道の駅あいづで会津の魅力を満喫!おいしいグルメと歴史巡りデートプラン|福島県
今回は、福島県河沼郡湯川村にある「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」(以下「道の駅あいづ」)を中心に、磐梯高原(ばんだいこうげん)南ヶ丘牧場で自然に触れ、鶴ヶ城で歴史を学ぶドライブデートをご紹介します。
道の駅あいづは会津地方のやや中央に位置し、会津若松市の市街地や複数の高速道路出口からも近いので、ドライブで利用しやすい道の駅です。
この道の駅では、観光客と地元の方が同じ時間を共有するという考えのもと、さまざまなイベントが開かれています。もちろん地元のおいしい野菜や果物もたくさん販売されていますよ!
おすすめカップル:自然を感じたいカップル、歴史好きカップル
どんなデート?:自然、買い物、美食、歴史
目安時間:約6時間
目安予算:2人で約7,000円
概要:道の駅あいづから始まる会津周遊デートプラン
磐梯山の近くで自然を体感し、少しずつ磐梯山から離れて街中へと進むドライブコースで、自然と歴史を一日で味わえるデートプランとなっています。今回紹介する三つの施設はそれぞれ車で30分ほどの距離なので、余裕をもってドライブできますよ。
10:00 | 「磐梯高原南ヶ丘牧場」 ・ふれあい広場 ・乗馬体験 などで自然や動物との触れ合いを満喫する |
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11:30 | 「磐梯高原南ヶ丘牧場」を出発 |
12:00 | 「道の駅あいづ」 ・レストランでランチ ・農産物や工芸品などのお買い物 ・ジェラートを食べながら一休み |
14:00 | 「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」を出発 |
14:30 | 「鶴ヶ城」とその周辺を散策 |
「磐梯高原南ヶ丘牧場」では、動物とふれあえるだけでなく、アイスクリーム作りや赤べこの絵付け体験もできます。体験をたくさんしたい方は、朝9時頃に到着して見てまわるといいですよ。
「鶴ヶ城」の天守閣は博物館になっていて見ごたえがあるのですが、敷地は東京ドームおよそ6個分と広大です。最低でも1時間ほどは時間をとって、ゆっくりと歩いてまわってください。
地元の魅力が詰まった「道の駅あいづ」の見どころ
「道の駅あいづ」は、2014年に福島県河沼郡湯川村にオープンした道の駅です。湯川村に隣接する会津坂下町との共同整備で建てられた道の駅なのですが、二つの自治体が共同で道の駅をオープンさせるのは全国では珍しい試みでした。
多様なジャンルのイベントや、地域をつなぐ活動も行われているため、地元の方も多く利用する道の駅です。もちろん、お野菜などの地元の食材がそろい、商品はどれもリーズナブルな価格で販売されています。会津地区以外に行かれる方も、ドライブの途中に覗いてくださいね。
今回は、「道の駅あいづ」の管理部広報販促チームリーダーとして勤務されている新明佐也佳さんに、道の駅の魅力についてお伺いしました。
会津の特産品が勢揃い!新鮮野菜から名物馬刺しまで
編集部
こちらの道の駅はお野菜の種類が豊富で驚きました。まずは店舗販売についてお聞かせください。
新明さん
まず「道の駅あいづ」は、大きな売場を持つ農産物マーケットが自慢です。種類・量、共に豊富で目移りするくらいです。珍しい野菜が入荷されることもあります。
会津各地の新鮮な農産物や、その野菜を使った缶詰や漬物などの加工品、会津に古くから伝わる「会津伝統野菜」や「おたね人参(朝鮮人参)」を販売しています。
▲おたね人参とは朝鮮人参のことです
農産物のほかにも「あいづ物産館」では赤べこや漆器等の伝統工芸品、お菓子、手工芸品、牛乳・ヨーグルト等の乳製品、地酒、ラーメン等を販売しています。
▲冷やしラーメンやお菓子などがお土産の人気商品です
編集部
お野菜から工芸品まで、幅広く販売されているのですね。新鮮なお野菜を買って、カップルで一緒に料理を作るのも素敵だと思います。
売れ筋の商品やおすすめの商品を教えてください。
新明さん
会津坂下町の産品である「馬刺し」は一年を通じてよく売れている商品です。また、時期にもよりますが、果物類やお米はよく売れています。果物の売れ筋は、夏は桃、秋は柿、冬はリンゴなどです。
▲冬に人気のりんごは真っ赤でみずみずしさが伝わってきます
▲珍しいかぼちゃも販売されています
▲会津地鶏の卵も販売しています
日本酒の販売もあるのですが、地元湯川村でとれたコシヒカリを使用した「瑠璃光」がよく売れています。テイクアウトのお弁当も好評です。会津坂下町名物の冷やしラーメンのお土産もあり、ご自宅で手軽に本場の味を楽しめるため、とても人気がありますよ。
▲瑠璃光をはじめとした日本酒も人気のお土産です
▲テイクアウトできるお弁当は種類が豊富で迷ってしまいます
編集部
馬刺しに日本酒は、お酒が好きな方にはたまらない組み合わせですね。おうちでの居酒屋風デートにもピッタリだと思います。お弁当も、ドライブのお供にいただきたいです!
会津の味覚を堪能!伝統料理からスイーツまで充実のグルメ
編集部
カップルでお昼ごはんを食べる際に、おすすめのレストランがあれば教えてください。
新明さん
直営の「レストラン くうべえる」では、農産物マーケットのお野菜を、朝にシェフが自ら買い付けて調理するため、新鮮な野菜のメニューを味わえるのが自慢です。
くうべえるでは、会津坂下産そば粉を使用した手打ちそばや、ピザ、カレー、ハンバーグなどの定番料理が人気です。また会津の伝統料理を味わうことができる会津御膳、野菜をたっぷり楽しめる「ヘルシーランチ」などもお召し上がりいただけます。
▲おそばには会津坂下産そば粉が使用されています
▲カツカレーもボリューム満点で人気です
▲ピザにはお野菜がたくさんのっています!
他にも、B級グルメ等が味わえる「会津ブランド館」では、カレー焼きそばや喜多方ラーメン、会津山塩を使用した山塩ラーメンなどを召し上がっていただけます。
ジェラートショップの「12か月のジェラート」には新鮮な果物や旬の味覚を使ったジェラートがあり、季節によってバリエーションが変わるので、何度立ち寄っていただいても楽しめます。種類も多いので、二人でシェアして食べてみてくださいね。
外にはベンチがあるので、天気のいい日には遥か磐梯山を見ながら召しがっていただけます。
※レストランも季節ごとにメニュー内容に変更があります
▲12か月のジェラートは行列ができる人気店です
編集部
食事できる場所が2店舗、あとはジェラートのお店が1店舗あるんですね。フルーツ王国福島のジェラートをカップルでシェアできたら、一度にいろんな種類が食べられていいと思います。
次に、直営レストランのくうべえるで食べられる、カップルにおすすめのメニューを教えてください。
新明さん
ヘルシーランチは、お野菜やたんぱく質が取れるメニュー内容になっているので、女性におすすめです。ガッツリ食べたい男性におすすめなのは、ご飯の量を調整できるハンバーグや丼ものです。
▲ヘルシーランチは見た目にも美しいですよね(写真は秋バージョンの内容です)
▲お野菜もしっかり食べられるハンバーグランチ
▲ご飯の量が選べるソースカツ丼はガッツリ食べたい方におすすめ!
編集部
ヘルシーランチは彩りが鮮やかで見た目にも美しいので、人気がありそうだと思いました!いろいろ頼んでシェアして食べるのもいいかもしれませんね。他に、絶対に食べてほしいおすすめメニューはありますか?
新明さん
会津坂下町名物「馬刺し」はいかがでしょうか?スライスしてある刺身タイプと自宅で切り分けられるようにブロックになっているタイプの2種類が、「道の駅あいづ」で販売されています。
馬刺しの産地でもある会津では、醤油に辛子味噌を溶いてから刺身に付けて食べるスタイルが一般的です。道の駅でのお昼休憩がてら、馬刺しを召し上がる方もいらっしゃいます。
編集部
醤油に辛子味噌はおいしそうですね。ますます食べてみたくなりました!
地域密着型イベントで会津の文化を体験
編集部
建物にはたくさんの木材が使用されていて、落ち着いた雰囲気でゆっくりできますね。外観からも内観からも、木のぬくもりを感じました。
道の駅では、イベントなども開催されますか?
▲天井が高く開放感のある館内ではゆったりと過ごせます
新明さん
イベントは毎年開かれます。地元の方々が集まって行う「マルシェ」や、昭和の車やバイクが集まる「昭和レトロフェスタ」、福島県とのイベント「ふくしまフェスタ」「発動機運転会」「湯川村新米祭り」など、地域の方が参加して行われるイベントがあります。
※2020年から2021年は中止となったものもあります
▲マルシェには新鮮な食材がたくさん並びます
▲福島の名物が並ぶふくしまフェスタ
▲発動機運転会では、発動機の実物を見ることができます
編集部
どのイベントにも、地域の方がたくさん参加されているんですね。発動機運転会は、道の駅では珍しいイベントだと思うので、お伺いしてみたいと思いました。
磐梯山が美しく見えるので写真に収める人が多い
編集部
「道の駅あいづ」は周りが開けていて、景色のいいところですね。次は道の駅のロケーションについて教えてください。
新明さん
「道の駅あいづ」は国道49号線沿いにあり、会津若松ICや会津坂下町ICから約15分のところにあります。会津盆地の中心にあるため利便性がよく、遠方で言いますと、福島県の中心部・郡山市、福島市、隣県では新潟市、米沢市から訪れるお客様が多くおられます。
当駅からは磐梯山を遠くに望むことができますし、秋になると湯川村の黄金の稲穂と山のコントラストが素晴らしいので、ぜひ美しい景色をご覧ください。
▲磐梯山と稲穂の美しいコントラストをぜひ写真に撮ってください
編集部
道の駅から見えるのどかな景色は、確かに心が癒される注目ポイントですね。
新明さん
はい。「道の駅あいづ」に記念撮影スポットはございませんが、当駅からは磐梯山を遠くに望めるため、足を止めて写真に収めていく方がおられるほど人気の風景です。
編集部
磐梯山は福島のシンボルの一つなので、眺めているとみなさん不思議と落ち着いた気持ちになるのかもしれませんね。周りは開けていて高い建物もないので、どちらがより美しい写真を撮れたか競争してみてもおもしろそうです。
他に注目してほしい施設などはありますか?
新明さん
隣の河川敷下には、子どもが楽しめる遊具があります。お子さんが一緒なら、気分転換がてら遊んでみてはいかがでしょうか?
▲河川敷をゆったりと歩くのもおすすめです
編集部
シングルマザーやファザーのカップルであれば、お子さんと一緒に利用されることもあるので、ドライブで座りっぱなしの体を動かせる遊具があるのはいいですね。河川敷は広いので、カップルでゆっくり歩いてみるのもよさそうです。
地域の安心を支える防災拠点としての道の駅あいづ
編集部
「道の駅あいづ」は、全国初の2自治体共同で整備された道の駅だとお伺いしましたが、2自治体で作られた理由があるのでしょうか?
新明さん
「道の駅あいづ」は2014年10月に開業した、湯川村と会津坂下町の2町村が共同で整備した珍しい道の駅です。福島県内では27番目に開業しました。
「道の駅」としてだけでなく、阿賀川河川における「かわまちづくり」、「河川防災ステーション」として、東北初となる三位一体型の拠点整備事業となりました。
施設内には、福島県の間伐材を組み合わせ、広い空間を確保することで地域交流ができるひろばを設け、そこで多彩なイベントを行っています。また、「道の駅”あいづ”」と名が付くだけあって、会津の伝統産業やお野菜などの産物も広く取りそろえております。
▲水防ステーションなど防災施設も併設されています
編集部
雪の季節に国道や高速道路が走行できなくなった際には、避難場所となるのですよね。お買い物で身近な存在となった道の駅が防災にも役立つ施設であれば、有事の際にも利用しやすいと思いました。
利用者の声から見る道の駅あいづの魅力
編集部
「道の駅あいづ」を利用されるお客様からは、どのような感想や意見をいただくことが多いですか?
新明さん
「トイレがきれい」「施設がきれい」という声のほか、「お野菜売り場が大きくてたくさん買い物できる」や「会津の伝統食が食べられた」との声もあります。リーズナブルなお値段でお喜びいただいています。
編集部
会津の地元の物がお得にたくさん買えると、地元のリピーターのお客様も多いのでしょうね。
「道の駅あいづ」は便利な立地できれいな施設と好評
編集部でお調べした口コミもご紹介します。
- ドライブ途中に寄るのにとても便利な場所にある
- ドライブの途中でちょっと休憩するのにも、食事をするのにもちょうどよくて、使い勝手がとてもよい道の駅でした
- ジェラート屋さんがとても人気。ジェラートはほんのり甘くて美味しかった
- レストランはおいしいし、買って帰った野菜もおいしくて、おいしいものがたくさんある道の駅だと思いました
ドライブの途中に利用される方が多いようですね。地元の方の利用も多いようですが、ドライブの休憩でたまたま寄ってみたら、とてもよい道の駅だったと感じた方も多いようです。
そのほか、施設がきれいだった、駐車場が広くて使いやすかったといった声もあったので、近くをドライブされる方には、ぜひ立ち寄っていただきたいと思いました。
「道の駅あいづ」からカップルへのメッセージ
編集部
「道の駅あいづ」の利用を考えているカップルへ、メッセージをお願いします。
新明さん
「道の駅あいづ」は【あいづ】と名が付くように、会津地方のいいモノ、おいしいモノをたくさん集めた道の駅です。
新鮮な野菜や果物、地元で人気のお菓子等はもちろん、会津木綿等で作った普段使いできる小物や、伝統産業の会津塗製品までを幅広くご用意しております。お土産のお買い物やご休憩、お食事にはぜひ「道の駅あいづ」をご利用ください。
▲ジュースやワインなどの加工品もたくさん販売されています
編集部
地元のおいしいものがその場で食べられて、おいしいお野菜や果物を買って帰っておうちでも味わえるのが道の駅のいいところですよね。中でも「道の駅あいづ」は施設もきれいで、販売商品も多く、お客さんからの評価が高いのが特徴だと思いました。
今日はお時間をいただき、ありがとうございました!
「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」の基本情報
住所 | 〒969-3555 福島県河沼郡湯川村大字佐野目字五丁ノ目78-1 |
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電話番号 | 0241-27-8853 |
公式サイト | http://heso-aizu.jp/ |
アクセス | 49号国道 会津若松から新潟方面、宮古橋のたもと 【車で磐越道利用】 ・会津若松インターから15分 ・新鶴スマートインターから12分 ・会津坂下インターから15分 【JR】 ・会津坂下駅よりバスにて15分 |
営業時間 | 【4月~11月】9:00~19:00 【12月~翌3月】9:00~18:00 |
車中泊について | 不可(休憩は可能) |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
道の駅あいづを起点に巡る!周辺おすすめデートスポット
「道の駅あいづ」は、ご飯を食べてゆっくりとお土産を買っても2時間ほどで回れます。そこで、新明さんからお伺いした周辺のおすすめスポットをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
おすすめのデートスポット
自然を満喫!磐梯高原南ヶ丘牧場で動物とのふれあい体験
引用:磐梯高原南ヶ丘牧場
「磐梯高原南ヶ丘牧場」は「道の駅あいづ」から車で30分ほどの場所にあります。乗馬体験や動物とのふれあい体験もできるので、デートにピッタリです。
磐梯山は登山スポットとして有名です。山頂までは最低でも4時間程度かかるので、デートのついでとなるとかなり疲れてしまうかもしれません。そこでおすすめなのが「磐梯高原南ヶ丘牧場」です。牧場からは「道の駅あいづ」よりもさらに近くで磐梯山を見られますよ。
公式URL:磐梯高原南ヶ丘牧場
歴史を学ぶ!日本百名城「鶴ヶ城」で会津の魂に触れる
会津戦争の舞台でもある鶴ヶ城の正式名称は「若松城」と言います。「道の駅あいづ」からは車で30分ほどの場所にあるのですが、見たことはあっても天守閣には登ったことがない方も多いのではないでしょうか?
天守閣は博物館になっていて、会津の歴史が学べる展示があり、石垣には鉄砲痕もあるので、時間をかけてまわるのがおすすめです。夜は四季に合わせたライトアップが見られます。
公式URL:会津若松観光ビューロー
癒しのひととき!会津の奥座敷「東山温泉」でゆったりデート
1300年もの歴史がある東山温泉は、お湯がさらさらとしている単純泉なので、温泉が苦手な方でも入りやすいです。どの季節でも自然を感じながら温泉に入れるのですが、特に冬の雪見風呂がおすすめです。
東山温泉は「道の駅あいづ」から車で1時間ほどの場所にあり、貸し切り風呂もあってカップル旅行に最適と教えていただきました。鶴ヶ城からも近いので、もし一泊する時間があれば東山温泉を利用されるといいですよ。
公式URL:会津東山温泉観光協会
会津の隠れた魅力!その他のおすすめデートスポット
新明さんに教えていただいたおすすめスポットを、あと2件ご紹介します。「道の駅あいづ」へは、歴史散策や、会津三十三観音巡りの途中に立ち寄る方が多いそうです。
まとめ:道の駅あいづを起点に会津の魅力を満喫するカップルデート
「道の駅あいづ」は、新鮮なお野菜や果物などが買えるきれいな施設です。伝統工芸品なども販売されているので、会津の新たな魅力が見つかります。
また、地元の方が参加されるイベントもたくさんあるので、周辺スポットや旬のおいしいもののほかに、穴場のデートスポットを教えてもらえることもあるかもしれません。ぜひイベントにも参加してください。