冬のひまわりとパワースポットを満喫!寒川町の”映え”スポット巡りデート|神奈川県

今回ご紹介するデートプランは、寒川町観光協会の情報発信担当である泉さんにお尋ねした情報を元に作成した、寒川町の撮影スポットをめぐる、"映え"デートプランです。

寒川町は、春分・秋分の日に「ダイヤモンド富士」が、夏至の日に「ダイヤモンド大山」が、冬至の日に「ダイヤモンド箱根」という特別な日没が見られる「二至二分の地」です。町内を流れる三本の川の流れと温暖で穏やかな天候に育まれ、生きものがのびのびと暮らしています。

今回は、寒川町の冬のイベント「さむかわ冬のひまわり」の会場と「寒川神社」を巡るデートコースを考えました。ぜひ参考にして下さい。

寒川町の"映え"スポット巡りおすすめルート

今回紹介するのは、徒歩又は自転車で周るルートです。自転車は寒川町観光協会でレンタサイクルを2台用意しています。各スポットを効率よく回るには自転車がおすすめなので、活用して下さい。

おすすめ"映え"スポット1「相模線線路沿いひまわり畑」

相模線線路沿いのひまわり畑
▲JR相模線線を背景に咲き誇る冬のひまわり

まずは「さむかわ冬のひまわり」の1つ目のスポット、寒川町の玄関口であるJR相模線「寒川駅」北口から徒歩約7分の「相模線線路沿いひまわり畑」へ行きましょう。ここでは、鉄道を背景に冬のひまわりの写真を撮ることができます

畑に咲き誇るひまわりはその数、約2万本です。列車と共にひまわりを撮る際は、茅ヶ崎方面の列車を狙いましょう。のぼりの列車は寒川駅から出発したばかりでスピードがゆるやかなので、シャッターチャンスです。

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泉さん

二人で自撮りする場合は、しゃがんだ状態でシャッターを切るとひまわりと相模線もフレーム内に収まると思います。

「相模線線路沿いひまわり畑」周辺の観光スポット

「相模線線路沿いひまわり畑」の周辺には歴史的なスポットやグルメスポットもあるので、立ち寄ってみて下さい。

古代の役所があった!「下寺尾官衙遺跡群」

徒歩10分ほどのところに、国指定史跡の「下寺尾官衙遺跡群(しもてらおかんがいせきぐん)」があります。

この遺跡群は7〜8世紀ごろに、相模國高座郡の官庁やお寺があった一帯で、寒川町の大曲五反田(おおまがりごたんだ)遺跡もこの一部とされています。

当時は小出川が流れており、木でつくられた人形(ひとがた)などの道具が発見されたことから、祭祀が行われた場所と考えられています。歴史や占いに興味があれば立ち寄ってみるといいでしょう。

参考:史跡「下寺尾官衙遺跡群」(茅ヶ崎市)

夏の時期に訪れたい「後藤花園の蓮畑」

後藤花園の蓮畑で咲き誇る蓮
▲後藤花園の蓮畑で満開を迎えた時の蓮(引用:寒川町観光協会のFacebook

徒歩11~12分ほどのところに「後藤花園の蓮畑」があります。こちらは冬場ではなく、7月中旬~8月中旬ごろに、蓮が咲き誇る神秘的な光景を見ることができます

撮影するならば、早朝~午前中が狙い目です。

参考:寒川町観光協会(後藤花園の蓮畑)

周辺のグルメスポット「天の魚」「おそば 巴屋」「青山大寿司」

寒川駅周辺は、町一番のグルメスポットであり、さまざまな飲食店があります。

「天の魚」は、相模湾の魚を中心に地場の食材を多用した料理が自慢です。また、寒川産の季節の果物を使った手作りあんみつはイチオシのデザートです。

「おそば 巴屋」では、味・ボリューム・値段の三拍子が揃った手打ちそば&丼もの(特に穴子丼の穴子の大きさにビックリされる方が多い)が楽しめます。

「青山大寿司」では、フレンチとお寿司がコラボレーションしたスペシャルなメニューを食べることができます。

その他にも寒川町には美味しい飲食店がたくさんあります。ぜひ寒川グルメも楽しんで下さい。

参考:食べログ(天の魚)
参考:食べログ(おそば 巴屋)
公式:寿司フレンチ 青山大寿司

「相模線線路沿いひまわり畑」の基本情報(アクセス)

住所 〒253-0105
神奈川県高座郡寒川町岡田713付近
※JR相模線線路沿い、寒川東中学校向かい
アクセス JR相模線「寒川駅」北口から徒歩約7分

おすすめ"映え"スポット2「相模國一之宮 寒川神社」

寒川神社御社殿
▲寒川神社の「御社殿」はなんとも神々しい雰囲気

「相模國一之宮 寒川神社」は、寒川町のほぼ中央に位置しています。全国唯一の八方除の守護神(※1)で、あらゆる災厄を遠ざけるとして人気のスポットです。

※1:御由緒 | 八方除 寒川神社

境内には見所がたくさんあるので、散策してみましょう。

授与所には八方除の御神徳が込められたさまざまなお札やお守りがあります。旅の記念に、おみくじも引いてみて下さい。

お祓いを受けると御神域の「神嶽山神苑」に入ることもできます。神苑の中は神気に満ちていて、季節ごとの美しさがあります。

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泉さん

最近は、「一粒万倍日」など、暦を選んで参拝される方も多いようです。毎年、元旦~2月23日まで神門に取り付けられる「迎春ねぶた」に光が入る冬の夕暮れの風景も、寒川ならではの忘れがたい光景と言えます。

「相模國一之宮 寒川神社」周辺の観光スポット

寒川神社周辺には、神社に因んだお餅が購入できるグルメスポットがあるので、立ち寄ってみましょう。また、知る人ぞ知るパワースポットである寒川神社の末社「宮山神社」にも足をのばしてみましょう。

自然に囲まれた「宮山神社」

宮山神社の全景
▲木立に囲まれた「宮山神社」(引用:寒川町観光協会

寒川神社の末社である「宮山神社」では、季節ごとに花が咲き、御池には鷺が羽を休めに来ることもあります。自然に囲まれた清廉な雰囲気を味わって下さい。

参考:宮山神社(寒川町観光協会)

寒川神社の名物に舌鼓「レストランあおば」

レストランあおばで購入できる八福餅
▲寒川神社の八方除けに因み八角形のかたちをしたお餅。お土産にもおすすめ!

寒川神社参集殿1階にある「レストランあおば」では落ち着いた雰囲気の中で、和洋中のさまざまな食事に、寒川神社名物の「八福餅」とお茶のセットも召し上がれます。「八福餅」はお土産として買うこともできるので立ち寄ってみて下さい。

公式:https://samukawa-aoba.co.jp/

「相模國一之宮 寒川神社」の基本情報(アクセス)

住所 〒253-0106
神奈川県高座郡寒川町宮山3916
電話番号 0467-75-0004
アクセス JR相模線「宮山駅」から徒歩約5分
営業時間 授与所:8:00~16:30 
定休日 年中無休
公式サイト https://samukawajinjya.jp/

おすすめ"映え"スポット3「さむかわひまわり畑」

一面に咲き誇る冬のひまわり
▲景色全てがひまわりに覆われている光景は圧巻の一言

寒川神社の近くには、「さむかわ冬のひまわり」のメイン会場である「さむかわひまわり畑」があります。この畑では、なんと計10万本以上の冬のひまわりが、毎年11月頃の開花に向け栽培されています。

ここは私有地なので、普段は立ち入ることができず、フェンス外から眺めることしかできませんが、毎年11月の下旬頃の満開時に、見学会や摘みとり体験会といったイベントが開催され、畑内で間近に冬のひまわりを見ることができます。(※2023年は11月3日~5日・18日19日に開催)

撮影エリアも設けられるようになったので、開花状況にもよりますが、満開の冬のひまわりの中で記念撮影ができるのがポイントです。

イベントの会期中には地場の野菜や花、町内で活躍しているクラフト作家の作品販売なども予定されています。作品は「さむかわのお土産物」をテーマにしていて、この時だけしか手に入らない作品もあるのでチェックしてみてください。

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泉さん

イベント開催時以外はフェンス外から眺めていただくことになりますが、冬の光の中で元気に咲き誇る一面のひまわりに、心が癒されると思います。

「さむかわひまわり畑」周辺の観光スポット

「さむかわひまわり畑」の近くには町のランドマークである「さむかわ中央公園」があります。

歩き疲れたら「さむかわ中央公園」へ

パンプトラックさむかわ
▲「さむかわ中央公園」にある「パンプトラックさむかわ」はアクティビティも楽しめる

「さむかわ中央公園」には広い芝生の広場や大型の遊具、眺めの良い築山があります。築山の上に設置されたベンチに座ってほっと一息つくと、視界に富士山や大山が入ってくるでしょう。

公園内には「パンプトラックさむかわ」が併設され、BMX・スケートボード・インラインスケートなど様々なホイールスポーツも楽しめます。用具はレンタルも可能ですし、初めての方でも指導者が常駐しているので、安心して体験できます。疲れが回復したら挑戦してみるのも良いでしょう。

公式:さむかわ中央公園(寒川町)

ファンシーな外観も可愛い「湘南ラメール洋菓子店」

「さむかわひまわり畑」から徒歩10分ほどのところにあるスイーツのお店が「湘南ラメール洋菓子店」です。まるで絵本の中から出てきたようなファンシーな外観で、店内には宝石のように輝くケーキや焼き菓子がずらりと並びます

「さむかわ中央公園」のすぐ近くなので、ここでスイーツを買って公園で一息つくのも良いですね。

公式:湘南ラメール洋菓子店

「さむかわひまわり畑」の基本情報(アクセス)

住所 〒253-0106
神奈川県高座郡寒川町宮山3922-5
電話番号 0467-75-9051
アクセス JR相模線「宮山駅」から徒歩約10分
営業時間 畑内への入場はイベント開催時のみ可能
公式サイト https://www.samukawa-kankou.jp/?p=we-page-entry&spot=360952&cat=23197&pageno=3

おすすめ"映え"スポット4「川とのふれあい公園」

川とのふれあい公園から望む富士
▲川とのふれあい公園からの富士山は「寒川宮山の富士」として「相模川八景」にもなっている

最後の「さむかわ冬のひまわり」の会場は、「川とのふれあい公園」の花壇の冬のひまわりです。

天気が良い日はここから冬のひまわりの向こうにそびえる富士山を撮影できます。撮影ポイントは花壇の奥の縁石です。富士山とひまわりを入れた写真が撮れます。

特に夕暮れは、柿色の夕空に薄紅色に映える富士と、黄色い冬のひまわりの「さむかわの一押し夕景」が撮影できます。ベンチで一息ついて、夕暮れの刻一刻と変わる空と冨士と冬のひまわりを眺めるのもいいですね。

川とのふれあい公園の冬のひまわりと夕暮れ
▲寒川町の冬ならではの幻想的な光景が撮れるのはここだけ

「川とのふれあい公園」は冬の時期だけでなく、一年を通して景観が素敵な気持ちの良い公園です。広い芝生や、公園脇の相模川土手の遊歩道をのんびり散策するのもおすすめです。

「川とのふれあい公園」周辺の観光スポット

公園周辺には絶滅危惧種の「カワラノギク」育成地や、鉄道ファンにおすすめの「西寒川支線廃線跡」があります。

冬の始まりに咲く絶滅危惧種の「カワラノギク」

相模川川岸のカワラノギクと山々
▲カワラノギク育成地の晴れた日の夕景

「川とのふれあい公園」から徒歩5~6分ほどのところには、絶滅危惧種の「カワラノギク」の育成地があり、10月終わりから11月にかけて薄紫色の可憐な花を付けます

こちらも、富士山を背景にした幻想的な光景を撮ることができるスポットなので、行ってみて下さい。

鉄道が好きなら見逃せない「西寒川支線廃線跡」

西寒川支線新緑の頃
▲貴重な鉄道遺産「西寒川支線廃線跡」

川とのふれあい公園から徒歩15分ほどのところに、「西寒川支線廃線跡」はあります。相模線の支線として1984年3月31日まで操業していた西寒川支線の廃線路であり、現在でも操業していた当時のレールや枕木が残っています。

通常であれば線路に立ち入ることはできませんが、廃線路なので線路まで立ち入って写真を撮ることも可能ですよ。

春には桜が咲く絶好のお花見スポットでもあります。

「西寒川支線廃線跡」について、寒川町観光協会が編集・発行した解説・観光案内を「寒川町観光協会」「寒川町文書館」では無料配布しています。観光前にぜひ立ち寄って手に入れましょう。

また、「寒川町観光協会」では、送料を負担すれば郵送も行っています。詳しくは下記リンクをご覧ください。

参考:寒川町観光協会編集・発行! 『さむかわ廃線跡めぐり~西寒川支線~』

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泉さん

また、「川とのふれあい公園」横の「神川橋」につながる県道44号線沿いには、素敵な個性豊かなラーメン屋さんを始めとした食事処がいくつもあります。お腹が空いたらぜひお立ち寄りを。

「川とのふれあい公園」の基本情報(アクセス)

住所 〒253-0111
神奈川県高座郡寒川町一之宮3146
アクセス ・JR相模線「宮山駅」から徒歩約16分
・JR相模線「寒川駅」南口から徒歩約22分
公式サイト https://www.town.samukawa.kanagawa.jp/soshiki/toshikensetsu/toshikeikaku/toshimidori/info/koenmidori/itirann/1369021922863.html

食べる"映え"スポット「レストランKoyo」

レストランKoyoの日替わりパスタ
▲日替わりパスタ(撮影時は魚介のパスタでした!)ミニサラダとスープが付きます

寒川町にはたくさんのグルメスポットがありますが、「さむかわひまわり畑」から徒歩5分ほどのところ、寒川神社の第2駐車場横にある「鎮守の杜Koyo」は、華やかな雰囲気の中で美味しい洋食が食べられるおすすめのお店です。

メニューに迷ったら「本日のパスタ」を!「牛ホホ肉の赤ワイン煮」や「牛スジ肉のステーキ」など、ちょっと高級なお料理をリーズナブルな価格で食べられるのも魅力です。

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泉さん

お料理は盛り付けも素敵なんです。可能であればテラス席に並んで座って、鎮守の森を背景にお食事の写真を撮ってみて下さい。

メインの食事だけでなく、デザートも楽しんで

お腹が満腹になる前に食べて欲しいのが、ここでしか味わえない寒川神社名物「八福餅」を使ったあんみつと、寒川産「湘南梨」の果肉感が楽しめるスムージーです(※期間限定)

レストランkoyoの「湘南梨のスムージー」
▲レストランkoyoの「湘南梨のスムージー」は期間限定でしか味わえないのでご注意を

また、食べ進めるうちに触感が変わるイタリアのお菓子「カッサータ」と、絶妙な甘さのパウンドケーキなど、その他にも美味しいスイーツがたくさんあります。お腹に余力があればぜひいろいろ食べてみて下さい。

レストランkoyoデザート「カッサータ」

「レストランkoyo」の基本情報(アクセス)

住所 〒253-0106
神奈川県高座郡寒川町宮山3861 2F
電話番号 0467-72-5877
アクセス JR相模線「宮山駅」から徒歩約5分
営業時間 10:00~16:00(ラストオーダー15:30)
※お食事は11:00~
公式サイト https://samukawa-aoba.co.jp/koyo/

取材協力:寒川町観光協会(https://www.samukawa-kankou.jp/