【富山県射水市】放生津八幡宮で厳かな神前式を|奈良時代から続く由緒正しい神社
この記事では、放生津八幡宮(ほうじょうづはちまんぐう)での結婚式について解説をしています。
放生津八幡宮は、富山県射水市にある、歴史と風格ある神社です。1200年以上前から続く由緒ある風格の境内で、厳かな神前結婚式を行うことができます。
放生津八幡宮の神前結婚式は昭和中期ごろからの歴史があり、入念な打ち合わせやリハーサルにも、柔軟に対応してもらえます。
日本の伝統的な神前結婚式に興味がある方はもちろん、どんな結婚式を挙げればよいか悩んでいる方も、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
歴史と風格にあふれた放生津八幡宮
放生津八幡宮は、富山県射水市に位置する、奈良時代から続く由緒正しい神社です。
長い歴史の中で、地元住民の心のよりどころとなってきたほか、多くの歴史的人物のゆかりのスポットになってきました。また、全国でも珍しい、木造の狛犬が神社を守っています。
今回は、放生津八幡宮の宮司である大伴泰史さんに、神社の由来や結婚式について詳しくお話を伺いました。
奈良時代に建立された放生津八幡宮の由緒
インタビュアー
放生津八幡宮はどのような神社か教えてください。
宮司
令和の典拠にもなった、『万葉集』の編纂者とされる大伴家持が、天平18年・奈良時代に建立したお宮です。歴史・文化をひしひしと感じることができますよ。
また、拝殿・境内ともに広く、大人数の挙式でも大丈夫です。
インタビュアー
奈良時代に建立されたのですか!?それはすごい…長い歴史があるのですね。
奈良時代というと、仏教が国を守っていた時代ですよね。放生津八幡宮には、その時代から長年受け継がれているという貫禄がありますね。
整然と整った境内に、歴史と品格を感じます。
歴史的人物ゆかりの地と珍しい木造狛犬、秋季例大祭の見どころ
インタビュアー
訪れた場合の見どころやオススメなどはありますか。
宮司
天平18年に大伴家持が越中国司として赴任した際に、宇佐八幡神を勧請したと伝わります。境内には、大伴家持を祀る祖霊社が建立されています。
放生津八幡宮は奥の細道の通り道でもありました。松尾芭蕉もこの地で一句詠んでおり、芭蕉の句碑があります。
また、全国的にも珍しい木造の巨大な狛犬があり、人々から災い、穢れから守る役割があります。
インタビュアー
大伴家持に松尾芭蕉…長い歴史を感じます。
木造の狛犬なんて、初めて拝見しました。この狛犬は放生津八幡宮の名物のような存在で、放生津八幡宮の御朱印帳にも使われているんですね!
宮司
そのほか、10月1日には放生津八幡宮秋季例大祭が斎行されます。当宮の神輿に続き、富山県内最多の13本の曳山(ひきやま)を、朝から晩まで賑やかに放生津地区を曳き巡らせます。
インタビュアー
曳山とは、いわゆる山車のことだそうですね。多くの曳山と、それを曳く人たちの活気でものすごい盛り上がりなんでしょうね。
ぜひ実際に見てみたいです!
放生津八幡宮で執り行う伝統的な神前結婚式
インタビュアー
放生津八幡宮で神前結婚式を行うようになったのはいつ頃からですか。
宮司
昭和中期頃から挙行されていたようです。
インタビュアー
昭和中期頃というと、神前結婚式が主流だった時代。放生津八幡宮では、たくさんのカップルの始まりの日を送り出してこられたのでしょうね。
その後、時代の流れに合わせて、教会で行う挙式スタイルが流行することになりますが、今また伝統的な神前結婚式が注目されていますね。
きめ細やかな打ち合わせとリハーサルで安心の挙式準備
インタビュアー
放生津八幡宮ならではのメリットなどはありますか。
宮司
新郎新婦の大切な行事ですので、お二人のご意向をしっかりと汲み取り柔軟に対応することを重視しております。
また、新郎新婦と事前に入念に打ち合わせ、リハーサルをいたしますので、作法などで心配することはございません。
インタビュアー
リハーサルまでしていただけるのですね!作法など難しいと感じる人が多いと思うので、安心して式にのぞめそうです。
結婚するカップルの気持ちに寄り添ってくださる、放生津八幡宮ならではのおもてなしですね。
宮司の厳かな進行による日本文化を体感できる挙式
インタビュアー
神前結婚式では実際にどのようなことを行うのでしょうか。
宮司
神前結婚式ですので、一般的な日本文化を重んじる形式で、宮司が進行してまいります。
神楽
修祓
献饌
祝詞
三三九度の儀
新郎新婦誓いの言葉奏上
巫女による舞奉納
巫女による鈴振りの儀
新郎新婦による指輪の交換
新郎新婦玉串奉奠
親族固の儀式(ご参列の皆様がお神酒をいただきます)
撤饌
お神楽
退下
以上が大まかな流れです。
↓挙式の様子を動画でご覧いただけます。
放生津八幡宮の神前結婚式
会場にはスロープが設置されており、畳の上を車いすのまま入場していただくことが可能です。
インタビュアー
やはり日本古来の挙式スタイルは、慣れない儀式は多いですが、その分とても神聖な気持ちで夫婦としてのスタートを切れるような気がします。
また、車いすのままで入場できる神社はなかなかないので、とても喜ばれるでしょうね。
神前式の予約は1年前から可能
インタビュアー
予約は何ヶ月前頃から可能ですか。
宮司
1年前から予約可能です。また、リハーサルの日程も柔軟に調整していただくことが可能ですよ。
インタビュアー
リハーサルの日程まで柔軟にご対応いただけるというのは、すごく助かります。
ただ、土日で大安が重なる日などは人気があるので、早めに予約しておく方が安心できますね。
リーズナブルな価格で叶う、日本文化に触れる神前式
インタビュアー
ご夫婦や参列者の方々からはどのような感想が多いですか。
宮司
「リーズナブルな価格で挙式ができるので、安心できた」「大切な行事だからこそ、日本文化に即したやりかたで挙式してよかった」等々コメントをいただいております。
インタビュアー
一般的な挙式よりも安いというのは、神前結婚式の魅力のひとつですよね。
また、実際に神前結婚式をしてみると、日本の文化や伝統に触れ、感激する方が多いと聞きます。放生津八幡宮のような歴史の深い神社での挙式なら、その感動はなおさらでしょうね。
国際カップルの挙式実績あり、映画ロケ地としても注目の神社
インタビュアー
神前結婚式で印象に残るエピソードなどあれば教えてください。
宮司
日本人と海外の方の挙式を行いました。
国際結婚ということもあり、お忙しいところではありましたが、一度打ち合わせをさせていただいたので、当日は滞ることもなく挙式を斎行することができました。
そのほか、当宮の挙式を見て映画「真白の恋」のロケ地に採用されたことも印象に残っております。
インタビュアー
国際結婚で神前結婚式!日本の伝統的な文化に触れ、きっと感動的な挙式になったのでしょうね。
「真白の恋」は、富山県射水市が舞台となった映画だそうですね。とても美しく見とれてしまうシーンばかりでしたが、主人公が初恋の相手と出会うシーンに使われているというのも、また素敵でした。
これから結婚を考えるカップルへ宮司からのメッセージ
インタビュアー
結婚が決まったカップルへ、メッセージをお願いいたします。
宮司
富山県射水市は、かつて北前船が就航し、港町として繁栄しました。
お2人はこれから素敵な暮らしをなされることでしょう。お2人の順風満帆な門出、ご両家の益々の御隆昌を、ご祈念申し上げます。
インタビュアー
歴史ある放生津八幡宮での挙式は、心に残る想い出となることでしょう。まるで映画の主人公になったような気分も、味わえるかもしれませんね。
今日はお忙しいなか、貴重なお話をありがとうございました。
放生津八幡宮の基本情報
住所 | 〒934-0025 富山県射水市八幡町2-2-27 |
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電話番号 | 0766-84-3449 |
公式サイト | https://www.houjyoudu.com/ |
神前式に関するよくある質問と回答
- Q:雨天でも挙式はできますか。
-
A:可能です。
- Q:貸衣装、着付け、ヘアメイク、写真などはお願いできますか。
-
A:可能ですが、新婦さんの依頼される方にお任せされることもできます。自由に選ぶことができます。
- Q:控室などはありますか。
-
A:あります。