirakawago.jp/

※最新の情報は、公式サイト等で都度ご確認をお願いします。
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