203名に聞いた「恋人が推し活してるのはあり?」|あり派が92.1%も、そのうち67.6%は使う金額を気にしている

好きな人の推し活イメージ画像

ここ近年、「推し活」という言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

「推し活」とは、自分の好きな人やキャラクターをさまざまな形で応援する活動のことを指します。例えば、その「推し」のCDやグッズを購入したり、ライブやイベントなどで会いに行ったりするのも推し活の1つ。

このような「推し活」ですが、恋人・夫婦間の関係において、相手が「推し活してるのはありなのか?」、許容できる範囲などを203名の男女にアンケート調査しました。

恋人の推し活「あり派」92.1%!拒否は、たった7.9%

恋人(夫婦を含む)が推し活をしていることについて、「実際どう感じているのか?」調査したところ、以下のような結果になりました。
好きな人の推し活あり?なし?グラフ
「推し活」について「全然あり(自由にしていい)」「条件付きであり」と意見は分かれますが、肯定的な意見が多く、恋人が「推し活」することに92.1%が同意しています。

否定的な意見は全体の7.9%「やめてほしい」「嫌だ」と思っている人もいることが分かりました。

それぞれ答えてくれた方の理由をみていきましょう。

【推し活あり派】趣味の1つとして認識

「推し活」に対して「あり」と回答したのは全体の92.1%でした。

理由として、「推し活」は趣味の1つとして認識している人が多くいることが分かりました。恋人(夫婦を含む)が推している人・物を、自分と比べることをせず、切り分けができているようです。

【「あり」と答えた人の声】

自分も推し活をしているから。パートナーから紹介された推しを好きになった経験があるから。(27歳 男性 関係性:交際中)
交際しているとはいえ好きなものを制限するようなことはしたくないし、自分で責任が取れる範囲内で楽しむのは別に構わない。(37歳 男性 関係性:交際中)
何かにハマることができることは素晴らしいと考えるため(23歳 男性 関係性:夫婦)
自分も推し活をしているので、気にならないです。むしろ、同じ推しなら最高です。(29歳 女性 関係性:夫婦)
趣味のある人の方が魅力的で楽しそうに生きてるから(34歳 女性 関係性:夫婦)
芸能人と現実は最低限わかっていると思う、推しがいた方が一緒に楽しめたりストレス発散になると思います。(27歳 女性 関係性:交際中)

【推し活なし派】嫉妬や不安に駆られてしまう

「推し活」に対して「嫌だ」「してほしくない」と回答したのは全体の7.9%。

理由として、推しに対して嫉妬しまう、自分の優先度が下がってしまうのではないかと不安な意見が多くありました。

恋人(夫婦を含む)が推している人・物を、自分と比べてしまい、劣等感を感じてしまう人もいるようです。

【「なし」と答えた人の声】

推し活をやっている理由は、私に不満があるからではないかと想像してしまうから。(36歳 男性 関係性:交際中)
できれば自分のことだけをみてほしい(18歳 男性 関係性:交際中)
やはり、嫉妬心が出てしまうと思います。(21歳 女性 関係性:交際中)
私自身、なにか特定のものを「推す」という経験がないので、共感ができない。(28歳 女性 関係性:交際中)
優先順位が推しになってしまいそうだから。(25歳 女性 関係性:夫婦)

恋人の「推し活」条件付き?67.6%が推し活へ使う金額を気にしている

好きな人の推し活あり?なし?グラフ 条件付き
恋人(夫婦を含む)が推し活をしてもいいと肯定的な意見が多くありましたが、「条件付きであり」と答えていた人が半数以上いました。

恋人が「推し活」をすることに対し、全面的に肯定する訳ではないようです。

推し活に対しての条件付きとは、具体的にはどのような条件なのか、詳しくみていきましょう。

好きな人の推し活条件付きとはグラフ

恋人が推し活をするにあたり、条件として1番多かったのが「推し活に使う金額による」67.6%。

前提として「推し活」は、お金が発生すると認識している人が多いようです。そのため、趣味の1つとして認識されていますが、許容範囲内で推し活を楽しむことが重要だと言えるでしょう。

以下について詳しく説明していきます。

    【推し活に使う金額】69.6%が1万円までと回答

    好きな人の「推し活」いくらまでなら許せる?調査表

    恋人(夫婦を含む)が推し活で使う金額について、1万円以内と答えた方の割合は69.6%。その中でも「できれば0円」「5千円まで」「1万円まで」と意見が分かれていました。

    回答してくれた方のうち、夫婦関係でパートナーが推し活をする場合、「お小遣いの範囲内なら自由にしていい」という意見が多くありました。しかし、「子供の将来を考えるとできればお金を使って欲しくない」という反対の声も見受けられました。

    恋人の場合も、将来を考えるからこそ、相手の金銭感覚には敏感になる傾向にあるようです。

    【「推し活に使う金額による」と答えた人の声】

    生活費を削ってまでお金をかけていると金銭感覚に疑問を感じるからです。(1万円以内を希望 31歳 男性 関係性:交際中)
    家系に影響が出ない程度であれば問題はないが、子供の将来などを考えるとお金を消費しての推し活は気になってしまう。(5千円以内を希望 30歳 男性 関係性:夫婦)
    自分のお小遣い範囲内であれば特に問題ないです(5万円以内を希望 35歳 男性 関係性:夫婦)
    貢ぐのはおかしい。家庭に影響が出る(0円を希望 39歳 男性 関係性:夫婦)
    将来結婚を考えているので、家計に影響するような使い方や貯金ができないほどの金額を使ってほしくないため。(5万円以内を希望 26歳 女性 関係性:交際中)
    お金を使い過ぎないのならある程度趣味としては許容できるので(1万円以内を希望 36歳 女性 関係性:交際中)

    【推し活の内容】許せる・許せないのボーダーラインは「推しに会いに行く」だった

    推し活の内容は様々ですが、熱量も人それぞれ違います。

    恋人(夫婦を含む)が推し活をしていた場合、どこまで許容できるのか調査しました。

    好きな人の「推し活」内容はどこまであり?調査表

    ▼推し活内容の具体例

    推し活の内容
    推しを眺める TV、SNSで眺める
    グッズを買う CDやグッズを購入する
    推しに会いに行く ライブに行く、街中のポスターや広告などを探す、コラボイベント・カフェへ行く
    特別な日を祝う 推しのお祝いの日(誕生日等)を祝う(ケーキを買う等)
    推しに染まる 推しの身につけているものを買う
    プレゼントをする 推しにプレゼント等を送る
    自由にしていい 本人の自由

    恋人(夫婦を含む)がしていても「あり」とされる推し活と、「なし」とされる推し活があることが分かりました。

    その中でも、意見が半数に分かれたのが「推しに会いに行く」という行動でした。

    推している対象にもよりますが、より身近に感じてしまうため、嫉妬心・不安感を抱く人もいるのではないでしょうか。

    【「推し活の内容による」と答えた人の声】

    推す相手に対して実際に接近するようなアプローチは許せませんが、映像をチェックしたり、配信を見たりする程度なら問題ないです。推しを眺めることやグッズを買うくらいなら趣味の範囲だと思うからです。(37歳 男性 関係性:交際中)
    貢ぐや推しと同じものを買うは、ちょっと違うと感じた。(21歳 男性 関係性:交際中)
    ある程度は自由で構いませんが、推しにプレゼントを贈る行為は自分が楽しむ範囲を超えている感じがして少し気持ち悪いと感じるからです。(38歳 女性 関係性:夫婦)
    推しにのめり込み過ぎて、自分とのコミニュケーションが取れないのレベルであればやめて欲しい。(27歳 女性 関係性:夫婦)

    【推し活ジャンル】推しに近づける可能性が高いほど、NGな傾向に

    好きな人の「推しジャンル」どれならあり?調査表推し活の対象になるジャンルでは、99%の人が動物は許容範囲と答える人が多くいました。「一緒に可愛がれるから」など、一緒に共有できる対象として捉えている人がいることが分かりました。

    スポーツ選手・アニメ・俳優は、恋人(夫婦を含む)が推し活をしていても「あり」と回答する人が多く、反対に店員・一般人などは、「なし」と回答する人が多かったです。

    グラフを確認すると、推しが身近になるにつれて否定的な意見は多くなっています。理由として、安易に近づける可能性が高く、恋愛に発展してしまう怖さから、否定的な意見が多いことが推測されます。

    【「推し対象者による」と答えた人の声】

    実際に頑張れば会える存在が推しだったら嫌だが、アイドルならOK(21歳 男性 関係性:交際中)
    すぐに会える、素人でも可能なSNSで有名な人などは、やめて欲しい(35歳 男性 関係性:夫婦)
    アイドルや声優なら誰でもいいみたいな感じじゃなくて、決まった対象で楽しむ範囲ならいいと思います。(31歳 女性 関係性:交際中)
    スポーツ選手・キャラクター・動物は、リアリティーがないからいいのかもしれません。(36歳 女性 関係性:夫婦)

    まとめ:推し活は「趣味」。お金も時間も程ほどに、恋人を大切にしよう

    アンケート調査より、推し活は「趣味」の1つとして認識されていることが分かりました。しかし趣味だからこそ、好きな人(恋人・夫婦関係)には、お金の使い方・活動内容についてちゃんと考えて欲しいようです。

    「自由にしていい」「辞めてほしい」の極端な意見もあることから、恋人・夫婦間で「推し活」の許容範囲については話し合った方がいいでしょう。

    恋人・夫婦の時間を割いてまで「推し活」へ没頭することは、嫌がられる傾向にありました。

    一度嫌がられてしまうと、その後の推し活を制限される可能性があるので、相手のことを思いやり、話し合いながら推し活をすることをお勧めします。

    調査方法:インターネットアンケート
    アンケート母数:女性109名・男性94名【合計203名】
    実施時期:2023年7月21日~8月4日
    調査実施主体:マッチングアプリ大学
    調査会社:株式会社ネクストレベル