デート代の支払いがきつい!実際に男性が支払っている平均額と負担を減らす対処法


令和のデート代

ちょっとしたお食事に、映画や水族館。彼女に良いところを見せたくて「支払いは俺が」って言ってしまうこと、ありませんか?1回ならいいものの、「だんだんと負担が大きくてつらくなってたな…」と感じている男性も多いはず。

この記事では、実際に男性がどれくらいデートでお金をかけているのか、何にお金がかかっているのかをまとめてご紹介します。「毎月のデート代がつらい」と感じている男性に向けて、具体的な対処法も3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

デート代の支払い男性の3割が「きつい」

まずは、「デート代の負担がきつい」と感じている人がどれくらいるのか見てみましょう。

現在恋人がいる、もしくは1年以内に恋人がいた男女282人にデート代に関するアンケートした結果がこちら。

デート代支払いのしやすさに関するアンケート結果

毎月のデート代の支払いが「かなりきつい」と「ややきつい」答えた人の合計は、男女ともに約3割に上りました。特に男性は7.8%の人が「かなりきつい」と答えており、その割合は女性の2倍以上

実際にこんな声が寄せられました。

◆支払いが「きつい」と回答した人の声

給料がそもそもあまり貰えていないので、デート代だけで月に数万の出費は本当にきついです。(東京・22歳・男性)
彼女は欲しいものは欲しい。食べたいものは食べたい。といったところがあり、その部分で結構きつい。私自身が我慢しながら生活しています。(静岡・37歳・男性)
お金に余裕はないため支払いはきついですが、相手に全部払ってもらうよりは気楽なので。(大阪・25歳・女性)
時給制なのでその月によって、お金のことを心配しながらデートしている。(岩手・30歳・女性)

この結果を見ると、「男性も女性もどちらもきついのでは?」と思うかもしれません。しかし、実際のデートの支払額を調べると、男性がよりしんどさを抱えている理由が見えてきました。

男性のデートでの支払い実態

女性よりもデート代が「かなりきつい」と答えた人が多い男性。実際に1回のデート、毎月のデートでどれくらいの金額を負担しているのでしょう?

詳しい負担額や内訳を見てみましょう。

1回のデートで男性が支払う平均額(全体)

まずは、1以下のデートで支払う平均額を調べた結果がこちら。

デート代の平均に関するアンケート結果

平均すると男性が8,339円、女性は3,361円という結果に。男性は女性の約2.5倍も多くデート代を負担していることがわかります。

さらに詳しく調べると、男性の負担が大きい理由が見えてきました。それがこちら。

男女別に見たデート代に関するアンケート結果

今回の調査では、1回のデート「1万円以上使う」という男性が全体の4人に1人にあたる26.0%に。しかも女性の10.7%は、デート代は「出さない」、12.1%は「1,000円以下」と回答しています。つまり、デート代をほぼ全額負担し、毎回1万円以上支払っている男性が一定数いるということ。

デート代を全く支払わない女性からは、こんな声がありました。

【デート代は出さないと回答した女性の声】

彼は大手企業の会社員で安定しているため払ってもっらています。私のフリーランスの仕事が軌道に乗ってきたら私が払うね、と約束しています。申し訳ないとは思いつつ素直に感謝しています。(東京都・23歳)
初めてのデートでお金を出そうとしたら「いらない」と言われてしまって。「せめて割り勘にして」と伝えましたが、「女性は男の自分よりも化粧品などでお金がかかるだろうから」とすべてのデートの費用を出してくれていました。とてもありがたかったのですが、どこかいつも申し訳なくて辛かったです。(大阪・34歳)
男性が払うのが妥当だと思います。お金がない男性とはお付き合いしません。(東京都・44歳)

女性が払わないパターン、男性が支払わなくていいというパターンがあるようです。どちらにしても、毎回のデートをすべて負担していたら、金銭的につらいのもうなずけますよね。

1回のデートで男性が支払う平均額(年収別)

「デート代は俺が出す」という男性は、高年収の人が多いのかもしれません。実際のところ年収額とデートの支払金額に関係があるのか、調べてみた結果がこちらです。

年収別に見たデート代に関するアンケート結果

今回の調査では、やはり男性は年収が増えるほどデート代も増えることがはっきりしました。もしかすると、高年収の男性はデートの支払いをきついと感じないかもしれません。

ただ、年収300万円以下でデート1回約6千円、年収500万円以下で約8千円を支払う層は、やはりきついと感じるのではないでしょうか。

1か月デートで男性が支払う平均額

次に、デートの月平均回数から毎月のデートの支払額を計算してみました。

デートの回数に関するアンケート結果1ヶ月のデート代に関するアンケート結果

今回調査では、1ヶ月あたりデート回数は平均3.4回。平均のデート回数と、1回あたりのデート代を掛けると1ヶ月あたりの平均的なデート代は、男性が28,353円、女性が11,427円という結果に。

厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」によると20代前半男性の平均月給は約22万円。1割強がデート代に消えているとしたら、かなり大変です。もちろん人によって年収も負担も違いますが、平均して女性より2倍以上デート代を支払う男性が、「きつい」と感じるのは当然かもしれません。

特にお金がかかるデート代の使い道

では、実際にデートのどんなことにお金がかかっているのでしょうか?デート代の使い道を調査した結果わかった、負担の大きい支払いは以下の通りでした。

デート代の使い道についてのアンケート調査

「デート代の中でも、特にお金がかかるものは?※」という問いに対し、92.9%の人が「食事代」と答えました。次いで、「アミューズメント施設などの入園料や、映画館などのチケット代」が53.2%が2位。3位は、ガソリン代・駐車場・電車代などの「交通費全般」で44.3%がお金がかかる項目と回答しました。

ランチやディナーなどの食事はデートのたびに発生しやすいので、大きな負担の原因となっているようです。

※金額の高い物から3つまでを回答

「デート代がきつい」の対処法3選

支払いに余裕がある人から学ぶ「デート代がきつい時」の対処法

デートの支払いがきつい。そんな男性にぜひご紹介したいのが、支払いが「ラク」と答えた方の対処法です。

今回の調査では、支払いが「ラク」と回答した人が男性が26.0%いました。余裕がある人の意見には、デート代がきつい時のヒントになりそうな意見が多数!ぜひ参考にしてください。

対処法1:見栄を張らない・分相応のデートをする

デート代に余裕がある人からは、お互いに見栄を張らずに身の丈にあったデートを楽しんでいる様子が見えました。

こだわりが少ない彼女で基本的には低価格なお店に行くことが多いため、二人分かかったとしても大した金額にならない。(愛媛・33歳・男性)
背伸びをしたお店に行くことはほとんどない。価値観が近く費用できついと思ったことはないです。(京都・28歳・男性)

特別なお食事は記念日だけにするなどルールを決めて、普段のデートはカジュアルに楽しむと良いかもしれませんね。

対処法2:支払いを分担する・割り勘にする

相談のうえ支払いを分担したり、割り勘にすることで気持ちがラクになるようです。

1回のデートの費用が5~6千円で、その内1~2千円は彼女が出してくれています。しかも何も言わなくてもお金を出してくれるため、余計な金銭的トラブルも発生せず気がラクです。(愛媛・32歳・男性)
割り勘制度を採用することで、毎月のデート費用は経済的な負担を軽減でき、お互いに気持ちをラクに保つことができます。(兵庫・50歳・男性)

実際に女性からは「毎回支払ってもらうのは気が引ける」「割り勘の方が気がラク」という声も。「デート代は男性が出すもの」と決めつけず、二人で話し合って負担すると良さそうです。

対処法3:金銭感覚・価値観が近い人とお付き合いする

金銭感覚や価値観が異なる人とのお付き合いは、どちらかが無理をすることにつながるのかも。

見栄を張らないように金銭感覚も近い方とお付き合いしているのでゆとりはある。(長野・28歳・男性)
現在の彼女とは金銭感覚が合っているため、デート代で悩むことが少ない。(愛媛・36歳・男性)

金銭感覚の違う恋人と交際を続けるのは本当に大変。お金の負担だけでなく、ストレスもたまってしまうこともあるでしょう。「普段のご飯はこれくらい」という感覚の合う彼女と付き合うことが、長期的に見て一番大切なポイントかもしれません。

デート代の負担はふたりでよく話し合う

デートも恋愛も無理をしすぎると続かないもの。支払いが「きつい」と感じる人は、相手に相談をしたり、二人で出費を抑えた楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょう。

価値観の合う相手と、無理のない関係を続けることが、お互いストレスなく恋愛を楽しめる秘訣かもしれませんね。

【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:10代~40代の現在恋人がいる、もしくは1年以内に恋人がいた男女
アンケート母数:男性142名・女性140名【合計282名】
実施日:2023年9月5日~9月15日
調査実施主体:マッチングアプリ大学
調査会社:株式会社ネクストレベル