立場も年齢も異なる2人。「一緒にいて楽しい」と惹かれ結婚しました!

入籍日にとったウエディングフォト

ご夫婦プロフィール

女性:しー(26歳)
男性:やっさん(36歳)
出会ったきっかけ:職場
出会ってから交際までの期間:3年

出会ったきっかけは、バイト先だった

編集部

まず、お相手と出会ったきっかけを教えてください。

しー

高校3年生の時から始めたバイト先で18歳の夏に出会いました。

やっさん

店長職をやっており、店長として異動した店舗で出会いました。

関わりたくなかった...初めて会った時は良い印象ではなかった

編集部

初めて会ったときの第一印象はどうでしたか?

しー

バイトを始めたばかりの頃、お店の開店準備をしていると、自動ドアのところで「扉を開けて」とジェスチャーしているスーツ姿の男性がいました。

同じ店舗のスタッフでは無かったので、不審者かと思いました。挨拶を交わすこともなかったですし、「話しかけにくい人だなぁ。あまり関わりたくないな」と思ったのが第一印象です。

やっさん

初めて会ったのは、僕が異動してきて、出勤が彼女のシフトと被った時でした。普通に話はできるけれど、「多分人見知りで人と距離をとるタイプだろうな」と壁を感じました。

「一緒にいて楽しいな」と気づいた時、付き合うならこの人かなと思いました

編集部

付き合おうと思ったきっかけやエピソードを教えてください。

しー

「一緒にいて楽しいな」と気づいた時、付き合うならこの人かなと思いました。その時の私は元彼のことを引きずっていて、周りから諦めた方がいいと言われていました。

それから、バイトを終えた後に彼が家まで送ってくれたり、「気晴らしに」とドライブに連れて行ってくれました。ドライブ中は凄く楽しくて、家に送ってもらった際は「まだ帰りたくないな」と思うようになり、惹かれているのだなと思いました。

やっさん

一緒に話している時に「素直じゃなくて可愛いな」と思ってました。しかし、お互いに前のお相手と別れたばかりで、「僕はもう恋愛はいいかな」とはじめは思っていました。

そのうち彼女の相談を聞くようになり、よく話を聞いてあげていました。次第に彼女のことが気になっていきましたが、立場も年齢差もありましたので、僕と付き合うよりは同じ学生同士の方がいいと思っていました。

そんな折、同じ職場でしーちゃんの事を好きだったアルバイトの学生がいて、ある日のバイト終わりに「しーちゃんを自分が送りたい」と言ってきました。そのときは断る理由がなかったので、その子にしーちゃんを送るのをお願いしました。

しかし、その時の僕は、内心もやもやした気持ちでいました。僕は、バイトの子がしーちゃんを送る様子を見たくなかったので、外出して時間を潰していました。

すると、家に帰ったはずのしーちゃんから「自宅近くのコンビニにいるから今すぐきて」と連絡がきて、その時に告白しました。

よく海に出向き、星を見ながら朝まで話をしていた

編集部

初デートのエピソードを教えてください。

デートした場所:海
しーから見たやっさんの第一印象:無愛想
やっさんから見たしーの第一印象:心の壁を感じる

しー

付き合ってからは、バイト終わりの深夜に、よく海の近くに車を停めて話していることが多かったです。砂浜にシートを引いて、星を見ながら朝日が登ってくるまで話をしていました。

他にも、これから先どういう風に職場で振る舞うか、歳の差があるけれどお互いどのように考えているか、などと話すうちに、私も夫も結婚を視野に入れてお付き合いを始めたのだと感じました。

土日祝日が忙しい仕事だったので、一日かけてのデートはあまりできる状態ではなかったですが、仕事終わりに少しでも一緒に居られる事が嬉しかったです。

思い出のデートは熊本旅行!今でも話に出てきます

特に思い出に残っているデートは?

編集部

特に思い出に残っているデートを教えてください。

しー

一日かけて県内をぐるっとデートした日です。身じたくを頑張り、服装や髪型に「可愛いね」と言ってくれたのが嬉しくて覚えています。

バイト終わりに近くの海や公園で話すことが多かったので、時間をかけてお出かけできたのが幸せでした。付き合う前から夫の運転している姿を見るのが好きなのもあり、ドライブデートが一番思い出深いです。

やっさん

初めて二人で行った熊本旅行です。黒川温泉に初めていきました。雰囲気もよく、貸切の露天風呂があって馬刺しも美味しく、「毎年ここに行きたいね」と二人で話したのが思い出です。

このご時世で毎年行ける状態ではないですが、連休前になると「黒川温泉に行きたい」「予約空いてないかな?」と必ずと言っていいほど候補に上がってきます。

また、熊本観光中にも、山の奥で誰も来ないような場所にピザ屋を見つけたのが印象的でした。

旅行から帰ってきてからも、隠れ家のようなお店でピザを食べるたびに、「熊本のあのピザは美味しかった!」としーちゃんといつも話しています。

仕事が同じだったからこそお互いが心の支えに

編集部

お相手と出会ったきっかけでよかったところは何でしたか。

しー

職場が同じというところです。仕事終わりに送ってもらう際に、たわいもない話やその日の仕事の相談をしたり、デートの約束をしたりとコミュニケーションをとれたことがよかったと思います。

私が学生だったので、仕事のやり方や就活の悩みなど、年上で仕事歴の長い彼に、悩みをありのままに伝えて相談できました

一般的な社会人としての彼の意見、彼氏としての意見、さまざまな面から意見やアドバイスをくれました。「尊敬できる人が近くにいるのは有難いことだな」と感じました。

やっさん

同じ職場だったので、金土祝日が忙しいことを理解してもらえる事、手一杯なときに気がついて協力してくれる事が多く、嬉しかったです。仕事終わりの送迎が楽しみとなり、忙しい時間を乗り越えられたというのもあります。

店の存続が危うい、売上が伸び悩んでいるなど、周りの社員には相談できない事を気にかけてくれて、「自分に出来る事はないか」と売上が伸びるようにサポートしてくれました。

「店長だからといって一人で頑張らなくてもいい」と、周りのみんなで解決できるように支えてもらっていました。

ハロウィン祭りや年越しなど、イベント事でお店が忙しい時も、スタッフみんなでコスプレをしたり、浴衣をきたり、カウントダウンをしたりと、その時しかできないイベントの楽しみ方ができたのも思い出となっています。

結婚の決め手は、仕事や生活を熟知して合わせてくれたところ

編集部

結婚を決めた理由やエピソードを教えてください。

しー

付き合った当初は年齢差もあり、先立ってしまうことなど不安がありましたが、将来のために健康でいようと尽くしてくれたり、結婚した時のためにと、深夜帯の仕事から働き方を変えてくれました。

不安にならないよう気にかけてくれたり、こまめに連絡をしてくれて、どんな時も優しいところがいいと思いました。

私は実家でしか過ごした事がなかったので、結婚前に一人暮らしをして、そこから同棲をしてみました。

お互い一緒になっても楽しく生活していけるのかを結婚前にみることができ、喧嘩もしましたが、お互いの生活リズムなどをよく知った上で結婚できたので、よかったと思います。

やっさん

夜勤が多く睡眠や食事を取れていない時、少しでも休ませてくれようと、タッパーに大量の食事を作ってくれたり、寝ている横で待ってくれていた時に「支えてもらっているな」と感じました。

同じ職場だったので、仕事の忙しさも理解してくれました。急な勤務が入っても、寂しそうにはしていましたが、送り出してくれたり、人手が足りなくて忙しい時は手伝ってくれたりもしました。

僕のこともそうですが、仕事のことも考えてくれていたので居心地が良かったです。

夜勤明けから旅行に行った時は、「眠たいだろうし、現地についてから楽しく観光したいから」と4時間近く運転して、尽くしてくれてるのが嬉しかったです。

付き合って1年、思い入れのある海でプロポーズ!

編集部

プロポーズのときの雰囲気やエピソードを教えてください。

しー

付き合って1年目の日に、よくドライブしていた海へ行きました。そこで、車内で話している時に夫からプロポーズしてもらいました。

その日は雨が降っており、助手席に座るために、傘を後部座席に乗せる際、紙袋を発見してしまいました。「プロポーズか記念日のプレゼントかどっちかだろうな」とサプライズに気づいていました。

気づいているからこそ、夫のいつもと違う緊張している雰囲気を感じ、「真剣に考えてくれていたんだな」と嬉しくなりました

やっさん

思い入れのある海でプロポーズしました。しーちゃんに気付かれているとは知らず、「サプライズだぞ!」と思っていました。

後日、「実は気がついていた」と聞いて、緊張していたあまり紙袋を置き忘れていたところなど、もう少し上手くやりたかったと思いました。

しかし、しーちゃんに「やっさんっぽいね!」と言われたので、自分らしいプロポーズでよかったかなとも思いました。

このプロポーズの時にいい返事はもらえましたが、仕事が落ち着いていなかったこともあり、2人で相談して、2年ぐらい婚約期間がありました。いつ結婚したらいいか悩んでいる時に、「そろそろ入籍しない?」と言われ、結婚しました。

お互いが今後について相談し、尊重できる生活が送れると良い

編集部

最後に、これから出会いを探そうとされている方・結婚したいと思っている方へメッセージをお願いします。

しー

結婚後の生活も楽しいですが、子どもが生まれると、どうしても子ども優先の毎日になってしまいます。結婚前の何気ない毎日を楽しく大切に過ごしてほしいです!

結婚を焦ったり、急いで相手を見つける必要は無いと思います。結婚後の生活がイメージできる人と出会えたら、お互いがゆっくり今後について相談しあって、お互いを尊重できる生活が送れると良いのかなと思っています。

やっさん

僕は自分らしく、素の自分を受け入れてくれる人が、毎日家で待っていてくれる事は凄く幸せだと感じます。