出会いが欲しいのにマッチングアプリは利用しない人が6割。その理由とは？

こんにちは、ハマのOLです。

世の中には異性と出会う方法はたくさんあります。しかし、どれを使ったらいいのか、どれが自分に合っているのかを判断するのは難しいですよね。

なかでも、スマホひとつで始められるマッチングアプリは気軽な出会いのツールですが、「なんとなく怖い」「抵抗がある」と考えて一歩踏み出せないという人も多いはず。

そこで今回は、マッチングアプリを使ったことがない男女２０９名を対象にアンケート調査を実施し、「なぜ使わないのか」「アプリでパートナーを探すことをどう思うか」などの質問に答えてもらいました。

出会いがないと悩んでいる男性・女性のみなさんは、ぜひ参考にしてくださいね。

マッチングアプリ未経験者の６０％が新しい出会いを求めている

　　

まず、マッチングアプリの未経験者に恋愛に関する状況を質問したところ、６０.３％の男女が新しい出会いを求めているという結果になりました。結婚相手、恋人、遊び相手など目的はさまざまですが、半数以上が異性との出会いを求めている状況です。

このように大半の人が出会いを求めているにも関わらず、なぜ使用していないのでしょうか。未経験者の本心を探ってみました。

マッチングアプリ経験の有無でイメージに大きな差あり！

マッチングアプリ未経験者へ「アプリを使用した出会いはありかなしか」という質問には、１７.７％の男女が「なし（考えられない）」と回答しました。

実は、前回実施した同様のアンケートで「なし」と回答したのは全体の１.５％で、その差は約１２倍です。

この結果から、未経験者と経験者とでは、イメージが大きく異なるということが予想されます。では、実際にどのようなイメージを持っているのか見ていきましょう。

「アプリでの出会いはナシ」と回答した理由は、不安・不信感が影響

「なし（考えられない）」と回答した人のコメントを見ると以下のような意見が多く見られました。

・プロフィールの信頼性が低い

・実際に対面で会うまでどんな人か分からない

・業者が多いと聞いた

・会ったことのない人に会うのが不安

マッチングアプリを使用すれば、出会いのきっかけを増やすことはできます。しかし、せっかく出会っても相手のことが信用できなければ、その先の交際や結婚に進むことは難しいと考え、「なし（考えられない）」と判断したのかもしれません。

では、「あり」と回答した男女と、「なし」と回答した男女では、状況になにか違いがあるのでしょうか。

真剣な出会いを求める男女ほど、マッチングアプリを敬遠する傾向

マッチングアプリを使用した出会いは「あり」と回答した男女と、「なし（考えられない）」と回答した男女について、現在どのような状況なのか比較してみました。すると、「なし」と回答した男女のほうが、「結婚相手を探したい」「恋人がほしい」という真剣な出会いを求める人の割合が多いことがわかりました。

遊び目的でなく、恋人や結婚相手など将来的に自分の人生のパートナーになり得る異性と出会いたいので、マイナスイメージのあるマッチングアプリでは真剣な出会いは期待できないと考えているのかもしれません。

また、あり」と回答した男女のほうが、より「異性の遊び相手がほしい」という人が多いこともわかります。未経験者にとって、将来を考えた出会いではなく、気軽な出会いを求めるツールだというイメージがあるようです。

アプリ未経験者の約６割が「使ってみたい」「興味がある」と回答

　　

マッチングアプリでのパートナー探しは「あり」と回答した人に、今後使ってみたいか質問したところ、１０.１％が「使ってみたい」、４９.３％が「興味がある」と回答する結果となりました。未経験者の半数以上がポジティブなイメージを持っているということがわかります。

男性の方がマッチングアプリへの関心が高い

　

同じ質問に関して、男女で比較してみました。その結果、「興味はある」「使ってみたい」と回答した男性は５４.６％、女性は４３.８％となりました。

「使いたいと思わない」という回答の割合も男性３５.１％、女性４３.７％のため、女性のほうが使用に消極的で、男性のほうが関心が高いということがわかります。

それでは、具体的な意見をみてみましょう。

マッチングアプリの良さは認識しているが、パートナー探しには“安心感”を求める傾向に

「興味がある」「使ってみたい」と回答した理由に関しては以下のとおりです。

【男性の意見】

出会いのきっかけを広げるには良いと思う。ただ、どれが安心して使えるのかわからず選べないため利用できていない。(神奈川県･３６歳)

肯定的にとらえて使用している人が、思ったより多い印象がある。みんな使っているなら自分も使ってみようかなという感じ。(千葉県･３６歳)

【女性の意見】

周りに使っている友人も多く、良い出会いがあったという話もよく聞くので、興味はある。(神奈川県･３２歳)

安心できるものがあれば使ってみたい。(千葉県･３３歳)

興味がある人の意見では、「周りの人が使っている」「出会いの幅が広がる」といった声が多く見られました。

実は、ハマのOLが始めたきっかけも「友人からの勧め」です。身近な人が利用して素敵な出会いがあったと聞くと、警戒心も薄れ、自分もやってみようかなと思いますよね。

他にも「種類が多いので、どれが自分に合っているのか、どれが安心して使えるのかわからない」というコメントも多く見られました。

ハマのOLがお勧めしたい一番の解決策は、「実際に使用している友人から話を聞くこと」です。アプリによって、登録している人の年齢層や目的、ステータスが異なるので、リアルな使用感を聞くことで安心できますし、自分に合ったものを見つけるきっかけになるかもしれません。

では、「今後も使いたいと思わない」と回答した理由についても見てみましょう。

男性は「金銭面」、女性は「安全性」の観点からマッチングアプリ利用に消極的

「今後も使いたいと思わない」と回答した理由は、以下のとおりです。

【男性の意見】

男性はお金がかかるから。(福岡県･２２歳)

知り合いからの紹介で出会いたいから。(山梨県･２９歳)

【女性の意見】

知らない人に会うのは少し怖いし、本当に良い人かどうかの見極めが難しいから。(福島県･３１歳)

安全性などが少し心配。また普通に出会いたいと思うから。(宮崎県･３５歳)

男性からは「お金がかかる」という意見が複数見られました。女性は無料の場合が多いですが、男性はたいてい３，０００円〜４，０００円程度の月会費がかかるため、手を出しづらいと感じる人もいるようです。

一方で女性からは、「怖い」「危険なイメージがある」といった意見が多く寄せられました。

ハマのOLも、始めたばかりの頃は不安があったので、その気持ちはよく分かります。それでも使用を続けたのは、「出会いが欲しい！」という気持ちが強かったためです。

新たな出会いにリスクが伴うのは、マッチングアプリだけではありません。どんな方法で出会った相手であっても、最初は特に、「万が一」を考えた行動を取ることは必要不可欠でしょう。

興味あるが使わない人は、不安が拭えず「もう一歩」を踏み出せない傾向

半数以上の男女がマッチングアプリを「使ってみたい」「興味がある」と回答しながら、実際には使用していないのが現状です。そこにはどのような理由があるのでしょうか。男女別に意見をまとめてみました。

【男性の意見】

今は仕事が忙しくて、なかなか手を出せずにいる。（栃木県・２３歳男性）

実際に使おうと思うと億劫になる。（山形県・２６歳男性）

登録の煩雑さや写真等をアップすることの抵抗感がまだぬぐい切れていない。（東京都・３０歳男性）

たくさんあって、どれを選べばよいか・どれが安心して使えるのかわからないためです。（神奈川県・３６歳男性）

【女性の意見】

不特定多数の人とメッセージをしたり電話をしたりが苦手で、1歩前に踏み出せない。（大阪府・２１歳女性）

田舎に住んでいるので、実際に会える範囲だと使用している人が少なそうだから。（高知県・２４歳女性）

遊び相手を探す人もいるらしいので、見極めが難しいと思ったから。（東京都・２５歳女性）

本当に知り合いが出てこないのかという点や、顔写真や自分の情報を誰でも見れることに対する不安が少しある。（神奈川県・３２歳女性）

使用に至らない理由を詳しく見てみると、男女ともに、不安や抵抗感がぬぐえないといった意見が多くありました。周りの友人・知人の多くが使用しているため興味は持っており「いつか使ってみたい」という気持ちはあるものの、あと一歩の勇気が踏み出せないという人が少なくないようです。

また男性に関しては「始めるのが億劫」といった意見も目立ちました。なにか新しいことを始めるにはそれなりのパワーが必要です。興味はあるものの始めてないという人にとっては、まだそのパワーを持つだけの理由がないのかもしれません。

女性のほうが「マッチングアプリは婚活には使えない」という認識強い

次に、マッチングアプリを使ったパートナー探しのイメージについて質問してみました。結果としては、男性の６６.０％、女性の５７.１％が「恋人探しも婚活もあり」だと回答しています。使ったことがないけれど、半数以上が「真剣なパートナー探しに使えるかもしれない」と認識しているようです。

一方で、「恋人探しにも婚活にも使えない」「恋人探しならありだが、婚活には使えない」という回答の合計は、男性は２５.７％、女性は３３.１％という結果となりました。女性のほうが、マッチングアプリを利用した婚活に対して慎重になっていることがわかります。

ハマのOLがアプリで婚活をしているときに気をつけていたことは、「昼間に、人目が多いところで会うこと」「デート中、貴重品はいつも手元に持っておくこと」です。初めて会うときはもちろんですが、交際に至っても、しばらくの間は同様に気をつけていました。

アプリでの出会いは、相手が今まで歩んできた人生がわからない分、信頼関係を築くまでに時間がかかる可能性があります。ハマのOLのように、気をつけすぎるくらいでもいいのかもしれません。

真剣な出会いを求める男女ほど、「マッチングアプリは婚活には使えない」と回答

また、回答者の恋愛・結婚願望の度合い別にマッチングアプリに対するイメージを整理すると、「アプリでの婚活はなし（考えられない）」と回答した割合が最も高かったのは「結婚相手を探したい」という男女で、その次に高かったのは「恋人がほしい」と願う男女だということがわかりました。

結婚や恋人探しという真剣な出会いを求めている男女は、真剣だからこそ慎重であるゆえに、アプリでのパートナー探しには懐疑的なのかもしれません。

パートナー探しをするなら「友人からの紹介」が理想

　

未経験者がパートナー探しをするなら、どんな方法が望ましいと考えているのか質問したところ、「友人からの紹介」が６６.０％と、群を抜いて１位となりました。他にも合コンや飲み会、社会人サークルなど、オフラインでの出会いが支持を得ていることがわかりました。

では、オフラインでの出会いを求める理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

マッチングアプリ未経験者は“自然な出会い”を求めている

なぜオフラインでの出会いを求めるのか、男女の意見は以下のとおりです。

【男性の意見】

信頼している友人からの紹介なら、相手に対して初めから心を開ける気がするから。(愛知県･２６歳男性)

健全な付き合いをしたいので、真剣な出会いを求める人たちが集まる場で出会いたい。(東京都･２７歳男性)

普段から関わりのある人をパートナーにしたいから。(福岡県･２２歳男性)

できれば実際に交流のある人の中から相手を探したい。しかし、それは難しいので使うべきかもしれないと悩んでいる。(宮城県･４５歳男性)

【女性の意見】

友人からの紹介であれば安心できるから。(兵庫県･２２歳女性)

友人からの紹介であれば共通の知り合いがいる状態なので、事前に情報を聞いたり相談したりできるから。(東京都･２４歳女性)

出かけた先などで自然にどこかで出会って、そこから発展することが一番の理想だから。(静岡県･２５歳女性)

できたら何かの繋がりで出会いたい。共通の趣味や友人がいるほう方が気が合いそうだし、打ち解けやすいと思うから。(宮崎県･３５歳女性)

オフラインでの出会いを求める理由としては、友人の紹介などで出会うほうが「安心できる」「打ち解けやすい」といった意見がほとんどでした。

友人の紹介や何らかのコミュニティで知り合って、お互いのことを好きになり、恋人になるという流れが、理想とされる“自然な出会い”なのかもしれません。

しかし、そのような“自然な出会い”は意外とハードルが高く、友達が多い人や、職場に異性が多い人でなければ難しいのが現実ではないでしょうか。

“自然な出会い”が支持される一方で、３２.１％の未経験者はパートナー探しの選択肢にマッチングアプリを選んでいます。

では、その理由をみてみましょう。

マッチングアプリ未経験者も、アプリのメリットは理解している

未経験で、パートナー探しの方法の１つにマッチングアプリを選んだ男女の意見は、以下のとおりです。

出会いの間口が広がるイメージがある。(東京都･３０歳男性)

知り合いの紹介よりも気軽さがある。(東京都･４１歳男性)

出会いを求めている人同士なので、発展しやすそう。(愛知県･３３歳女性)

色々な人と出会う職種ではないため、強制的に出会いの場を作らないと出会えないと思う。(東京都･３２歳女性)

回答者のコメントをみると、使用したことはないけれど、気軽に利用でき、出会うきっかけを増やせるというメリット自体はしっかりと理解している男女が多い印象でした。

また、知り合いの紹介の場合、うまくいかなかったときに気まずくなったり、知人の顔を立てるという名目で交際してしまったりということも考えられるので、アプリでの出会いはしがらみのない方法の１つだと考えている人も多いのかもしれません。

マッチングアプリを今後も「使いたいと思わない」人は、身近なコミュニティでの出会いを特に重視する傾向に

「今後マッチングアプリを使ってみたいか」という問いに対し、「使いたくない」と回答した男女が望むパートナー探しの方法は、こちらも１位は６３.８％で「友人の紹介」でした。

続いて、「合コン･飲み会」が３１.３％、「社会人サークル」が２７.７％、「ジム・習い事」が２５.３％となりました。使いたいと思わない人は、身近なコミュニティや、趣味・嗜好が似ている可能性のあるコミュニティの中からパートナーを探したいという傾向にあるようです。

また、「婚活パーティー」が１３.２％、「街コン」が８.０％とさほど人気がないことを考えると、「使いたいと思わない」人は、バックグラウンドのわからない不特定多数の異性と会うことに抵抗を感じるのかもしれません。

ハマのOLの周りにも、使うことに抵抗のある友人が何人かいます。彼女たちが口を揃えて言うのが、「結婚したとき、両親に出会いのきっかけを正直に言いづらい」ということです。

マッチングアプリのイメージ向上が進めば、家族の理解が進み、アプリでパートナーを探す人も増えるかもしれませんね。

マッチングアプリ未経験者でも２１.５％が「ペアーズ」を使ってみたいと回答！

「今後使うなら、どのアプリを使ってみたいか」という質問では、ペアーズが２２.８％、Tinderが１２.２％、ゼクシィ縁結びが１１.２％という結果でした。

なぜそれらを使ってみたいのか、理由をみてみましょう。

【ペアーズを選んだ理由】

使っている友だちが多いから。(東京都･２９歳女性)

ペアーズは有名だし、安心感があるから。(山形県･４０歳男性)

ペアーズの売りは何と言っても利用者数の多さ、そして知名度の高さではないでしょうか。累計利用者数は１５００万人に達し、国内でもメジャーなので、未経験の人でも抵抗なく利用しやすいのかもしれません。

【Tinderを選んだ理由】

youtuberでTinderを使っていることも多く、よく聞くから。(高知県･２４歳女性)

有名だから。(大阪府･２３歳男性)

Tinderは芸能人が使用していることでも話題になりました。ペアーズと同様に知名度が高く人気ではありますが、男女ともに無料で使えるため、“真剣な出会い”というより“気軽な出会い”を求める人の利用が多いようです。

【ゼクシィ縁結びを選んだ理由】

ゼクシィ縁結びは、真面目に結婚したい人が登録しているイメージがあるから。安心度が高い。(東京都･３７歳女性)

リクルートの管理下で運営されているので、他に比べて信頼性があると思ったから。(兵庫県･４２歳男性)

ゼクシィ縁結びは、結婚情報誌でも有名なゼクシィと同じ母体が運営しているので、信頼性が高いのかもしれません。収入証明や学校の卒業証明の提出が必要なプランもあるので、アプリに少し抵抗のある人にとっても始めやすいのではないでしょうか。

出会いが欲しければ、マッチングアプリを検討してみては？

今回の調査では、マッチングアプリ未経験者でも多くの男女がアプリ自体には興味を持っていることと、一方で“安全性”や“信頼感”を重視し、オフラインの“自然な出会い”を求める傾向があるとわかりました。特に、共通の知り合いがいて素性が明らかだと、格別に安心感を得られるようです。

しかし、近年はマッチングアプリを利用して出会う人が増えていますし、未経験者でも「これは有名なんだな」とわかるくらい知名度も上がっています。

身近な友人が利用しているというケースも多いようで、今回の調査でも興味がある、これから挑戦したいと考えている人の合計が半数を超えていました。

日常生活を送っていて出会いが少ないと感じているのなら、自分で動き出さなければパートナーを見つけることは難しいかもしれません。

出会うきっかけを増やすことができるのがマッチングアプリの強みですので、出会いのきっかけを作る１つの方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

調査方法：インターネットアンケート
アンケート母数：20〜40代の独身男女209名
実施日または時期：2022年04月28日～06月30日
調査実施主体：マッチングアプリ大学
調査会社：株式会社ネクストレベル