【新潟】新発田市の廣澤山「宝光寺」で心が澄む坐禅体験と庭園観賞に浸るデート

この記事では、廣澤山「宝光寺(ほうこうじ)」の坐禅体験を中心にしたデートプランをご紹介します。宝光寺は、長らく坐禅会を開催してきており、初心者の方でも体験しやすい環境が整ったお寺です。

境内の樹齢400年の枝垂桜や、重要文化財の山門も見どころで、訪れる人に静かな感動を与えてくれるでしょう。周辺にも見応えたっぷりの日本庭園があり、少し足を延ばすと温泉街にも出られるので、癒やされるデートをしたい二人にはおすすめのエリアとなっています。

坐禅には興味があるけれど、まだ体験したことがないというカップルは、ぜひデートプランを立てる参考にしてみてくださいね。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:20歳〜59歳
おすすめカップル:坐禅体験をしたい
どんなデート?:坐禅、庭園散策、足湯

概要:「法光寺」の坐禅体験で自分と相手に向き合うデート

今回ご紹介するのは、新潟県新発田市の古刹「宝光寺」の坐禅体験を中心にしたデートプランです。

宝光寺の坐禅会は午後の遅い時間帯に開かれるので、坐禅の前に散策を楽しんだり、軽いランチをとったりしておくのがおすすめです。

今回のデートのメイン
廣澤山「宝光寺」
周辺のデートスポット
・清水園
・新発田 諏訪神社
・月岡温泉「あしゆ湯足美」
食事や休憩におすすめのカフェ・レストラン
・喫茶室たゆたう(清水園内)
・レストラン米蔵ココロ(清水園内)
・お休み処 寺町たまり駅
・庭園カフェいちしま

本格的な回遊式庭園「清水園(しみずえん)」では美しい景観に癒やされ、坐禅へ向かう心の準備ができそうです。お休み処の「寺町たまり駅」なら、カフェで軽食をいただきながら、お土産チェックもできますよ。

メインとなる坐禅では、静寂の中、鳥のさえずりや生き物の声が心に染み入り、心地よい体験をすることができるでしょう。坐禅のあとは法話を聞いて、静かな時間で得た感覚を自分のものにして持ち帰ります。

また月岡温泉も遠くないので、デートの最後は足湯に浸かって疲れをほぐすと、より大きな活力が得られること請け合いです。

ここからは、メインとなる「宝光寺」について、ご紹介していきます。

贅沢な癒しの空間に浸る「宝光寺」の坐禅体験

宝光寺の城東窟の桜と本堂

宝光寺は、新潟県新発田市(しばたし)にある曹洞宗の禅寺であり、正式名称は廣澤山宝光寺(こうたくさんほうこうじ)です。

新発田市は、江戸時代に城下町として栄えた街で、寺院が集まる寺町通りでは、往時の風情を感じられる街並みが広がります。

寺町一帯では、本堂や境内、周辺の沿道を開放する「寺びらき」があり、写経や坐禅体験を通して、お寺を身近な存在として感じることができる地域です。

宝光寺内には、重要文化財指定の山門や樹齢400年にもなる「城東窟の桜」があり、季節ごとの景色が美しい庭園でも人気。

また、本堂を舞台として三味線ライブや講演会、映画上映会、マジックショーなども行われ、開かれたお寺として地域の交流の場にもなっています。

今回は、宝光寺住職の寺崎さんにお話しをおうかがいしました。

新発田藩・溝口家の菩提寺!400年超の歴史を誇る「宝光寺」

編集部

「宝光寺」はどのようなお寺なのか、由来について聞かせてください。

寺崎さん

当寺は、今から400年以上も前、新発田藩祖・溝口秀勝(みぞぐちひでかつ)公が開基した曹洞宗の禅寺です。

当時、秀勝公は加賀の大聖寺藩主でしたが、その後、新発田の地を治めることになり、現在の場所には二代藩主宣勝公の時代に伽藍(*1)が建立されました。
(*1)伽藍(がらん)=寺院の建物の総称

新発田藩祖・溝口秀勝公の肖像画
▲新発田藩祖・溝口秀勝公の肖像画

当初の寺名は「大麟寺」と称しましたが、秀勝公の没後、そのご戒名にちなんで「淨見寺」と改名しました。

ところが、五代将軍徳川綱吉公のご戒名が「常憲院殿」であるため、同音をはばかって「寳光寺(宝光寺)」と再び改名し、現在に至っております。

「宝光寺」初代新発田藩主溝口秀勝公墓塔
▲初代新発田藩主溝口秀勝公の墓塔

編集部

溝口家は12代にもわたり、この地を治めた大名だそうですね。藩主は代々学問を奨励して、城下町が栄えたとも聞きました。由緒のあるお寺なので、歴史が好きな方には興味深いお話だと思います。

新発田の土地で歴史を重ねてきた宝光寺ですが、現在の環境について教えていただけますか?

寺崎さん

宝光寺は新潟県新発田市の市街地に位置しており、JR白新線(羽越本線)新発田駅から徒歩8分ほどの旧寺町にあります。

日本海東北自動車道の聖籠新発田(せいろうしばた)ICからは10分ほど、新新バイパス新発田ICからならば8分ほどです。電車でも車でも、お出でいただきやすい場所にあります。

また、10の寺が立ち並ぶ寺町の中心に位置しているため、緑に囲まれ、野鳥のさえずりが聞こえる静かな環境です。

編集部

私が育った街にも寺町があり、両側にお寺が連なる寺院通りがありました。とても静かな通りで、寺院の池から出てきたカエルを見つけたことなど、とても懐かしく思い出されるのですね。

寺町の落ち着いた雰囲気を思い浮かべると、それだけでも心が癒やされる気がします。

坐禅体験でお互いへの理解を深め、信頼関係を確かなものに!

宝光寺の本堂内部

編集部

宝光寺で行っている坐禅会について、まず思われるところをお聞かせください。

寺崎さん

坐禅会は参禅体験とも言いますが、先代住職の時代から続けて開催しており、60年ほどになります。坐禅のよさは言葉では十分には伝えられませんが、端的に申し上げれば、気分が爽快になり心が澄んで落ち着くところです。

とにかく一度体験していただくのが良いです。忙しく、変化が目まぐるしい現代社会の一服の清涼剤になればと思い、今日まで続けています。

編集部

私も坐禅を体験したことがあるのですが、何とも言いようのない、癒しや安堵といったものを得られたのを覚えています。とても清々しい体験でした。

60年も続けてこられたということは、地元の方々にとって身近なものであったことがうかがえますね。

これから坐禅を体験してみたいと思うカップルもいると思いますが、坐禅会ではどのような時間を過ごしてもらいたいとお考えですか?

寺崎さん

同じ時間、体験を共有することは、お互いの理解をより深めることになります。また、坐禅によって自分自身と相手を見つめ、受け入れることは、思いやりの心を育て、お互いの信頼関係を強固なものにしてくれるでしょう。

さらに、自己と他の垣根が取り払われた、より濃密な時間が立ち現れるのを、楽しんでいただければと思います。

編集部

垣根が取り払われた濃密な時間というのは、一体感を得られるようなイメージでしょうか。同じ空間で何か大きなものに包まれるような、そんな感覚を想像しています。

おそらく、これは体験した人だけが感じられるものでしょうね。新しいことを起こすカップルや、岐路に立ったカップルには、何かが得られる貴重な体験になるのではないかと感じられました。

静寂が身体に染み入る坐禅のひと時を体験

宝光寺の秋の境内

編集部

坐禅は、どのような場所で行うのでしょうか?所要時間の目安なども教えてください。

寺崎さん

天井が高く広々とした30畳の和室でおこないます。中央に文殊菩薩を安置し、襖あるいは障子戸に向かい面壁(めんぺき)して座るのですね。大きな座布団の上に坐蒲(ざふ)を置きますので、楽に座ることができます。

さらに、周りは日本庭園に囲まれていて、静寂のなかに鳥のさえずりや虫の声、蛙の鳴き声なども聞こえてくるでしょう。街中とは思えない雰囲気ですよ。

宝光寺の客殿庭園
▲落ち着いた日本庭園の雰囲気を感じながら坐禅が行われます

20分間の坐禅、数分間の経行(*2)と休憩を1セットとして、2〜3セットを行います。全体では、茶話会も含めて1時間半〜2時間ほどの所要時間です。
(*2)経行(きんひん)=ゆっくり歩くこと。

編集部

菩薩像が置かれることで、凛とした空間になりますね。自然の音を感じてリラックスできる雰囲気の中、程よい緊張感をもって坐禅に向かうのですね。2~3セット行うというのは、本格的だと思いました。

日常の雑事を忘れて臨むこと!楽な服装が良

編集部

ちなみに、坐禅を初めて体験する方でも、すぐにできるものでしょうか?坐禅にあたって心構えなどがありましたら、ぜひ教えてください。

寺崎さん

初めて参加する方には、坐禅の時間が始まる前に、座り方から説明します。足や手の組み方、正しい姿勢を実現するためのヒント、呼吸、視線、心のあり方、警策(*3)の受け方など、坐禅の基本についてです。
(*3)警策(きょうさく)=坐禅の時、眠気を覚まさせるのに肩を打つなどする平たい板。

また、日常の用事や気になることは、すべて片付けてから坐禅にお出でください。片付けられない時には、一時的に棚上げして忘れてからお出でになるとよいでしょう。

編集部

事前の丁寧な説明があるならば、初めてでも安心して坐禅に臨むことができますね。日常の気になることを忘れて、という部分の方が難しそうですが、そこが大切なポイントだということもわかりました。

宝光寺の坐禅だからこそ、といった特徴はありますか?

寺崎さん

一回の坐禅時間が20分と短いため、集中して座ることが可能です。大きな厚めの座布団の上で坐禅を組むため、無理なく臨めると思いますよ。

宝光寺の坐禅の道場
▲坐禅を行う道場。座布団と丸いクッションのような坐蒲があるので、足も楽に座れます。

また、気楽に話せる坐禅語の茶話会では、他の方の体験を尋ねたり、住職や若住職に気兼ねなく質問できたりします。

坐禅会の参加料は特に設定していませんので、志納箱に任意でお賽銭をご喜捨いただければ幸いです。

編集部

初心者にとっては、楽に座れる坐禅というのは助かります。20分と聞くと長いようにも思えますが、集中して取り組むと、あっという間に過ぎてしまうのかもしれませんね。

カップルで体験することで、それぞれ感じたことを後でじっくりと話してみたくなるのではないでしょうか。他の方が感じたことを聞かせてもらえるのも、貴重な機会だと思います。

初心者カップルでも気兼ねなく参加できそうですが、坐禅に当たり好ましい服装などがあれば教えてください。

寺崎さん

服装は、膝や足・臂(ひじ)を曲げやすいゆったりとしたもので、お出でください。女性の場合、組んだ足をすっぽりと覆える袴のような、長くゆったりしたスカートは最適です。ただ一般的には、坐禅はスカートでは行いません。

また、男女を問わずですが、装身具や香りの強い香水などは身につけずにお出でください。冷暖房は完備していますが、季節に応じた服装をおすすめします。

編集部

坐禅に相応しい服装だと、より集中できるということですね。心構えと同じく、坐禅に向かう身なりを整えることも大切だとわかりました。

これまでも、いろいろな方が参加されてきたと思いますが、長く続けてこられた中で、「坐禅体験を開催していてよかった!」と感じるのはどのような時でしょうか?

寺崎さん

毎週楽しみに通って来てくださる方がいらっしゃるのは嬉しいことです。何十年も通ってくださる方のお元気な顔を拝見したり、心の支えになっていることを伝えられたりした際に、やりがいを感じます。

編集部

毎回の参加が楽しみになるほど坐禅の魅力に浸れたら、生活にも変化が現れそうです。お話を聞いて、温かいものが感じられました。日頃の疲れを癒やしたいカップルには、ぜひ体験してほしいですね。

お寺ヨガも開催!新発田藩の歴史を感じる有形文化財も魅力

宝光寺の山門楼上十六羅漢
▲山門楼上十六羅漢

編集部

坐禅以外に、宝光寺内で体験できるものがありましたら、ぜひ教えてください。

寺崎さん

開基家であり、新発田藩主でもある溝口家代々の当主の肖像画や、仏像を拝観することができます。仏像や建築物は、新潟県や新発田市の有形文化財に指定されていますから、見応えがありますよ。

宝光寺「淨見堂」の歴代藩主の肖像画
▲淨見堂で拝観できる歴代藩主の肖像画

宝光寺の達磨大師、道元禅師
▲達磨大師、道元禅師

宝光寺の白山妙理大権現、招宝七郎大権修理菩薩
▲白山妙理大権現、招宝七郎大権修理菩薩

編集部

有形文化財の仏像を拝観できるのは、とても貴重な機会ですね。歴代藩主の肖像画や位牌が収められているのも、さすがに菩提寺だと感じました。これらはどちらで拝観できるのでしょうか?

寺崎さん

肖像画などは宝物館に安置しており、境内には藩主と奥方のお位牌や墓塔もあります。藩主のお位牌堂や墓所と合わせ、200円の拝観料を頂戴していますが、新発田藩の歴史の一端に触れることが可能です。

宝光寺の藩主と奥方の位牌堂
▲御霊屋(藩主と奥方の位牌堂)

拝観された方々からは、「新発田の歴史に触れることができてよかった!」「仏像の優しいお顔を拝んで心が和んだ!」などのお声が寄せられます。

宝光寺の阿弥陀如来
▲阿弥陀如来

編集部

数々の貴重な文化財があって、あたかも博物館のようです。坐禅の前に、宝光寺の財宝に触れることで、気分も高まることでしょう。余裕を持って訪れたら、ゆっくり見て回れそうですね。

あとホームページを拝見しまして、「お寺ヨガ」なども開催されたことがあると知りました。最近はいかがですか?

寺崎さん

坐禅を行うための身体づくりとして、現在でもお寺ヨガは開催しています。毎週木曜日の13:30~15:00で行っており、健康な心身を作ることが可能です。

体験した方からは、「お寺という場所で行うヨガは、とりわけリラックス効果があるような気がした!」などの感想をしばしば頂戴していますね。

編集部

お寺という独特な空間のなかで行うヨガは、何か違うものを吸収できそうですね。ヨガで体を整えておくと、よりよい状態で坐禅に臨めそうな気がします。

坐禅もヨガも、心と身体を整えるという共通点があるので、興味を惹かれたカップルも多いと思いました。

迫力ある山門が圧巻!回遊式庭園でひと時くつろぐのもおすすめ

宝光寺の冬の山門と鐘楼堂

編集部

貴重な仏像以外にも、宝光寺の境内は、見事な建築物と庭園で見応えがありますね。境内の見どころについて、改めてご紹介いただけますか?

寺崎さん

市の重要文化財に指定されいる「山門」は、一日中眺めていても見飽きません。また、本堂や廻廊、山門に囲まれたお庭も、寺の落ち着いた雰囲気を味わっていただけます。

ちなみに山門などの伽藍の前は、おすすめの撮影スポットなんですよ。

宝光寺の総門から望む山門
▲総門から山門を望んだ様子

宝光寺の山門
▲見事な構えの山門の奥に本殿が見えます。

宝光寺の経蔵
▲境内にある経蔵(きょうぞう)

さらに、客殿の東側から南側に広がる庭園は、小さいながらも回遊式になっていて、散策することができます。濡れ縁に腰掛けて、気に入ったスポットをじっくり眺めていただいても結構です。

宝光寺の客殿庭園
▲境内の客殿庭園の様子

編集部

見事な山門には驚きました。この二層式の特徴的な門は、江戸時代後期に建てられた数少ない二重楼門で、大変貴重な建造物だと伺いました。

引いて見た眺めも素晴らしいのですが、近くで見ると一層迫力がありますね。いろいろな角度から、写真に収めておきたいと思いました。和の建築に興味があるカップルには、堪らないシーンですね。

御朱印もいただける!四季折々の美を見せてくれる庭園の魅力

編集部

眺めるだけで心が和む庭園ですが、季節によって風景も変わりそうですね。季節ごとの魅力を教えていただけますか?

寺崎さん

境内に咲く春の桜は見事です。樹齢400年にもなる「城東窟(じょうとうくつ)の桜」と呼ばれる枝垂れ桜を始め、ソメイヨシノの艶やかさなど、何度見ても飽きませんよ。

宝光寺の城東窟の桜
▲「城東窟の桜」は徳川家康寄進と伝えらえる由緒のある枝垂れ桜です。

春になると、枝垂れ桜やソメイヨシノをバックにして写真を撮る方が大勢いらっしゃいます。ピンク色の花びらが美しい八重紅枝垂れ桜(ヤエベニシダレザクラ)も撮影スポットとしておすすめですよ。

宝光寺の本堂前のソメイヨシノ
▲本堂前のソメイヨシノ。春には見事な桜を見に多くの方が訪れます。

桜の後には、藤やアメリカハナミズキがきれいです。藤の花を入れたショットも、美しい一枚になると思います。初夏にはアメリカハナミズキをバックに、お二人で撮影してみてはいかがでしょうか。

秋には、秋晴れに映えるモミジをはじめ、広葉樹の紅葉が印象に残ります。お二人でお探しになれば、気に入った場所がたくさん見つかること請け合いですよ。

宝光寺の秋の本堂前
▲秋の本堂前の庭。きれいなもみじが評判です。

そして冬にはすべてが白い世界となり、静寂が訪れます。凜として澄んだ空気をお楽しみください。

宝光寺の冬の山門
▲雪の中の山門は、荘厳な雰囲気があります。

編集部

四季を通して、心に残るような風景を堪能できそうですね。実際に足を運んで、五感で感じてみるのが一番でしょう。カップルが撮影場所を探しながら、境内を巡る様子が目に浮かびますね。

ところで御朱印をいただきたいと考えるカップルもいると思います。可能であれば、どのような御朱印をいただけるのかもお話ください。

寺崎さん

ご本尊の釈迦牟尼仏のご朱印をお渡ししています。中央に「佛法僧寳」という三宝印を押印し、「南無釋迦牟尼佛」と記されるものです。

右上には「新発田藩主菩提寺」、左下には「寳光禅寺」と押印があり、参拝の日時や寺名を記入しています。

編集部

御朱印をいただくのも、お寺でデートした際のよい思い出になると感じます。大切にとっておいて、坐禅体験や境内を散策したひと時を振り返ることができそうですね。

宝光寺を訪れた皆さんの感想とクチコミをチェック!

編集部

坐禅体験をされた皆さんからは、どのようなお声が寄せられますか?

寺崎さん

さまざまな声を聞かせていただいています。

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坐禅をするとうれしくなる
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よく眠れるようになった
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以前ほどイライラしなくなった
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自分が不動の姿勢で座ることによって、常に動いている世間や人のことが見えるようになり、焦ることがなくなった

編集部

心が整えられて、生活に変化が現れる方もいらっしゃるようですね。坐禅経験がないカップルにとっても、どのような感覚になれるのかイメージできると思いました。

山門の見事さと枝垂桜の美しさに感動する声も多数!

編集部でも独自に、宝光寺を訪れた皆さんがGoogleやSNS上に残した口コミ・評価をチェックしてみました。おもなものを要約してご紹介します。

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きれいに整えられた境内が気持よい、落ち着いた空気が感じられる
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山門が立派で驚いた!静かな時間を過ごせる
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春の枝垂桜は見応えがある。秋の紅葉もきれい

訪れた方が、落ち着いた境内で、心地よいひと時を過ごしていることが感じられます。お寺の雰囲気を吸収して、坐禅体験でリフレッシュすると、これまでとは違った生活を始められるかも知れませんね。

「宝光寺」からカップルへのメッセージ

編集部

これから宝光寺を訪れることを検討中のカップルに向けて、一言メッセージをいただけますか?

寺崎さん

私どもは、この地方を代表する寺院の一つであると自負しております。お寺や仏像、歴史が好きな方はもちろんのこと、坐禅に興味がある方もぜひお出でください。坐禅体験は、人生に何らかのものをもたらしてくれると思いますよ。

編集部

今回は貴重なお話を聞かせていただきまして、大変ありがとうございました。

廣澤山「宝光寺」の基本情報

住所 〒957-0055
新潟県新発田市諏訪町2-4-17 
アクセス 【公共交通機関】
JR「新発田駅」から徒歩約8分
【車】
・新新バイパス「新発田IC」から約8分
・日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」から約10分
駐車場 10台
開催日時 【定例坐禅会】
毎週土曜19:00〜21:00
※初回のみ当日15時までに要連絡
【月例坐禅会(予約不要)】
毎月第2日曜15:30~17:00
※15:00〜初参加者への坐禅指導あり
参加料 【定例坐禅会】
お賽銭として任意の金額を浄財箱に
【月例坐禅会】
お賽銭として任意の金額を浄財箱に
※境内の一般拝観料は無料
※宝物館(淨見堂)と藩主墓所の拝観料は200円
電話番号 0254-22-4376
公式サイト https://www.hokoji.net/

※最新の情報は公式サイト等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

「宝光寺」周辺のおすすめデートスポット

「宝光寺」からは、歩いて行ける範囲に複数の観光スポットがあります。坐禅は午後遅い時間帯から始まるので、周りを散策して軽い食事をとってから出向くプランがよいのではないでしょうか。

本格的な日本庭園を観賞したり、お土産を選んだりするのも楽しいひと時ですね。坐禅の後にゆったりと足湯に浸かれば、カップルでくつろぎながらデートを振り返えれると思いますよ。

おすすめのデートスポット

景観の美に魅了される本格的な日本庭園「清水園(しみずえん)」

「清水園」は、国指定名勝の日本庭園。元は藩主の下屋敷で、庭師で茶人の縣宗知(あがたそうち)が造った本格的な回遊式庭園です。四季折々での美しい景観を堪能できますよ(入場料:大人700円)。

園内には喫茶室とレストランがあり、お店を利用すれば特別入園料(450円)で園内を見学可能。坐禅体験の前に食事を検討しているカップルも、ぜひチェックしてみてくださいね。

公式URL:清水園公式サイト

日本庭園の中でホッと一息つける「喫茶室たゆたう」

清水園内にある小さな喫茶室です。歴史を感じる建物は趣があって、庭園の景色を楽しみながら休憩することができます。喫茶室のみの利用であれば、清水園の入園料は不要ですよ。

公式URL:喫茶室たゆたう公式Instagram

ランチとディナーがいただける「レストラン米蔵ココロ」

こちらも清水園内にあるレストランです。歴史ある米蔵を改装して造られた店内は、広々とした空間で何とも味わいがあります。

ランチタイムは11:30~14:30で、夜の部は17:30〜22:00までの営業です。坐禅の前後に食事をいただきたいカップルには、なかなか便利なお店ですよ。

公式URL:米蔵 ココロ

地元の方と会話して軽食をいただける「お休み処 寺町たまり駅」

「寺町たまり駅」は、新発田観光の休憩処として、お菓子や工芸品などのお土産を販売しています。本来無料の休憩施設なので、気軽に立ち寄れる雰囲気があり、地元の方とも自然に会話が弾む雰囲気です。

店内のカフェでは、ホットサンドや抹茶セットなどもいただけますよ。坐禅体験に参加する前に、軽い食事をとっておきたいカップルにもおすすめです。

参考URL:新発田市役所公式サイト(寺町たまり駅)

ライトアップが美しい月岡温泉「あしゆ湯足美(ゆたび)」

宝光寺から車で20分ほどの所には「月岡温泉街」があります。「あしゆ湯足美」は、無料で利用できる足湯施設で、夜には和傘の美しいライトアップが人気のスポット。

21:00まで営業しているので、坐禅体験を終えた後でも立ち寄れますよ。温泉街には、イルミネーションが素敵な観光庭園や地ビールの直売所、おしゃれなカフェなども点在。

いろいろ遊びたいカップルは、温泉宿に宿泊して翌日にゆっくり見て回るのもいいですね。

公式URL:月岡温泉観光協会公式サイト(あしゆ湯足美)

ほかにもある宝光寺周辺のデートスポット

まとめ:「法光寺」で静寂に癒やされ自身と向き合う坐禅体験を

今回ご紹介した「宝光寺」の坐禅体験では、静けさのなかで気付きを得られるという、貴重なひと時を過ごせることがわかりました。

慌ただしい生活をリセットしたい、心を落ち着かせて自身を見つめる時間を作りたい、そんなカップルには、時には坐禅を取り入れたデートもおすすめですよ。

自身を見つめ直すことで、相手に対しても新鮮な気持ちで向き合うことができて、お互いの新たな発見につながるかもしれませんよ。