源じいの森で田舎の休日を過ごすキャンプデート|福岡県赤村のキャンプ場
福岡県田川郡にある源じいの森。里山でのんびりとキャンプができるほか、ハイキングや天然温泉も楽しめてしまうキャンプ場です。
さまざまな宿泊スタイルがある点も魅力的。川辺や林間など3種類から選べるテントサイトのほか、薪ストーブのあるドームハウスや木の香りが漂うログハウス、アメリカンな雰囲気のトレーラーハウスもあるんです!特にトレーラーハウスは、一度は泊まってみたいと憧れている方も多そうですよ。
今回は、源じいの森を中心とした1泊2日のデートプランをご紹介します。
おすすめカップル:自然の中でくつろぎたいカップル
どんなデート?:キャンプ、自然、温泉
目安時間:1泊2日
概要:源じいの森でほっこりとした休日を過ごそう
里山ならではののんびりとした雰囲気の中でキャンプができる源じいの森ですが、村内にはカップルで訪れたいスポットがいろいろとあります。
初めて訪れるのであれば、まずはなんといっても岩石山へのハイキングがおすすめです。岩石山の山頂へ向かうルート上では、「落ちない岩」と呼ばれる縁起の良い名所があります。なんとも不思議な岩を眺めながら山道を進み頂へと到達すれば、清々しさと達成感で胸がいっぱいに!
一緒に登り遂げたという嬉しさも、二人の絆を深めてくれそうです。
10時〜13時 |
岩石山登山道をハイキング |
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13時 | 源じいの森にチェックイン(テントサイト) |
13時〜17時 | テント設営や散歩など |
17時〜19時 | バーベキューを楽しむ |
19時〜 | 花火や星空鑑賞を楽しみながら語り合う |
翌朝 | 自然に囲まれながら朝食 |
10時〜13時 | 赤村ふるさとセンター源じいの森温泉で温泉とランチを楽しむ |
チェックイン当日も源じいの森に併設されている温泉施設で、登山の疲れや日頃のストレスを洗い流し自然を眺めながらの天然温泉の心地よさは格別で、すっかりリセットできるはずです。
ではまず、メインとなる源じいの森から解説していきます。
源じいの森では田舎でのんびりするようなキャンプが楽しめる
今回は、源じいの森の支配人を務める庄崎茂さんにお話を伺いました。
編集部
福岡市の市街地から車で1時間半ほどの場所に、こんなに自然豊かでのどかな場所があるということに驚きました。庄崎さんは源じいの森のどのような点が魅力だと考えていますか?
庄崎さん
源じいの森は福岡県田川郡の赤村という村の中にあります。赤村は年中鹿や狸などの野生動物に出合え、初夏には蛍が乱舞するほど自然豊かな美しいところです。当施設も多くの木々が生い茂った森の中に位置しており、自然の動植物も一緒に暮らしています。散策していただくと多くの発見に出会えます。
「源じいの森」という名前は、「源」は源氏蛍の源、「じい」は村花である春欄(しゅんらん)を昔「じいばば」と呼んでいたこと、「森」は村の7割以上を森林が占めていることに由来しています。
場内には自然豊かな今川が流れています。暖かくなると川遊びができて多くの小魚が泳ぎます。初夏には蛍も舞います。また、ここには虫の鳴き声に美しい鳥の声、川の音、静寂の中で単線電車が鉄橋を走る音など、静けさと人工音が混ざる不思議な空間が広がっています。
このように自然は豊かですが、車だと北九州から約60分、福岡市から1時間30分ほどの「ちょうどいい田舎」です。平成筑豊鉄道「源じいの森駅」から徒歩2分なので、公共の交通機関でもお越しいただけます。
キャンプ場に宿泊施設と温泉施設が併設されている点も特徴です。テントサイト・バンガロー・ロッジが揃い、キャンプのビギナーからベテランの方やソロキャンパーまで幅広く楽しめます。
編集部
「このような自然豊かな場所で毎日生活できたら」と、田舎に憧れる人も少なくないと思います。
野生の動物たちが生息しているということは、ありのままの自然が残されている場所ということですよね。とすると、季節によって出合える動植物が変わっていく点も魅力といえそうです。
交通の便もこれだけ良いですし、カップルで気に入ったら季節ごとの変化を楽しみに足繁く通うこともできますね。
テントサイトだけでなく憧れのトレーラーハウスにも宿泊できる!
編集部
テントサイト・バンガロー・ロッジが揃うとのことですが、続いて宿泊施設について詳しく教えてください。
庄崎さん
まず、テントサイトからご紹介します。当キャンプ場のキャンプサイトは次の3種類です。
- リバーサイドエリア
- グリーンシャワーガーデン
- ブッシュクラフトサイト
リバーサイドエリアは駐車場やトイレが近く、明るく見通しもよい広々としたエリアです。キャンプ初心者の方やお子様連れの方にもおすすめです。
美しい川沿いの景観をお楽しみいただけるのがグリーンシャワーガーデンです。川のせせらぎを聞きながらゆったりとした時間をお過ごしいただけます。
ブッシュクラフトサイトは木々が茂る森の中にあります。より自然に近いエリアなので、キャンプ上級者の方やソロキャンプの方におすすめです。林間でゆったりとお楽しみいただけます。
各サイトごとロケーションに特色がありますので、ファミリーキャンプからサークルやお友達同士でのグループキャンプ、ソロキャンプまで、幅広いお客様が飽きずに一年を通してお楽しみいただけます。
▲源じいの森のロッジ
当キャンプ場には、森の中で贅沢に過ごせるドームハウスや広々としたロッジ、バンガロー、ヴィンテージ感あふれるトレーラーハウスといった宿泊施設もあります。
ユニークな形のドームハウスはキッチン・冷蔵庫・調理器具・バス・トイレを完備。薪ストーブやこだわりのインテリアがわくわくする空間を演出しています。
木の香りが漂う本格的なログハウスのロッジは定員5名の2棟、定員10名の1棟の合計3棟をご用意しています。各棟とも冷暖房・キッチン・冷蔵庫・調理器具・バス・トイレ完備なので、手ぶらでもアウトドアをお楽しみいただけます。また、ロッジですと区画内でBBQを行っていただけるため、プライベートな空間で和気あいあいとお過ごしいただけます。10名用のロッジには薪ストーブも完備しています。
個性豊かで手軽に泊まれるのがバンガローです。お気に入りのギアを持ち込んでグランピング気分を味わってみたり、テント代わりにして手軽にキャンプを楽しんだりと、さまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。
ヴィンテージのトレーラーハウスをそのまま持ってきた宿泊施設はガーデンホームという名称でして、非日常を味わえると人気です。冷暖房・ミニキッチン・冷蔵庫・トイレも完備しております。
思い思いの宿泊をお楽しみください。
編集部
テントサイトは3種、宿泊施設は4種と、合計すると7つの宿泊スタイルがあるのですね!
これは迷ってしまいそうです。薪ストーブというのは選ぶポイントになるかもしれません。カップルで薪がはぜる様子を眺めながら語り合うのも素敵だと思いますので、普段はテント泊を選ぶようなカップルもドームハウスに泊まってみたくなりそうです。
トレーラーハウスに宿泊できるというのは珍しいように思います。アメリカンな雰囲気の中、一風変わったキャンプが楽しめそうでワクワクします。写真映えもしそうですし、心に残るキャンプデートになりますね。
テントサイトはより自然を近くに感じる点で魅力的だと思いますが、宿泊施設にはキャンプ道具などの荷物が少なくて済むという利点もありますね。
食材は地元の名産が並ぶ特産物センターで購入しよう
編集部
キャンプ初心者の方も多いのではないかと思います。ビギナーの方におすすめのポイントなどがあれば教えてください。
庄崎さん
ドームハウスとトレーラーハウスは、キッチンや冷蔵庫などが揃っているのでキャンプ用品を持っていなくても大丈夫です。
あるいはロッジ泊とBBQセットのレンタルを組み合わせるのはいかがでしょうか。食材と飲み物の準備があれば、手軽にBBQが楽しめます。なお、食材の調達には赤村内の特産物センターが便利です。村自慢のお肉や野菜を調達できます。
スーパーや道の駅も車で10分ほどのところにあります。「村」のキャンプ場ですが、意外に便利なのです。
夜には手持ち花火も良いと思います。打ち上げ花火はNGなのですが、ふたりで見つめ合いながら手持ちの線香花火で思い出を作るのも素敵ではないでしょうか。
編集部
キャンプ用品を持っていない方でも、複数の選択肢の中から宿泊スタイルを選べるのはすごく嬉しいですね。
近場の道の駅や物産館もぜひ訪れたいところです。食材を用意してきた場合でも、地元の食材を眺めながらあれこれ語り合うのは楽しいことと思いますので、1〜2品買い足すぐらいの気持ちでお買い物に出かけるのも良いですね。
併設されている天然温泉の露天風呂で汗を流そう
編集部
源じいの森には温泉施設もあるとご紹介いただきましたが、どのような施設なのでしょうか?
庄崎さん
敷地内にある立ち寄り温泉で、「赤村ふるさとセンター源じいの森温泉」と言います。大浴場には露天風呂にサウナがあり、貸し切りの家族風呂もご利用いただけます。レストランもありまして、食事やパフェなどのスイーツもお召し上がりいただけます。
編集部
キャンプ場で露天風呂とはなんとも贅沢ですね!雄大な自然を感じながら楽しむと、時間を忘れてしまいそうです。心の奥までほぐれそうですよね。
レストランは2021年7月にオープンされたのだそうですね。ハンバーグセットやパスタセットなど和洋問わずメニューが豊富なようですし、テイクアウトやランチで利用するのも良いなと思いました。
源じいの森の口コミ評価
編集部
魅力的なポイントを挙げたら枚挙にいとまのない源じいの森ですが、利用者の方にはどのような点がとりわけ喜ばれていますか?
庄崎さん
炊飯場で温水が使えることは、特に女性の利用者様に喜ばれていますね。食器洗いや朝の洗顔などで快適さを感じていただいているようです。
また、赤村は人口3,000人の村にもかかわらずなぜか4つも電車の駅がある村でして、ひとつ隣の駅の油須原(ゆすばる)駅はドラマ「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」のロケ地になりました。1両編成のカラフルな車輌もフォトジェニックで人気です。カメラ片手に村歩きというのも良さそうです。
▲平成筑豊鉄道
編集部
特に初心者ですと、ちょっとした不便さに戸惑いを感じることもあるかと思います。炊飯場で温水が使えるというのは、ささやかなようですが、そういうことこそ嬉しいものですよね。キャンプ場の方の心配りを感じたりして、ほっこりするものだと思います。
私もGoogleの口コミを拝見したところ、次のようなものを多く見かけました。
- 川沿いのキャンプ場でロケーションが抜群
- 生き物がたくさん生息していてとても癒された
- 人気なので良いテントサイトを確保したい場合は早めに来るのがおすすめ
- 宿泊施設の中がきれい
- 福岡で一番好きなキャンプ場
- 支配人の人柄が素敵
「よく来ます」といった声も多く見かけました。ファンが多いということは、つまり満足度が高いということですよね。快適で心地よい時間が過ごせそうですし、カップルのデートスポットにも最適だと思います。
源じいの森の周辺は「落ちない岩」など見どころ満載!
編集部
自然を楽しむアクティビティなど、昼間楽しむのにおすすめの体験はありますか?
庄崎さん
キャンプ場内での川遊びや温泉のほか、村内の山でのトレッキングなどさまざまあります。
岩石山の奇岩群や落ちない岩は特におすすめです。単線の平成筑豊鉄道に揺られて、乗り鉄・撮り鉄の旅に出るのも良いですね。
岩石山登山道
標高454mの岩石山にある、全長2kmほどのハイキングコース。急坂などもしっかり整備されていて登りやすく、ハイキングに慣れていない人でも気軽にトライできそうです。
落ちない岩に出会えるのは、赤村側からの登るルートの道中です。落ちそうで落ちないこの岩は、受験生の願掛けスポットにもなっているのだそう。
手の届く場所にあるので、見つけたらご利益を期待してぜひ触れてみてくださいね。
岩石山登山道:http://www.akamura.net/government/ganshaku.html
平成筑豊鉄道
もともとは石炭や石灰石を運ぶために作られた路線です。1989年に福岡県の直方市〜田川市〜行橋市を結ぶローカル鉄道として誕生し、以来地域の生活を支え続けています。
山に田畑、四季の花に里の風景。車窓から眺められる田舎の風景は、ほのぼのとしていてのんびりとした時間を過ごすにはうってつけです。
沿線には史跡や温泉などもあるので、気ままに途中下車しながらマイペースに進むのも楽しそうです。
平成筑豊鉄道:http://www.heichiku.net/
源じいの森の基本情報
公式サイト | https://www.genjii.com/ |
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住所 | 〒824-0431 福岡県田川郡赤村赤6933-1 |
アクセス | 【車】 今川スマートICより約20分 【電車】 源じいの森駅より徒歩2分 |
定休日 |
毎月第3木曜日(※3月・7月・8月は第3木曜日も営業しています。) |
駐車場 | あり・70台程度・無料 ※サイト内へ乗り入れ不可 ※ドームハウスのみ横付け可 ※満車の場合は源じいの森ふるさとセンターへ駐車 |
料金 |
下記の合計金額 |
日帰り利用 | 可(タープのみの利用) |
立地環境 | 林間 |
宿泊・サイトタイプ | ロッジ・バンガロー・ガーデンホーム(トレーラーハウス)・ドームハウス・フリーサイト サイトの地面:芝生・土 |
レンタル | 毛布・冬用掛け布団(バンガロー用)・シーツ・薪・木炭・ゴミ袋など |
共有施設 | 天然温泉・ゴミ捨て場・売店・炊事棟・トイレ |
チェックイン・チェックアウト |
【宿泊キャンプ】 |
近隣施設 | 大型スーパー、物産センター「赤村特産物センター」 |
体験・アクティビティ | 天然温泉「源じいの森温泉」、バーベキュー、サイクリング |
ペットの宿泊 | 不可 ※テントサイトでの宿泊は可 |
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※記事中の金額はすべて税込表示です