デート中なのにスマホをいじる人の心理、される側が感じることをアンケートで調査!
ついつい触ってしまうスマートフォン。彼氏・彼女とのデート中にもスマホをいじってしまう方、多いのではないのでしょうか?
デート中にスマホいじりをされたとき、彼氏・彼女は実際のところどう感じているのでしょう?この記事では、20〜40代前半の独身男女403名に対するアンケート調査からわかった、スマホいじりをする人、される相手側の心理について解説します。
「悪いとは思いながらもついデート中にスマホを見てしまう」「デートがつまらないからスマホばかりいじるのかな」と悩んでいるあなたは、ぜひ参考にしてくださいね。
デート中にスマホばかりいじる交際相手に感じること
楽しいデートの途中でも、いつもスマホをいじっている彼氏・彼女。嫌だけどいえない人、別に気にしていない人など、いろんなパターンがあり得そうですよね。
実際に、自分といるときにスマホいじりばかりする相手をどう思っているのか、調査した結果が以下の通り。
もっとも多かったのは、「自分もやるから別にいい」の25.7%。次が「あまり良い気持ちはしない」の21.6%でした。真逆の意見が、あまり大差ない割合で1・2位と続く結果です。
しかし回答結果を傾向別に分類すると、以下の結果になります。
気にならない派 | 49.7% |
---|---|
嫌な気持ち派 | 31.7% |
諦め派 | 13.8% |
全体的に見ると、約半数が「デート中に彼氏・彼女がスマホを見ても気にならない」ようです。
ただ逆を言えば、「諦め派」の人も含めて約半数の人が、「嫌」とまでいかずとも良い気持ちを抱いていないことも分かります。
一緒にいる時間にスマホを閲覧する交際相手を見てどう感じるのか、それぞれの心理を詳しく聞いてみました。
■気にならない派
現代においてスマホを触らないこと自体が不可能だと思う。(23歳男性・石川県) |
会話は成り立っていますし、メールを返したり少し気になるSNSの投稿を見るぐらいなら問題ないです。むしろ、そこからまた話が広がったりして盛り上がることもあるので、気にしてないです。(23歳男性・愛知県) |
連絡がきたら確認するべきだと思うから特に気にしない。(33歳女性・東京都) |
私も見るし、相手もスマホ依存してるからもうなんとも思わない。(35歳女性・東京都) |
仕事のやり取りをLINEでしているだけなので全く気にしない。むしろ相手がマナーを守って早々にLINEを切り上げてくれるから、怒りもしないし、逆に気を遣ってくれてる感はある。(40歳女性・大阪府) |
気にならない派では、年代に関わらず「自分もやるから気にならない」「用事があってのことだと思うので問題ない」「今の時代、それが普通」といった心理が見てとれます。
また中には、相手がマナーを守って利用してくれるので気にならないという意見もありました。
■嫌な気持ち派・諦め派
自分の話が退屈だったのではないかと感じてしまいます。そのため、なんの話をしていたか、何か気に障るような発言をしてしまったのではないかなど色々と考えてしまいます。(28歳男性・茨城県) |
目の前の自分よりも大事な用事があるのかなと感じ、ないがしろにされているような気になってしまう。(32歳男性・大阪府) |
せっかく一緒にいる時間を作ったので、話をしたりしたほうがいい。1人の時でも出来るスマホを触る行為を行うくらいなら会わなくてもいいと思う。(26歳女性・神奈川県) |
はじめは気になって仕方なかったけど、注意するのも疲れたので放っている。(32歳女性・長崎県) |
話している時もスマホをいじりながらだと本当に嫌な気持ちになるので、たまに話すのをやめる時があります。なので、私は相手の前でいじる時は一応断ってからいじるようにしてます。(40歳女性・東京都) |
嫌な気持ち・諦め派からは、「目の前にいる自分より優先されるのが悲しい」「会う意味があるのか」というネガティブな心理が読み取れますね。
【使用頻度別】デート中のスマホいじりに対する心理
気にならない派、嫌な気持ち、諦め派の心理の違いは、どこから生まれてくるのでしょう?
そのヒントは、「自分自身がデート中にスマホを見る頻度」に関係しているかもしれません。実際にそれぞれの立場の方の実際のスマホ頻度を確認しました。
デート中にスマホをいじる頻度の多い「ほとんど見る」「よくある」の割合に注目してみましょう。気にならない派は32.9%、嫌な気持ち・諦め派は12.2%と2倍以上の開きがありました。
嫌な気持ち・諦め派の男女は、自分があまりデート中にスマホを見ないからこそ、交際相手にも同じようにスマホいじりをやめてほしい、デートに集中してほしいという心理があるのかもしれません。
【男女別】デート中のスマホいじりに対する心理
では、交際相手の「デート中のスマホ」に対する感情に、 男女差はあるのでしょうか。実際に調査した結果、男性のほうが相手のスマホいじりをネガティブに捉えている可能性があることがわかりました。
男性で多かったのは「あまり良い気持ちはしない(24.7%)」「自分もやるから別にいい(22.4%)」、女性は「自分もやるから別にいい(29.3%)」「あまり良い気持ちはしない(18.3%)」でした。
気にならない派・嫌な気持ち派・諦め派に分類した結果がこちら。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
気にならない派 | 47.1% | 52.4% |
嫌な気持ち派 | 34.1% | 29.3% |
諦め派 | 12.9% | 14.6% |
トータルで見ても、男性のほうが「良い感情」を抱いていない人が多いことが分かります。
男性の方が、デート中は自分との時間を大切にしてほしい、よそ見をしてほしくないという心理が強いのかもしれませんね。
【年代別】デート中のスマホいじりに対する心理
デート中のスマホいじりに対して、年代による感じ方の違いがあるのかも確認してみましょう。
スマホ慣れしている若者世代の方が悪い感情を抱きにくいのかと思いきや、今回のアンケートでは意外な結果がわかりました。
20・30代は「自分もやるから別にいい」が1位だったのに対し、40代は「あまり良い気持ちはしない」が1位という結果でした。
しかし、気にならない派・嫌な気持ち派・諦め派に分類すると、年代による差があまりないことがわかります。
20代 | 30代 | 40代 | |
---|---|---|---|
気にならない派 | 50.9% | 53.3% | 50.8% |
嫌な気持ち派 | 30.9% | 33.8% | 36.1% |
諦め派 | 17.5% | 12.2% | 13.1% |
交際相手のスマホいじりに対する感じ方は、年齢差よりも個人差の方が大きいのかもしれません。
ただし、「怒りを覚える」という回答が20代で0%だったのに対し、30・40代は数%程度該当する人という違いも見つかっています。もしかすると、30代・40代の方が「デート中にスマホを触るなんて失礼だ!」という心理が働く人が多いのかもしれませんね。
デート中にスマホいじりする人の割合
ここからは、実際にデート中にスマホを触る人がどれくらいいるのか、その実態を調査してみました。性別、年代別、シチュエーション別に調査することで、スマホいじりの心理を確認してみましょう。
【全体】デート中のスマホいじりの有無
まずは、交際相手と一緒にいる際にスマホを閲覧している人がどの程度いるのか見てみましょう。「彼氏・彼女といる際のスマホを見る頻度」についてアンケートしたところ、もっとも多かったのが「時々ある」の38.2%で、次が「ごく稀にある」の30.0%でした。
「ない」と回答したのは11.7%で、残りの88.3%は頻度の違いはあるものの「スマホを見ることがある」という回答でした。
この結果から、「デート中のスマホいじりはなるべく避けたいけど、ついつい触ってしまう」という心理が見て取れますね。
【男女別】デート中のスマホいじりの有無
次に、性別の差によるスマホいじりの実態とそこから見える心理を確認してみましょう。
男女別にデート中のスマホいじりについて確認してみると、「ほとんど見る」「よくある」「時々ある」といった閲覧頻度の高い回答は女性のほうが割合が高く、逆に「ごく稀にある」「ない」といった頻度の低い回答は男性のほうが割合が高い結果でした。
このことから、女性のほうがスマホを見ている割合が高いことが分かります。
前述の調査結果では、「男性の方が相手のスマホいじりをネガティブに捉える傾向がある」とわかっています。その背景の1つとして、女性の方がデート中にスマホいじりをする人が多いことがあげられるのかもしれませんね。
【年代別】デート中のスマホいじりの有無
次に、年代によるデート中のスマホ利用に差があるのか、その背景にある心理についても探ってみましょう。
調査の結果、20代で1番多いのは「時々ある(38.7%)」、 30代は「時々ある(40.6%)」、40代は「ごく稀にある(37.7%)」でした。
割合の多い項目だけ見ると40代はスマホを見る頻度が少ないですが、「よくある」の割合がもっとも多いのは40代です。しかし「ほとんど見る」の割合がもっとも少ないのも40代でした。
このことから、20代・30代はデート中のスマホいじりをできるだけやめようと思いつつやってしまう、40代は人によって考え方が大きく異なる傾向にあるといえそうです。
【シチュエーション別】交際相手のスマホいじりの有無
次に、シチュエーションによるスマホいじりの実態を確認しましょう。普段のデート、特別なデートでスマホいじりをする人の割合を比較してみました。
続いて、特別なデートで交際相手がスマホを触っているか確認した結果がこちら。
特別なデートに関しては、約半数の47.0%が「ない(デート中にスマホは見ない)」と回答しました。
通常時のデートでは88.3%の人が交際相手がスマホを見ていると答えたのにたいし、特別なデートのでは約41%も減少しています。
この結果から、「誕生日やクリスマス、記念日などの特別なデートは相手と集中して過ごしたい」「でも普段のデートは、気楽にスマホをいじっても問題ないだろう」という心理が見て取れそうです。
デート中にスマホいじりしている時間の長さ
次に、デート中にどれくらいスマホを触っているのかも確認してみました。男女別、年代別でも比較することで、スマホいじりの心理を確認してみましょう。
【全体】デート中のスマホいじりの時間
まずは全体の結果からご紹介します。デート中にスマホを触る男女の割合は8割超でしたが、使用時間はあまり長くないことがわかりました。
「デート中にどのくらいスマホを閲覧しているのか(トータル時間)」について聞いた結果、もっとも多いのは「3〜10分」で33.1%、次が「3分以内」で21.6%でした。5割以上の人が、デート中のスマホ閲覧は10分以内でおさめているようです。
急な連絡に対応したり、ちょっとした調べものをしたりする程度の方が多いのかもしれません。さすがに「デート中に相手そっちのけでスマホをいじる」のは望ましくないと考える人が多そうですね。
【男女別】デート中のスマホいじりの時間
より詳しくデート中のすまほいじりの心理を探るべく、男女別に使用時間を比較してみましょう。
男女平均では過半数が10分以内という結果でしたが、女性に関しては10分以内という回答は39.9%に留まりました。
女性でもっとも多かった回答は「10〜20分」で29.2%。同じ「10〜20分」という回答に関して男性は11.2%と半分以下ですから、女性のほうがスマホを閲覧する時間が長いことが分かります。
これまでの調査から、「女性の方がデート中にスマホを触る人が多く、触っている時間も長い」といえそうです。男性の方が交際相手のスマホいじりに不満を持つ割合が多いのは、「彼女がデート中にスマホいじりしている時間が長くて寂しい」という心理が生まれるからかもしれません。
【年代別】デート中のスマホいじりの時間
次に、年代別でスマホ利用時間を比較してみました。
30・40代に関しては10分以内がいずれも60%前後だったのに対し、20代は46%に留まる結果でした。逆に10分〜1時間で比較すると、20代が49.3%、30代が32.7%、40代が30.4%と、年齢を重ねるごとに減っています。
このことから、より若い世代のほうがスマホを閲覧する時間が長い傾向にあることが分かりました。
スマホ慣れしている20代の方が、デート中の使用に罪悪感を感じにくいのかもしれません。
デート中にスマホで見ているもの
これまでの調査をまとめると、20代の女性がもっともデート中にスマホを閲覧する時間が長く、40代の男性がもっとも短い傾向にあるといえそうです。
では、実際にデート中にスマホを利用する人は何を見ているのでしょう?ここからも、利用する人・される人の心理が見えてきました。
【全体】デート中にスマホで見ているもの
まずは、デート中にスマホで何を見ているのか、全体的な割合を見てみましょう。
デート中に何を見ているのかアンケートしたところ、もっとも多かったのは「LINE・メール」の64.6%で、次が「SNS(インスタ、TikTokなど)」の42.4%です。この結果からは、彼氏・彼女と一緒にいながら、他の友人・知人の様子ややり取りも気にしている様子が伺えます。
「せっかく自分と過ごしているのに、他の人のことは気にしないでほしい」と思ってしまいそうですね。
【男女別】デート中にスマホで見ているもの
男女別に、デート中にスマホで見ているものを比較してみましょう。性別で比較すると、利用目的に大きな違いがみられました。
男女ともに1位・2位は「LINE・メール」「SNS」でした。1位の「LINE・メール」に関しては割合の違いはありませんでしたが、2位の「SNS」に関しては男性32.6%・女性51.7%と20ポイント近くの差が見られました。
全体的に見ると、男性はニュースの閲覧や仕事関連の割合が多いのに対し、女性はSNSや写真・動画撮影が多いという傾向の違いが見られました。
女性の方が相手のスマホ利用に不満を持つ人が少ない傾向にあるのは、「仕事の用事なら仕方ない」と思う部分があるからかもしれません。逆に男性側は、「急ぎじゃないなら今見なくてもいいんじゃない?」「SNS用の写真より、今を楽しもうよ」と不満に感じている可能性はありますね。
【年代別】デート中にスマホで見ているもの
最後に、年代別でデート中にスマホで見ているものを比較してみましょう。これまで年代別でスマホを触る割合や時間に大きな差はありませんでしたが、スマホを閲覧する目的に関しては年代による違いが顕著に出ています。
20代は「LINE・メール(60.5%)」「SNS(52.6%)」、30代は「LINE・メール(55.9%)」「SNS(29.4%)」、40代は「LINE・メール(52.7%)」「WEB検索(28.4%)」が1位という結果に。
「LINE・メール」はどの年代も共通で、最も利用されています。年代による違いが明らかなのは2位で、20・30代は「SNS」という項目は同じですが割合が2倍程度異なります。また40代に関しては、僅差ではあるものの「WEB検索」のほうが多い結果でした。
20代・30代は「デート中も気になる人の投稿をSNSでチェックしたい」「デートの様子をアップしたい」という心理が働き、40代は「今のデートを充実させるためにネットで良い店を検索しよう」という意図があるのかもしれません。
同じデート中のスマホ利用でも、その背景にある心理は大きく異なっている可能性があるとわかりますね。
相手を気遣いながらスマホを使っている人が多いのかも
デート中でもスマホが手放せない人が8割以上いる一方で、閲覧時間は10分以内が多く、交際相手に気遣いながらスマホをチェックしている人が多いことわかりました。つい見てしまうものの、できるだけ相手に嫌な思いをさせないようにしようという心理が働いているのかもしれません。
実際にアンケート対象者のコメントでも「インスタかLINEを返すかで、なるべく見ないようにはしてます。23歳男性・愛知県)」や「相手がトイレなどに行った空き時間でスマホゲームをやったりSNSを見たりしている(25歳男性・千葉県)」といったように、交際相手と一緒にいる時間を大切にしたいという思いが感じられました。
また、仕事の急ぎの対応だったり、デートを充実させるためにネット検索していたりする可能性があることもわかりました。これまでは「彼氏・彼女が自分といる時間にスマホをいじって悲しい」と悩んでいた人も、「自分といる時間がつまらないからスマホを触っているとは限らない」と思えたのではないでしょうか。
アンケートで回答が多かった「10分」という時間を目安に、それ以上長くスマホを見ることが続くようであれば、勇気を出して交際相手に自分の思いを伝えてみても良いかも知れませんね。
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:20〜40代前半の独身男女
アンケート母数:計403名
実施日または時期:2023年01月04日~2023年01月18日
調査実施主体:マッチングアプリ大学
調査会社:株式会社ネクストレベル
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000134.000032757.html